是非楽しんでくださいね♪
「パトロールに行ってきまーす」
やあ、僕はアンパンマン。皆のヒーローだ!
僕は皆を助けるために正義の味方として日々を過ごしている。
だけど…
「あっ!アンパンマン!!」
僕は…
「お腹すいた~」
「僕の顔をお食べ」
何のために…
「アーンパンチ!!」
「バイバイキーン!」
戦ってるの?
「アンパンマン、ありがとう!」
皆から感謝はされる。
「アンパンマン」
でも…どうしてかな…
「アンパンマン!アンパンマン!」
なにも満たされない…
「アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!」
ヒーローであることを求められる…
「アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!」
そこに自由はない…
「アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!」
こんな生活…
「アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!」
もう…嫌だ…
「アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!」
耐えられない…
「アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!アンパンマン!」
誰か…助けてよ…
「「「「アンパンマン!!!」」」」
僕は…何のために生きてるんだ…
ガッチャ…キィ…トン!
「…」
「何かあったのかい?…ただいまも言わずに」
ジャムおじさんが心配そうに僕に尋ねる。
「どうしたの?アンパンマン…」
ばたこさんも心配したのかそう言葉を掛け、僕のところまで歩み寄ってくる。
だから…僕は…
「アンパンマン?」
ばたこさんの首を
ボキッ!「え…?」
へし折ったんだ…
僕の握力なら首を掴んで少し強く握るだけで簡単にへし折れる。
「ば、ばたこさん!?…アンパンマン…何を?」
ジャムおじさんは腰を抜かし、なにが起きたかわからない顔でそう言いながらこちらをみる。
それを見た僕はジャムおじさんに近づき、
「何故なんじゃ…アンパンマグゥ!!?」
その顔を殴ったんだ…
顔を殴る
「止めるんじゃ…アンパ」
殴る、殴る
「止め…」
殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る
「どう…して…アンパンマ…ン…」
ただひたすらに殴り続けた…
ふと我に返ったとき、ジャムおじさんの顔は原形を留めていなかった…
冷たい肉の塊になったジャムおじさんとばたこさん
二人を殺した僕…もうヒーローじゃない…
ごめんなさい…ジャムおじさん、ばたこさん…僕はもう疲れちゃったんだ…
最初は皆を助けになれることを喜んだ…
皆の笑顔がみれて嬉しく思った…
ヒーローとしての自分を誇らしく思った…
だけど次第に皆の助けになることが苦痛になった…
皆の笑顔をみても虚しさだけが残った…
僕が皆を助けても、皆は僕の助けにはならないから…
そうした日々を過ごしていくうちにヒーローとしての自分が嫌になった…
僕はジャムおじさんとばたこさんが憎いわけじゃない…
だけど二人を見ていて、気がついたら手にかけていたんだ…
…あ…れ!?……体が重く…なって…意識が徐々に遠退いていく…
そうか…僕は命の石が溶けて全身を巡ってることで命を保っている…
だけど悪い子に対しては命の石は効力を失う…
ああ…僕は…死ぬのか…
ハハッ…死んだら僕も二人のところに行けるのかな…
いや、無理か…そうだよね…二人のところにいけるわけがないよね…
僕が行くのは多分地獄だろうから…
もう立っていられるほどの力もない…僕はそのまま倒れ伏した。
ああ…なんだか眠い…や…
ねぇ、ジャムおじさん、ばたこさん…もし…生まれ…変わることが…でき…たら…こん…どは…争い…ご…とのない…世界で…ヒーロー…じゃ…なく…二人…の…子…供と…して…さ…ん…にん…で…仲…良く…いっ…しょ…に…
Fin
以上で終わりです♪
最後まで読んでくださった方…ありがとうございましたm(__)m