この本を読んでいるということはそこの貴方はここ、幻想郷にいるのですね
でも、この本は私の日記みたいなものなので勝手に見ては駄目ですよ?
え?私ですか?申し送れました、
やおよろずと読み、目を集める、注目されるという意味をこめて、
併せまして、
どうです?新聞記者に向いてる名前でしょう?
ああ、言い忘れていました
私は
仲間の天狗達からは、散々な言われようですけど…里の人たちからはいい評価をもらっている
素晴らしい新聞です
さて、挨拶も済みましたし、下に地図が書いてありますのでそれを良く見て、
私の家から、赤い点のところまできてください
とても素敵な私の日常を、きかせてあげますよ?
フフッ……なんてね……
著:八百万 目取
一
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「天気は快晴、今日も元気に取材といきますか!」
いやぁ、こんなにもいい天気だとお昼寝もしたくなりますが、
こういう日ほど何かあると、私の勘が言っています!
とりあえず当てもないので……
「私のとこに来たと」
「ハイ!なにか、変わったこととか、ないですか?」
「あのねぇ、ここは妖怪神社じゃないし、私はネタでもないの、わかったらさっさとどく!」
むぅ、今日の霊夢さんは少し怒り気味ですねぇ、なにかあったのでしょうか?
「いつもより辛い対応ですけどどうかしました?お賽銭がはいってないなら私がお米でも持ってきますが」
「お賽銭は珍しく入っていたわ、あ、でもお米は頂戴」
あ、お米はほしいんですね
「4人よ」
「4人…?まさか霊夢さん4人も子供を!?」
「違うわよ!」
なんだぁ、ネタになったかも知れないのに……
まぁ、霊夢さんにそんな人はいないと思いますけど(笑)
「私を訪ねてきた連中の人数よ、紫、文、咲夜、それとあなた」
日が昇っているとはいえ、いまは里の人間たちも眠っているころのはずですが…
こんな時間から私以外に三人も来客がいらしたのですか、ご愁傷様ですね
「案の定、紫と咲夜は面倒ごと、文は…いうまでもないわ」
紫様の面倒ごとは私では肩代わりできないですね…しかし咲夜さんからの面倒ごととはなんでしょうか…?
「咲夜さんは何を?」
「門番と親しげに喋ってる怪しい男(?)を調べてほしいだそうよ」
「?そんなこと自分でやれば……?」
「私はお嬢様の相手で忙しいから、代わりによろしくね…っていっていたわ」
「怪しい男…?その人変わっていましたか?」
「幻想郷に変わってない人が一人でもいるのかしら?でも、覆面を被っているといってたわ」
……確実に知り合いですね……しかし…これはネタになる!
「わかりました、その案件、このめとりにお任せください!」
「代わりにやってくれるの?じゃ、あとよろしくー」
この案件…滅多に見ない、色恋沙汰かもしれません!
「それじゃあ―」
「あ!?」
「!?なんですか!?」
「お米忘れないでね」
「あ、ハイ」
背中を見つめる目は期待に満ち溢れていた
一応、矛盾が出ないようにがんばります