パタフィニット・ストラトス(連載休止)   作:越後屋大輔

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やっとタッグマッチ編に突入です


12話

 日本で一騒動あったものの概ね無事にマリネラへ帰ってきたPS学園一行。援軍にきた一夏達は既に寮内の自室に戻っていた、幸太とセシリアはパタリロの私室に向かいまる子とセーラ、ベッキーを引き合わせる。

 「え?王様って、この大福みたいのが?」幸太がまる子に

 ゲ・ン・コ・ツ!

 「無礼が過ぎるぞ!不敬罪で処刑されたらどうすんだ?!」

 「痛いじゃないの!バカになったらどうしてくれるのさ!」

 「それ以上なりようがありませんから安心なさい!」殴られた上にセシリアに毒吐かれ踏んだり蹴ったりのまる子である。

 「うわ~んセーラぁ~、ベッキぃ~」2人は泣きつくまる子を優しく抱き締める。

 「学生寮に空きがあるハズだ、当面は3名で一部屋を使ってくれ。それとオルコット君と神君には彼女達の特別指導員になってもらう、ベッキー君に関しては適性検査を受けた上で今後を決めよう。ナニ、追い出すつもりはない。では一同下がりたまえ」

 

 それからしばらくしてタッグマッチを1週間に控えた日。

 「神、僕とタッグパートナーを組まないか?」アジャールが幸太に話しかけてきた。

 「お前まだ決まってねーのかよ?俺、殿下にパートナー決められたから」幸太はパタリロからまる子とタッグマッチに出るように命じれている、その為今は徹底的に鍛えている段階だ、同じくセシリアもセーラと出場する事が決まっている。この日も4人でアリーナへ赴き模擬戦を行う。

 「フライングナイフ‼」幸太の指先から不可視の刃が飛び回る。

 「ビットが聞きませんわね、なら砲撃にシフトチェンジしますわ」

 「遅いな」

 「なっ…あなたいつの間に?」

 「3連釘パンチ!」ドッ、ドッ、ドスッ!絶対防御が働くもののシールドエネルギーを使いきってしまうセシリア、一方素人2人は訓練機『打鉄』に四苦八苦している。そこにラウラが1人で現れた、

 「フッ、とんだお荷物を抱えたモノだな貴様ら。いっそ棄権したらどうだ?」イヤミを言われて頭が沸騰しそうになるセシリアとまる子、セーラは悲しげに目を伏せる。しかし幸太はケロッとして

 「じゃあそうするか」呆気なくラウラの言葉を受け止めた。

 「幸太さん!何を言ってますの?!」激昂するセシリアにも動じず

 「だって現時点では奴の言う通りだし、こいつらに大怪我させるのも不本意だからな」

 「腰抜けが」冷たくいい放つラウラを

 「試してみるか?」幸太は挑発する。

 「この私と専用機『シュバルツェア・レーゲン』の前では貴様なぞ有象無象の1人でしかない、失せろ!」

 「ストロング・フォーク!」

 「ムッ!」幸太の放つ攻撃をバリアー状の盾で防ごうとするラウラだったが瞬く間に粉砕されてしまった。

 「何?!バカな!あらゆるPSの攻撃を跳ね返すAIC(アクティブ・イナーシャル・キャンセラー)を破壊するなんて、なっ!」ラウラは次の言葉がでなかった。

 「そ、そんな…」セーラは失神した。

 「あたしゃチビりそうだよ」

 「こんなの信じられませんわ」幸太はPSの展開を解いて生身で攻撃していた、その拳からは血を流している。それまで模擬戦を見学していた鈴が駆け寄ってきて

 「セシリア、あんたクラス代表戦見てなかったの?あいつ素手でメカザウルスぶっ壊してんのよ」それでも食い下がるラウラを千冬が制止する。

 「ボーデヴィッヒ、そこまでにしておけ。実力云々はともかく生身の相手にPSで攻撃すれば犯罪ではすまんぞ」不承不承ながら矛を納めるラウラ、去り際に

 「神幸太、貴様は絶対に始末してやる!」毒づいてアリーナから出ていく。対して幸太の方は

 「わざわざ負けフラグたてなくてもいいのになぁ」白い歯をだしてニカッと笑うだけだった。




次回、タッグマッチ本番か?
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