東方英雄伝 ~ラノベの主人公が幻想入り~ 【完結】   作:カリーシュ

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来た…ついに来たぞ…!
ク「うp主キモい。なにが来たんだよ?フランか?」
それもある!けどそれだけじゃないっ!
ク「じゃあなんだよ?」
それはっ!

読んでのお楽しみっ!

ク「絶符『滅びの歌』!!」

ゆぎゃっ!?


10話 U.N.Owen

―数日後

―紅魔館

 

第六感……まあ所謂霊感や直感というものを知っているだろうか?

 

今までオレは、精々VR空間でのデータでの違和感程度でしかあり得ないと思っていた。

 

 

 

 

 

―そう、いた(・・)だ。

 

 

 

 

 

恐らく、第六感は有るだろう。

何故かと言うと―

 

 

 

 

 

ギャリギャリギャリリッ!

 

 

 

「キリトっ!待ちなさい!」

 

「ならナイフを投げるな!」

 

……そんなもの(第六感)にでも頼ってないと、後ろから降り注ぐナイフの雨を捌ききれないからだよ!

 

「止めて欲しいなら―

 

さっきのことは忘れるか、『こちら側』に来なさい!」

 

「さっきのことって、咲夜の自爆だろうが!」

 

どうしてこうなった、とは言わん。

 

絶対あれだからなぁ……

 

 

 

 

 

 

 

―数分前 回想

 

 

「おぜうさまー。さっき言ってたレコード、倉庫にあったぞー」

 

ガチャッ

 

無用心にも、ノック無しで入った部屋には―

 

「う、うー!にゃー!」

 

「素晴らしい!素晴らしいですお嬢様!!」

 

「」

 

……ネコミミレミリアがいた。

な、何を言っているのか(ry

 

 

「ね、ねぇ咲夜。貴女目が怖いんだけど。それと鼻血拭きなさい」

 

「ハァ、ハァ、モウガマンデキマセン!」

 

「」

 

「うー!うー!」

 

「ハァ、ハァ、―ハッ!」

 

…………………うん、

 

「ごゆっくり」

 

バタンッ

 

 

―回想終了

 

 

 

 

 

 

 

「―あれ完全にアウトだろ!」

 

「うるさい!私は完全で瀟洒な従者」

 

「変態ロリコンを忘れてるぞ!」

 

「ようこそ紅魔館の幼女面(rorikonnside)へ」

 

「100%暗黒面の一種だろそれ!」

 

ナイフの密度が増えた。 解せぬ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―数分後

―ヴワル図書館

 

 

 

「ゼェ、ハァ、ま、撒いたか?」

 

 

前から気になっていた場所―

ヴワル図書館の奥深くにある扉。

 

入ろうとすると、いつも誰かに止められる扉の1つに咄嗟を隠れられたのはラッキーだったぜ。

 

 

……しかし、飛び込んだはいいけど真っ暗だな。

 

 

しかも、内側ノブないし。(涙)

 

 

 

 

 

……外の様子はどうだ?

こぁか妖精メイドだけなら、開けてもらおう。

 

 

 

 

 

 

 

「こあっ!キリトは何処に逃げましたか!?」

 

「こあっ!?さ、さあ…?」

 

「〜〜〜〜!

 

奇術『ミスディレクション』!」

 

「こあぁぁぁ…」

 

 

ピチューン

 

 

 

 

 

 

 

「…スマン、小悪魔」

 

さて、どうしよう? 咲夜さんは行ったみたいだけど………

 

強行突破はナシ。 とすると、こぁの復活を待つしかないか。

 

―っ!?

 

 

 

 

 

………

 

 

 

 

 

今一瞬、誰かに見られていた気が……?

 

 

そもそも、この扉はおかしい。

 

外側に鍵が無い。

 

外側にしかないノブ。

 

隙間が無いせいで、真っ暗な空間。

 

 

 

「……調べてみる、か!?」

 

ツルッ

 

―階段、踏み外した!?

 

「ギヤァァァァア―」

 

ゴロンゴロンゴロンゴロ―

 

 

 

 

 

 

 

〜剣士落下中〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―ドンガラガッシャーン!

 

 

 

「…い、痛ぇ……つかここ何処だ?」

 

妙に明るいし………

部屋は相変わらず真っ赤だし。

 

 

強打した背中をさすりながら立ち上がる。

 

うおぉ………居場所バレたかな?

 

 

 

 

 

「―あなたは、誰?」

 

 

 

「? この声って、あの時の―」

 

確か美鈴が、近付かなければ安全って言ってた―あれ?じゃあ今ピンチ?

 

咄嗟に抜刀出来るようにして前を見ると―

 

「お、女の子……?」

 

金髪の、変わった翼の生えた少女がいた。

 

 

「―あなたは誰?不審者?」

 

「いや、そうじゃなくてだな。最近ここで働き始めたキリトだ」

 

「ここ?アイツが連れてきたの?」

 

「アイツ?」

 

「上にいるんでしょ。―レミリア」

 

…そういえば、この女の子、顔つきとかレミリアそっくりだな。

妹か? だとしたら、なんでこんな地下に?

 

「おぜうさまのことか?まあ連れてこられたっていうより、迷い込んだっていうのが正しいけど」

 

「そう……なら帰って」

 

「え…?」

 

「聞こえなかったの?今すぐ帰って」

 

「ど、どうしたんだ急に?」

 

「周りにあるモノが見えないの?」

 

「周りにある物って……」

 

……だいぶ汚れてるな。 咲夜さんの手が届いてない―そもそも知らないのか?

 

「ボロボロのヌイグルミ、ベッド、破けた本、やたらデカい赤黒いシミ―」

 

「そのシミ、血だよ」

 

…………ゑ?

 

「アイツが連れて来た生き物の血。特に、人の」

 

「……本物?」

 

「本物。私の機嫌がいい内に帰って。(もう、何かを壊すのは嫌)」

 

 

――

 

 

「……そうか。

それなら―

 

 

 

 

 

尚更帰るわけにはいかないな」

 

「!? 何で!?あなたはバケモノと一緒にいるんだよ!?怖く、ないの?」

 

「怖いさ。慣れようが無いしな」

 

「なら、何で―」

 

「何で、か。じゃあ聞くけど―

 

 

 

―何で、そんなに悲しそうなんだ?」

 

「え―?」

 

初めて声を聞いた時から、ずっと疑問だった。

 

 

 

―なんで、そんなに悲しい声なんだ?

 

 

 

「―オレは今までいろんなヤツと会ってきた。それこそ、欲の為や、楽しいから、なんて理由で人を殺すようなヤツも。でも君は―

 

 

 

そんなふうには見えない」

 

「でも―」

 

「大丈夫。なんかあっても、きっとオレが何とかしてみせる」

 

「キリト…」

 

「ここから歩き出そうぜ。怖がることは、もう無いからさ」

 

「…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―ヘェ、ソンナコトイッチャウンダ」

 

「―!?」

 

気配が、変わった!?

しかもこのイヤな気配……

 

………まるで、

 

 

 

 

 

PoH(快楽殺人鬼)

 

 

 

 

 

「ネェ、アソボウ?」

 

「…二重人格、か?」

 

「ソンナコトヲカンガエルヨユウアルノ?」

 

「ないだろうな。

―でも、その『狂気』をどうにかしないと、君は出られなさそうだからな」

 

「アハ、アハ、アハハハハハ!!アノニンギョウトオナジメ二アワセテアゲル!!(お願い、気付いてー助けて!!)」

 

 

! 今度は、ハッキリ聞こえた!

 

 

「分かった、助けてやる。

 

―来い!」

 

 

 

 

 

 

 

〜剣士祈祷中〜

 

 

 

 

 

 

 

「『クランベリートラップ』!!」

 

美鈴との弾幕勝負で見つけた―

弾幕には、核がある。そこを斬れば―っ!

 

「―っラァ!!」

 

迫って来る紅い光弾の、中心を斬る!

 

 

ギャリィッ!!

 

 

―よしっ!

 

真っ二つになって霧散した!

 

 

「!?」

 

「これなら―いける!!」

 

「アハハハハ!アナタツヨイネ!

 

『レーヴァテイン』!!」

 

 

 

ゴウッ!!

 

 

女の子の手に現れたのは、

 

「炎の大剣!?」

 

「アハ、アハハハハハ!トケチャエ!」

 

 

 

ブォン、ブォン、ブォン、ブォン!

 

 

大振りだから、剣筋は見切れるけど……!

 

「くっ!」

 

パリィしたら、間違いなく剣が熱でダメになる!

 

「ヨケテバカリジャ、アソベナイヨ」

 

「こっちは必死なんでなっ!!」

 

「―モウイイ。ツマンナイ

 

『フォーオブアカインド』」

 

 

!?!? 4人に、分身、した…!?

 

 

「「「「アハハハハハ―」」」」

 

「『禁じられた遊び』!」

 

「『カタディオブトリック』!」

 

「『カゴメカゴメ』!」

 

「『495年の波紋』!」

 

「なっ―」

 

前後左右―同時スペカだと!?

 

ダメだ、追いつかない―

 

 

 

 

 

 

 

ドッゴォォォオォォォン!!

 

 

 

 

 

 

 

「ガ―ハッ―!」

 

「…マダイキテルンダ」

 

「そう簡単に、くたばるかよ…!」

 

「フーン。サッサトシネバラクナノニ」

 

「―死ねるかよ、女の子1人救えないで。

 

もう逃げない! 諦めない!あの時そう誓ったんだ!!」

 

 

もう、あの時と、同じ後悔をするのは、イヤだ。

 

 

だから―

 

 

 

「だから、絶対に―

 

 

 

 

 

 

 

君を助ける!!!」

 

 

 

 

 

 

 

「…ソウ。ナラ―

 

―『そして誰もいなくなるか?』」

 

見たことのない密度の、壁と言ってもいい程の弾幕が迫る。

 

……だけど、この程度!

 

「―『ヴォーパルストライク』っっ!!」

 

選んだのは、重単発突進ソードスキル。

 

これなら―!

 

 

 

ーッッッギュォンッ!!!

 

 

 

 

 

「!?」

 

「スペル、突破ぁ!!」

 

弾幕の壁を、強引に突き破る!

 

「っ『レーヴァテイン』!

 

コンドコソコワシテアゲル!!」

 

炎の大剣―もう躊躇わない!

 

「『ソニックリープ』っ!」

 

 

 

ゴウッ!

 

 

 

「!? ワタシノ、レーヴァテインガ!?」

 

大剣を、一撃で破壊する。

高熱でエリュシデータが白熱し、欠けたが………

直るかどうかの心配は後だ!!

 

 

「う…ア…!私、は…」

 

「! もう大丈夫だ!だから戻って来い!!」

 

「―コワシテヤル!(壊したくない!)

 

オワリダ!(キリト、逃げて!!)

 

 

 

キュットシテー

 

 

 

 

 

ードカーン」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グシャッ―

 

「!? カハっ―」

 

喉を、熱いものがせり上がって来る。

 

吐き出してみると―

 

 

 

血!?

 

 

 

何を、された―!??

 

 

「アハ、アハハハハ!!コワレタ!コワレタ!!」

 

目がくらむ。

 

身体のあちこちから、血が滲み出ているのが分かる。

 

明確に近づいて来る、死の気配。

 

 

 

 

 

 

 

……だけど……

 

 

 

……まだ……

 

 

 

 

 

「まだ、終わって、ねぇ!!!」

 

「!? コワレテ、ナイ!?

 

ーアナタは、コわレ、ないノ…?」

 

「ああ―壊れない。

 

 

 

 

 

―絶対にな」

 

「うっ―

 

ごめんなさい…!キリト、私、酷いこと…!」

 

「大丈夫、大丈夫、だから、な?」

 

「ごめんなさい…ごめんなさい…!」

 

……気配が、戻ったな。

これで、この子はきっと大丈夫だ。

 

 

悲しい殺人鬼じゃない、他人を心配することが出来る、優しい女の子なら―

 

 

 

 

 

…………………

 

「…悪い、でもちょっと動けそうに無いからさ。誰か呼んできてくれないか?」

 

「…うん!分かった!待ってて、すぐ戻るから!」

 

 

 

タッタッタッタッ…

 

 

 

「…行ったか」

 

 

……ヤベェ、本格的に、前、が、見えな、く……

 

―アレ?なんかデジャビュ? 前にも似たような事なかったか?

 

 

 

「…ごめん。頼むから、戻ってくる、な―」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―リトッ!?キリトッ!!!」

 

……あれ? 何か、聴こえてる?

 

今度こそ死んだと思ったのに。

 

「……うぅ」

 

重い瞼をこじ開けると―

 

「キリト!無事!?目を覚まして!?」

 

「……お、おぜうさま?」

 

涙目のレミリアがいた。

 

 

 

………ん? ちょっと待て涙目?

 

え、キャラ違くね!? カワイイけどさ!?

 

「キリトォォ!!」

 

グエぇぇぇぇ…………

首絞まってる………死ぬ…

 

「レミリア様、起きてますよ」

 

「え、ホント!?

―し、しってたわよ!?」

 

ようやく気管が解放される。

うぅ…なんか一瞬川が見えたぞ?

 

 

………さて、と、

 

「…おぜうさま?」

 

「な、何よ?」

 

「…いつものカリスマはどこへ?」

 

―その一言で、オレの周りの態度が激変した。

 

 

 

 

「……うー!うー!」

 

「お嬢様…!」

 

「レミィ、屈んでないで立ちなさい。咲夜、鼻血出てるわよ」

 

「……いつもよりテンションが高くないか?」

 

「普段がこうよ。貴方が来てからの1週間は見栄張ってただけ」

 

つまり、

 

レミリア:カリスマ→外見年齢相応の子供。

咲夜:完全で瀟洒な従者→重症のロリコン………これは知ってた。

パチュリー:関わりを持たない無口→メンバーの纏め役(?)。

 

 

「……カリスマェ。

 

ところでパチュリーさん、オレが地下で会ったあの子は?」

 

「」

 

「」

 

「」

 

「…パチュリー?」

 

空気が凍った。

………何かあるな。 良くなさそうなことが。

 

「…予定より早いけど、いいわね。レミィ?」

 

「…頼むわ」

 

 

 

〜図書館説明中〜

 

 

 

 

 

「…要約すると、レミリアの妹で、情緒不安定で、『ありとあらゆる物を破壊する程度の能力』を持っていて、それらが原因で495年間閉じ込められていた、でいいのか?」

 

「大体あってるわ」

 

「そうか………」

 

495年―オレたち人間から見れば、恐ろしく永い時間だ。

 

それをあの子は、お世辞にも広いとは言えない地下室に、ずっと――

 

 

 

 

 

「………そのフランドールはどこなんだ?」

 

「どこもなにも、そこにいるわよ」

 

「?」

 

「そこ」

 

指差した先は、オレが今寝ているベッド―まさか!?!?

 

 

 

 

 

「Zzz…ウーン…お兄様…」

 

 

 

 

 

「…いつの間に」

 

全く気付かなかった……

 

「そうは言うけど貴方、丸々4日寝っぱなしだったのよ」

 

「4日!?」

 

「ついさっきまで起きてたんだから、休ませてあげなさい」

 

「ハハハ…」

 

4日かぁ……そりゃ気付けないな。

 

 

 

 

 

「あの、えっと、キリト?」

 

「?何だ、おぜうさま」

 

「レミリアでいいわよ。

 

その…ほんとは最初からアナタとフランを闘わせるつもりで…もっと弾幕にも慣れてからって思ってたんだけど……正直、上手くいくとは思ってなくて…その…ごめんなさいっ!」

 

「? 何にだ?」

 

そんな涙目で謝られても、なんだかこっちが悪いみたいな気になってくるんだが……

 

「え? その、アナタを騙して、殺すようなことを…」

 

「結果オーライだったんだ。気にしないよ」

 

「!?!?」

 

「それに、レミリアも何とかしたかったんだろ。家族は大切に、な?」

 

「う―うわぁぁぁん!!」

 

!? だ、だから首に抱きつくのは止めてくれ!!

 

吸血鬼の腕力でそれやられると………!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…結局、あのままレミリアも泣き疲れて爆睡と」

 

 

ちなみに、咲夜は美鈴を起こし(やつ当たり)に行ってる。

 

最初は寝入ったレミリアたちを連れて行こうとしたんだが………

 

その、2人とも離れなくてだな。

 

 

 

 

 

………咲夜さんのマジの殺気、怖かったです……………

 

 

 

 

 

「ハァ…ああ、貴方の剣だけど」

 

「?」

 

「損傷が酷すぎて、外見はそのままだけど性能は完全に別物になったから」

 

「へ!?」

 

「それじゃあ」

 

「へ、ちょ、パチュリーさん!?

 

…行っちゃったよ」

 

 

入れ替わるように入って来たのは、咲夜さん。

 

「………美鈴は? 生きてるよな?」

 

「妖精メイドに門番を代わってもらってました。 ここに来ているかと思ったのですが………

 

まぁ別の収穫が有ったので良しとしましょう」

 

「? 別の収穫?」

 

聞き返したオレの目の前に、手鏡を突きつけ、て―

 

「………オイチョトマテこれって」

 

こ、この一筋の赤いものって―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―ようこそ、鼻から忠誠心が溢れ出る従者の世界へ(紅魔館の幼女面へ)

 

「言うと思ったよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―なんやかんや色々あって、咲夜を部屋から追い出したあと。

 

 

 

「………ところで、いつまで隠れてるんだ?

 

 

 

―美鈴?」

 

「ありゃ、やっぱり気付かれましたか」

 

「よく言うよ。ワザと気配出してたのに」

 

咲夜が「良いですかキリト。 基本的にはノータッチで―」等々延々と語り始めた辺りから、ギリギリオレが気付くように気配を出していた。

 

「あはは…ちょっと気になることがありましてね」

 

「そうだな。オレも美鈴に聞きたいことがある」

 

「お先にどうぞ」

 

「こういうのはレディーファーストだ」

 

「ではお言葉に甘えて。

 

キリトさん―

 

 

 

 

 

―妖力の感覚は如何ですか?」

 

……やっぱりか。 気配に咲夜が気づいてないから、もしかしてとは思ってたけど。

 

「…人には扱えないんじゃなかったのか?」

 

「純粋な人には、です。例外はありますよ。

例えば、シャーマンと呼ばれるような人や、妖怪を式神にしている人、血筋に妖怪がいる半妖。そして―

 

 

 

 

 

妖怪そのものに種族が変わり始めている人」

 

 

 

「…」

 

「『破壊』されて不安定なところで妹様が応急処置に妖力と魔力とかがごちゃ混ぜになったのを撃ち込んだのが不味かったんですかね」

 

「…オレは、どうなる?」

 

「さぁ?でも専用の儀式をやった訳でもないんで、変な事しなければ現状維持でしょうね」

 

「…」

 

「安心してください。まだ『妖力が使えるかなり珍しい人間』レベルですから」

 

「そうか…分かった、ありがとう。

 

次はオレからいいか?」

 

「どうぞ」

 

「美鈴―――種族は何だ?」

 

さっきの気配からして……おそらくだが……

 

「妖怪ですよ?」

 

「…妖力っぽいのが使えるようになってから、妖怪の大体の強さが直感的に分かるような感じがするんだ」

 

「良かったですね」

 

「…今は抑えてるみたいだけどな、―

 

 

 

 

 

―無茶苦茶強いだろ」

 

それこそ、咲夜やパチュリー、レミリアとフランドールよりも。

 

 

 

 

 

「…さぁ?私は唯の門番妖怪ですよ」

 

「…そうか。なぁ美鈴?」

 

「はい?」

 

「…信じても、いいんだよな?」

 

「何言ってるんですか。此処(紅魔館)は私の『家』で、此処のメンバーは私の『家族』なんですよ?」

 

「ははは…ありがと、美鈴」

 

「それじゃあ私は仕事に―って危な!?忘れるとこだったぁ!!」

 

「!?」

 

「ハイこれどうぞ」

 

「これって…片手直剣?」

 

美鈴が隠れていた陰から引っ張り出して来たのは、紅い、緩くカーブした刀身を持つ剣だった。

 

「キリトさん、二刀流でしょう。体捌きを見れば分かりますよ。それじゃ!」

 

……銘すら言わずに行ったよ。

 

 

「……二刀流、か」

 

完全に別物になったらしい、外見はレーヴァテインと打ちあう前のエリュシデータの隣に、紅い剣を置く。

 

 

 

――この先、間違いなく二刀流で戦う時が来る事を、予感しながら。

 

 

 

 

 




…というわけで正解はっ!カリスマブレイクとキリトキャラ崩壊(ロリコン化)でした!
ク「全国一千万(適当)のキリトファンにリンチされるぞお前」
それでもかまわん!キリフラこそ至高なのだから!!
ク「全国のSAOファンに土下座して来い。もちろん焼きな」
しどい!

補足説明
妖力:ネタバレするとフラグです。覚えておいてください。
美鈴の片手剣:紅い大型の剣。デザインはかなりシンプルで、目立つ装飾は特に無い。大型ハ虫類のような素材が使われてる…?
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