パタフィニット・ストラトス(連載休止) 作:越後屋大輔
何の装備もない素手の拳をメカザウルスにぶつける幸太、一発殴っただけに見えたが激しい金属音が5発分聞こえて衝撃による後退も5回繰り返し、断末魔を彷彿させる機械音と共に爆発、雲散霧消した。
(何なのよ、こいつ?)鈴は自分の対戦相手に恐怖を感じる一方で好奇心が湧いていた。
PS学園の職員室では会議が行われていた。パタリロも同席している。
「神先生、メカザウルスとは一体?」
「今から6500年前、地上を追われた恐竜達が地底で生き延び独自の進化を遂げました。それが爬虫人類、連中は自らを恐竜帝国と名乗り地上侵略を企んでいます。その為に開発した兵器があのメカザウルスです」隼人から聞かされた事実に驚愕する一同。パタリロが話を繋ぐ。
「僕も奴らの存在を危惧していた、PSを開発した理由の1つもそこにある。同時に爬虫人類研究の権威である神先生をPS学園の教師に招いたのだ。ご子息が入学したのは予想外だったがな」
「アレには連中と拮抗しうる武力を身につけさせようと幼い頃から修業にだしてましてな、我が子ながら才にも恵まれたようで。実力はご覧頂いた通りです、いかがでしたでしょう?」話を続ける隼人にみんな頷くしかなかった。
その頃クラスメートを始め、生徒達は幸太に対し試合前と何ら変わらない態度で接してくる。
「スッゲーな、お前。何したらあんな強くなれんだ?」パトリックが声をかける。
「ひたすら修行さ、それだけだ」幸太はそれだけ返す、実際に本人もそう思っているのだ。そしてもう1人、
「マイ・スイートハニィー!無事で何よりでしたわ❤」
「オ、オウ」顔を赤らめ返事をする幸太。
「な、なあ。あの2人って」ティーノが上擦った声で疑問を投げる
「ひょっとしたら、ひょっとして」ハンスとパトリックも同意する。
「ヤッ○ーマ○にそんなセリフあったな」
「一夏、お前は黙ってろ」突っ込むティーノ。
「唐変木治してから、な」パトリックも相変わらずな一夏を諌める。
「ああ俺、誰とも付き合う気ないから」幸太から伝えられた言葉にエトランジュは衝撃を受ける、
「メカザウルスか?」恋愛関係には鈍感な一夏だがこういうのは察しがいい。
「ああ。奴らを殲滅しない限り俺に春は来ねぇよ」ガックリするエトランジュだが一瞬後には立ち直り
「パタリロに頼んで私のPSを更に強化させますわ、私の恋路を邪魔する恐竜帝国を一日も早く滅しなければ!」ある意味逆恨みされる恐竜帝国であった。
「シャルル・デュノアさん、15才。男性。パスポートにはそうありますが」空港の検問担当のタマネギが1人の来訪者に問い質す。
「ええ、そうですが何か問題がありますか?」
「貴女、女性でしょう?」知っている人も多いと思うがタマネギには所謂'ゲイ'が大勢いる、故にどれだけ巧みに異性装しても見抜いてしまう。
「異性装自体は構いませんが、偽造パスポートで入国したら有罪になりますよ、目的は留学との事ですが受け入れ先はどこですか?」
「PS学園です」
ようやくシャルロットとうじょうです、そういえば、原作も11巻やっとでますね