チュンチュン..
あぁ..鳥の鳴く声が聞こえる。どうしてこんなにも耳障りなのだろうか。
ヂリリリリリリリ..
あぁ..目覚ましがなっている。俺は目覚ましを作った人間を許さない。昔小町が起こす前に目覚ましがなり起きてた事があったせいで、それ以来小町が起こしにこなくなったからだ。まあつまり..
八幡「二度寝しよう」
そう言って目覚ましをけして二度寝をする八幡であった。
数時間後
コンコン..
大淀「提督?」
コンコンコン
大淀「提督!?入りますよ!?」
ガチャ..
大淀「何やってるんですか?」
八幡「んあ..?大淀か。なんか用か?」
大淀「色々突っ込みたい所がありますが..真面目な話です」
寝起き一発目から勘弁してくれよ。俺はボッチの中でも指折りのスロースターターなんだから
八幡「手短にな」
大淀「はい。とりあえず話すより見た方が早いと思うので、着替えて食堂に来てください」
そう言って出ていく大淀
八幡「俺の手短にって言葉聞いてたのか?全くこれだから女子は」
ちなみにこれは俺の友達の話なんだが.。小学校のころ合唱の授業でよく女子が「ちょっと男子ー!?ちゃんとしなさいよ」的なことをよく言うが、その友達は「ヒキタニ君の目が怖い」と言われ最終的には泣かせてしまったという。いや、俺の話じゃないよ?ヒキタニ君の話だから..。ていうか俺の目どんだけ精神的作用あるんだよ。軍事利用されるのも近いんじゃね?あ、俺じゃなくてヒキタニ君の話か
八幡「とりあえず、行かなきゃ後がうるさそうだからな..」
そう言って司令室を後にする八幡
八幡「おい、用ってなんだ..よ。..どした?」
八幡が見たのは、泣いている駆逐艦の姿だった。
大淀「実は..」
泣いている原因は簡単だった。町に行ったら、住人達にイカ臭いなど汚らわしいなどと罵倒されたらしい。酷いやつは拉致されそうになったまでだ。
天龍「おい..テメー仕組んだのか!!」
そう言って胸ぐらを掴んでくる天龍
八幡「うぐっ..んなわけないだろ..。」
時雨「天龍さん。離してあげてくれないかな?」
天龍「でもよ..」
響「多分司令官じゃないよ」
驚いた..俺のことを庇おうなんてするやつがいたんだな。いや、俺がもしかしたら天龍に罰を与えるかもと考えてか
天龍「ちっ..」
そう言って八幡をはなす
八幡「ケホッ..ケホッ..とりあえず状況は掴んだ。ま、ここにいてもあれだしな、みんな部屋帰れ」
天龍「は?それだけ?」
八幡「他に言うことなんてないだろ」
長門「貴様..少なくともねぎらいの言葉の一つでもあったらどうだ?」
八幡「なんだそれ..俺がこいつらに、大丈夫?とか、気にすんな、とかそんな泣くなよ、とかいえと?悪いがそんな傷の舐め合いなんざ俺はする気は無い」
天龍「テメー!!それが提督の言うことかよ!!」
八幡「都合がいいんだよお前らは。提督っていう役職に全部責任押し付けるわりには毛嫌いする。挙句の果てには嫌ってる俺に慰めろだと?嫌われてる自覚があるやつにそんな無責任なこと言えるわけないだろ。俺はお前らと同類になるなんてゴメンだ」
長門「言っていいことと悪いことがあるのは知ってるか?」
八幡「お前らは自己中って言葉知ってるか?今のお前らはまんまそれだ。前任の提督となんも変わんねーぞ」
天龍「..もういっぺん言ってみろ。ぶち殺すぞ..?」
八幡「事実を言ったまでだ。それに俺と口論する前に、他にもっとやることあんだろうが」
天龍「..くそっ!この話は終わってねーからな!!」
そう言って駆逐艦達の介抱に向かう
長門「本気で言ってるのはわかった..だが悪意は感じない、何故だ?」
八幡「悪口を言うのは俺の仕事じゃなくてお前らの仕事だ。だから悪口を言われる立場は俺がいるべきなんだよ..。簡単にその居場所わたすかよ」
長門「..何を言ってるのかさっぱりなんだが」
八幡「お前らは俺の事をグチグチ言うのは当然なんだよ。でも..お前らがグチグチ言われるのは間違ってんだ。ここにいる全員が苦しんできたのは知ってる。けどそれをたかだか知ってる程度で知ったかぶりこいてんのが俺は気にいらない」
長門「つまり?」
八幡「全然事情を知らない奴になんか言われたって、お前何様だよってなるだろ?だから何も言わん。いやそんな奴らと同類になるなんて死んでも嫌だね」
長門「なるほどな..。結局は自分のためか」
八幡「俺の人生だからな。俺の勝手だ」
長門「..わかった。もう問い詰めはしない。私も小さい子の介抱に行ってくる」
八幡「あぁ..頼んだわ」
そう言ってその場を立ち去る長門
時雨「提督..」
八幡「なんだ?」
時雨「守ってた人に罵られるのって..案外きついものだね」
八幡「だから言っただろ?期待すんなって。人ってのは簡単に裏切る。だから俺は期待しない」
時雨「うん..そう、だね」
けど、身近にいる知り合いの女の子が、こんなに悲しい顔をしてると、飯が食いたくても喉を通らんだろうな。そもそもさっきも言ったが罵られるのは俺の役目だ。ほいほい誰かに譲ってやるつもりない。訓練されたボッチは誰に罵られようと、バカにされようと動じないものだ。じゃんけんで負けた罰ゲームの告白も、女子が代筆した男子からの偽のラブレターも俺には通じない。百戦錬磨の強者なのだ。負けることに関しては俺が最強。
八幡「ま、解決策は考えてある。」
時雨「ほんと?」
八幡「あぁ..まあな」
こんな言葉を知ってるだろうか。眼には眼を歯には歯を悪には悪を。木を隠すなら森。つまりは悪役を消すにはさらに強い悪役を作ればいいわけだ。人というものはただそれだけの事で過去を忘れてくれる..簡単な生き物だ
若干八幡らしくない所があるかもですがすいません..これが限界です..
てかこの後..どうするか全く考えてないんで、出来れば案がほしいです