東方英雄伝 ~ラノベの主人公が幻想入り~ 【完結】   作:カリーシュ

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推奨戦闘BGM 最終鬼畜妹フランドール・S


6話 武偵vs剣士

 

―紅魔館 ヴワル図書館

 

sideキンジ

 

「―『ソニックリープ』!』

 

ザシュッ

 

「―ガ、グゥ…!」

 

「どうする魔法使い?まだやるか?」

 

な、何も見えなかった……!

 

斬られたのは分かるが、軌道が―

 

「へ、まだまだ…」

 

「そうか―」

 

「―ッ!」

 

殺気!!

 

 

 

バババババッ

 

拳銃から弾幕を放つ、が―

 

 

 

ギャリギャリギャリギャリギャリッ!

 

 

「……銃弾切りなんてフィクションの中だけにしてくれ。

いや、弾幕切りか?どっちにしろ、夢に出てきそうだ。悪い意味でな」

 

「弾幕は目で追いやすいからな。慣れれば避けるより簡単さ」

 

「は、無茶をいいやが、るッ!!」

 

銃が効かない以上、近接戦で、あの剣を奪う―!

 

早技で展開したナイフを、腕狙いで振り―

 

「『ホリゾンタル』!」

 

!? 剣が、青の光に包まれ―

 

 

ガキンッ

 

 

「―は??」

 

ナイフの刃が、切断されてる―ッ!?

 

「投符『バレットシュート』!」

 

「うおッ!?」

 

ぴ、ピック!?

なんでどいつもこいつも尖りモンを投げたがるんだよ!?

 

バババババッ

 

弾幕と弾幕が打ち消し合う。が、弾幕の数や密度に差があり過ぎる!

 

ガチンッ!

 

スライドストップ―弾切れかよ!

 

「ゼェ、ハァ、1枚、ブレイク…!」

 

幸い、丁度向こうのスペカも終わったらしいが―

不味い、弾がもう無い…!

 

ここから逆転するには―

井筒取りで剣を奪うか、一か八かの秋水で一撃で決めるか―

 

まずはラッシュの途中で井筒取りを決める!

 

「ッラア!」

 

ジャブ、ストレート、アッパー、サマーソルトの連撃。

 

ヒステリアモードで加速してるんだ、ダメージは通るはず―

 

 

「フッ―!!」

 

ギィィィンッッ!

 

 

 

なん……だと……

 

全部に剣で受け止めて、流しただと…ッ!?

 

ウソだろ、ヒステリアモードのスピードに、反応出来てるのか!?

コイツも妖怪なのかよ!?

 

「テメェ、このバケモンが…ッ!」

 

「お前もそうだろうが…!」

 

もう出し惜しみは出来ない。あの自損技なら―

 

 

 

「…悪いな。

ここから本気でいくぞ!!」

 

―っシャンッ!

 

 

 

……は?

 

「―!?!? オイオイマジかよッ!!」

 

あの反応速度で―

 

 

 

 

 

二刀流(・・・)だと!?!?

 

 

「『ジ・イクシリプス』!!」

 

「ッ!? しまっ―」

 

スーパースローの視界の中で振られる、赤い27連撃。

 

マトモに食らった―ヤベ、何か果物の匂い付きで花畑が―

 

 

 

……果物の匂い(・・・・)

 

 

 

 

 

 

「キンジ!10条なんだぜ!!」

 

視界に写ったのは、フランとの戦闘を終わらせたらしい魔理沙。

 

……って、10条…おいいつ覚えたんだよ?

 

 

「? 10条?」

 

「『諦めるな。武偵は決して、諦めるな』。

 

 

 

―まだ終わってねぇよ、二刀流!」

 

 

吹っ飛ばされた距離を詰めるのを最大加速で、爪先で、膝で、腰と背で、肩と肘で、手首で生み出すスピードを被せる!

アレに届くなら―

ヒステリアモードですら反応出来ない速度を出せるなら関節や骨がどうなったっていい!

 

瞬間最高速度1236kmの、超音速の一撃なら―

 

 

 

「この遠山桜、散らせるものなら―

 

―散らせてみやがれッ!!

『桜花』!!!」

 

 

パァァァァアンッ!!

 

 

今度は―ガードが、間に合って無い!

 

「ガァっ!!?」

 

 

ドゴォッ!!

 

「勝った、か…?ハハハ…」

 

ヤベェ、今度こそ意識が―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………おーイテテテテ……あれだけぶった斬られて、よくアザで済んだな。 流石防弾制服。

……でなけりゃ強襲科(アサルト)の死亡率は跳ね上がってるか。

 

………ん?

 

「ゼェ、ヒィ、悪い、途中小悪魔とかいう奴に邪魔されて―おいキンジ!?大丈夫か!?」

 

「士道遅いんだぜ!もう全部終わったんだぜ!」

 

「うぇ!?キンジ以上の人外の従者って奴は!?」

 

「キンジが勝った!」

 

「違うよ!キリトが勝ったよ!」

 

「先に倒れたのはそっちの黒いのだったぜ!」

 

「倒れたのは同時だったよ!先に起きたのはキリトだよ!」

 

 

〜魔法使い妹喧嘩中〜

 

 

騒がしくなった二人を避けて、遅れて来た奴が近づいて来る。

 

「…事実、どうなんだ?キンジ」

 

「……負けだ。喰らってるダメージはこっちの方が重いからな」

 

「…悪かったな。思いっきり切っちまって」

 

「気にすんな、いつもの事だ。アザにしかなってないしな。

それより、キリト、だっけか?」

 

「桐ヶ谷 和人だ。キリトって呼ばれてるけどな」

 

「じゃキリトでいいや。お前何者だよ。あの反応速度は異常だぞ」

 

ついでにあの殺気も。 今は完全に霧散してるが、2、3人バラした(殺した)ことがあるって聞いても驚かないぞ。

 

「―剣士兼執事だよ。 ……これでも人間だ。

そういうお前もラストのワンパン。衝撃波が出てなかったか?そっちこそ何者だよ?」

 

「そうだな…

―ただの落ちこぼれ武偵だよ。ちょっと不思議な力はあるけどな」

 

こっちに高校はないから、イマイチパッとしないな。

 

 

 

 

 

「―全員そろってるわねっ!!」

 

「だから急に現れるな叫ぶな心臓と耳に悪い! ていうかどっから現れた!?」

 

士道に賛成。 ドアの開閉音しなかったけど!?

 

「士道はツッコミ入れるくらいなら飛べるようになりなさい! それよりも! 異変が解決したら、まずすることがあるわ!」

 

「「怪我の手当てか?」」

 

「何で弾幕ごっこでそんな全身ボロボロになるのよ!?」

 

あー……

スペカルールが頭から吹っ飛んで、気がついたらお互いガチになってましたとは言えんな。

 

「建物の修繕ですか?」

 

「だから急に―もういいや疲れた」

 

「そっちでやりなさいよ」

 

(((鬼だ。鬼巫女だ。))クラインに見せたらバグるな)

 

「じゃあなにをするんだよ?」

 

士道の問いへの応えは、満面の笑みでの―

 

 

「勿論―宴会よ!!」

 




黒の剣士vs哿…そりゃバケモン同士の戦いにもなるなぁ…
え?前々回のあとがきの後どうしたかって?

そのことですが、次のあとがき(もしかしたら時々まえがきも)からキャラが一人増えることになりました。
なんでも、ゆっくり傍観できる場所が欲し――ゲフンゲフン。

というわけで、『東方英雄伝』をこれからもよろしくお願いします。
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