お前のような踏み台がいるか!(白目) 作:ジャック・ザ・リッパー
目が覚めると、培養液の中にいた。どうも、踏み台転生者の伊織朱音です。それにしても、何故俺は初回からラスボスクラスと戦わなければならないんだろうか?
狂ちゃん(誤字にあらず)、銃を持った男達、オリ主君(踏み台装備)、プレシア・テスタロッサ。
うん、全員普通はオリ主君が戦わないといけないよね?何で俺が戦ってるんだろう?戦う毎に、顔面強打、頭を撃ち抜かれる、右腕切断、焼肉パーティー(ただし自身の人肉)、怪我がどんどん酷くなるしもう嫌だ。
「目が、覚めたかしら?」
培養液の外から、声が聞こえた。そこには、車イスに乗ったプレシアが、フェイトに車イスを押してもらいながら俺を見ていた。
声が出せないので、俺は頷いて答える。
「今、あなたの火傷を治しているところよ。流石に右腕は治せなかったわ。フェイト、少し二人で話をさせてもらえないかしら?」
「うん。でも、無理しちゃダメだよ。」
フェイトが部屋から出ていくと、プレシアはそのまま話を続けた。
「あなた、どうかしてるわよ。肉体が電気を浴びて炭化しかけてたのよ?どうして動けたのか聞きたいくらいだったわ。でも、私が聞きたいのはこっちの事よ。」
プレシアは、懐からあるものを取り出した。それは、俺の持っていた『箱』だった。我が家に代々受け継がれてきた謎の『箱』、一体それがどうしたのだろう?まさか、それはデバイスなのか!?
「一体これは何なのかしら?あれだけの戦闘で、あなたがそれだけボロボロなのに、これだけは無傷。気になって調べてみれば、とんでもないデータが入っていたわ。『聖王の義手の改良型』『聖王のゆりかごのデバイス化計画及び設計図』『死者を別の肉体に転生させる方法』。私の行ったクローン技術の発展系の情報なんて、何故あなたが持っているの?」
......は?えっ!?今、とんでもないこと言わなかった?聖王の義手に、ゆりかごデバイス化計画!?なにそれ知らない。しかも、あの『箱』はデバイスじゃなくて、『黒歴史』(ブラックボックス)じゃねえか!!
俺は、激しく首を横に振った。
「......知らないって訳ね。勝手に調べてごめんなさいね。まさか、あんな情報が出てくるとは思わなかったのよ。それにしても、こんなロストロギアが可愛く見えるような情報を持ってるなんて、あなたは何者なの?
......ごめんなさい、その状態じゃ喋れないわね。お詫びとして、データに入っているこの義手を製作して提供させてもらうわ。」
プレシアはそう言って、フェイトを呼び出して部屋を出ていった。それにしても、聖王の義手、聖王のゆりかご、一体ご先祖様は何故あんな世界を狂わせかねない情報を残したんだ?俺は、その事について深く考えていた。
他の転生者の特典
オリ主君(赤井烈斗)
1、王の財宝
2、大量の魔力とオリジナルデバイス
3、赤い髪に赤い目のイケメンに生まれること
4、???
5、???
イリヤ
1、健康な体
2、優しくて愛してくれる家族
3、転生者の情報
4、魔法少女になってみたい
5、転生しても今と同じ姿でいたい(生まれ変わっても優しくしてくれた家族の事を忘れたくないから)
げに恐ろしきは、前世から同じ姿がイリヤスフィールの容姿を持つ事だという事実。