True love in the lie.~The Another~   作:鍵の剣

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第2話を投稿させていただきます。
今回の話は全く原作とは違うオリジナルとなっています。

まぁ、前回が主人公がクラスにいやーな空気を作ってしまいましたしねw
真田君にクラスにちゃんと馴染んでくれないと可愛そうですもん!!

とまぁ、こんなことはさておき読んでくれたらすっごくありがたいですw
どうぞ


カンユウ

 いきなりやらかしてしまった。

 あんまりじゃないのだろうか? 女の子を見て頭痛が起きるなんて失礼極まりないことだ。

 でも、その1回きりで一条君の彼女っていう桐崎さんを見ても頭痛も何も起こらなくなった。本当に何が起きていたのかさっぱりだ。

 放課後になって俺は舞子君に一条君と桐崎さんがどこに居るかを聞いてみた。

 2人への用事は今朝のことをちゃんと誤っておきたかったからだ。

 

「舞子君。桐崎さんと一条君ってどこにいるか分かる?」

 

「ん? 一条と桐崎? 教室か飼育所じゃないかな?」

 

「飼育所か……。分かったありがとう」

 

「でも、2人に何の用で行くのさ?」

 

「今朝のことだよ。いきなり倒れたりしたから、一条君もだけど、桐崎さんにはもっと失礼だったから」

 

「そっか。んじゃ、俺は先に帰るよ。分からないことがあったら何でも聞いてくれよ。分かる範囲で答えるから」

 

「うん、ありがとう。バイバイ」

 

 そういって舞子君と別れて、俺は教室に行ってみたが、誰もいなかったので、俺は飼育所に行ってみる。

 2人はどうやら飼育委員らしいので、2人一緒によくいるそうだ。

 

 

 

 ──今日の休み時間に舞子君には学校の大体使う場所は回って、場所も何となく覚えていたが飼育所だけは教えてもらってなかった。

 舞子君曰く、「あそこは見たらビックリだから今は行かなくていいさ」と笑っている。

 一体どんな動物がいるというのだ。教えてもらってないので、もちろんスムーズに行くことが出来ない。

 その結果職員室に寄って場所を聞いてきたので何かと時間がかかった。

 俺は場所を聞いて全力で走って飼育所を目指す。

 

「ハァ、ハァ。まだ2人とも居るといいけど」

 

 飼育所と思われる場所に近づいて来ると段々と動物達の鳴き声と一条君と桐崎さんの声が聞こえた。

 どうやらまだ居たようだ。

 

「にしても、ここの動物すごい数よね。全部あんたが拾ってきたんでしょ?」

 

「し、仕方ねぇだろ? 可愛そうっだんだから」

 

「それにしてもね~」

 

 辺りの動物はそんじょどこら飼育されている動物達ではない。

 

「あ、良かった。まだ居た。おーい一条くーん、桐崎さーん」

 

 俺の呼ぶ声に2人は俺の方を振り向いて返事をする。

 

「あ、確か今日編入してきた人だ。えっと名前が」

 

「真田暁だろ? 今日お前見てぶっ倒れたやつ」

 

「あ~思い出した、思い出した」

 

「そ、そのことなんだ。本当は直ぐに言いたかったんだけど、ごめんなさい!!」

 

 俺は2人に深々と頭を下げた。

 

「え!? いや、別にそんな頭下げなくても……」

 

 一条君がそうしている傍で桐崎さんは奥のケージから何か動物を引っ張り出している。そしてそのまま俺の顔の付近に近づけている。

 もちろん俺も一条君も彼女が何をしているかなんて知らない。

 

「別に気にしてないわよ。その程度のこと。もう頭上げてよ」

 

 そう言われて頭を上げると俺の目の前には桐崎さんの顔ではなく、オスの鶏の顔がそこにあった。

 俺は思わずビックリして後ろに飛んで尻餅をつく。

 

「う、うわぁ!? ななな、桐崎さんのか、顔が鶏に」

 

「あっはははは」

 

 そんな見事に自分の予想通りの反応を示してくれたことに彼女はお腹を抱えて大爆笑している。

 横にいる一条君は「おいおい……」と言いながら呆れている。

 

「び、ビックリしたー。酷いよ桐崎さん」

 

「ごめんごめん。別に悪気があってしたわけじゃないから」

 

「ひどいよぉ。それにしてもすごい数だなー」

 

 辺りを見ればそこにいるのは普通の学校にいる動物達もいるかと思えば何故か池にはワニまでいる。

 ケージの中にはトカゲなどの爬虫類も様々だ。ここは動物園か何かと疑いたくなるような環境だ。

 

「ていうかこれ普通学校にいないよな?」

 

「全部このもやしが拾ってきたのよ」

 

「ひ、拾ってきたぁ!?」

 

「だって、捨てられててそのままなんて可愛そうじゃねーか」

 

「そ、そりゃそうだけども……。ここまでくるか」

 

 まだ何かすることがあるなら手伝おうと思ったが、どうやら既に終わったらしいので、もう帰るそうだ。

 俺も謝って許してもらえたので、良かったとホッとした。

 それにしてもこの2人仲がすごくいいと思う。流石はカップルとのことだけはある。

 それを言おうとすると一瞬タメがあったが、「そ、そりゃーね」と返ってきた。

 何だか不自然な間があることが引っかかったが、今は別に気にはしなかった。

 

 

 ──帰りは3人で一緒にと思ったが、さすがに2人の帰宅時間を邪魔するわけにもいかない。

 俺は2人が向かう方向と同じでも回り道をして帰ることにした。

 その帰りの道中、公園で自分から見て懐かしいものがあった。

 バスケットのリングとコートがそこにはあった。日本でコートがあるなんて珍しいなと思う。

 そこで自分と同じ年くらいの人たちがハーフコートで3vs3をしている。

 そして3人が控えとして応援に回っているが、彼らも汗をかいているところからすると交代でやっているのだろう。

 俺が懐かしく思ったのは実に単純なことなのだが、小学校、中学校でバスケットをしていたというわけだ。

 ポジションは身長が高いことからセンター、というわけではなくパワーフォアードだ。チームの花形としてスコアラーまでしていた。

 

「バスケか……。懐かしいな」

 

「ねぇ、そこの君。見てるくらいなら一緒のどう?」

 

 俺が懐かしそうにこの光景を見ていると控えにいる1人から声をかけられる。

 最初は俺にかけられていたとは思わずに辺りをキョロキョロしている。それを見て声をかけた人が笑っている。

 辺りを見回しても誰もいないので、自分? と相手に示す。そして相手も頷く。

 そして何故か俺はビブスを着て一緒にバスケをすることになる。

 

「よ、よろしく」

 

「いやーよかったよかった。これで5vs5で出来るぜ」

 

「コートがせっかく空いているのにオールコート出来ないんじゃなー」

 

「ところで、君バスケしたことあるの?」

 

「え? えーと小学校と中学校でしてました」

 

「お! ってことは経験者じゃん!」

 

 経験者である俺を含めてオールコートで5vs5のゲームが始まる。

 チームAとチームBに分かれてすることになり、チームの決め方は公平にグーとパーで分かれるのことだ。

 あえて言うとチョキはグーの仲間とするらしい。すっごい余談だがそうするらしい。

 みなさんも経験があるかもしれないが、10人でしたら中々決まらない。その挙句には妙にバランスの取れていないチームが出来てしまうのだ。

 チームで分かれた結果、どうやらAチームが高校でもバスケをしているという面子になってしまった。

 俺はというと、Bチームなわけで……。

 Aチームの方はさっさと始めたいらしい。というより圧勝したいといったところか。もちろんBチームは講義する。

 

「よし、分かれた。って何だよこのチーム!!」

 

「いやいやいや、おかしいってこのチームは!!」

 

「もう分かれたんだからいいだろ?」

 

「それにそっちには助っ人で入った奴もいるんだし」

 

「そーいう問題じゃないだろ!!」

 

 Bチームの講義は無視してゲームが始まる。

 ジャンプボールはハンデというわけではないが、Aチームが上げてくれるらしい。

 ジャンプボールが上がってやはりAチームが最初に攻めることになる。速いパスワークであっという間に点を決められてしまう。

 

「は、はえー!!」

 

「っていうかあっという間に決められたー」

 

 確かに速い。それでいてこっちも止める術が無かった。

 それがどうした? だったらこっちも決めてやればいい。やられたならやり返すまでだ。

 俺の頭の中で何かのスイッチが「カチッ」と入った。

 

「すみません。ちょっと派手なの一発いくので適当にシュート撃ってもらっていいですか?」

 

「て、適当に? てか派手なのって」

 

「まぁまぁ、やらせてみようや」

 

 俺の希望が通って作戦はとりあえず作戦はとりあえずシュートということになった。

 Bチームがパスを繋いでいくが、中々シュートを撃てる状況は作れなかった。流石は高校でもバスケをしているだけあってディフェンスも固いということだ。

 仕方がないので苦し紛れのシュートを撃つ。しかし体勢が整っていない状況で撃てば必然的にボールは外れてしまう。

 だが、俺はこの瞬間を待っていたのだ。

 ボールがリングに当たって跳ね返ったところを俺はジャンプしてそのままリングに叩き込んだ。

 この光景には両チームとも唖然としている。

 

「え? マジで?」

 

「てか、今どんだけ跳んだんだよ!!」

 

 これが俺のやりたかったことだ。やられたらやり返すまでだ──ちょっとこっちのがすごいか。

 

「すげー、お前とんでもないな」

 

「外したシュートをそのままダンクってやばすぎるだろ」

 

「へへん。ゲームはまだ始まったばかりなんだし、どんどんいこうや」

 

「おう」

 

 この辺りから何故か俺の性格が変化している。

 俺は小学校と中学校の頃にバスケットをしていたが、そのときも自分がめっちゃ楽しいっていう感情だったり、ワクワクしてきたっていう感情に達すると自然と頭の中でスイッチが入り、集中力が極限にまで達していた。

 つまり、特別何も考えずに本能のままにバスケをプレイしているということだ。

 俺には全く自覚なんて無かったのだが、そのときのチームメイトから「お前変わりすぎ」とまで言われたほど。

 

 Bチームは俺のダンクをきっかけに勢いがついて点を伸ばしていく。

 しかし、Aチームもディフェンスの仕方を変えて俺へのマークをかなりきつくされた。そのおかげで俺は中々点を決められないが、逆にBチームは攻めやすくなり、ロングレンジのシュートを決めて点を伸ばす。しかし、Aチームも負けずに確実に点を決めていく。

 このままAチームの攻撃が決まればBチームが決めるというシーソーゲームが続く展開となった。

 気づいたら時間が遅くなってしまい、しまいにはボールが見えなくなってしまった。

 仕方がないのでバスケは中断ということになった。結果は92:80で俺達Bチームは惜しくも負けてしまった。

 でも、何だか久々にすっげー楽しかった。俺はこのままこの余韻に浸ったまま家に帰ってベットに倒れこむようにしてそのまま爆睡した。

 寝ていると夢の中でまた女の子に声をかけられたような気がした。

 

『かっこよかったよ』

 

「いやー。それほどでも。ムニャムニャ」

 

 とうとう俺はこの記憶の中の女の子の声にまで寝言で返事をしている有様だ。

 

 

 

 ──次の日に学校に行くと、何故か複数の先輩から部活の勧誘の声がかかる。

 

「君、バスケットしてたんでしょ? どう? うちのバスケ部に」

 

「え? いや、別にバスケ部に入る気は無いんで」

 

「えー。一緒にやろうよ」

 

「すんません。俺友達待たせてるんで」

 

 友達が待っているとは言っても別に待たせている友達もいないが、俺はそういって先輩からの勧誘を振り切るために逃げるように全力で教室の方へ走っていった。

 教室に入ったら入ったで、今度はクラスメートが待ってました!! という風に勧誘される。

 

「なぁ、真田一緒にバスケしないか?」

 

「い、いや別にバスケなんてする気なんてないし」

 

「またまたー。めっちゃうまいっていう話だし」

 

「それなんだけど、俺がめっちゃうまいなんて一体どういう情報網できたんだ? 今日も朝から先輩から勧誘されたし」

 

「いやさ、めっちゃ有名だぜ? 放課後にバスケしていたのをクラスの女子が見ててなそのバスケをしているところを写メってたんだよ」

 

「え? マジで……」

 

「そんで、自分のブログでお前のことを書いてたんだよ」

 

「ハ、ハァ!? ちょ、それ見せて」

 

 男子生徒が携帯をいじってそのサイトを開く。そして俺はそいつから携帯を取り上げるようにその画面を見る。

 そのサイトは個人が開いているブログで、俺がダンクしているところの写真がばっちり載せられていた。

 ブログの主からはこう書いてあった

 

《今日うちのクラスに転校してきた子何だけど、身長高いでめっちゃイケメンなんだよねー。今日いきなり女子見て倒れちゃったからめっちゃ話辛かったんだけどねー。まぁ、ここからが本題なんだけど、私が学校から帰ってる時にその男の子がいたんだよね。しかもその男の子がバスケしていたんだよー。しかも私の目の前でダンク決めちゃってすんごいかっこよかったんだ~。私への愛のダンクだったりして? キャッ。あ、その写真載せてるからみてねー》

 

 俺はそのブログを見て愕然とした……。

 あまり見たくは無かったが、恐る恐る下の画面に載っているコメント欄を見てみる。

 

《すげー。初めて見たわ~》

 

《え? これマジなの?》

 

《マジだったら超かっけーじゃん》

 

「おぉ~、しっかりコメントされてるじゃん」

 

「これを見て、バスケ部の人がこいつ勧誘しろーっ!!てなっちゃったわけさ」

 

「これさ、この学校以外の人以外も見ているんじゃないか?」

 

「あ~、そこは大丈夫なんじゃない? 一応友達しか見てないだろうし」

 

「そういう問題じゃないでしょ!! 先輩から勧誘が来ている時点でおかしいじゃん!!」

 

「まぁ、そうかな?」

 

「そうかな? じゃねーよ!!」

 

 つまり俺はこのブログを通してこのクラスで超有名になってしまったということか。

 勧誘を受けているのを流していると今度はクラスの女子達が俺への質問攻めに遭ってしまう。

 そのまま俺は女子達の質問攻めと、バスケ部からの勧誘と非常に困難を極めた。

 今度は一条君と桐崎さんが来てクラスが騒いでいるのを見て、何があったのかを舞子君に聞いている。

 

「なぁ、集あれ何があったんだ?」

 

「あぁ、真田がバスケしているところがブログに書かれてたんだと。そんでしかもかっこよくダンクを決めている写真と一緒にな」

 

「だ、ダンク!? それめっちゃすごいじゃん。それでこうしてバスケ部からの勧誘の嵐に遭ってるわけか」

 

「そういうこと」

 

「ふーん。ダンク出来たらこんなに騒ぐんだ。向こうでは結構見てたからあんまりビックリすることじゃないんだけど」

 

「アメリカと一緒にするなよ」

 

「だって本当のことだもん」

 

 この質問攻めと勧誘はずっと続き、そのまま朝のチャイムが鳴るまで続いた。

 自分の席について舞子君に話かけると、舞子君が「チッ」と舌打ちしているのが見えた。

 

「ちょっと舞子君何で舌打ちするのさ」

 

「ハァ~ア。これだからイケメンは」

 

「ちょっ!? それ完全な嫉妬じゃ」

 

「いやーこれなら教育係りもしなくていいかな~」

 

「み、見捨てないでよ~」

 

「冗談だって、まぁクラスに馴染めたならいいじゃないか」

 

「あれは馴染めたっていうのか?」

 

「まぁ、昨日の今日でこれならいいってことさ。結果オーライじゃん?」

 

「う~ん。そうなのかな?」

 

 授業が始まってからも俺の机には手紙が回されて、そこには明らかにさっきの続きの内容が書かれている。

 

《バスケ……しようぜ?》

 

「もういいわ!!」

 

 俺はつい心の声を机を叩いて叫んでしまう。

 その声に先生が俺に対して「何言ってんの? お前」という視線が向けられる。

 そしてクラスは大爆笑。

 もうやだ、超恥ずかしい!!

 

 




えーっと第2話を投稿させていただきました。
主人公の話ばっかり書いていてニセコイらしい話にまるでなってませんね(汗)
ていうか主人公バスケが出来て、身長が高いとか何でも揃ってるなー(うらやましい)

次の話は原作の話を題材にして書いていこうと思います。

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