今仕事が落ち着いてきて今までやってきた事に手を出せるようになったので出来るだけ更新します!
睦月「しれ〜か〜ん♪」
八幡「さ、酒臭い…。」
誰だ!睦月に酒を飲ませたやつは!
犯人を見つけるために周りを見渡し、1人目が合った。
如月「あらあら…。甘えちゃってまぁ…。」
お前か…。というか法律的な云々は平気なの?監督不行で俺が悪くならない?
加賀「素晴らしいです。ここは楽園ですか?」
赤城「パクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパク」
長門「あぁ、駆逐艦はいいなぁ。提督もそう思わないか!?」
時雨「ちょっと!僕の手羽先取らないでよ!」
島風「遅いのが悪い〜。」
天龍「いてて!おいチビ共!引っ付くな!髪を引っ張るな!てか酒クセぇ!」
龍田「あらあら〜♪」
ダメだ…。地獄絵図過ぎる。もう見なかった事にして逃げよう。
逃げるついでマッ缶を…。と思い、冷蔵庫を開けると、
八幡「な、なんだと。1本も…ない。」
思わず膝から崩れ落ちる。
響「司令官。お探し物はこれかい?」
グラスを片手に現れる響。そのグラスに注がれている茶色い液体。
八幡「お、おま、全部飲んだのか!?」
響「それは無いよ。でも中々悪くないね。この甘さが癖になる。」
八幡「その気持ち、分かってくれるか。日々脳を酷使している生物は糖分が…じゃない。それで、何処にあるんだ?」
響「そこだよ?」
指を指した方へ向けると。
電「このジュース混ぜると美味しいのですぅ〜。」
日本酒瓶とマッ缶を抱え幸せそうな顔をしている電。
雷「今なら、ヒック。何でもで、ヒック、きる気がするわ!」
暁「わー!ダメよ!それはダメー!」
コーヒーリキュールをラッパ飲みしようとする雷を止める暁。
八幡「いや、酒と割って飲むものじゃないからね?絶対美味しくないだろ…。」
響「そうでも無いさ。アルコールの苦さがこの甘さでいい感じに消えるんだ。苦甘いって言うのが1番近いのかな?」
いや、別に興味はそこまで無いんだけど。
そんな視線に気づいたのか、
響「飲んでみるかい?」
八幡「い、いや、いいです。」
間接キス…。一般高校生男子なら誰もがドキッとする。え?しない?うるせーするんだよ!それをなんの躊躇いもなく促してくる。
響「意外とビビりなんだね?」
決して女性関係に対してビビりと言った訳ではない。酒を飲むことにビビってると言いたかったのだ。そしてこの響、お気づきの通り酔っている。
八幡「び、ビビってねーし!」
酒気に当てられたか頭がボーッとしてくる八幡。
響「へぇ、じゃあどうぞ?」
お互いものすごく食い違いながらも会話が進む。
八幡「い、頂きます?」
一息で飲んだ。
八幡「ーーーーっ!?」
喉が焼ける感じがしたが何とか飲み込む。
響「お〜!ウィスキーを割ってるとはいえ1口とは…。やるね司令官。」
ロシア艦なためアルコールはウィスキーを好む響。勿論酒の場ではウィスキーを飲むが、一気に飲むことはできるだろうがしたくない。
八幡「ま、まずい。」
甘いけど苦い、喉痛い、頭痛い、気持ち悪い。よくこんな物を嬉々として飲めるなアイツら。
如月「あら、貴方も飲めるの?」
愛宕「お酒が飲めるなら、こっちにいらっしゃいな♪提督とはあまり絡めてないから、是非ともお話したいわ〜。」
加賀「こちらにいい日本酒があります。提督には勿体ないですが、良かったらどうぞ。」
長門「ワインもあるぞ。駆逐艦の良さを語り合おうじゃないか!」
電「しれーかんさんも来るのですか?これ、美味しいですよ〜?」
八幡「い、いや、体調が…。」
ここから逃げなくては…。死ぬ!
大淀「提督?」
が、肩を掴まれた。てか痛い、力強!?
八幡「大淀さん?離してくれませんか?めちゃくちゃ痛いですよ?」
ドンッ!!!
大淀「普段コキ使っておいてそりゃないでしょ〜よ。」
ボトル焼酎を叩きつけながら掴む力を強める。
口悪っ!?
八幡「わ、わかったから。話してください。」
大淀「わかりゃ〜いいんですよ!」
八幡の二日酔い決定。
八幡「んっ…。頭が痛い。てかここどこだ?」
薄暗くてよく分からないが食堂で寝てしまったようだ。艦娘達もほぼ全員寝ている。
八幡「ヤバい、喉がカラカラだ。み、水…。」
踏まないように気をつけながらキッチンの方へ向かう。
「ふぎゅ!?」
あ、すまん。誰か踏んだわ。
八幡「あ〜、夜風が気持ち〜。」
飲み会の帰りとかこんな感じなのか…。まあ経験することは無いだろうけど。
暁「司令官。お隣いいかしら?」
八幡「どうしてお前らは俺のベストプレイスに来るのかね?」
これで艦娘とベストプレイスで過ごすのは何度目か…。
暁「司令官は、前の司令官とは違うわよね。」
八幡「そりゃ違う人間だからな。当たり前だ。」
暁「そうじゃないの。」
首を横に振りながら呟くように言う。
暁「叩いたり、蹴ったり、夜に連れ込んだり、そういう事しないでしょ?なんでなのか分からなくて。」
こんな幼い見た目でも夜に艦娘を連れ込む事がどういう事か理解してる事に対して苛立ちを感じる。
八幡「俺は暴力主義者じゃないもんでな。そういう奴らの気持ちは分からん。」
暁「でも暁達は司令官の道具って言われて来たから…。尚更分からなくて、それで…。」
怖くて…。消えそうな声で言う。
数十秒、思考し答えを言う。
八幡「道具って言うのはあながち間違ってないのかもな。俺っていう提督から命令が出てそれを実行する。そこだけ見たら道具と言われても仕方ないだろ。」
暁「だったらなんで…。」
八幡「暴力を振るって欲しいのか?」
ブンブン、と勢い良く首を振り否定の意を見せる。
八幡「前の提督は前の提督のやり方があって俺には俺のやり方がある。自分が道具だと思うなら俺はそれを否定しない。それはお前らが決める事だからな。」
虐められ嵌められ嗤われてきたからこそ、
八幡「俺はそんな奴らと同類にはなりたくないからな。それに…」
暁「それに?」
八幡「俺なんかよりお前らの方が断然戦闘力高いんだから、暴力振るえる奴らの気がしれん。」
暁「そっか…。そうよね。」
八幡「とにかくレディは明日の事だけを考えろ。後ろばっかり見てても立派なレディにはなれないぞ?」
暁「し、知ってるわよ!言われなくても!」
こんなチビッ子でも考え込んでしまうくらいに前は酷かったんだな。
暁「ねぇ、司令官。」
八幡「断る。」
暁「まだ何も言ってないわよ!?」
八幡「絶対に断る。」
暁「ちょっと!」
他の艦娘も、助けて欲しい。そう顔に出ていた。でもそれじゃ意味が無い。味方にはなってやる、でもヒーローにはなってやれない。お前らの傷はお前らで乗り越えなきゃ意味が無い。それは俺の仕事じゃない、お前らの仕事だ。
そう思いながら水平線から顔を出す朝日を見ていた。
とりあえず今日はこれで許して欲しいでごわす