比企谷八幡、提督に着任する!?   作:しーや(厨二全開)

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そろそろ学生はテスト期間でしょうか..え?俺?テストなんて無かったんや..


彼に対する艦娘からの要望

あれから数日..。色々な事があった。まず葉風さんに市長の処遇の件の報告と手回しをお願いしたり。辞表を本営に提出したり..あれ?これくらいしかなくね?

 

八幡「はぁ..疲れた。提督やめたらどーすっか」

 

色々考えてみたが、結局ニートしか考えつかなかった。俺本当にダメ人間だわ。ま、本営の人に頼んで提督の育成学校の先生でもやらせてもらえるだろ..多分

 

 

prrrrr.....ガチャ..

 

八幡「はい」

 

葉風「もしもし..」

 

八幡「あぁ..葉風さんですか。先日はどうも」

 

葉風「いや、賢明な判断だと思う。今日はその話をするために電話をしたわけじゃないんだ」

 

八幡「あぁ辞表の件ですか?」

 

この人には言ってないから、多分本営の方から連絡がいったんだろ

 

葉風「隠す気はないんだね」

 

八幡「隠したって仕方ないでしょ」

 

葉風「あぁ、そうだな。それで単刀直入に言う。辞表は却下だってさ」

 

八幡「え、なぜに..」

 

予想外だった..。俺みたいな新人提督が何人やめようが関係ないと思ったんだがな..

 

葉風「本営いわく、ここまで私情に任せず冷静な判断をする事が出来る優秀な人材を失いたくない。だそうだ。」

 

八幡「ちょっと評価高すぎやしません?」

 

葉風「君の自己評価が低すぎるんだよ。あと市長の整形の方は無事に終了した。その後の事もこっちに任せてくれ」

 

八幡「ほんと..何から何まですいません」

 

葉風「いやいいんだ。一つ気になったんだけど、艦娘達は反対しなかったのかい?」

 

八幡「あー..いやそれは、まあ少し」

 

葉風「はは..どうせ自分勝手に動いたんだろ?分かるよ。今は艦娘との関係を修復することに集中してくれ」

 

八幡「分かりました」

 

葉風「..うん。それじゃあ」

 

八幡「失礼します」

 

ガチャ..

 

八幡「修復..ね」

 

いや無理だろ。てかする気ないし、でもああでも言わないとあの人は引き下がらないだろからな..仕方ない

 

八幡「さて..仕事するか」

 

加賀「もう終わりましたよ。これが資料です」

 

八幡「お、おう」

 

速すぎだよ..。俺もうすることないじゃん。

 

加賀「では、私はこれで」

 

八幡「サンキューな」

 

正直、加賀が仕事を続けてくれたのは意外だった。あの一件以来、他の艦娘からの接触がかなり減ったからな。俺としては助かるんだけどね?だってほら毎回緊張してたら疲れちゃうじゃん。

 

八幡「さて..どーすっかねぇ」

 

暇だ。寝るか..

 

コンコン..

 

八幡「今取り込み中です。えーっと3時間くらいまって」

 

大淀「失礼します..って何布団出し始めてるんですか」

 

あれ?俺今取り込み中って言ったよね?あれー?おっかしいなー..。

 

八幡「何もすることが無いから寝るんだよ。1時間仕事したら10分寝なきゃいけないんだ。常識だろ?」

 

大淀「はぁ..とりあえずこれを」

 

えぇ..無視ですか。そうですか。ほんと俺提督なのかな?やっぱり辞めた方が良かったんじゃね?

 

八幡「なんだこれ..」

 

大淀「皆からの要望をまとめたものです。要望を許可するなら判子を押して、しないなら捨てて構いません。質問などもありますのでその場合は口頭で答えるか、書いておくかしてください」

 

八幡「..めんどくさ」

 

大淀「そうですか。では、夜に取りに来ますのでそれまでに終わらせといてくださいね」

 

そう言って出ていく大淀

 

八幡「はぁ..折角布団出したのによ。しまわなきゃじゃん」

 

てか態度に出過ぎじゃね?もうちょっと隠そうとしようよ。俺がもし前任みたく解体とか言い出したらどーすんだよ。いつか言ってやるからな..後悔させてやる!まあそんな度胸ないけどね..。いやもうちょい頑張れよ、俺。

 

八幡「さて、仕事すっか」

 

なんかデジャブ..これで仕事が知らぬ間に終わってるとか、無いよね..

 

八幡「えーっとなになに?」

 

長門『極秘で頼む。駆逐艦の人形を作りすぎてしまった..。置く場所を作りたい』

 

八幡『いやだ』

 

え、長門ってロリコンだったの..。怖いわぁ..

 

八幡「さて気を取り直して..次は島風か」

 

島風『皆おっそーい』

 

クシャクシャ..ポイ..

 

八幡「..あれ?これって要望とか質問とか書いてあるんだよね?」

 

これは..いや、考えちゃダメだな。うん。俺は何も見なかった

 

八幡「えーっと次は..天津風か」

 

天津風『トイレが汚いわ』

 

八幡『掃除しろアホ』

 

うわぁ..こいつの部屋絶対に汚いわ。行く事ないだろうけど行かないようにしよう。

 

八幡「なんかもう見たくなくなってきた。..次は天龍か。こいつのは見なくていいや。次は龍田だな」

 

龍田『天龍ちゃんの要望..しっかり、み・て・ね?』

 

怖ァァ!!何こいつ!未来予知してきやがった!!と、と、とりあえず落ち着け..落ち着いて天龍のを見ておこう。俺弱すぎだろ..

 

天龍『提督は死ね。あと最近ガキ達の飯が少ない気がする。そして死ね』

 

八幡『食事の方は了解した』

 

死ねって2回言ってきたよこの子。俺死んだら食料誰が調達すんの。あ、もう町に出歩けるから..あれ?俺ほんとにいらなくね?てか丸文字とか可愛いな

 

八幡「龍田のは見なかったことにしよう。次は..電か」

 

電『暁ちゃんがおねしょしちゃったので新しい布団をお願いしますなのです』

 

八幡『了解。あと暁にはオムツ履かせとけ』

 

文面でも、なのです使うのか。てか暁..もう何も言わん

 

八幡「さて次は..雷か」

 

雷『暁がシャンプー目に入って痛いって言ってるからシャンプーハットがほしいわ』

 

八幡『了解。あと暁には風呂に入る時長門と一緒に入るよう伝えておいてくれ』

 

うん。これで暁の風呂場事情は解決だろ。俺天才。..てか暁、お前..

 

八幡「流石に暁に関係するのはないだろ..次は響か」

 

響『暁が夜トイレに1人で行けないとうるさく寝れない』

 

八幡『電にも言ったんだが、オムツ履かせとけ』

 

おねしょの理由はそれか..。もう暁がなんて言われようがどうじないからな!

 

八幡「次は..時雨か」

 

時雨『最近僕の下着がなくなるんだけど...もしかして提督かい?』

 

八幡『今度お金渡すから買ってこい。あと俺じゃない』

 

もうこの鎮守府..いやだわ

 

八幡「次は..睦月か。どうせくだらないこと書いてんだろ」

 

睦月『この前暁ちゃんが時雨ちゃんの下着持って歩いてたんだけどどーすればいい?plus、最近提督からの睦月ちゃんへの構いが少なくて困ってます』

 

八幡『暁の事は見なかった事にしといてくれ。plus最近睦月があざといので構いたくないです』

 

犯人分かっちゃったよ。また暁だよ。くだらないこと書いてあったけど、それを帳消しにするレベルで重要な事書いてあったよ..。もう誰か暁を救ってあげて..

 

八幡「これで最後か..これなんて読むんだ?字が汚い」

 

??『さいきん、みんなからのしせんがつめたいの。どーしてみんなレディとしてあつかってくれないのかしら』

 

八幡『頑張れ』

 

レディだけ妙に綺麗な字だな。ん?誰だったのかって?そりゃお前..言ったら可哀想じゃん

 

 

八幡「とりあえず..暁、頑張れ。..あっ、名前言っちゃったよ」




暁..頑張れよ

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