ガンゲイル・オンライン 戦場に散るロマン 作:Bishop1911
設定はできてるのにストーリーがね…。
(ここにきて「ロマンとは?」という
哲学的思考を始めるビショップ)
「あああああ〜〜〜ちきしょー……」
狩りの帰りで襲撃された俺たちは、
グロッケンの酒場ですっかり落ち込んでいた。
さらに俺は今日1日かけて集めた
ドロップアイテムの中で最も嬉しかった
実弾銃、UZIを失った。
「どうするよトー…ド…?」
「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!
やー、やられたねぇ…くくく…
あっはっはっはっはっは!
イイ度胸じゃないか…
この俺に喧嘩売ろうなんてなぁ…
ふふふ、射ってイイのは
射たれる覚悟のあル奴ダけだよ…くくクくク…」
つ、遂にイカれやがった…。いや、前からか。
学校でのトードを知っている俺にとっては
日常的な気もしなくはなかったが、
周囲の他のプレイヤーたちの目には
銃と鋼鉄の世界というだけで非日常的なのに、
発狂する一歩手前っぽいヤツが
ぶつくさ呟いているのは、
かなり危なく見えたらしい。
周囲からプレイヤーが離れていき、
遠くからまるでゲテモノでも
見るかのような視線を送ってくる。
しかもよく考えたらトードのアバターは
M9000番系だ。
つまり、はたから見れば
美人なお姉さんが発狂一歩手前で
なにか呟いているのだ。
俺はトードとの間に1つ分席を空けた。
トードは1つ俺側に詰めてくる。
「なあトード、
お前って周囲の視線は気にならねえの?」
「ショウ、復讐しに行くぞ。」
「うんいいけどまず話を合わせようか。
ていうか誰かもわかんねえ奴に
復讐って無理だろ。」
「大丈夫だ、問題ない。」
「いや大有りだって。」
学校と同じようにボケるトードに対して
いつものようにつっこむ。
違う事といえばここは仮想世界で、
トードが超・絶美人な
外見ということくらいだろう。
別に羨ましいとかじゃない。
だから『神』までは言ってないし。
「今回はガチで大丈夫。
俺、奴らが無線に話しかける声が
聞こえたんだよ。」
「なんて言ってた?」
「『ダインヨオ、〜〜』って感じだった。」
「どこまでが名前だよ?」
「ダインって名前。BoBに出てて
軽業スキルが凄えショットガン使いに
ぶっ殺されてた。」
「ふ〜ん…でも今の装備じゃ勝てねえぞ…」
「だよなぁ〜」
いつの間にか人気の薄くなった酒場に
沈黙が広がる。
「よし…しょうがない。無課金でいくぞ。」
「ん?ああ、わかってる、
アミュスフィア買ったら金欠だよな…」
「そうそう…今月厳しくてさ…って、
小遣いくらい貰えるっての!」
「そーなのかー?」
なんか…顔が美人だけど
中身知ってっからうぜえな…
「煽ってる?」
「いや、金が無いから無課金なんだよな?」
「ああ、金が無いから無課金だ。
えっと課金の最低金額が
千円で10万クレジットだから…
1万円くらい課金して100万クレジットにしよう。
それで装備を整える。」
「へっ…?」
あれ…?なぜトードは固まってる?
「バグった?」
「いや…無課金だよな?」
「ああ、無課金だ。」
「ん?」
「ん?」
「ショウ…無課金の意味知ってる?」
突然の質問に俺は意味がわからず困惑するが、
無課金と言ったら意味は1つしかない。
「ああ、無理のない課金だろ?」
「ちげえよっ!!遂にボケたか!?」
「誰がボケだ誰が!
どっちかつったらボケはトードだろ!」
「やかましい!危うく勘違いするとこだったぞ、
いや勘違いしてたけどさ!」
「とにかく…。
貯金は頑張れば1万円くらい残せるだろ?」
「ああ。でも2人だけじゃまだ足りない。」
「トードはあてがあるのか?」
薄ら笑いを浮かべる美女擬きに聞き返す。
「ああ、此方にちょっとした知り合いが
居るかも知れねーんだ。」
そう言うとトードはメニュー画面を開く。
「試しに奴のネームで
インスタンスメッセージ送るぜ。」
宙に浮かび上がったキーボードで
メッセージをつくり、送信する。
数分経ったが返事は来ない。
腕時計はすでに18時半だ。
「とりあえず今日はもう落ちよう。」
「そだな、じゃあメールの返信が来たら
リアルでLINEすっから。」
次回
次回?はっきり言おう。
未定だ。
でも原作キャラが出るからよろしく。