パタフィニット・ストラトス(連載休止) 作:越後屋大輔
猛獣を殴り飛ばして追っ払った少年はエトランジュに気付くと、怪訝な顔で聞いてきた。
「お前、何やってんだ?」
「それはこっちのセリフですわ!」助けてもらったのにうっかりきつい口調で返してしまった。
「か、家族でバカンスですわ、貴方こそ何をなさってますの?」
「俺は、親父に言われて1人この島で修行中。今は夕食の材料捕りに…あぁー!」
「どうしましたの?」
「チキしょう!あいつ、捕まえとけば今日のオカズに食えたのにぃー!」あんな猛獣食べようなんて気が知れない。何を考えてるのかしら?でも何でしょう、さっきから心臓の鼓動が激しいですわ、猛獣に襲われたから?いいえもう恐怖は過ぎましたわ。だとしたらこれは一体…
「腹へったぁ、俺もう限界」
「お腹が空いてるなら私を別荘まで送って下さる?ご飯くらいいくらでも食べさせて差し上げますわよ」
「ウッヒョッー、飯だメシだ」目を凝らし耳を澄ませてエトランジュの別荘を探す少年、どうやら腕力のみならず視覚、聴覚も人並み外れて優れているらしい。
「城みたいなデッけぇ家がみえる、執事さんやメイドさん、黒○徹○みたいな変な髪型した軍人っぽいのも。変な家だな」
「そこですわ!」ようやく別荘に帰ってこられたエトランジュ、両親は泣きながら彼女を抱き締めて使用人とタマネギ達はホッと胸を撫で下ろす。ヒギンズ王は少年に礼を渡そうとしたが彼は断りその場を立ち去ろうとする。エトランジュがひき止めるが、
「こんな立派な家じゃ落ち着いてメシ食えねえよ」それだけ言い残し去っていった。翌日になってエトランジュはお互い相手の名前すら聞いてない事に気が付いた。そして彼女自身が彼に恋をしている事にも。時は既に遅し、エトランジュは2度と会えない相手への淡い初恋の思い出として生涯胸にしまっておくつもりだった。だけど再会した!今度こそ彼を射止めてみせる、王族と庶民じゃ不釣り合い?何をおっしゃいますの?今じゃ普通ですわ。スウェーデン、モナコ、オランダ、スペイン、どこの王族も一般市民と結婚してますわ、私だけ例外などあり得ません、まして現国王のパタリロと違って私には王位継承権すらありませんもの!そう、私は今王女である前に15才の恋する乙女なのですわ。
(〃∇〃)
「姉上はどうなさっている?相変わらず頭の中お花畑か?」
「殿下、姉
「とにかく、一週間後はPS学園の入学式が行われる、お前達式が無事終わるよう警備を怠るなよ」
「「ハッ!」」
そしていよいよ入学式の日、各国から新入生がやってきた、その中にご本家主人公の織斑一夏もいた。
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ビックリ!\(◇ロ◇)/