パタフィニット・ストラトス(連載休止)   作:越後屋大輔

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タッグマッチまではもうしばらくお待ち下さい


10話

 タッグマッチを控え専用機持ちは各自パートナー探しを始めた、ルール上専用機持ち同士でタッグは組めない為一夏はバカトリオに声をかけたが

 「なんなのよ、あいつら!」

 「私だって織斑君と組みたいのに!」当然というかやっぱりというか本人は全く気づいてないが一夏は女子人気が高い、バカトリオはタッグパートナーを頼まれても彼女達の視線が怖くてそそくさと逃げていった。そこにやってきたのはクラス対抗戦の前に一夏に宣戦布告にきたアジャール・ハッサムだった。

 「や、やあ織斑。パートナーはみつかったのかい?もしまだなら僕が引き受けてもいいんだが?」

 「お前専用機は?国家代表候補生なら持ってるんじゃないのか?」

 「そ、それがまだ届いてなくてね。タッグマッチに間に合いそうにないのさ」

 「待て!一夏とタッグを組むのは私だ!」箒が2人に駆け寄ってきた、彼女は代表候補生にはなってないのでこれは分かる。

 「じゃ、箒と組もうかな。幼馴染みだからそういう意味でもやり易いし」

 「そ、そうか。私と組みたいか♪それじゃしょうがないな❤」乙女全開の笑顔になる箒、一夏に深い考えはないがそれはこの際どうでもよかった。

 「イヤ、そもそもお前から」アジャールが突っ込みかけると

 「貴様は黙ってろ(怒)!」一転して鬼の形相に変わる箒にアジャールは怯え恐怖のあまり滝のような涙を流した。

 

 その頃幸太とセシリアは学園内にあるパタリロの私室に呼び出された、PSの適性が高いにも関わらず年齢が高校生に満たなかった為、これまで学園に呼ばれてない人間2名をスカウトしろとの事である。

 「と、いう訳だ。今回の任務は君達に任せたい」

 「あの、そういうのは先生方のお仕事じゃございませんの?」

 「生憎教師陣は忙しくてな、誰も手が離せんのだ」

 「だとしても何で俺らなんスか?」

 「厳選なる審査の結果だ、君らが最も相応しいと判断した。まずは日本に飛んでもらおう」パタリロの指示で静岡県の清水市を訪れた2人、セシリアは幸太の制止を無視して指名された人物に直接接触を試みる。

 「(わたくし)達はPS学園の者ですわ、貴女をマリネラに連れていきます」

 「うわーっ!誘拐犯だぁ!助けてぇ!」その声を聞いた誰かが通報したようで警察官が駆け付けてきた、セシリアは交番で職務質問を受けイギリスとマリネラへ連絡して身の潔白を証明してようやく解放された、勿論みっちりお説教を食らったが。

 「お前バカか?こういう話はまず役人を通してからだろ」一頻り大爆笑してからこれでもかという程の呆れ顔でセシリアをみる幸太、

 「必要書類は持ってますわ!」

 「それで納得する奴ぁいねえよ、少なくとも日本人にはな。ほらさっさと市役所行くぞ」清水市市役所に事情を説明して今日セシリアに怯えて逃げた人物とその家族との間に入ってもらえるように頼む。

 

 さくら家を訪れた役所の人は娘さんのPS適性値が高いので政府から学園に編入学させてほしい、その間は当人の生活も保証されてご家族にもお礼ができる等といった事を一家全員に話して聞かせた。

 「では学園に到着するまではこのお二方の指示に従って下さい」

 「ちょっと!まだ娘をそんなトコに通わせるなんて言ってないわよ」母親が役人を怒鳴り付けると

 「悪いお話じゃないと思いますがねっ」グハッ、役人が首にチョップを食らい気絶する。相手はさっき聞いた『お二方』の内の1人、童顔だが筋骨隆々の15才くらいの少年だ。

 「本人の意思が最優先のハズだ」

 「お役人に任せるとこれですわ、やはり直接交渉すべきですの」

 「それが原因で逮捕されかけたお前が言うかぁ?」この一家の二女さくらももこがセシリアを見て大声で叫ぶ。

 「アンタ、あの時の誘拐犯!」

 

 

 

 

 




次回3人でイギリスへ旅立つ予定です。
(あくまで予定)
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