魔法戦記リリカルなのは~ユーノ英雄伝~   作:カズミン

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第2話『舞放つ愛の切り札』

~ミッドチルダ~

~~市街地~~

ノバショッカーの怪人たちを倒したネクロムオリジンは通常形態に戻ると、その場を立ち去ろうと機動六課の面々に目もくれず

踵を返した。

 

「待ちなさい!」

そんなネクロムオリジンをティアナは呼び止めた。

 

「機動六課です。機動六課隊舎まで、ご同行願いますか。」

ティアナはそう言いながらクロスミラージュの銃口を向けた。

 

「ノバショッカーのことを教えて下さいっ!それに、貴方は何者なんです?貴方のその力は一体?」

フェイトはそう尋ねた。

 

『断る。と、いったら?』

ネクロムオリジンを横に向け、そう言った。

 

「その場合は、力づくで来てもらうことになりますが。」

ティアナの言葉を皮切りに、

 

 

スバルはファイティングポーズを取り、

 

エリオはストラーダ、フェイトはバルディッシュ・アサルト、アサムはギガントを構え、

 

なのははレイジングハート・エクセリオンの杖先を向けた。

 

 

『やれやれ。面倒だな。』

 

ネクロムオリジンは両手をあげ、困ったように首を傾げた。

 

すると、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先手必勝ぉぉ!!!」

アサムは一気にネクロムオリジンに接近し、ギガントで斬りかかった。

 

『おっと。』

ネクロムオリジンはガンガンセイバーを取り出し、ギガントを受け止め、右足でアサムの足を蹴りを入れ、後方に吹き飛ばした。

 

アサムが後方に吹き飛ばされたことを受け、機動六課の面々は一斉にネクロムオリジンを確保しようと動き出した。

 

『カリスさん、お力、お借りします。』

ネクロムオリジンは黒い眼魂を取り出すと、それを起動した。

<カリス!>

ネクロムオリジンはドライバーのカバーを開き、起動させた眼魂を装填し、カバーを閉じた。

<アーイ!>

<バッチリミイヤー!バッチリミイヤー!バッチリミイヤー!>

電子音声が響き渡るとネクロムオリジンはレバーを引いた後、押し込んだ。

<カイガン!カリス!>

今まで着ていたネクロムオリジンパーカーゴーストが霧散し、

ドライバーに装填された眼魂からカリスパーカーゴーストが召喚され、ネクロムオリジンがパーカーを纏った。

<強い思い、人の思い!>

 

 

「また変わったっ!今度は虫っぽいハートのお化け!?」

「バカスバル!戦闘中よ!後にしなさい!」

そう言ってティアナはスバルを怒鳴りつけた。

 

 

「クソっ!あの野郎ぉ!」

ネクロムオリジンに蹴り飛ばされたアサムは悪態をつきながら立ち上がるとネクロムオリジンの方に顔を向けた。

 

 

「っ!?」

(なんでカリスが!いや微妙に違うか?まさかあいつも仮面ライダーなのか!?っ~。)

アサムは顔には出さなかったものの、その胸中では驚きを隠せなかった。

 

 

ネクロムオリジン・カリス魂(以下、オリジンカリス)はカリスアローを取り出すと、左手に握りしめ、斬りかかってきたフェイトと突きを繰り出してきたエリオの得物を同時に受け止めると、ドライバーのレバーを操作した。

<ダイカイガン!カリス!オメガドライブ!>

オリジンカリスは竜巻で全身を包むと、その竜巻にフェイトのバルディッシュとエリオのストラーダは巻き込まれ、上空に飛んでいった。

 

「なっ!」「そんな!」

 

『残念だったね。』

 

「てやぁぁぁぁっ!」

スバルはオリジンカリスの背中に一撃を加えようと背後から奇襲したものの、オリジンカリスはその場から少し横にずれると、スバルの足を引っかけて転ばせた。

『大声を挙げたら、色々と意味がないよ。』

 

『!』

オリジンカリスは瞬時にカリスアローを構えると振り向かずに背後を射った。

 

「嘘、でしょ......。」

オリジンカリスが射った先にはクロスミラージュを構えていたティアナの姿があった。

 

「そんな、振り向かずにティアナのクロスミラージュだけを弾くなんてっ!」

 

 

 

『こんなものk―――』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ディヴァイィィィィィンバスタァァァァァァ!!!」

オリジンカリスは桃色の閃光に巻き込まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「イテテ......。やった、のかな。」

スバルが身体についた砂埃を払い落としながらそう聞いた。

 

「・・・」。

ティアナ無言で下を見ており、

「さぁ。」

「分かりません。」

エリオトキャロも首を傾げた。

 

「みんな気を付けて。」

フェイトは竜巻で飛ばされたバルディッシュとストラーダを手に持ち、フォワード陣に駆け寄ってきた。

「「フェイトさん!」」

「エリオ、はいこれ。」

フェイトはストラーダを渡すと、バルディッシュを構えて白煙に包まれたディバインバスターの直撃地点を見ながら警戒した。

上空でもなのはがレイジングハートを構えながら警戒していた。

分隊長二人が警戒しているのを見た、フォワード陣もデバイスを慌てて構えて警戒した。

 

 

 

 

白煙が消えた其処には―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰もいなかった。

 

 

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