これからも何とぞお願いします!
ーー艦娘sideーー
天龍「し、時雨!大丈夫だったか!?」
時雨「うわっ!!ビックリした..えっと、買い物に行かされたけどそれ以外はちょっとお話しした程度だよ」
長門「ほう..それで?何の話をしていたのだ?」
赤城「ふぉれ、わひゃひも..」
加賀「赤城さん、飲み込んでから喋ってください」
時雨「うーんとね..提督は私達をどうしたいのかって感じかな?」
榛名「それ..提督さんは、なんて?」
時雨「極力関わりたくないだってさ」
艦娘達「「は?」」
時雨「そうなるよね..なんかある意味新しい提督だよね」
場所は変わって八幡side
八幡「お前..何のつもりだ?」
??「お命頂戴する!」
まさかのこういう展開!?いやまて!俺は転生者だ!!更にまさかの俺はTUEE!!的なやつがあるかもしれない!!いやなきゃ死ぬ!!
カッ
八幡「..夢落ちかよ、まさかの展開ってそういうヤツ?」
一つため息をついて起き上がる。
八幡「あぁ..マッ缶の配給してもらうための資料送って寝ちったのか」
時間は既に0400を過ぎていた
八幡「風呂..入るか」
今日1日頑張ったからな。女の子と話して、資料送って、うん。仕事しすぎだな俺..疲れとか全て流して純白な体に戻そう
八幡「なんだこれ..風呂が、ホラー映画の風呂みたくなってやがる」
俺の体を真っ白にする前に風呂場を真っ白にしなきゃだな。これは一応専業主婦の仕事なんだろうが、修繕まではできねーな
八幡「でもこの壊れ方と汚れ具合..あぁ艦娘達がやったのか」
ま、憂さ晴らしって感じか。当然だよな..でもこれは俺に対して宣戦布告か?汚れ落とせないじゃん。心も汚くて体も汚いとか..あ、いや心は汚くないな。うん
八幡「えーっとここは建造でいいのか?いや分からんから建造担当の艦娘は..明石か」
キーーン..
館内放送「あ〜、工作艦明石..至急司令室に来てください」
明石「ヒッ..」
夕張「あ、明石..私もいくよ!!」
明石「うん..お、お願い」
コンコン..
来たか..
八幡「はいれ」
うん、提督っぽいな俺..あ、提督だったわ
明石「..失礼します」
八幡「えっと..なんで2人?」
マジかよ..ぼっち相手に2対1とか勘弁してくれよ。ボッチっていうのはデリケートなんだから、そこんところ頼むよほんとに!!
夕張「明石が心配だったからです。勝手な行動をしてすいません」
まあ..お互い好き勝手やる鎮守府目指してるんだからいい傾向なのか?でもこれは今後無しにしてほしい。なんたってボッチだから
八幡「ああいいよ。次からは無しにしてくれよな」
夕張「はい..」
明石「そ、それで何のよう..でしょうか」
八幡「一つ頼み事があってだな」
明石は青ざめ、夕張は思いっきり睨んできてるんだが、俺なんかした?むしろされた側じゃね?何この理不尽
八幡「風呂が壊れててな、修理を頼みたい」
夕張、明石「「は?」」
もうこの鎮守府にて、こいつらのきょとん、とした顔何回見たんだろうか。うん、可愛い..小町には勝てないが
八幡「多分前任が死んだ後にお前ら艦娘の誰かがやったんだろうな。まあそれはどうでもいいとして、修理してほしいんだが..ダメか?」
明石「あ、えっと..そのくらいならいいですけど」
なにか不満があるのか..まあ調べてたらこいつらの入渠するドックが使い物にならないってのが分かってる。つまりはそこも改善してほしいなぁ..とかだろ。俺の人間観察力なめんな
八幡「あと..艦娘達の入渠するドックも酷いらしいな。そこも頼むわ」
明石「!!..私1人で..ですか」
あぁ..言葉足らずだったな。日本語って難しいな、いや人の心か。やっぱり俺が言うとキモイな
八幡「いや20人前後集める。そいつらでまず掃除から始めて、その後修理出来るやつだけ残って作業する感じでどうだ?」
我ながら素晴らしい作戦だ。実は提督って職業むいてんじゃね?
夕張「なら..あんたも手伝いなさいよ」
明石「夕張!?」
ほんと..度胸があるのかないのか、分からんな
八幡「はぁ..なら、お前ら2人で俺の部屋の風呂直してくれるか?」
夕張「いいわよ」
ま、掃除くらいならいいか
八幡「とか思ってた時期が俺にもあった..」
大変ってわけじゃない..人数もいるし、みんな手際もいいし、ただ..
八幡「そこまで避けられるとボッチでもつらい」
今までなら遠巻きにボソボソ言われたりしてただけだが、今回はまず怯えられ、逃げられ、挙句の果てには泣かれるという始末..ボッチだった頃は相手にされないって感じだったが、今は..すごく..泣きたいです
時雨「提督..可哀想だね」
天使があらわれた..
八幡「..時雨」
おっと..ニヤけそうになる顔を抑えなければ、ポーカーフェイスでいくぜ!!
時雨「何にやけてるんだい?ちょっとおぞましいよ?」
あ、バレた..おっかしいな。おい、ちょっと待て、キモイなら分かるけどおぞましいってなんだよ。俺はあれか?虫か?虫なのか!?俺のあだ名だったカエルに捕食されちゃうじゃん!!
八幡「いや、なんでもない。それで..なんか用か?」
時雨「ううん。寂しそうな顔してたから、話しかけてあげようと思ってね」
何この子..俺に気があるの?本気にしちゃうよ?告白してふられちゃうよ?ふられちゃうのかよ..。
八幡「ばーか。この顔はノーマルな状態だ」
時雨「ノーマルがそれってことは常日頃から寂しいって事なのかい?」
うわぁ..こいつウゼェ。あからさまにニヤニヤしながら煽ってくるよ。まあそのニヤケ顔可愛いんだけどね?
八幡「いやいやボッチなんだからそんな顔してて当然だろ?むしろ俺にとって寂しいとはイコール幸せってことだ。逆に俺寂しいとか言ってるボッチがいたら、そいつはボッチの風上にもおけないやつだからね?」
時雨「ちょっと何言ってるのか分かんないけど..まあ腐り果てた性格してるのはわかったよ」
八幡「ちょっと待て..腐ってるのは目であって、性格じゃないからな?むしろ性格に関しては神がかるレベルで良いまである」
時雨「目は認めるんだ..」
八幡「目は俺の個性だ。アイデンティティだ」
..周りの目がなんか痛い。そろそろ切り上げんと
八幡「てかお前仕事しろよ..。なんで俺働いてるのにお前は働かないんだ?職権乱用するぞコラ」
ふっ..このコラというのを付け足すことにより、恐怖を与えてその場から立ち去らせるという技..なづけてヤンキーヒッキー
時雨「そうだね..そろそろ戻らないと終わんなくなっちゃうや。あとコラって悪ぶってるけど目以外全然こわくないよ?」
なん..だと?俺の技が..破られた
八幡「はいはい..いいからもどれ」
シッシッ..と手でジェスチャーする
時雨「はーい」
八幡「目以外怖くないか..。勘違いしちゃうだろ。ま、ボッチには効かんがな」
やはり変わらない八幡であった
明日テストなんで多分今日は1話だけですね..すいません