パタフィニット・ストラトス(連載休止) 作:越後屋大輔
プロローグ
「た、大変です!殿下!」某国の軍人らしき男が1人の少年に報告する、その顔は真っ青になっていた。
「何だ?何が大変なんだ、タマネギ!」少年は取り乱すタマネギと呼ばれる男に冷静に訊ねる。
「は、はい。殿下が開発なさったタイムマシンの試運転で今、我々からみて十年前の日本にやってきたのですが…」
「そんな事は分かっている、誰に説明している?それより大変な事とは何だ?」
「そ、それがマシンを下ろした場所に不幸にも人がいて、その下敷きに…」
「なんだと?」タイムマシンの下には全身が完全に潰れた死体が血液のもつ粘着力でへばりついてる。着衣が女子用の学生服であることから年齢は十代半ばあたりといったところか。
「これが現代にも名前が知られてない一般人なら誤魔化しも効くが…」
「殿下!遺体の身元が判明しました!」
「そうか、して誰なんだ。この死人は?」
「篠ノ之束博士です!」
~しばし沈黙~
「誰だっけ?」
「忘れてる場合じゃありません!現代において最強の兵器とされるインフィニット・ストラトス、通称〈IS〉を開発したあの篠ノ之束博士ですよ!このままじゃ現代にタイムパラドックスが発生します!」
「た、大変だぁ!ってそうでもないか」
「で、殿下?」
「考えても見ろ、タイムパラドックスが起きてISなんて最初から存在しない世の中の方が僕達男にとっては都合がいい、ただでさえ男の立場が低いところにお前達なんてあっちの趣味のせいで余計肩身が狭かろう」
「そりゃ、まぁそうですが…」
「ここへ僕がISに代わる新兵器を開発してこの時代に流した上で現代に戻れば…あっはっはー、いくらでもオゼゼが儲かるぞー!」
「やっぱりかい!」こうしてもう1つのISの世界、パタフィニット・ストラトス通称〈PS〉の存在する世界が誕生した。
パタフィニット・ストラトスを世に知らしめるのは簡単だった、十年前の自分に頼めばいいだけの話だ。当時0歳にして高い知能を有していて自分の意思を持ち言葉を解し話す事もできたのだから。おまけにこの頃から金銭への執着は尋常ではなかった、国王が自ら十年前の自分にこのビジネスを持ちかける、赤ん坊である彼は相手が未来の自分自身である事を察知して話にのってきた。
物語の舞台は現代に戻る、パタフィニット・ストラトス通称〈PS〉は男女共に適正するのでこの世界に特に男女尊卑は存在しなくなった、ISによる女尊男卑の世界を知っているのはマリネラ王国の国王パタリロ8世と数名の側近だけである。PSの開発者でもあるパタリロはPSに適正した男女を育成する学校、〈PS学園〉を設立した。当然金銭の流通も増えて元々小国ながら大経済国家であるマリネラの国家資金は更に潤った、パタリロは笑いが止まらない。そこへ1人の少女が彼の自室に踏み込んできた。
またしてもありえない同士のクロスオーバー_(^^;)ゞ連載続けられるのか、不安しかない…