東方英雄伝 ~ラノベの主人公が幻想入り~ 【完結】   作:カリーシュ

8 / 56
8話 黒の剣士の真っ紅な生活

―翌日

―紅魔館 廊下

 

「…なあメイド長」

 

「咲夜で構いません」

 

「…なんで夜から仕事なんだ?…眠い…」

 

「紅茶をどうぞ。…お嬢様の種族を忘れましたか?」

 

……どっから出した? 今のコップ。

 

え? 気にするな? そーですか。

 

「種族って吸血鬼…あ、なるほど」

 

「納得して頂けたところで行きますよ。案内しますから、まずは紅魔館の部屋の位置の暗記とレミリア様以外の方との挨拶も済ませてください」

 

 

―紅魔館 門

 

 

最初に向かったのは、門だった。

 

そこには、チャイナ服っぽいのを着た女の人が―

 

「Zzz…」

 

「…」

 

「爆睡してる…」

 

ドスッ

 

 

 

 

 

「え〜っと、桐ヶ谷和人さん…キリトの方が呼びやすいですね」

 

「そ、そうですか。あ、あの、紅さん?」

 

「美鈴と呼んでください。どうしました?」

 

「あ、あの、ナイフ―」

 

額に思いっきりナイフが突き刺さってた。

 

いやなんで死んでないの!?

 

「慣れてるんで」

 

「そういう問題!?」

 

「キリト。次行きますよ」

 

「!? は、ハイ!」

 

咲夜さん怖っ!! 全く動じてないんですけど!?

 

 

 

 

 

 

 

「……ちっちゃくて女顔で可愛い人でしたねー。

 

―はてさて、今度は何日保ちますか。

……

 

……Zzz……」

 

 

 

 

 

 

 

―ヴワル図書館

 

次に案内されたのは、地下にあるやたらデカイ図書室(?)だった。

 

そこには、月と太陽のマークの印がある、ドアノブカバーの帽子を被った、女の人だった。

 

「…」

 

「パチュリー様。連れてきました」

 

「お疲れ咲夜。…話はレミィに聞いてるから自己紹介はしなくていいわよ」

 

「はぁ…」

 

普通に会話してるけど……この人もぶっ飛んでるんだろうなぁ……

 

「それから、これを持って行きなさい」

 

「!? これってエリュシデータ!?」

 

昨日紅魔館で働くことが決まったあと咲夜さんが持っていったのって、こういうことだったのか。

 

「損傷が酷かったから修復しておいたわ」

 

「ありがとうございます」

 

「キリト。次行きますよ」

 

「ハイハイっと―」

 

メイド長に呼ばれ、図書室を出ようとすると―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―ネェ、アナタハダァレ?ワタシトアソボウ?」

 

 

 

「!?!? 今のは!?」

 

「貴方が今知る必要は無いわ」

 

咲夜さんの反応―聞き間違いじゃない!

 

「―でも」

 

「関わると、死ぬわよ」

 

 

「……分かった」

 

なんだ今の声は…よくは分からないけど…

 

 

 

―凄く、悲しい声だった。

 

 

 

 

 

 

 

「…これで良かったのかしら?レミィ?あの従者、間違いなく死ぬわよ」

 

「あら、どうしてそう言い切れるのかしら?」

 

「程度の能力も無い人間にあの子の相手は務まらない。ただそれだけよ」

 

「あら、あるわよ? 何かはハッキリしないけどね」

 

「……………」

 

 

 

 

 

 

 

 

ー紅魔館 ホール

 

その後、一通り見終わると、ホールまで戻ってきた。

 

「キリト。私は厨房に向かいます」

 

「はってことは、別行動か?」

 

「ええ。美鈴にスペルカードルールについて聞いてきて下さい。今晩は以上です」

 

「オーケー。分かった」

 

 

―紅魔館 門

 

 

「…いつ来ても雰囲気あるな」

 

「まあガチのお化け屋敷ですしね」

 

……ちなみに美鈴さんは起こしてある。

流石に普通に揺すって起こしたけどな。

 

「ハハハ……

どっかの映画みたいに幽霊とか出る―」

 

「出ますよ。ポルターガイスト」

 

「」

 

……………ゑ?

 

「他にも動く絵や石像、違うものがうつる鏡、開かずの扉、グリム、ケルベロス、食肉植物、電源のないレコード、etcetc…」

 

「…剣でどこまで対処出来ますか?」

 

つい敬語になる。

死活問題だろ!?

 

「実体が無いとキツイですね。現に今キリトの後ろにいるピエロモドキは物理攻撃一切効かないんで」

 

「へ―?」

 

ウシ、ロ?

 

「kィィィエhェえェhエhエェ!!」

 

「」

 

 

〜剣士気絶中〜

 

 

 

 

 

…頭が、柔らかい……

 

「あ、気がつきました?」

 

「う、ん…? うわっ!?」

 

ひ、ひひひひ膝枕ぁ!?

 

「そこまで驚きますかね?」

 

「驚くよ!」

 

しかも服装が服装だから、ほぼ直だし!

何がは言わんけどなあ!!

 

「あはは」

 

「ハァ…あれ、そういえばさっきのピエロは?」

 

「ああ、あれですか?消えましたよ」

 

「消えた?」

 

「はい。アレは目があった相手を建物に永遠に閉じ込める怨霊の類なので、比較的安全ですよ。 解呪も簡単ですし」

 

「どこが安全なのかサッパリ分からない」

 

それ、場合によってはそのままそこで餓死しかねないよな?!

 

「人間相手なら即死モノもありますけど。メデューサの生首とか」

 

「近づかないんで全部教えてください。ていうかどっから入手した!?」

 

「普段から動くのは無害か驚かすだけが多いですよ」

 

「普段から、ねぇ」

 

「ほら、現に私も何もしてないでしょ?」

 

「…ほえ?」

 

「そもそも紅魔館に種族人間はキリトと咲夜さんしかいませんよ」

 

「!?!?」

 

吸血鬼だけじゃないのかよ……さっきの幽霊やらナイフが刺さっても平然としたから、予想はしてたけど………

 

逆に咲夜さんあれで人間なの!?

 

「…そこまであからさまだと少し傷つくんですが」

 

「え、あ、ごめん…

じゃあパチュリーもか…そういえば、ヴワル図書館には何があるんだ?」

 

「ヴワル図書館…ドッペルゲンガーの出てくる鏡と、手を喰いちぎる引き出しと、詳しくは知りませんが呪いの本くらいですかね」

 

「ホラゲかよ七不思議とか越えてるぞ。

それじゃあ、あの声は一体…?」

 

「声…ああ、はい」

 

「知ってるのか!?」

 

「近づかなきゃ安全ですから」

 

「いやそうじゃなくて」

 

「近づかなきゃ安全ですから」

 

「えっと」

 

「近づかなきゃ安全ですから、ね」

 

「…ハイ」

 

美鈴さん顔が近いです。

 

「それで、スペカですよね。あれは―」

 

 

〜門番説明中〜

 

 

「―こんなもんですかね」

 

「飛びながら撃ちあうのか…苦手だなぁ」

 

そもそもSAOじゃ、飛行は勿論、遠距離攻撃も投擲くらいしかないからな。

飛行はステータスと環境によっては、壁を交互に蹴るとかでやろうと思えば出来なくもないけど。

 

「キリトさんもですか。私も飛んだり撃ったりは苦手なんですよね」

 

「気が合いそうだな」

 

「同感です!せっかくだから手合わせs」

 

 

サクッ×2

 

 

 

「弾幕は、殺傷能力さえ押さえておけばどんな形でもいいですからね」

 

「ナイフやピックでも?」

 

「剣筋が弾幕として飛んでく例もありますし」

 

「へーそーなのかー」

 

「そーなのだー。

 

 

…行きましたかね?」

 

「…ボケてもナイフが飛んで来ないから大丈夫そうだな」

 

目の前の壁にいきなりナイフが刺さった時はマジで怖かった。

 

「ははは。それで、キリトさんの場合、剣やピックを弾幕にするにしても」

 

「斬っちまうからな。殺傷能力が…」

 

「う〜ん…人なら霊力か魔力、神力を纏わせるっていうのもありなんですけど…どれも無いですしね…妖力は人には扱えませんし…」

 

「…なんかすいません」

 

「いいんですよ。ただ、神力を除いて他は努力で何とかなるんですけど、それでも最初からスッカラカンですからね」

 

「…と言うと」

 

「正直、かなりキツイかと」

 

「…万が一弾幕勝負になったら剣の腹でやるか、ひたすら逃げるよ」

 

「…まぁ、逃がしてくれる相手だといいですね」

 

「美鈴それフラグ」

 

「ふらぐ?」

 

あーそっか。 ネットスラングみたいなものだから、まだ幻想入りしてないよな。

 

「えっとだな―」

 

 

〜剣士門番雑談中〜

 

 

「―いつまで喋ってるのかしら?」

 

「「あ」」

 

しまった……つい喋りすぎた……!

 

「咲夜さん……話をしよう。 話せば分k

「幻符『殺人ドール』!!」

 

ピチューン×2

 




紅魔館って、よくよく考えたらフツーに化け物屋敷じゃね?と思った結果こうなりました。

?「だからってこれはないだろ!ていうかよくあんなホイホイとホラゲーネタを放り込むもんだ」

お、前に増やす宣言したこのssのオリキャラ。どうした?出番はまだ先だぞ?

?「殺夢『エルム街の爪男』!!」

ちょ、ま、それアカンヤツ―
ゆぎゃぁーーーーー!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。