パタフィニット・ストラトス(連載休止) 作:越後屋大輔
一夏、箒ペアはタッグマッチを順調に勝ち上がりベスト4まで駒を進めた、準決勝試合は後日になる。
「一夏、随分強くなったな」少し顔の赤い箒が囁く。
「お前が一緒に闘ってくれたからな」思わせ振りな返事をする一夏、勿論深い考えはない。箒も分かってはいるのだが
「クッ!天然たらしめ!」それでも顔はニヤケてしまう。
「大丈夫ですわ、幼馴染みポジションって上手くいかないパターンが多いらしいですもの、一夏さんはわたくしが…」
「まあ、創作物に限った話だけどな」
「こ、幸太さん?聞いてましたの?」
「あんな大きな声だしてりゃアタシにだって聞こえるよ」まる子が代わりに答える。
「あれで聞くなって方が無理だろ」2人揃ってニヤニヤする幸太とまる子。
「お姉様、次の試合が始まるわ。アリーナへ行きましょう」セーラがセシリアを呼びにきた、そして殆どセシリア1人の活躍でこのタッグもベスト4に勝ち上がる。
「次は俺達か」関節を解し試合に備えていた幸太に山田先生が
「貴方達の対戦相手が試合放棄しました。よって不戦勝でベスト4進出になります」思わず『ひだ○りス○ッチ』風のへちょ顔になる2人だった。
「では改めて試合のルールを言い渡す」隼人と千冬が8名を並ばせて解説する。
「当日は4組で闘うバトルロイヤル方式で優勝を競ってもらう、最後までタッグのどちらか或いは両名が残ったチームの勝利とする。以上だ」
アリーナに降りて臨戦態勢を整える8組、決勝戦に残ったのは
・一夏、箒ペア
・セシリア、セーラペア
・幸太、まる子ペア
・ラウラ、アジャールペア
以上の4組8名である。
「アジャールはラウラと一緒か」一夏。
「タッグパートナーが見つからない者同志で組みましたのね」セシリア。
「ラウラは自業自得としてアジャールは悲惨だろうな」ラウラは最後までパートナーが見つからず残り物同士、アジャールとタッグを組む結果になった。これまでの試合はラウラがルール違反ギリギリで相手を倒しアジャールはそれを眺めるしかできないといったタッグマッチらしからぬ最悪の闘い方を繰り広げていた、そしていよいよベスト4戦が始まろうとしていた。…………………………………………………………………………………………………………
結果からいうとこの優勝決定戦は無効になった、エネルギー切れでPSの展開が解除されたセーラとまる子を尚も付け狙い殺しかけたラウラに幸太がブチ切れ20連釘パンチで逆にラウラを殺しかけたり、それを見たアジャールが半狂乱になったり挙げ句シュバルツェ・レーゲンが暴走しそれを一夏が食い止めたりイレギュラーな出来事が起こりすぎて試合どころでなくなったのだ。
(お前はナゼ強い?)夢の中で問うラウラに答える一夏。
(俺は強くないさ。もし強いならそれは、守りたいモノがあるから強いんだ。だから…お前も守ってやるよ、ラウラ・ボーデヴィッヒ)学園内の医務室で目を覚ましたラウラの目に織斑千冬の姿があった。
「私は一体?」
「目が覚めたか?お前に何があったのか分かっているな」
「VTシステムですね、私が作動させてしまった…」
「そうだ、製作段階で危険すぎると判明し以降搭載が禁止されたモノだ。おそらくドイツ軍の仕業だな、今パタリロ殿下がドイツ政府へ抗議なさっている」
「私はPS学園を辞めさせられるのでしょうか?」
「知らん、殿下がお決めになる」ため息を吐くラウラに千冬は問う。
「ラウラ・ボーデヴィッヒ!」
「はい!」
「お前は誰だ?」
「え?」間の抜けた声をだすラウラに対し
「分からないか、ならお前はラウラ・ボーデヴィッヒになればいい」
「教官…」
「織斑先生と呼べ。それと一夏の事だがな、惚れるなよ。あいつは中々厄介だぞ」そう告げて病室をでる千冬。
「織斑一夏か、フフいかん。惚れてしまいそうだ」数日後、一夏はラウラにファーストキスを奪われてしまうのだがそれはまた別の話。
パタリロ:「随分端折ったな」
越後屋 :「まあ、原文丸写しって訳にもいきませんしね」
パタリロ:「それにしてもこれだけ書くのに時間がかかり過ぎるぞ。色々手をだすからこうなるんだ」
越後屋 :「だから最初にドン亀更新と謳ってるじゃありませんか」
パタリロ:「しかしやっとキリがついたな」
越後屋 :「次回から悪ふざ…イヤイヤ、コメディ路線に移行します」
パタリロ:「それではパタフィニット・ストラトス第一部」
越後屋 :「これにて」
パ、越 :「閉幕!」
この後、一体どうなる事やら…