作戦自体には殆どの艦娘を出す予定なので数日前になったら鎮守府の出撃自体を停止しなくてはならない。つまりスケジュール自体をつめていかないと作戦終了時に「あー、疲れた。でも明日も仕事だよ…。」ってな感じになってしまう。揃えるべきはとにかく資材等、負傷を癒すための資材、弾薬、燃料、食料、作戦自体の概要をまだ聞けてい無いから長期間になる事も視野に入れなくてはならない。
八幡「とりあえず明日からこのシフトで行くか。うわ〜、この仕事量はブラックまっしぐらだな。」
朝礼の時に理由含めて伝えないと。誰かの上に就いて、割と大変な仕事を振る時には必ず理由とメリットを相手に提示しないといけない、コレ鉄則。じゃないと不満が溜まるからな。
八幡「はぁ〜。とりあえず葉風さんに色々聞かないとな…。」
Prrrrrr…。
葉風「はい。葉風です。」
八幡「おはようございます。今大丈夫ですか?」
葉風「おはよう。あぁ、問題ないよ。もしかして大規模作戦についてかい?」
八幡「はい。こっちの艦娘達は割と良い返事は貰えましたよ。ただ、指揮を出すのは他の提督は嫌だと言われてしまって…。」
葉風「ふむ…。いや、そこは心配しなくても君にやってもらう予定だ。そこの鎮守府をまとめられるのは恐らく君しかいない。」
八幡「そんな事ないですよ。まあでもそれなら問題なく参加出来そうです。」
葉風「イレギュラーは目をつぶって欲しいけどね。」
イレギュラー、まあそこばかり気にしても仕方ない。人生イレギュラーばかりだからな。俺の人生イレギュラーばっかりだし…。犬助けて死んで、かと思ったらなんか変なところ飛ばされて…あれ?それくらいしかない?
八幡「作戦についてなんですけど、期間はどれくらいを予想してますか?」
葉風「多分今日資料が届く筈だけど、先に伝えておこうか。作戦期間は今の所6日間を予定している。短くなるかもしれないし、長くなるかもしれない。まあそれは前線の働き次第って所だね。」
6日間か、予想してたより短い。2週間とか考えてたわ。まあ2週間分の貯蓄はしておいて損は無いだろ。
八幡「了解です。まあ後は書類の内容みてまた聞くかもしれないんでお願いします。」
葉風「あぁ、何でも聞いてくれ。」
そう言って失礼しますと言って電話を切る。
八幡「イレギュラーは目をつぶって欲しい…ね。」
イレギュラーなんぞいくらでも予想が着く。それを対策して、これ以上対策する事はないと言いきれるくらいに不安要素を解消したならその言葉は頷けるが、それもせず言っているなら無能を晒しているだけになってしまう。いや、考え過ぎだな…。多分ナイーブになりすぎている。
八幡「はぁ〜。やめだやめだ。俺に出来る事だけやろう。」
八幡「遅れたか?」
大淀「いえ、ギリギリセーフです。」
ギリギリって真顔で言われると責められてる気がするのは俺だけだろうか。間に合ってますの一言で足りるのに…。いじめ?あ、元からか。
八幡「さて、先日話した大規模作戦について今のうちに話しておこうと思う。ただ正式な書類がこの後届くみたいだから、今から話すこととズレがあるかもしれんがそこは許してくれ。」
珍しくカンペを取り出して話を始める様子を見て、全員がかなり真面目な話だと理解し静かに聞く。
八幡「まずスケジュールからだ。作戦開始日に合わせてその3日前から全員休みにする。まあそこの理由は分かるよな。」
長門「作戦に向けて心身を癒す…という事だな。」
八幡「それで間違いない。その3日間は好きに過ごしてくれ。ただそれを実行するには資材の確保が重要になってくる。作戦時もしくは終了時に入渠するやつもいるだろうから、それも視野に入れるとかなりの量が必要だ。」
加賀「つまり忙しいって言うことね。」
八幡「あぁ、そりゃもうブラックまっしぐらなレベルで忙しいと思ってくれ。まあその分お前らにもいくつかメリットがあるから、そこは理解して欲しい。」
天龍「まぁ仕方ねーわな。資材調達は俺らの仕事だし、その理由を聞いたら文句は言えねぇ。」
ユー「私も出るんでしょうか。」
八幡「あぁ勿論だ。頼りにしてる。」
ユー「分かりました。頑張ります。」
意外と良い返事を貰えてとりあえず一安心って所か。
八幡「資材だけに目が言って負傷して帰ってくるのだけは止めてくれよ?そうなって来るとかなり効率が悪くなる。」
龍田「勿論よ〜。」
八幡「まぁ、お前らが着いて行くなら問題は無いか。」
この中で誰よりも小さい子らを思ってるのは、天龍と龍田だ。この2人に任せとけばとりあえず大丈夫だろ。
八幡「最後にお前らの要望の指揮する人間だが、俺になった。ま、至らぬ点があるとは思うが出来るだけ頑張るつもりだ。」
時雨「出来るだけなんだ…。」
とりあえずこれで全部連絡しきったな。
八幡「今後のスケジュール表を貼っておく。あ、これ考えたの大淀だから文句は大淀に言ってくれ。」
大淀「え、ちょっと…!」
普段の仕事の2、3倍の量だ。持久走で勝手に3kmだと予想してたら10km走る事実を知った絶望感並だと思えば想像しやすいだろう。え?なんでそんなに資材等が足りないんだって?そりゃお前、食事以外でちょくちょくくすねていくおバカがいるからだよ。誰とは言わないけどな。
八幡「んじゃ、いただきます。」
「「いただきまーす!!」」
八幡「なんだかんだベストプレイスで落ち着くのも久しぶりだな…。」
何故か毎回必ず誰か来るのだ。もはや恐怖だろ、安息地かと思いきやそんなことも無かった。もしかしてこの場所皆の共同スペースとかじゃないよね?日替わりで使う事になってるとかないよね?
八幡「今日はいい天気だな〜。仕事したくねぇ…。」
如月「何馬鹿なこと言ってるのかしら。」
八幡「今日は如月ですか。まあ誰かしら来るとは思ってましたよ。」
というかご飯食べたのか?としたら早すぎるだろ。どんなペースで食べてんだよ。
如月「私は作戦に参加するのかしら?」
八幡「当たり前だ。なんで俺が働いてる中お前はサボる気でいるんだよ。」
如月「私は一応、元でも貴方達の敵だったのよ?周りの鎮守府に少なからず影響があると思うわ。」
あぁ、そういうこと。だけどそんなものは、
八幡「関係ないだろ。お前がいるかいないかで部隊の安全性がかなり変わる。後方支援と言えどお前の火力や索敵能力は役に立つ。それでも何かしら影響が〜、なんて言ってる奴がいたら勝てるものも勝てないだろ。」
そもそもそんな脆弱メンタルで鎮守府のトップでいられるとは思わんが…。
八幡「俺は別にこの作戦は勝つために参加するわけじゃない。それは前線の仕事だからな。」
如月「そんなんでいいのかしらね…。怒られちゃうわよ?」
八幡「何事も無く終わればそれでもいい。勝てなくても無事に帰ってくればそれでいいんだよ。」
いなくなられたら目覚めが悪いからな…。
如月「そう。じゃあ私も参加って事でいいのね。」
八幡「ああ。それでいい。あ、あと今度の本営会議に連れてく艦娘、お前にしたからよろしく。」
如月「…はぁ?なんでよりによって私なのよ。」
八幡「そりゃお前、書類見てから最初に会ったやつにしようと思ってたからな。」
この選択がある意味正解だと知るのは後のことであった…。
今回はシリアス風に終わりにしてみました!