……モンハンが出ることを祈ってます(汗
誤字修正・2017/01/25 02:47:25
飛竜。
それはモンスターの代名詞と呼ばれる存在。
この種族には三つのタイプがある。
一つは後ろ脚と尻尾でバランスを取り、巨大な一対の翼を持つワイバーン型の骨格。
二つは飛行能力を犠牲にし、地上に特化した四足歩行型の骨格。
三つは【黒き神】と【白き神】が持つとされ、翼を持っていないが飛竜種と分類されるタイプ。
そのうち、前者が基本的な骨格である。
さて、皆さんは飛竜種と言えば真っ先に【あいつ】を思い浮かべるだろう。
そう、そいつは赤い鱗と甲殻、そして青い瞳に真っ赤な炎のような大きな翼を持つ【あいつ】……。
その異名は【空の王者】とも呼ばれている火竜【リオレウス】を思い浮かべるだろう。
そのリオレウスは何をしてるのかと言うと……。
ー……。
……ジト目であるヤツを凝視していた。
それは皆さん大好き(?)アマツマガツチが横たわってた。
しかも卵を守るかのように丸くなってる始末。
この異様な光景を見て、流石にかの火竜ですらジト目になるだろう。
だが、寝ているだけで危害はないと判断したのかすぐに攻撃する事は無い。
ただ、リオレウスはこう思うだろう。
ーえ?何こいつ?
……と。
取り敢えず、ボーッとしても仕方ないので叩き起してみる。
…とは言ってもどうしたものか。
リオレウスは考えていた。
もし、叩き起したとしても反撃が来るのではないのか?
というよりも第一起きない可能性も有り得るかもしれない。
そしてここは自分の巣である。
自分の巣の中で戦うというのは少し抵抗がある。
……時折侵入してくる絞蛇竜【ガララアジャラ】は撃退出来るが、どうしたものか……。
そう考えてるうちにリオレウスは考えを放棄したのか尻尾で叩き起してみる。
……だが案の定起きない。
我らがアマツマガツチはただいま夢の中をさ迷っている。
……またさしずめ大量のガノトトスを食してる夢でも見てるんだろう。
ヨダレを垂らしているし……。
だが、リオレウスも諦めない。
空の王者という名を持ってる為プライドが高い。
なので、こいつを無理にでも起こそうとする。
……さて、思い返してみれば何故アマツマガツチはここで寝ているんだろうか?
前まではあの涼しいエリア7にいたものの、ここ森丘に来て早数日で場所を変えた。
これにはちゃんとした理由がある。
その答えとなるのが……空から降ってきた。
ーっ!!
リオレウスは空から降ってきた奴を見て強く威嚇する。
それと同時にアマツマガツチは【この気配】を完全に熟知したのか咄嗟に起き上がる。
二頭の前に現れた者、それはあのライゼクスである。
察しのいい人ならこの時点でわかると思うがこのライゼクス、諦めが悪いらしく、アマツマガツチと初遭遇を境に何回も何回もアマツマガツチに挑んでくる。
流石のマイペース持ちのアマツもこれには耐えきれなかったのか敢えてこの場所を指定した、というわけだ。
ちなみにリオレウスが古龍であるアマツマガツチより同じ飛竜であるライゼクスに強く威嚇する理由は過去に空での縄張り争いにて地に叩き落とされ、痛い思いをしたからだ。
ーやっと見つけたぞゴルァ!!
そう言わんばかりにトサカを振るライゼクス。
ここまで来てしまったら最早ストーカーでしかない。
そして対するアマツマガツチはホッコリとした顔でもなく、眠りを妨げた怒りでもなく、寝起きの半開きの目でもない、ただただ真顔である。
ちなみにリオレウスは……
ー何この大乱闘フラグ
……何気に一番の被害者がリオレウスだと思われる。
何せ知らん内に自分の縄張りにアマツが入り寝、そして最終的にライゼクスも侵入してしまう。
可哀想な事この上ない。
あとモンスターが何故フラグの言葉を知ってるかは……触れないでほしい。
そして最初に動いたのはライゼクス。
翼を折り畳み、叩き付けながら突進する。
対してアマツマガツチは「やれやれ、仕方がない」と言わんばかりの球体型水ブレスを発射。
だが、水耐性の強いライゼクスではそんなものは無意味だったのか、直撃してもそのまま突進。
距離が詰まる一方で当たる直前でアマツマガツチはフワッと浮き回避を行う。
ーゴンッ!!
回避は出来たものの、代わりとして後ろにいたリオレウスと頭をぶつけるライゼクス。
当たりどころが悪かったのか二頭とも頭の上に星が回っている。
それを見たアマツマガツチは……笑ってるような気がした。
ライゼクスは首を振り、意識を戻しながら尚も突進。
その諦めの悪さはアマツマガツチを追い詰めている事を物語っている。
だからと言ってアマツマガツチも黙ってるほど馬鹿ではない。
どうやら逃げるとか寝るとか食事とかの選択肢を捨て、戦うを選んだようだ。
……何気にアマツマガツチが戦いに興味を持ち始めたのは初めてであるということをここに記しておこう。
それは何度も追われているものだ、嫌でも戦いになってしまう。
今までの鬱憤を払うように直線型の水ブレスを放つ。
どうやら突進させないように押し返す戦法ようだ。
だが、ライゼクスも馬鹿ではない。
水は電気を通すという性質を持つ事は既に熟知している。
ライゼクスはトサカを無我夢中に振り、運動エネルギーを貯め、無理矢理電荷状態にして電気を流す。
水ブレスを遡るようにライゼクスの緑の雷が迫る。
それに気付いたアマツマガツチは口を閉じ、電気がこちらに届く前にブレスをやめる。
けれど、ライゼクスはこれが狙いだった。
補足としていうが、確かにモンスターのブレス攻撃は強力である。
だがそれを引き換えに致命的な欠点が生まれる。
それは反動による一時行動不能になること。
リオレウスやリオレイアの放つ火球ブレスが良い例えである。
勿論のこと、ブレスを吐けるアマツマガツチもその欠点を持つ。
つまり、何が言いたいかと言うと……
ー!!
ブレスをやめた途端に大きな隙が出来てしまう、ということだ。
ブレスのタイミングを測ったのかライゼクスは急接近する。
そしてその強靭な翼で叩きつけようとする……
ードゴォンッ!!
……その直前にライゼクスの背中が爆発する。
背中に熱と衝撃を感じ、ライゼクスは振り返る。
そこには空を舞い、ライゼクスを睨む火竜【リオレウス】がいた。
口には微かに炎を噴出させてる為、ブレスのあとだろう。
だがよく見たら睨み付けてるのはライゼクスだけでアマツマガツチには一切視線を付けていない。
どうやら勝手に上がり込んで好き勝手に暴れてる事と過去に空の王者のプライドに傷が出来たことに対して怒ってるらしい。
その途端、ライゼクスはアマツマガツチからリオレウスへと標的を変更する。
まずは邪魔者でしかないリオレウスを排除しようと決めたらしい。
対してリオレウスも「掛かってこいや」と言わんばかりに尻尾を振るう。
……そして相手がいなくなってしまったアマツマガツチはというと……近くにいたランポスの群れに紛れ込んで観戦。
アマツマガツチ本人は襲う気はないが古龍のオーラに圧倒されてるのかランポス達はやや怯えてる。
それを他所に二頭の飛竜に動きがあった。
ライゼクスは空中にいるリオレウスに向けて電撃ブレスを放つ。
ブレスは一直線にリオレウスを捉えるがそれを旋回して回避する。
壁に直撃したブレスは壁に大きな穴を残した。
そのままリオレウスは旋回しつつライゼクスに急接近。
ライゼクスは叩き落とそうと翼で殴り掛かるが空中にいるリオレウスの機動力には勝てず、すぐに避けられる。
そして避けた背後にまた火炎ブレスを吐くがライゼクスはバックステップしてそれを避ける。
次にトサカを開き、そこからブレード状に伸びた電撃でリオレウスを切り込もうと前に出る。
だがリオレウスはすぐに着地し、尻尾で反撃。
尻尾攻撃はライゼクスの頭を捉え、ブレード状に伸びた電撃は消え去り、頭部は壁にめり込む始末となる。
そこへ追い打ちをかけるかのようにリオレウスは突進をする。
しかし、頭部の抜けないライゼクスは反射的に尻尾を振り回し、電流を流す。
電流はリオレウスに直撃。
脚が感電したのかその場で体勢を崩す。
……ちなみに今の電流に巻き込まれたアマツマガツチは電動マッサージでくつろいでる人のような振動に襲われてしまうとここに記しておく。
それを他所にライゼクスのターンは終わらない。
やっと頭を引っこ抜くことに成功し、折り畳んだ翼で倒れてるリオレウスを殴り付ける。
だがリオレウスも必死に抵抗し、寝っ転がってる状態で火球を放つもライゼクスは避ける。
標的を失った火球はランポスに直撃。
吹っ飛ばされ呆気なく絶命。
それを見た他のランポスは怯え、そそくさに巣から去る。
……アマツマガツチは未だに感電中。
だが、電気マッサージ的な感覚になってるのか分からないがホッコリとしている。
それは置いといて…両者激しい戦いに動きがあった。
ライゼクスが一度羽ばたき、二股に分かれた鋏型の尻尾でリオレウスの首を挟もうとする。
だがリオレウスはすぐに起き上がって回避。
ライゼクスの側面に回り込んで火球を放つ。
今度はヒットした。
ライゼクスは驚きと痛みで地に落ちるのと同時に電荷状態だった翼が元に戻る。
この好機を逃さないと再び飛翔。
今度はリオレウスがライゼクスの上に飛び乗る。
ライゼクスは翼での殴りつけであったが、リオレウスは毒が含まれてる爪脚で攻撃。
ライゼクスも負けじとジタバタと暴れるものの、リオレウスの押さえつけにより上手く体が動かない。
そしてとどめを刺すつもりなのかライゼクスの頭部に向かって火球を放とうとする。
この時、ライゼクスは危機を察知し、咄嗟に翼でリオレウスの頭部をぶん殴る。
ぶん殴られた衝撃でリオレウスの頭部が傾き、火球は別の方角へと飛ぶ。
その隙にライゼクスが無理矢理起こし、尻尾でリオレウスを薙ぎ払うがリオレウスはすぐに飛翔し、回避する。
間が空いたところで二頭は睨み合う。
……肝心のアマツマガツチと言えば……欠伸をしている。
それを他所にライゼクスは背を低くして突進を仕掛けようとするが……
ーバサッバサッ
ここでまた新たな乱入者が現れる。
その乱入者はリオレウスとライゼクスの間に降り立った。
その正体は雌火竜【リオレイア】。
リオレウスの嫁さんである。
リオレイアは降り立った後にリオレウスに近付き、ライゼクスを睨み付ける。
ー……。
それを見たライゼクスは分が悪いと判断し、飛び去って行った。
やっと一安心だと思っていたリオレウスはある事を思い出す。
ー……あのアマツマガツチは?
ライゼクスの戦闘によりアマツマガツチの存在を忘れていた。
すぐ振り返るが……そこは何もいなかった。
多分、知らぬ間に帰ったんだろう。
リオレウスは再び安堵の息を吐く。
そして彼はこう思った。
ー……今日は災難だ。
ー続くー
なんか終わり方がグダグダな気が……(汗
あと顔文字は使わないことにしました。
アドバイスありがとうございます