野良犬の矜持   作:陰毛樽ないん?

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豹変

荒野を走る一台の装甲車。

その後部に乗せられたマヅルが、きつく目を閉じ大量の冷や汗を浮かべながら横たわっていた。

 

「助かったぜ、ヒロヒデ。

お前がこの車で来てくれたおかげで、思ったより早く支部に帰れそうだ」

 

「構わねえよ、俺に出来るのはせいぜいコレぐらいだからな。。

それより、華口隊長のケガはそんなに深刻なのか?」

 

運転するヒロヒデが、マヅルの側で彼女を見守るハッサクに問い掛ける。

 

「いや…ケガといえば、背中に少しばかり裂傷があるくらいだが。

でも確かにこの苦しみようは異常だな。。」

 

「デトックス錠とかは使ったの?それか、突然高熱を出した可能性も…」

 

今度は、助手席に座るカボスが質問する。

 

「持っている限りの回復系のアイテムは全て使用した。

だがこの有り様だ。一体どうなってやがる…」

 

悔しそうに歯を食いしばるハッサクは、次第に呼吸が荒くなっていくマヅルの顔を見ていられず、目を逸らしてしまう。。

 

「と…取りあえず、もうすぐ支部に到着するから、着いたら即医務室へ運ぼう」

 

アクセルを踏むヒロヒデの足にも、自然と力が入るのだった。

 

 

 

 

 

『ふふふ…果たして君はどれくらいもつかな〜?』

 

「へ…片腕失くした奴が、よくもまあそんなに余裕ぶっこいていられるもんだぜ…」

 

セマノブによって斬り落とされた右腕の切り口を押さえながら、クヒは含むような不気味な笑顔になる。

 

『これくらいなら……よっっ、と‼︎』

 

クヒが斬られた腕を外側に向けて力を込めると…

なんと、切り口から新たな腕が生えてきたのだった。

 

「トカゲの尻尾かよ、おめえの腕は」

 

『まあ、再生出来るのは腕だけじゃないけどね。。』

 

自慢気に生えたばかりの腕を振り回し、腰の位置に構える。

 

『じゃあ…この新品の腕を、早速試してみようかな‼︎』

 

構えていた腕を前方に突き出した次の瞬間、まるで獲物に喰らい付く蛇のように長く速く伸び、セマノブの神機を掴む。

 

「う、腕が伸びやがった‼︎クソ、力も強え。。」

 

クヒの手を必死に振り払おうとするが、ビクともしない。

するとセマノブはブレードを引っ込めてプレデターを発現させ、クヒの腕を噛み千切ろうとするが…

 

『ムダだよ〜』

 

すかさずクヒがもう片方の腕を伸ばし、発現したプレデターの口を、開く前に握り締めてしまった。

「…」

 

『あらあら、神機もプレデターも封じられちゃったね。

知ってるよ。アラガミは神機でしか倒せない事は。

だから、君はこの神機を手放す事は出来ない。かと言って、今のままでは何も出来ない。。

万事休す、なんじゃない?』

 

そう言い、クヒは勝ち誇った表情を浮かべるが…瞬時にその笑いが消えた。

追い詰められているはずのセマノブの方が、何故か笑っていたからだ。

 

「フ、どうやらムダな事をしたのはおめえの方だったみてえだな?

プレデターの顎は、2つだけだと思ったのか⁉︎」

 

セマノブが神機に力を入れると、掴まれているプレデターの顎の付け根から、もう2本顎が飛び出し…

プレデターと神機本体を掴んでいるクヒの腕をまとめて食い千切った。

 

奪った腕を素早く飲み込み、バーストする。

今度は両腕を失ったクヒは、ただ呆然と立ち尽くす。。

 

『あちゃ〜〜、また食べられちゃったよ。。』

 

「いいからさっさとお得意の再生をしろよ。

もっとも、今度は腕だけじゃ済まさねえがな…」

 

セマノブに言われた通りに、クヒは先程と同じ要領で腕を再生させた。

そこで、セマノブはあることに気づく。

 

「やっぱりな…おめえ、再生するにはそれなりの《対価》が必要みてえだな。

再生行動をする度に、オラクル濃度が低下してるぜ」

 

『…そうだよ。よくわかったね』

 

再生した手の指関節を鳴らしながら、クヒは感心したように応える。

 

『でもボクにとっては別にそれぐらい、なんてことはないのさ。

だってボクは今、半分の量もオラクルを使用していないんだからね。。』

 

「なに…⁉︎」

 

目を見開くセマノブに対し、クヒは目尻を下げてニタリと笑い、続ける。

 

『アラガミが怒って活性化したら、そのオラクル濃度が急上昇するというのは知ってるよね?

特にボクの場合は、その上がり幅がとんでもなくてね』

 

「…」

 

『ちなみに、ボクが最後に怒った日…もう昔の話だけど、ボクを中心にした半径10km以内の物体は、ぜ〜んぶ消えて無くなっちゃったなあ。地面以外はね』

 

自慢気な表情を浮かべて悠然と語るクヒだが…

何故か今度はセマノブの方が笑っていた。

 

『ん?何がおかしいのかな⁇』

 

「何を言い出すかと思えば…そんな話を聞いて、俺がビビるとでも思ったのか?やはりガキだな。。

それどころか、尚更おめえを怒らせたくなったぜ…‼︎」

 

そう言うと、セマノブは神機を構えて地を蹴り、突っ込んでいく。

 

『アハハハ、真正面から来るなんて…

撃ってくださいって言いたいのかな⁇』

 

クヒは嘲笑いながらセマノブに向かって掌を翳し…

その手から、圧縮されたオラクル弾が放たれた。

 

セマノブはその弾をブレードの刃ではなく峰に当て、クヒの足元を狙って《打ち返した》。

 

『うわっち!』

 

クヒは着弾直前に真上に飛び上がって回避する。

そしてセマノブの方へと目線をやるが…彼は既にいなかった。

 

『 ーーー ‼︎』

 

咄嗟に見上げるクヒ。そこには自分より高く跳び上がり、大きく身体を仰け反らせて神機を振りかぶるセマノブがいた。

 

『またそれー?何度も同じ手にかかるとでもッ』

 

クヒは頭上で腕を交差させ、受け止める準備をするが…

一向にブレードは降りかかって来ない。

 

急に、下半身に締め付けられるような衝撃を覚える。

ふと下に目をやると、自らの両脚を挟むようにプレデターが喰らい付いていた。

そのプレデターの伸びた胴体を辿っていくと、セマノブの足下をくぐり、彼の背後から出ている事が分かった。。

 

「へへ、違う手にはかかったみてえだな!」

 

『ぐ…』

 

クヒはプレデターの顎を掴み、無理やりこじ開けようとするが。4つの顎と無数の牙でガッチリとホールドされている為、ビクともしない。

 

「おめえの胴体は硬ってえからな。噛み千切ろうとしたら、逆にプレデターの顎が砕けちまいそうだから…

こうするッッ‼︎」

 

そう言うとセマノブは、クヒを《咥えた》まま、プレデターを振りかぶり…地面に向けて思い切り叩きつけた。

 

『むぐッッ』

 

地を走る衝撃音と、僅かに発せられるクヒの声。

顔面から猛スピードで地面に激突したのだ。普通の人間であれば即死級のダメージだが、彼はアラガミなので死にはしない。

故に、この一撃でオラクル反応は少しも低下していない。。

 

それを知ってか知らずか、セマノブはプレデターを持ち上げ、再び空高く浮き上がらせる。

 

「そりゃ!もう一丁ッッ」

 

先程と同じ要領で、反対側の地面にクヒを叩きつけた。

もちろんダメージはない。

するとセマノブはプレデターを手元まで引っ込め、今度は自らが高く跳躍した。

 

『ぐ…離せ…!』

 

プレデターを振り解こうとするクヒの力がどんどん強くなってきた。

脱出されるのは時間の問題と見たセマノブは。

 

「そうかい。。なら、お望み通り離してやろうじゃねえかッッ‼︎」

 

空中で神機を目一杯振りかぶり、地面に向けてフルスイング。最もスピードに乗る位置でクヒをプレデターから解放する。

クヒは凄まじい速度で地面に激突、岩が砕け散る音が響き渡ると共に大量の砂埃が舞い上がった。

 

しかし、これでセマノブの攻撃は終わらない。

 

「もうすぐバーストが終わるな…よし!」

 

セマノブが神機を腰に構えて力を込めると。

バーストの影響で身体に纏っていた赤白い光が、神機の方へと移動していった。

バースト維持のオラクルエネルギーを、攻撃用のオラクルに変換したのだ。

 

そしてセマノブはプレデターを、うつ伏せで倒れているクヒに向けると…

 

「トドメだ…コンチクショーーッッ‼︎‼︎」

 

神機を包んでいた光が、プレデターが大きく開いた口の中の一点に集まり、そこから大口径の放射弾が撃ち放たれた。

 

オラクルエネルギーの波動は、クヒのいる地面にみるみる吸い込まれていき…

目が眩むほどの閃光、耳を劈くほどの爆発音が炸裂し、より多くの砂埃が乱舞した。。

 

 

「ふう…さあ、どうだ⁇」

 

一連の《コンボ》を終え、着地したセマノブが距離を取って様子を観察する。

 

発生した砂埃が次第に晴れてくると…地面に大きく出来上がった半円状の穴の中心に、人影があるのが確認出来た。

もちろん、他でもないクヒ・ジダャである。

 

「ケッ、タフな奴だぜ…」

 

頭を掻きながら、溜め息を吐くセマノブ。

対するクヒは、身体に付いた埃を手で払いながらセマノブの方を見る。

 

『でも君の攻撃…中々効いたよ。

さすがのボクも、今のは痛かったなあ』

 

クヒの顔付きが、次第に険しいものになっていく。

拳を強く握りしめ、片目の瞼が小刻みに痙攣し出す。

 

「…⁉︎」

 

只ならぬ殺気を感じたセマノブが、神機を前方に構えた次の瞬間 ーー

 

『もう遊びはこれまでだ。

ブチ殺してやるぞ…クソ野郎がぁぁああ‼︎』

 

クヒが仁王立ちになり叫んだ途端、彼を中心に半透明のオラクル波がドーム状に広がり、触れたセマノブを容赦なく吹き飛ばした。

 

だが、すぐに装甲を展開したセマノブは数m程後退するだけで済んだ。。

 

「ぐっ!奴のオラクル濃度が爆発的に上昇した…!

とうとう、本性を現しやがったな‼︎」

 

装甲を戻し、ブレードに変形させたセマノブは、その表情もより真剣になっていった。

 

「付き合ってやろうじゃねえか…とことんな」

 

 

 

 

 

 

 

閑散とした医務室で、静かに刻まれる心電図の音。

その心電図が設置されたベッドに寝ているのは…

チームシトリンの隊長、華口マヅル。

そして、その傍で彼女の容態を見守るハッサク、カボス、ヒロヒデ。

 

「失礼するよ」

 

医務室の扉を開けて、入ってきたのは白衣の上着に身を包んだ中年男。

 

「これは、シモリ博士」

 

そう言い、ハッサクは頭を下げる。

ハッサク達の目の前に現れたのは、この中国支部において研究、開発に携わる科学者、ドクター・シモリ。

シモリは彼の肩に手を添えた後、マヅルの側に歩み寄っていく。

 

「博士、マヅルさんの容態はどうなのでしょうか?」

 

「依然として危険な状態と言える。意識もまだ戻らないしね…彼女の身体を色々と検査してみたのだが、これと言った原因が分からんのだ」

 

「そ、そんな…」

 

ハッサクの表情が一挙に暗くなる。その様子を見ていたカボスとヒロヒデもつられて落胆した。

 

「とにかく余計な事はせず、そっとしておこう。それが今出来る最善の方法だと思う。

ところで…」

 

ふとハッサク達に視線を向けたシモリが、おもむろに彼等に近づいていく。

 

「君達に話がある。ここじゃ華口君の身体に障るだろうから、場所を変えよう」

 

ハッサク達は、先導するシモリの後に続き、医務室を後にする。

彼等が行き着いた先は、少人数で会議をするような小部屋。全員が入ったのを確認したシモリは、手早くドアの鍵を掛けた。

 

「さて…君達には、まずコレを聴いてもらいたい」

 

そう言って、シモリが懐から出したのは…ボイスレコーダー風の機器。

不思議そうに眺めるハッサク達の目の前で、シモリが再生ボタンを押すと…

 

「 ーー ⁉︎」

 

機器から流れてきたのは…死闘を繰り広げるセマノブとクヒ・ジダャが掛け合う声だった。

 

「なぜ…あの場所には、セマノブとクヒ以外はもう誰もいないはずだ」

 

カボスとヒロヒデは意味が分からないといった顔をしている中、ハッサクはふと気付いた。

 

「ま、まさか…あのお守りが」

 

シモリはニコッと笑い、軽く頷く。

 

「そうだ、須逹君が光谷君に渡したあのお守り袋…

実は中に盗聴器が入っててね。

背徳的ではあるが、ある調査の為には必要不可欠なのだ。。

申し訳無いとは思ったが…須逹君、君を利用させて貰ったというわけだ」

 

「…」

 

黙りこくって下を向くハッサク。一度に色々な事が起きすぎたせいで、彼の頭の中は混乱している…

何かを言い返す気力すら、無くなっていた。

 

「調査って、何ですか?博士」

 

ヒロヒデが、ハッサクの代わりにシモリに質問する。

 

「なあに、君達に簡単な質問をするだけだ。

まずは青戸君から訊こうか…この音声を聴いて、どういう印象を受けたかね?」

 

「どういうって…ただ、セマノブが独り言を言いながら戦っているとしか…」

 

ハッサクとカボスが目を丸くして互いを見合う。

フムフムと頷いたシモリは、続いてハッサクの顔を見ると…

 

「須逹君はどうだね?青戸君と同じ見解かな?」

 

シモリの問い掛けに、ハッサクは首を横に振り…

 

「いいえ、セマノブは独り言などは言っていません。

クヒ・ジダャと《会話》をしています」

 

ハッサクの回答に、カボスとシモリは満足気な顔をしているが…ヒロヒデの表情は不満に満ちていた。。

 

「おい、ちょっと待てよハッサク、セマノブが《会話》してただって?…バカも休み休み言いやがれ。。

相手はアラガミなんだぜ?アラガミが喋っているとでも言いてえのか?」

 

「だが、俺にはそう聴こえるんだ。

カボスもそうだろ?」

 

「そ、そうなのか…カボス」

 

2人に同時に問い詰められ、少し遠慮がちになりながらも…彼女はしっかりと頷いた。

 

「…よろしい。では次の質問だ。

君達は《感応能力》と言うのを聞いた事はあるか?」

 

3人は互いの顔を見合わせた後、ほぼ同時に頷き…

ハッサクが口火を切った。

 

「感応能力…新型神機使いが持つ、互いの思考や記憶を共有する能力と聞いた事がありますが」

 

「その通り。世間一般的な認識では、それで間違いはない」

 

「と、言いますと?」

 

シモリがおもむろに懐から取り出したのは…2つの胡桃。

握力低下防止の為に毎日握っているのだとか。。

 

「つい先日、非常に興味深い事例が報告されてね。。

なんでも、アラガミの《声》が聞こえたとか聞こえなかったとか」

 

「ーー⁉︎」

 

「もちろん私は神機使いではないから、この音声を聴いてもアラガミの声などわからない。

だが、現に須逹君や文枝君が聴こえると言うのなら、それもまた事実なのだろう」

 

「ま、待ってくださいよ‼︎」

 

堰を切ったように、ヒロヒデがハッサクとカボスを押し退けて前に出る。

 

「アラガミの声が聴こえるのが、仮に感応能力によるものだとしたら…

カボスの場合はわかるとして、ハッサクまで聴こえるというのは納得がいきません。。

そもそも、コイツは旧型神機使いなんですよ⁉︎」

 

早口でまくし立てるヒロヒデに対し、シモリは…持っていた胡桃を懐に戻し、軽く溜め息を吐いた。

 

「落ち着きたまえ、青戸君。。

確かに新型神機使いは皆、感応能力を持っているが…

感応能力を有しているのは、全て新型神機使いに限った事ではないのだよ」

 

「と、言うことは…つまり…?」

 

突然ハッサクの肩に手を置き、顔を近付けるシモリ。

 

「ズバリ結論を言おう。

須逹君…君には、新型神機を扱う素質がある」

 

「え…?」

 

カボスとヒロヒデが目を見開いてハッサクの方を向く。

当の本人は意表を突かれた顔をしているが。

 

「俺が…新型神機を?」

 

「そうだ。最近の技術の発達と新型神機の普及により、旧型から新型へと切り替える神機使いも珍しくない。

だが、それなりのリスクが付き物だがね」

 

「リスク、ですか」

 

ハッサクはふと思い出す。このフェンリルに入隊し、神機の適合試験を受けたあの日の事を。

凄まじい激痛に襲われ、あわや肉体が砕け散ってしまうのではないかと恐怖したあの時の事を。。

 

「旧型からの《機種変》の場合、完全な《新規》より身体にかかる負担はより大きくなる。

何故かと言うと、今の旧型に馴染んでしまっている体内の細胞組織を、根こそぎ交換してしまうわけだからね」

 

「あの時以上、という事ですか」

 

「そういう事だね。下手すると、苦痛のあまり本当に死んでしまうかもしれない。。

だが、その分得られる恩恵は大きいはずだ。

その覚悟は…あるかな?」

 

ハッサクは静かに目を瞑り、下を向く。

更なる力を得たいのは山々だが、死ぬ危険性も高い。

そんな葛藤がハッサクの頭を悩ませる…

カボスも、そんなハッサクを心配そうに眺めていた。

 

「まあ、無理にとは言わない。

このままで良いというならそれで良し、もし新たな力を求めるというのなら…いつでも私の所へ来たまえ。

話は以上だ」

 

ドアの鍵を開け、部屋を後にするシモリ。

その直後、ヒロヒデが恨めしそうな目でハッサクを見る。

 

「ハッサク!俺は、認めねえからな‼︎」

 

「ヒロヒデ…」

 

力一杯ドアを開けて、ヒロヒデも部屋から出て行った。

すると、彼と入れ替わるように1人のオペレーターが現れる。

ハンニバル・ゲンのミッションの際に、セマノブと共にハッサク達を見守っていたオペレーターだ。

 

「た…大変です、須逹さん、文枝さん!

セマノブさんが…」

 

「セマノブが…どうかしたのか⁉︎」

 

「とにかく、来てください‼︎」

 

異常に取り乱した様子のオペレーターが、踵を返して走り出した。

何か嫌な予感が、妙な胸騒ぎがする…

それが的中しないことを祈りながら、ハッサクとカボスは一目散に彼女の後を追っていくのだった。。

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