パタフィニット・ストラトス(連載休止) 作:越後屋大輔
( ̄□ ̄;)
「殿下、今度の土曜日にあの扉使ってもいいっすか?」パタリロの私室にて神幸太は国王に尋ねる。
「別に構わんぞ」そこにセシリアが入ってきた。幸太を人睨みして
「今度の土曜日は
「へへーっんだ、先に申請した
「何で奪い合いになるかねぇ」幸太に連れてこられたまる子が呟く。
「お姉様、そんな喧嘩腰にならなくても」セーラもセシリアを諭す。
「二人で一緒に行けばいいだろ」パタリロが説得を試みるものの
「「絶対嫌」」
「っす!」
「ですわっ!」両者一歩も譲らない。
「そんじゃセーラ、あたしらは自分の部屋に戻ろう」まる子はセーラの腕を取り二人の口喧嘩から逃げ出そうとする。
「(お)待ち(なさいっ!)やがれ」幸太とセシリアが殆ど同時にひき止める。
「全く、仲が良いのか悪いのか…」パタリロですらこの二人には呆れ果てた。
結局パタリロの護衛という名目で幸太とセシリアはまる子、セーラ、ベッキーを連れて一緒にねこやに行く事となった。顔を突き付けて尚もいがみ合う二人に
「二人共、店内での喧嘩はご法度だ。塵にされてもいいなら別だがな。それとオルコット君は念の為、PSは置いていきたまえ」半ば怯えるように注意するパタリロに食って掛かるセシリア。
「ナゼ私だけですの?」これを宥めたのは意外にも幸太だった。
「殿下もホントは俺にも同じ事を仰りたいさ、でもムリだからな」
「なんでさ?」まる子も気になって問うと
「俺の獣機の待機形態、親父に埋められた人工骨だから」サラッといいのける幸太に全員口をアングリさせる。
(神先生、鬼ですわ…)
(あたしゃヒロシがダメ親父で良かったよ…)
「いらっしゃいませ、パタリロさん。空いているお好きな席へどうぞ」いつも通りアレッタが笑顔で迎える、パタリロは逃げるようにカウンターの席へつく。一方幸太はライオネルやガガンポ等武闘派のついているテーブルに、セシリアはアーデルハイドやヴィクトリアら'高貴'な人々と同席した。因みにまる子とセーラは2人の喧嘩に巻き込まれるのはゴメンとばかりに、パタリロの両隣に座る。
「やっぱりライスといえばカツ丼だな」言い放つライオネルに対し
「ム、オムライス最高」ガガンポがやり返す。
「いいや、やはりカレーライスこそ至高!」アルフォンスも口を挟む。
「じゃそれ全部!」このセリフに一同思わずズッコケる。
「やはりお菓子の王様といえばパフェですわね」こちらのテーブルでもアーデルハイドが力説する。
「プリン・アラモードだと思う、これに勝るお菓子はない」ヴィクトリアも負けてはいない、そこへ割って入ったのがセレスティーヌだ。
「パウンドケーキです、あれこそがお菓子の王者たるにふさわしい」この騒ぎを受けたセシリアが頼んだのは
「トライフルを頂きますわ」3人が目を丸くする。
「ったく、全員の面子潰してどうすんだよ。このバカは」幸太が嫌みタップリにセシリアを毒づくと
「あなたみたいな胃袋バカな人と一緒にしないで下さいます?」セシリアも幸太を思いっきり貶す。
「またこの2人は…」ヤバい、このままだとまたあの黒髪のウェイトレスが怒り出す。パタリロは焦った、そこに
「このドラ息子!他所様にまで迷惑かけるんじゃない!」隼人が扉から現れて幸太にゲンコツを食らわす、次にセシリアを睨むと
「喜べオルコット、貴様には反省文2000字の罰則を与えてやる」一気に青褪めるセシリア。それだけ伝えてさっさと帰る隼人に当事者を除く店にいた全員がボーゼンとする。
「パタリロ殿下、今のは?」我に返った店主がようやく口を開いた。
「神隼人先生、ぼくが運営するPS学園の教師でオルコット君の担任。幸太くんの実父でもある」
「マスター、あの扉って一度使ったら次のドヨウの日まで消えてしまうんですよね」アレッタが店主に確認する。
「ああ、詳しくは知らんがそう聞いている」
「そうなのか?僕の部屋にある扉は消えたりしないぞ、土曜日以外使えんのは変わらんようだが」
「さて、どういうことかの?」アルトリウスを始め今度はみんな首を捻る。
「どうでもいいじゃん、そんなのさ。それよりあたしゃ和菓子が欲しいね」あまり物事を考えない
余談だがパタリロは今後あの2人は一緒に連れてはいくまいと固く心に誓ったそうだ。
締めどころがおかしい気が…いつか修正します。