家に艦娘来たんだけどどうすりゃいい?(打ち切り)   作:如月宵夏

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新作です。

後、一回鈴谷が沈みます。(その後こっちに来ます。)




第1話

リンゴーンリンゴーン…

 

時刻を知らせる鐘の音が虚しくリビングに響く。

 

 

「あー…また被った…」

 

  

その暗闇の中で、パソコンに向かっている少年。

 

もちろん俺、南将 零吾(なんじょう れいご)だ。

 

今俺がプレイしているのは、最近始めたばかりの『艦隊これくしょん』通称『艦これ』というゲームだ。

 

んー…まぁ、説明は省こう。

 

とにかく、俺は艦これをやっていたのだが、さっき回した建造で、もう着任済みのある艦娘が建造されてしまったのだ。

 

 

「どーしよっかなー…」

 

 

いっその事、強化に回すか?いや、最近、資材がないんだ。解体しようか…

 

悩んだ末に、結局放置することにした。

ぶっちゃけ、かぶった艦娘が、自分の好きな艦娘だったからなのだが…

 

 

「…もう12時か」

 

 

ふとパソコン画面端の時計を見ると、『12:02』の文字が浮かんでいた。

明日は中学校は休みだが、友達と遊ぶ約束があるのだ。

 

 

「…しゃーない。寝るか…」

 

 

俺はそっとパソコンを閉じ、自分の部屋に向かう。

 

自分の部屋についた俺は、すぐにベットに寝転ぶ。

 

 

「……パソコン俺の部屋に移そっかな…」

 

 

そんなことを考えているうちに、俺の意識は闇に落ちていった…

 

 

 

 

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

ふと、何かが見えた。

 

それが夢だと気づくのに、そんな時間はかからなかった。

目の前の女性が何かを叫んでいる…?

 

だが、声は聞こえない。

いや、正確には、小さくて聞こえなかった。

 

しかし、徐々に声は大きくなり、次第にしっかりと聞こえるようになった。

 

 

『全艦右一斉回頭!右砲戦用ー意!』

 

 

まるで軍隊のような命令だ。

 

だが、俺はその声に聞き覚えがあった。

 

艦これのキャラ、『最上型重巡洋艦』の一番艦、『最上』だ。

 

間違いないという確信があるわけでもなかったが、服装や状況からして、そうなんだろうなー…と、察していた。

 

だが、そんな思考を中断するように、横から強い衝撃が加えられた。

 

不思議と痛くはない。だが、思いっきり吹っ飛ばされた。

 

『鈴谷!』

 

『み、右舷に着弾…第一副砲大破…第三主砲塔旋回不可…やられた…』

 

『大丈夫ですの!?』

 

『ヤバイかも…』

 

『右舷に雷跡!数8!』

 

 

どうやら俺は鈴谷らしい。しかも一気に大ダメージを食らってしまった。

魚雷はよけれるだろうか…

  

 

『…回避!面ーかーじ!』

 

『…ダメ!間に合わない!』

 

 

ザッパァァァン!

 

右脚から突き上げるような衝撃が走る。

 

 

『鈴谷ー!』

 

『主機近くに被雷…速力低下…もうダメかも…』

 

『待ってて、今助け………うわっ!』

 

 

最上が助けようと近づいてくるが、砲弾の雨がそれを阻む。

 

 

『きゃあぁぁぁっ!』

 

ドォォォン!

 

助けに来ようとした三隈が被弾する。

 

 

『あはは…こりゃダメだよ…ごめんねー…みんな』

 

 

既に鈴谷の体の半分は水中に没しつつある。

 

───そうか、これは轟沈する時の……

 

俺はこれが、艦娘が轟沈する時の記憶なのではないかと考えた。

 

なぜそんなものを俺が見ているのかは分からないが…

 

 

『ごめんね、提督……』

 

 

そして、俺の視界は完全に闇に包まれた…

 

 

 




如何でしたでしょうか?


鈴谷はまだ来てません。でも、次話で来ますから!多分!←おい
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