新年を迎えたということで、心機一転し、新たに投稿することにしました。
~眼魔の世界~
~~祈りの間~~
大帝と限られた者のみが立ち入ることを許された祈りの間に一人の少年が訪れていた。
「御呼びですか、大帝陛下。」
少年――――眼魔の世界の軍服を身に纏い、黒いアタッシュケースを手に持ったユーノ・スクライアは祈りを捧げている大帝アドニスの背後でアタッシュケースを置くと跪き、アドニスに声をかけていた。
「ん?」
ユーノに気付いたアドニスは振り返りユーノに声をかけた。
「おぉ、来たかユーノ君。」
「はい。」
「そこまで畏まる必要はない。顔を上げ、立ち上がるといい。」
「はい。」
アドニスの言葉にユーノは立ち上がると一礼した。
「ふむ、やはり久しいな」
「3年ぶりになります。陛下と謁見する機会はあまり多くはありません。私がこの世界に迷い込んだ時に謁見した時を含めても片手で数えられる程度です。」
「そうか。わが友イーディスはどうだ?」
「良くして頂いています。」
「それはよかった。イーディスに預けた甲斐があったというものだ。」
「長官の教えを受け、アラン様から預かったコレのおかげで新たなシステムを開発することができました。」
ユーノは懐から黄色い目玉のようなモノ―――エジソンゴースト眼魂を取り出すと、アドニスに見せた。
「英雄の眼魂だったか。」
「えぇ。これには人間世界――正確には第97管理外世界地球にかつて存在した偉人・英雄の魂が込められています。」
「なるほどな。」
「コレを解析して完成させたのが、このメガウルオウダーです。」
ユーノはさらに懐から取り出したブレスレット型の機械――――メガウルオウダーをアドニスに差し出した。
「ほう。」
アドニスはメガウルオウダー受け取ると、感心したようにうなずいた。
「マコトさんの持つゴーストドライバーとこの英雄の眼魂を解析して作ったため、高い戦闘性能は保証できます。ですが、活動制限があり、定期的に眼魔コマンドを吸収する必要があります。」
「なるほどな。それで、これを使って変身した戦士の名は?」
「ネクロム。・・・・・・・仮面ライダーネクロムと名付けました。」
「ネクロム?たしかそれは......。」
「さらに、メガウルオウダーの試作型を使った通称ダークネクロムという量産型ネクロムの開発にも成功しています。こちらには活動限界はありませんが、その分、戦闘能力は低下しています。」
「父上。」
祈りの間に女性の声が響いた。
ユーノはアドニスが自分の後ろに目を向けたことに気付くと、自分も振り返った。
「アリア」
「アリア様。」
二人は声をかけてきた女性――――アリアに声をかけた。
「どうしたアリア?」
「お話の邪魔をして申し訳ありません、父上。ユーノが祈りの間に向かうのが見えたものですから。珍しいことでしたから、つい。」
「フッ。気にすることはない。かまわんだろう、ユーノ君?」
「ええ。アリア様にお渡しするものがありましたから。」
ユーノは置いていたアタッシュケースを持ち上げると鍵を開け、中身が見えるようにアリアへと向けた。
「これは?」
「さきほど陛下と話していたメガウルオウダーの試作品・・・・・プロトメガウルオウダーと変身に使用するダークネクロムゴースト眼魂です。何かあった時の護身用としてお持ちください。」
そういうとユーノはアタッシュケースを閉じるとアリアに渡した
「ありがとうユーノ。大切にします。」
アリアはアタッシュケースを抱きしめるとユーノにほほ笑んだ。
「いっ、いえっ!?」
ユーノはアリアの笑顔に照れるとそっぽを向いた。
「ハハハハハハッ。」
そんな二人を見てアドニスは微笑んでいた。
「ところで陛下何の御用で私を御呼びになったのですか?」
「そうだった。本題に移ろう。」
アドニスはそういうと目を瞑り深いため息をついた。
「ある男が大量の眼魂を盗み、他の世界に逃走した。」
「なっ!?」
「父上っ!?」
アドニスの告白にユーノとアリアは驚いた。
「その漢の名はシバルバ。」
「シバルバ殿は父上の盟友のお一人ではありませんか!?」
「そうだ。私やイーディスと共に今の世界を作ったわが盟友。だが、奴は野心が強い。恐らくは異なる世界を侵略するためだろう。」
「私を呼んだのはシバルバ殿を追い、捕縛するためですか。」
「そうだ。可能ならば捕縛し、ダメならば抹殺せよ。」
「分かりました。」
「それと眼魂の回収若しくは破壊も頼む。詳細はイーディスから聞くといい。」
「では行ってまいります。」
「頼んだぞ、ユーノ。」
「頼みます、ユーノ。」
踵を返し立ち去っていくユーノをアドニス・アリア父娘は見送っていた。
~~イーディスの研究室~~
「イーディス長官。」
ユーノは軍服を着たロマンスグレーの髪の壮年の男性――――イーディスに声をかけた。
「ユーノか。アドニスから話は聞いている。」
「シバルバどn、シバルバが逃げた世界は何処なのですか?」
「お前の故郷・・・・・・・ミッドチルダだ。」
「なっ。」
「しかも厄介なことに、奴は今まで何度も地球にわたり、ある組織に素性を隠して入り込み、その組織と共にミッドチルダに向かったらしい。」
「ある組織?」
「その名はノバショッカー。かつて地峡で世界制服を企んだ秘密結社ショッカーから離反し独立した新進気鋭の組織だ。」
「面倒なことになりそうですね。」
意外な名前を聞いたユーノは苦笑し頬を掻いた。
「案ずるな。お前には眼魂達が付いている。」
そういうと、ユーノの懐から複数の眼魂が飛び出して、ユーノの周りを飛び回った。
「ええ。みんなが付いてますから。」
「そうか。それでは行くがよい。」
イーディスは口元に笑みを浮かべると、目の紋章を描き、ゲートを開いた。
「ええ。」
ユーノが腹部に左手をかざすと炎と共にゴーストドライバーが現れた。
ユーノは右手に持つゴースト眼魂を起動状態にすると、ドライバーのカバーを開き、眼魂を装填し、カバーを閉じた。
<アーイ!>
<バッチリミイヤー!バッチリミイヤー!バッチリミイヤー!>
電子音声が響き渡るとユーノはレバーを引いた後、押し込んだ。
<カイガン!ネクロム!>
ドライバーに装填された眼魂からパーカーゴーストが召喚され、ユーノの周りを飛び回った。
そしてユーノは白いトランジェントに身を包んだ。
<ヒウィゴー!覚悟!ぶっ飛びゴースト!>
トランジェントがパーカーゴーストを羽織ると、
仮面ライダーネクロムオリジン
が姿を現した。
『では、行きます。』
ネクロムオリジンに変身したユーノはゲートめがけて走り出した。
「あ、そうそう。シバルバのヤツ。お前の部屋に忍び込んでプロトメガウルオウダー幾つかかっぱらったから。あとイゴールも。」
『え!』
「ゴメンちゃい。いうの忘れちゃった。テヘッ!」
『そんな~~~~~~~!』
ユーノは情けない声を出しながら眼魔の世界から消え、故郷ミッドチルダへと旅立った。
~第1管理世界ミッドチルダ~
ユーノがミッドチルダに向かった頃、ミッドチルダでは
~~機動六課隊舎~~
「うがぁ~~~!」
バサァーーーー!!!
機動六課部隊長室では髪留めを付けた茶髪の少女――――
時空管理局遺失物管理部新設された機動六課の部隊長室のデスクでは弱冠19歳で二等陸佐にして
機動六課課長・本部隊舎総部隊長・中枢司令部「ロングアーチ」のトップという肩書を併せ持つ八神はやてがデスクワークに勤しみつつ、書類の多さに頭を抱え、机に積まれた書類の山を崩していた。
「なんなん!?なんなんもう!!???」
「お、落ち着いてください!?はやてちゃん!!???こ、これみてください、これ!!」
銀髪の妖精――――ユニゾンデバイスであり、八神家末っ子のリインフォース・ツヴァイ空曹長、通称リインは叫びながら頭を掻きまくる上司にして自身の家族であるはやてを落ち着かせようと、写真立てをはやてに突き出した。
「がぁぁぁぁx...............。ユーノ君.........。」
はやては写真立てに入った自分と金髪の少年が写ったツーショット写真を見ると、落ち着きを取り戻し、一緒に写っている少年――――ユーノ・スクライアの名前を呟き、微笑んだ。
「ゴメン。ありがとな、リイン。」
「ダイジョブですよ~はやてちゃん。」
はやてはリインに騒いだことに対する謝罪と落ち着かせてくれたことへのお礼の言葉を口にしたが、リインはそんなことは気にしていないと笑みを返した。
「この間の、スクライア一等空尉がガジェット討伐任務で出した被害の請求書ですか?」
「そうなんよ。」
スクライア一等空尉―――アサム・スクライア。
スターズ分隊副隊長である彼は、はやてや、はやての幼馴染の高町なのはやフェイト・T・ハラオウンと同時に入局したユーノ・スクライアの双子の弟だった。
空戦Sという高い魔導士ランクをを持ち、戦闘技術も高いものの、派手好きなため、彼の斧型アームドデバイスで吹き飛ばしたガジェットが車に激突する、といったことが多々あるのだ。
「たしか、高級車5台でしたっけ。」
「うん、そう。だから、入れたくなかったんよ。でも、なのはちゃんがスクライア一等空尉も入れてって言いよったからな~。」
はやては、深いため息をついた。
「まったく、ユーノ君とはえらい違いやな。」
「ユーノ君?その写真に写ってる男の子ですか?」
「ん?リインに話したことなかったっけ?」
「はいです。」
「ユーノ君はなぁ。・・・・・私の初恋の人なんよ~。」
「ロマンチックです~。」
「でもなぁ......、行方不明なんよ。」
「え!?」
「リインも10年前の闇の書事件の事は知っとるよね?」
「はいです。」
「ユーノ君とはな、シグナムたちと出会った1ヵ月前に知り合ったんよ。」
はやてとユーノが出会ったのは本当に偶然だった。
PT事件が解決した後、管理外世界にもかかわらず、高い魔法資質を持つ人物がいたことに興味を持ったユーノは怪我が完治していないにもかかわらず、好奇心から単身地球の海鳴市に渡ったのだ。
そして地球の歴史に興味を持ったユーノは図書館に入り、当時半身麻痺で車椅子だったはやてに本を取ってあげたことがユーノとはやてのファーストコンタクトだった。
ユーノとはやては図書館にある本の内容について語り合った数時間に親しくなった。
「ユーノ君、特に地球の偉人とか英雄、後は仮面ライダーの都市伝説に興味持っとったなぁ。」
「へぇ~。」
ユーノが口を滑らせて、思い付きで訪れたため滞在場所を用意することを忘れ、野宿しようとしていることを知ったはやてはユーノを滞在期間である1ヵ月の間、自分の家に住むことを薦めた。
最初は女の子と二人きりで済むのはマズいと断ったユーノだったが、
「ユーノ君はそんなことせえへんやろ?私信じてるもん。」という言葉とはやての泣き落としで陥落し、1ヵ月間の同居が始まったのだった。
「い、一緒に住んだんですか!!!?????」
「そや。一緒に暮らしてるうちに惚れてまったんや。キャ~、恥ずかしいわ~。」
「ハハハ......。」
リインは暴走気味のはやてに若干引いてしまい、苦笑いを浮かべていた。
「1ヶ月の間はユーノ君に車椅子引いてもらいながら石田先生のとこや、図書館通っとってな。そん時に図書館ですずかちゃんとも知り合ったんよ。」
「へぇ~。」
「ユーノ君やすずかちゃんと一緒に仮面ライダーの都市伝説の話で盛り上がったもんや。」
「そういえば、すずかちゃん仮面ライダーの都市伝説がすきでしたもんねぇ~。」
「でな、ユーノ君はな。派手で、目立ちたがり屋で、女好きのスクライア一等空尉と全然違うで。」
「そうなんですか?」
「ユーノ君は謙虚で!聡明で!!奥手なんや!!!!!!!」
「な、なるほどです.........。」
リインはあまりの剣幕で力説するはやてに後ずさってしまう。
「ユーノ君が魔導士だったってのは闇の書事件が終わってから知ったんよ。」
「へぇ~、そうなんですかぁ。・・・・あれ?」
「どうしたん?」
「結局いつ行方不明になったんですか?」
「あぁ。・・・・・・闇の書事件が解決して1週間後や。
ユーノ君がミッドチルダに戻るためにアースラの転移ポートを使用したんやけどな、
ユーノ君が転移してる最中に故障してそのまま何処かに飛ばされてしまったんよ............。」
はやては当時の事を思い出し涙を浮かべ、俯いてしまう。
「はやてちゃん......。」
「実はな......。」
「なんですか?」
「あの事故、誰かが仕組んだんじゃないかって思っとるんよ。」
「じゃあ、事故じゃなくて事件ってことですか!?」
「そや、あくまで勘やけどな。
事件だとしたら犯人の目星はついとる。・・・・・・スクライア一等空尉や。」
「ホ、ホントですか!!?」
「あの時、みんなでユーノ君を見送ったんや。事故が起こった時は、みんな大慌てやってん。
顔青ざめとる人や怒鳴る人いっぱい居ったんや。でもな、あいつだけ、あいつだけがうっすらと口元に笑みを浮かべてたんや。一瞬見ただけやったけどな。」
「それっt――――――――――」
ヴーーーヴーーーヴーーーヴーーーヴーーーヴーーーヴーーー
その時、六課隊舎に非常警報が響いた。
~ミッドチルダ~
~~市街地~~
廃墟となった市街地を骨の意匠があしらわれた黒いアーマーに身を包み、剣や大型光線銃を手にした一団が行進していた。
『ふん、この程度か、魔導士ってのは。』
ドサッ
「ぐぅぅ…。」
黒い一団の先頭に立っていた青鬼のような単眼の異形は背負っていた魔導士を路上に放り投げた。
「雑魚共が…、まぁいい。」
青い異形はしゃがみ込むと右拳を転がっている魔導士の胸に押し付けた。
「待て!」
その時、若い男性の声が響いた。
青い異形は魔導士に押し付けていた右掌を引っ込めると立ち上がり、声が聞こえた方向―――空を見上げた。
そこには
「時空管理局、機動六課だ!大人しくしろぉ!」
金髪で翡翠の瞳の少年―――スターズ分隊副隊長アサム・スクライアがいた。
『排除する』
青い異形―――眼魔スペリオルはアサムめがけて右手からエネルギー弾を放った。
「うわっ!」
高速で放たれたエネルギー弾を慌てて避けたアサムは斧型アームドデバイス・ギガントを頭上に掲げた。
<カートリッジロード>
その音声と共にギガントから空薬莢が排出されるとアサムの周囲に50以上の魔力弾が生成された。
「アクセルシューター!!!」
その言葉と共にギガントを振り落ろすと、魔力弾が一斉に眼魔スペリオルと黒アーマーの一団―――ノバショッカーの戦闘員めがけて放たれ、着弾すると同時に土煙に包まれた。
「・・・・どうだ。」
土煙が晴れると
倒れ伏したノバショッカー戦闘員と
『これで終わりか、小僧。』
無傷の眼魔スペリオルが立っていた。
「なぁ!?」
『ふん。魔力とやらは豊富らしいが、それだけのよ―――』
その瞬間、眼魔スペリオルの視界に金色の閃光が走った。
ザシュッ!!!
『ム!』
眼魔スペリオルは右手で胸を抑えると振り返った。
そこには
「時空管理局執務官、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンです。建造物破壊・傷害・公務執行妨害の現行犯で逮捕します。大人しくしなさい。」
漆黒のバリアジャケットに身を包んみ相棒のインテリジェントデバイス―――ライオットフォームのバルディッシュ・アサルトを手にしたフェイトがいた。
『ほう。スペリオルの装甲に傷をつけるとは......、面白い。』
眼魔スペリオルが手を胸から除けると胸部装甲に亀裂が走っていた。
眼魔スペリオルが興味深そうにフェイト――――正確にはその手に持ったバルディッシュ・アサルトを見つめていると上空にヘリが現れ、ヘリから5つの人影が落下してきた。
『お前たちも機動六課とやらか?』
スペリオルは自分を取り囲むかのように着地したフェイトを除く5人の少年少女たちに聞いた。
「そうよ!大人しく投降しなさい!」
スペリオルの正面にいる、2丁拳銃―――拳銃型のインテリジェントデバイスのクロスミラージュを構えたツインテールでオレンジ髪の少女―――機動六課フォワードチームのリーダーであるティアナ・ランスター二等陸士がそう叫ぶとスペリオルは大きな笑い声をあげた。
『ハハハハハハッ!』
「何がおかしいんだっ!」
スペリオルの高笑いにイラついた槍―――槍型のアームドデバイスのストラーダを構えた赤紙の少年―――機動六課フォワードチームのエリオ・モンディアル三等陸士が怒鳴った。
『フッ、お前たちは馬鹿か。なぜ俺が投降する必要がある。』
次の瞬間、六課メンバーの前からスペリオルの姿が消え、エリオとティアナがそれぞれ後方に吹き飛んだ。
「え?」
キャロは目の前の光景に驚いてた。
フェイトが自分に背を向け、スペリオルと鍔迫り合いをしていたのだ。
『面白い。お前はこのスピードについてこられるようだな。』
「よくもエリオとティアナをっ!」
『そう怒るな、冷静になれ。』
そういうとスペリオルは後ろに飛びのいた。
『へイトとか言ったな。俺も名乗るとしよう。』
スペリオルは目玉のようなモノ―――眼魔眼魂を取り出すとそれを起動した。
<ソードロイミュード>
『我が名はジャグラ。ノバショッカーの雇われ幹部だ。』
スペリオル―――ジャグラは眼魔眼魂を手から離すと眼魔眼魂は重力に従い落下し、スペリオル・ジャグラのベルトの正面で制止するとジャグラの身体に吸い込まれた。
するとスペリオル・ジャグラの頭上にソードロイミュードゴーストが出現し、スペリオル・ジャグラに覆いかぶさり、眼魔スペリオルソードロイミュード(以下スペリオルソード)に眼魔チェンジした。
『実戦データを採ってこいと言われていたんでなぁ。ハァッ!!!』
スペリオルソードが右手を正面にかざすと、六課の面々の動きが急速に鈍り始めた。
「なにこれ!?体の動きが遅くなって―――」
『こいつは重加速現象―――通称どんよりだ。まぁ、俺も詳しく知らんがな。』
スペリオルソードはフェイトの疑問に答えるとシールのようなものが張り付けられた大量の眼魔眼魂を取り出して、放り投げた。
すると、眼魔眼魂は短剣を装備した黒装束の怪人―――眼魔コマンドに姿を変えた。
『ヘイト、お前はなかなか面白い奴だったが、お遊びは終わりだ。』
スペリオルソードは右腕に装備されたブレードを振るいフェイトめがけて回転する斬撃を飛ばした。
「「「フェイトちゃん(隊長)(さん)、逃げて(ください)!!!」」」
なのは以下フォワードチームが叫び声をあげるが、無情にも斬撃はフェイトの目前にまで迫っていた。
「くっ!!!」
死を覚悟したフェイトは目を瞑った。
「え?」
いつまで経っても痛みを感じないことに疑問をいだいたフェイトは目を開けた。
そこには
黄緑のラインが入った黒いパーカーを着た白い戦士が立っていた。
『ロイミュードの、それもシングルナンバーの眼魔眼魂か。』
今、ミッドチルダに仮面ライダーネクロムオリジン―――ユーノ・スクライアが降り立った。