インフィニット・ストラトス Re:IMAGINE   作:如月十嵐

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オマケ・オリ要素設定メモ

 

 

 

1 織斑一夏  IS適正・B

 

 ISの主人公。くだらないギャグや感想を脳内で並べたりするのは原作変わらずだが、とある事件によって「双眸見開き世界を見る」事を決意。原作とは違い好奇心旺盛でそれがどのような物でも知る事を恐れず、突き進む性格。また知るために必要な事として、初対面の人に対して礼儀を欠くような行いをしないという信条を持っている。IS技研所属のテストパイロットであり、日本の国家代表候補生相当という地位がある。割りと高給。一応は「世界初のISに乗れる男性」であるが、一夏自身は「男でも乗れるISに乗ってるのが自分なだけ」というスタンスを取っている。

 戦闘能力は高く、実際原作の一夏以上の生身戦闘力を持つがそれ以上にヒロインが強くなってるので立場はそう変わっていない。篠ノ之流の剣術と凰式戦闘術の両方を、箒や鈴音ほどではないものの使いこなしている。可変武器チェーンスタッフが得物。

 知り続ける事を選んだがために、辛い真実や変わってしまう現実に落ち込む事もあるが基本は明るく、前向き。箒と鈴音の両方を好いてるが、これは「強くてサッパリとした性格の女性」つまり姉である織斑千冬基準からである。最近の悩みは好きな女性が自分よりも強い事。

 家族構成上、家事はもちろん中学時代は小遣い稼ぎという名目で五反田食堂でバイトをしていたこともあり、料理は特に得意。

 

使用IS 銀鋼

 

フレーム 日本製次世代量産ISテストフレーム

初期装備 アーム保持式四連大型武装コンテナ「戦の棺」 内訳・IS用八連ミサイルポッド×2 二〇ミリ六連ガトリングキャノン×2 多目的戦闘ブレード×100

追加装備 無し。状況によって、特殊装備を選択。選択枠は一つ

 

 第二世代IS相当のスペックを持つ、人類初の「男でも乗れるIS」実質的に一夏の専用機だが、一夏以外の男でも操縦が完全に不可能という訳ではない。確実な稼働とそれなりに万能な性能が目標になっており、扱いやすい。弱点は何か特化した武装を持たないため、第三世代IS相手には追加特殊装備に依存しかねないという事。また近接格闘を一夏本人の技量に依存しているため、一夏以上の戦闘術の持ち主には近接での勝ち目がまず無いという事。

 機密機能として仮想敵「亡国機業」の超越兵器EXAMとの対戦を想定した展開装甲によるIS自体の限定任意形態移行コード「白式」を持つ。

 

    白式

 

フレーム 篠ノ之束謹製展開装甲フレーム

初期装備 雪片参式(初戦闘時にして破損。雪片四式を採用)

追加装備 無し

 

 銀鋼が限定任意形態移行する事によって現れる白いIS。その正体はIS技研が考案した「経験や才能に左右されない形態移行機能」と篠ノ之束が発案した「第四世代ISへの変身機能」が融合することで誕生した機体。厳密には形態移行ではなく、いわば一つのコアに「銀鋼」と「白式」が同時に存在し、使い分けている。

 束が提唱する第四世代の条件「展開装甲」「無段階形態移行」「限定適正」の三つを試験的に兼ね備えた機体。武装は雪片のみであるが、単一仕様「零落白夜」を発動することでシールド無効攻撃を行える。ビームともレーザーとも粒子とも違うこれはシールドエネルギーそのものの奔流であり、爆発的な威力を持つ。欠点は発動時間が五分に限定されていること。束曰く白式状態の維持は相当な無茶をしているらしい。

 

 

2 篠ノ之箒  IS適正C

 

 ISのヒロイン。ヒロインの出番をより均等に増やす事が目的なこの作品でのっけから出番が減っててメインヒロインの危機となっている。

 篠ノ之流柔術と剣術を修め、独自の「柔」の戦いを見出した少女。原作から暴力を減らした分武力が上がった。それにより理不尽な暴力が減ったが、その分出番が減ったのは由々しき事である。姉の事が苦手なのは相変わらずではあるが、自分の「力」を否定せず振るい続ける事を選んだため物怖じはしない。一夏に惚れており、彼に近づく女性には敏感になりがちだが、セシリアの好意が恋愛感情で無い事を察して何も言わない等鋭い感性は鈍ってはいない。

 果たして彼女にメインヒロインの出番はあるのか。待て二巻篇。

 

 

3 セシリア・オルコット IS適正A(内BT適正A+)

 

 ISのヒロイン。本作においてはダークホース及びコメディリリーフも兼ねたお嬢様である。シリアスもギャグも出来る割りと完璧なお方。原作と違い、父親の信念を受け継いだのが最大の特徴。彼女の父親は高潔であると同時に、割りとお茶目な人物であったらしく、セシリアのユーモアはそこから来ている。一夏に好意を抱いているが、それは恋愛感情ではない。

 戦闘スタイルはビット兵器を活かした狙撃戦。プリズム装甲を利用した偏光射撃も行える等技量はかなり高い。が、極端な戦闘スタイルが災いしてか弱点は多い。

 父親から受け継いだ古式のライフルと、それに伴う「スピネルの羽」の所持者。

 

使用IS ブルー・ティアーズ

 

フレーム 英国製第二世代量産ISフレーム

初期装備 第三世代兵装。ブルー・ティアーズ(攻撃ビット4・防御ビット2)

追加装備 レーザーライフル「スターライトⅢ」 近接ショートブレード「インターセプター」

 

 英国の試験兵装「ブルー・ティアーズ」を搭載した第三世代IS試作壱号機。レーザー兵器。及びビット兵器ブルー・ティアーズの試験機の意味合いが強く、そのポテンシャルは低い。セシリアはそれを自らの技量で補い、活かしてる形であり、それが彼女に最新試験兵装を積んだカスタムISが任されている要因である。

 オリジナル要素及び最大の特徴はビット達にプリズム装甲を採用し、レーザーライフルの攻撃を偏向で曲げれるという事。これによりブルー・ティアーズは、ビットでの多角攻撃を行いながら、レーザーライフルの一撃も死角から放てるというテクニカルなISとなっている。

 

 

4 凰鈴音 

 

 ISのヒロイン。まさかの大勝利恋愛枠。果たしてそれは次も続くのか。一夏に惚れており、またその想いを伝えてはいるが、報われるかと言われると微妙なラインに立っているのが三角関係の難しさである。

 オリジナル要素として祖父の存在が足されており、脚技の天才となっている。その威力は所謂「素手でISを破壊出来る」レベルで織斑千冬と生身戦闘では互角と思われる。また五反田家との仲は原作以上に良く、彼女にとっては第二の家族である。

 両親の離婚、祖父の死という悲しみを超えて、一年の中国滞在で代表候補のホープとして帰ってきた天才肌。IS技術の向上には、現地でのサポートも大きいが、悲しみを乗り越えて前に進む。芯のある強さがあってのこと。しかし付け込まれると脆い。

 

使用IS 甲龍

 

フレーム 中国製第二世代量産フレーム

初期装備 無し。あえて言うなれば、脚部ユニットそのもの。脚部ユニットにはブレードと迎撃散弾が内蔵されている。

追加装備 青龍刀「双天牙月」

 

 中国の第三世代試作技術である「空間圧縮ユニット」を攻撃ではなく瞬時加速の使用に特化させ、また新合金である「龍光合金」を装甲と脚部ブレードに使用した。凰鈴音のカスタムIS。かなり手が加わっており、ほぼ専用機と遜色ないものとなっている。原作との違いもかなり多く、ほぼ別物。

 連続の瞬時加速を活かしたヒット・アンド・アウェイの近接機体。鈴音の格闘センスも相まって、その戦闘力は恐るべきものとなっている。ただし、装備の都合上弾幕を張られると非常に辛い。中国新進気鋭のフレームデザイナー甲天の力作。

 

 

5 マカ・ジャ 

 本作での明確に話に関わるかもしれないオリキャラ。IS誕生以後に生まれた国「ストラスビア」の代表候補にして、三組のクラス代表。ストラスビアには代表候補生がまず彼女しかいないため、将来の国家代表とも言える。

 

6 更識簪

 先行チラ見せのヒロイン。四組のクラス代表。この作品では銀鋼及び白式はIS技研側で作られたため、彼女の専用機は完成している。彼女の専用機と銀鋼とは使用フレームが同じであり、異母兄弟機である。

 

 

IS

 

 正式名称インフィニットスーツ。無限の拡張性を持つ強化服である。製作者は篠ノ之束。宇宙活動用マルチフォームスーツという名で発表されたが、その発表時点で既に兵装を自由に追加できるようシステム(拡張領域)が存在しており、これを見た者には「宇宙服という名目の兵器」という事は自明の理だった。その後、彼女の示す余りにも超的なカタログスペックを信じられないと同時に、検証を必要とした世界は大々的な「模擬戦」を行った。これが後に「白騎士事件」と呼ばれるものである。白騎士事件の死傷者が零なのは、当然白騎士自身の驚異的スペックもあるのだが、そもそも失敗しても死傷者は零となるように仕組まれていたのである。その上、当時情勢が不安定だった世界が「核に匹敵し、なおかつ民衆に核のような嫌悪感を思わせない絶対的存在足りえる兵器『IS』」という偶像を必要としていたこともある。実際白騎士事件以後、戦争・紛争は激減しいる。

 ISが後にスポーツ競技用機体となったのも、世界の最終的な目論見としては、戦争の新たなモデルの提示。つまり「国家を代表する人間同士がISで戦い、その勝敗により決する」という代理戦争システムの構築を目指しているからである。ISの絶対防御機能によって死者も出ず、また単騎にて国家を滅ぼす力を持つISであるからこそ、代理戦争の競技たりえる。という理論の元に進められている。このISによる代理戦争システムの先行試験モデルが世界大会「モンド・グロッソ」に当たる。

 万能兵器たるISであるが、予想を超える女尊男卑社会の形成。またストラスビア独立紛争。通称「解体紛争」等により、世界の思惑とは少しずつズレ始めている。

  

 

ISコア

 

 篠ノ之束が篠ノ之家に代々伝わっていた遺失物質「主非錬瑠の心臓」と呼ばれる存在の解析結果により作成に成功する事が出来たものであり、ISの中核をなしている。このISコアには「IS以外での兵器では突破困難なエネルギーシールド」「他コアとの独自の交信ネットワーク」「接続された物の量子変換と展開」「自己再生・自己進化」「定量とはいえ無限のエネルギー出力」等この世の理を超える機能を多数兼ね備えている。潜在的な意識を持ち、搭乗者に対してコミュニケーションを行うそれは一種の生き物であるとも言えるのかもしれない。

 ただ、欠点が皆無という訳でもなく、「IS以外の兵器のコアとしては使えない」「女性にしか扱う事が出来ない」「コアの量産が出来ない」という弱点が存在する。これらに関して、特に前二者はかの篠ノ之束ですら解析しきれてない部分であり、いわばISが未だ発展途上である事を示している。

 コアの量産については、篠ノ之束が白騎士事件後、世界でも選りすぐりの科学者数名にその生産方法の開示が行われた。という記録が国家機密の資料にある。しかしその科学者達は「あの領域に触れる者は、一人だけの方がいい」という言葉だけを残しISコアの生産を篠ノ之束に一任した。

 以後、ISコアは篠ノ之束によってのみ生産が行われており、世界には国家管理による正式コアが645個。また篠ノ之束の個人的提供コア約50の含めて700近くが存在している。篠ノ之束はコアの生産を基本的には行なっていないが、アラスカ条約の機密事項により、特定条件下で少数製造されている。

 このコアの代金は篠ノ之束のIS製作や研究費用の資金源となっている。

 

 

白騎士

 

 「最初のIS」にして「最強のIS」ISの戦闘力は基本として「単騎で中規模国家の総戦力に対抗しうる」というレベルあるが、この白騎士は「単騎で世界の兵器全てを相手に出来る」というISのレベルから考えても驚愕のスペックであり、また公然の秘密であるが、搭乗者織斑千冬の力も手伝って、白騎士ショックという現象を引き起こした。

 その圧倒的スペックの要因の一つに、白騎士の武装である剣が織斑千冬が所持していたという遺失物質「スピネルの剣」がその原因であると考えられている。このスピネルの剣を分析して製作された武器が「雪片」である。

 

 

スピネル

 

 遺失物質と呼ばれる謎の存在。宝石スピネルの名を冠してる。もしくは、宝石スピネルの由来となった物質。なのかもしれない。

 

 

超越兵器

 

 正式名称EXceedArMs。ISとはその祖を同じくすると言われているが、次元跳躍のような、それを超える「魔法」と形容できるような技術が採用されている。

 

 

 

 

 

 


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