比企谷八幡、提督に着任する!?   作:ゆず1252

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タグに亀更新追加しときます…。


彼は確実に変わっている

 

八幡「宴会?」

 

大淀「はい。提督が着任してからそういった事をするのが普通だと葉風提督から助言を頂きまして。」

 

八幡「いや、別にやらんでいいだろ。」

 

大淀「いえ、如月さんが戻ってきた事もありますので、出来ればやりたいという声が多数出ております。」

 

あ、俺の為にやるんじゃないのね…。とか思ってないから最初からそういう事だろうと思ってたから。いやホントに。

 

八幡「はぁ…。いつやるんだ?」

 

大淀「今日の1900です。」

 

八幡「え、マジ?」

 

大淀「鎮守府の業務状況を見ても落ち着いてますし、今後暫くは忙しくなると思いますので、それを考えた結果本日となりました。」

 

確かに…。如月の事後処理、ブラック鎮守府の洗い出し、派閥なんてものにも所属したからその仕事もあるだろうな。

 

八幡「急すぎるが…。一理あるか。」

 

正直気乗りはしない。めちゃくちゃしない。けど、もうほぼ確定事項みたいな感じなので断れない。

 

大淀「そういう事ですので、業務はお任せ下さい。提督は間宮さんのお手伝いをお願いします。」

 

一応俺、提督なんだけどなぁ。

 

 

 

ーー食堂ーー

 

 

間宮「提督さん?」

 

八幡「大淀に頼まれてな。」

 

間宮「あぁ、なるほど。助かります!」

 

八幡「気にすんな。料理出来る奴は限られてるからな。」

 

睦月と如月は授業中だから助っ人として呼べなかったのが痛いな。

 

八幡「さて、何からやればいい?」

 

間宮「でしたら、食材の下処理をお願いします!」

 

 

 

 

 

 

 

睦月「あれ〜?司令官!何作ってるんですか〜?」

 

八幡「邪魔だから向こう行ってろ。」

 

睦月「またまた〜♪手伝ってあげてもいいんですよ?」

 

なんで上から目線なんだよ。

 

八幡「別にいらん。」

 

睦月「大淀さんから聞きましたよ〜?私達の為にパーティしてくれるって♪」

 

八幡「そういう訳じゃねーよ。」

 

何故今俺は料理を作ってるんだろうか。別に俺じゃなくても少なからず手伝いくらいなら出来るやつはいるのに。

 

如月「睦月ちゃん。いいじゃない。やらなくていいって言ってるんだし。」

 

何故今俺は睦月からの助力を断ったんだろうか。明らかに頼んだ方が効率が良いのに。

 

睦月「え〜。でもこの量を2人で作るのは可哀想だよ〜。」

 

分かってる。分かってるさ。これは俺のエゴだ。自己満だ。対して付き合いも長くないコイツらの為に、何かしてやれる事はないか…。そんな俺らしくない思考から生まれた浅はかな行動だ。

 

睦月「司令官!たまには甘えてもいいんですよ♪」

 

八幡「はぁ〜。分かったから寄ってくんな。間宮さん、コイツに仕事分けてやってください。」

 

間宮「ふふ、分かりました。」

 

らしくない。今までの俺だったらまず放置している事だ。宴会?パーティ?参加したことも無い俺に何が出来るっていうんだ?なのに、手を止めてサボろうとは思えない。

 

如月「睦月ちゃんがやるなら私もやるわ。」

 

八幡「アホ。お前の為の宴会なんだからやらせるわけ無いだろ。」

 

悪くないと思ってしまったんだ。俺の考え方を変えようとは思わない。けど、コイツらの為に何かをしてやるのも悪くないって思った。その第一歩がこれだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長門「これは…提督が?」

 

八幡「いや、大淀が考えてくれたんだよ。」

 

長門「それもそうか。提督には無縁そうだからな。」

 

八幡「確かにそうだけど、もっと言い方なかったのかよ。もしかしていじめ?」

 

ん?って首傾げんなこんちくしょうめ。

 

大淀「提督。皆さん揃ったみたいですよ。」

 

八幡「え、俺?なんか言うの?」

 

大淀「当たり前でしょう。」

 

少し前だったら考えられない事だ。提督という存在を忌み嫌ったやつから出た言葉とは到底思えない。

 

八幡「んじゃ、いただきま…」

 

時雨「ちょっと司令官?もしかしていただきますだけしか言わないつもりなの?」

 

八幡「それ以外無いだろ。これから食べるんだし。」

 

その場にいる全員が溜め息をつく。

 

響「本当に変わらない。」

 

睦月「睦月ちゃんはガッカリです。」

 

加賀「ダメな人だとは思っていたけれど、ここまでだとは思わなかったわ。」

 

赤城「提督!もう食べていいですか!?」

 

そこまで言うか…。最後の人はノーコメントで。

 

八幡「わかったわかった。なんか言えばいいんだろ?」

 

大淀「す、素直ですね…。」

 

八幡「んで何言えばいいんだ?」

 

大淀「殴りますよ?」

 

暴力反対…。

 

 

睦月「睦月ちゃん達に向けた感謝の言葉でもいいんですよ〜?」

 

感謝の言葉。他にも今後の話や今思ってる事など色々聞こえる。

 

八幡「そうだな。ぶっちゃけ感謝しようにも感謝する事が思い浮かばない。特に睦月に対してはな。」

 

睦月「ひどい!?」

 

八幡「ここに来た頃も酷ったしな。汚物扱いされてたし。突っかかってくるやつもいれば怖がって怯えるやつもいた。」

 

誰もが最初はそうだった。本気で殺そうとまで考えていた者もいるだろう。

 

八幡「別に憎んじゃいない。怒ってもない、疲れるしな。理解してるつもりは無いが把握はしてるつもりだ。」

 

俺にはコイツらがどうしようもなく綺麗に見えたんだ。それを伝えるつもりは毛頭ないが、柄にもなくそう思った。

 

八幡「ま、俺は今まで通りこのままでいるつもりだ。思う所もあるだろうが、今は如月の復帰を祝ってやってくれ。」

 

全員言葉が出なかった。驚いているのだ。いつも通り適当に流しすと誰もが思っていたから。

 

八幡「それじゃ、いただき…いや違うな。乾杯!」

 

 

 

 




久しぶりに書いたので八幡のキャラがブレるのは許して欲しいでごわす
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