SKET DANCE ~4人のスケット団~   作:ジャスミン

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第2話です。


いまのところ、難しさしかありません。


第2話 ペンキ仮面②―調査―

~開盟学園 放課後 スケット団部室~

 

 

ペンキまみれでスケット団のもとを訪れた杉原哲平。

 

ボッスン達はとにかく、詳しい事情を聞くことにした。

 

 

 

「裏庭の池で鯉を眺めてたら体育館の二階から、かあ…」

 

「何やそれ!なんちゅーことすんねん!!」

 

「哲平、そいつの顔とか見なかったのか!?」

 

「い、いえ…すぐに逃げちゃったし、仮面みたいなもので顔は隠してたから…」

 

「仮面!?そんなモンまでかぶっとんのか。何や気味悪いヤツやな」

 

「姿を隠してペンキをかけて逃げる――ペンキ仮面か」

 

「よぉし分かった!ちょお待っとき、ペンキ仮面シバいてきたるわ!!」

 

「いや話聞いてた!?どこのどいつをやるつもり!?もういいからお前座ってろよ!!」

 

「まずはペンキ仮面の正体を探るところからだ。少し落ち着け」

 

 

完全に頭に血が上ったヒメコを抑えるボッスンとハルト。

まずは調査からだということを言い聞かせる。

 

 

『しかし、転校してきたばかりの彼が人の恨みを買うとも思えん。もし無差別の犯行だとすると、これから第二第三の犠牲者が出るかもしれない』

 

「はい、ボクもそう思って、裏庭の警戒をした方がいいと思ったんです。それで、そういう役目はまさにスケット団の出番じゃないかと思ってここへ来てみたんですけど…」

 

 

―――ピクピクピク―――

 

「おお!!わかってんじゃねえか、哲平!!」

 

「出来る子や!!お前は出来る子や!!!」

 

「よっしゃ!そのペンキ仮面はスケット団で捜し出してやる!!」

 

「だな。まずは現場に行ってみるか」

 

「そしてズタズタに引きちぎったる!!」

 

「何を!!?」

 

「ヒメコ落ち着け。とりあえず方針は…」

 

「あ、あの!お気持ちは嬉しいんですけど、ボクとしてはあまり大事にしたくないというか…転校早々こんな目に遭わされたなんて話、あまり…広まってほしく、ないですし……」

 

「なぁーにビビってんだよ!いーじゃねーか、むしろ一躍有名人だぜ?よっ、ペンキ喰らいマン!!」

 

「うるさいわ!!真面目に聞いたれや!!!」

 

「わーかってるって!オレたちは依頼人のために動くスケット団だぜ?」

 

「ああ、ペンキのことは口外せずに調べる。任せておけ」

 

「よぉーし!いいな野郎ども!!明日からそうかさっ…捜査開始だ!!」

 

「あー、噛んでもーた」

 

「惜しいヤツだな」

 

「…そっとしておいて……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――翌日―――――

 

 

 

~開盟学園 放課後 体育館裏~

 

 

「ほな、まずはどうする?」

 

「取りあえずは聞き込みだな。そう簡単に証言は得られないだろうが地道にやるしかないからな」

 

 

翌日、事件現場へとやって来たスケット団+哲平。

 

とりあえずの方針としては目撃証言を捜すことにした。

 

「さてと…まずはあいつらでいいか」

 

 

一行の目の前にはわかりやすいバカップル。

期待は出来そうにないがとりあえず話を聞くことにした。

 

 

 

「オイ」

 

「ん?誰だい、ボクたちのジャマを…」

 

 

「ちょっと聞きてえことがあんだけどよ」 ゴゴゴゴッ!!!!

 

 

「「ひい!!?」」

 

「…おいおい、ビビらせてどうする?…悪いな、ちょと聞きたいことが…」

 

「な、ななな、なな何だい!?」

 

「マ、マ、マー君、怖い…」

 

「おいハルト!お前は下がってろ!余計ビビッて話が進まなくなる!!」

 

「あ、ああ、悪い……」

 

「(ハルトくん、結構へこんでる…!?)」

 

「後でフォローするから大丈夫だ。さて、と…おめーら、いつもここでベタベタしてんのかよ?」

 

「は?」

 

「毎日この場所に来てんのかって聞いてんだよ!」

 

「まあ、今日はまだ来たばかりだけど、放課後はここに居ること多いよね?二人きりで!」

 

「ね!」

 

「誰にも邪魔されずにね!」

 

「ね!」

 

「(イラッ…)…お前ら、この辺でペン…何かこう、怪しいヤツ見いひんかったか?」

 

「「は?」」

 

「いっかにも悪さしそうな怪し~~いヤツ、見いひんかったか!?おう!!?」

 

「え、え~っと、う~~~~ん……」

 

「(君が怪しいよーーー!!)」

 

 

「つーか、変なモン持ってるヤツ見なかったか?例えば赤い塗料的なモンとかよぉ」

 

「いや、見てないな~」

 

「(極秘捜査か!?コレ…)」

 

「この辺はいつも人が少ないからな……あ!そういえば昨日だったら人がいたなぁ。城ヶ崎たちが壁の落書きをペンキで消してるのを見たよ」

 

「ペンキ……城ヶ崎?」

 

『城ヶ崎は昨日、例の落書きを消すように指示されていたはずだ』

 

「なるほど、城ヶ崎か…確かにあいつなら、やりかねんな」

 

「お、復活したかハルト。よし分かった、じゃあなバカップル!あとお前らマジいい加減にしろよ?どうせすぐ別れるんだからあんまテンション上げんな、寒すぎる!」

 

「ちょ!?」

 

「くっさいセリフに酔っとるから空気読まれへんねん、さぶすぎる!!」

 

「ちょっと!何で捨てゼリフ吐いていくの!?」

 

「何か悪かったな。それと、オレそんなに怖いか?」

 

「最後普通だな!?それとゴメン、うん、何か怖い!」

 

「そ、そうか……」

 

『…小坂正利(こさか まさとし)、巧みな話術でかつては三股をかけた経験がある。最近は釣りやすい頭の悪い女ばかりを狙っていると友人に公言している』

 

「わぁ―――!?何でそのことを!?」

 

「……ちょっと、マー君?」

 

「えっ!?あ、いや、違「マー君?」は、はい…」

 

 

 

 

その時、誰かの叫び声が聞こえたとか何とか。

 

事件解決のため、彼は犠牲になったのだった……。

 

 

 

 

 

 

「よっしゃ!城ヶ崎ぶっ飛ばしに行くで!!」

 

「落ち着けヒメコ!まだダメだ!!」

 

「何でや!?とっとと城ヶ崎に突撃したらええんちゃうんか!!?」

 

「証拠がない以上、問いただしてもムダ…下手すりゃ逆効果だ」

 

「ああ、だからまずはオレたちで尾行して証拠を掴むぞ!オレとハルトで二班に別れて尾行、スイッチはヤツの身辺調査を頼む!」

 

「『了解」』

 

「………アレ?ちなみにそのオレたちってボクも含まれてるんでしょうか?」

 

「もちろんさ、ルーキー!」

 

「我らスケット団!」

 

『一心同体!』

 

「無茶言うなお前ら」

 

「な、何か入部したことになってるような気がしますが…さ、さすがに尾行とかそういうのは足手まといになりそうだから、ボクは部室で待ってますよ」

 

「ちっ…せっかく新メンバーにオレの尾行術を伝授してやろうと思ったのに…」

 

「新メンバー入ってないですからね!?」

 

 

 

かくして、一行は城ヶ崎の尾行を始めるのだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(やっぱこの辺に現れたな、城ヶ崎…変装もバッチリ!ぜってーシッポをつかんでやるぜ!)」

 

 

アフロのカツラに付けヒゲ、この変装なら見つかるはずはない。

ボッスンには自信があった。

カツラが少々暑いが、多少ならガマンできる。

しかし心なしか暑いというより、熱いような……

 

 

「……って!ぎゃああああああああ!!!!!???」

 

 

アフロは……燃えていた。

 

 

「あああああああ熱いわああああああああああ!!!!!!」

 

「何で尾行の変装がアフロやねん!?目立ってしゃーないわ!お前ふざけとんのやろ!?」

 

「だからって背後から火ぃつけんのかよ!!?」

 

 

背後には、火を放った張本人であるヒメコが仁王立ちしていた。

 

 

「ねぇ!?何でこーゆー事平気で出来んの!?考えよ!?こんなんで死ぬことだってあるよ!!?」

 

「ほな死んだらええねん!悪ふざけの末死んだらええねん!!」

 

「ふざけてんじゃねぇんだよ!これは草陰に隠れるためのカムフラージュなんだぞ!」

 

「草に見えへんちゅーねん!ただのチリ毛のオッサンやないか!カムフラージュならハルトを見習えアホォ!」

 

「そ、それを言われると言い返せねえ……」

 

 

 

 

 

 

 

その頃のハルトは。

 

 

「まったく、あいつらは何を騒いでんだ…あれじゃ尾行にならねぇだろ」

 

 

ハルトは、ボッスン達とは別の場所から城ヶ崎を尾行していた。

 

その恰好は、所謂迷彩服。

しかし一般に売られているような柄ではなく、まさにその場の茂みに同化した柄である。

このような装備を作ることこそが、ハルトの特技である。

ハルトの隠れている場所を知っているボッスン達ではあるが、それでも見つけられないほどの隠密力である。

 

「…仕方ない、オレだけでもちゃんとやっとくか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ハルト、ホントにあそこに居るんか?」

 

「そのはず、だ。アイツが服作り得意なのは知ってっけど、ハンドメイドであんなもんよく作れるよな…やっぱあの技術は異常だよな…」

 

「せやな、服以外にも壁や景色に同化できる隠れ布とかも作っとったし、こと裁縫に関することなら、不可能なんてあらへんからなぁ」

 

「布があれば何でもできるのがアイツだからな…ん?って、アレ…?」

 

 

 

目の前には誰も居ない。

 

オレ達は城ヶ崎を尾行していた。

 

そこから導き出される答えは?

 

 

 

 

ポク…ポク…ポク…チーン!

 

 

 

「…ヤベェ!?見失った!?」

 

「何しとんねん!?くだらん話しとるからや!!」

 

「ウルセェ!とにかく、お前はそっち探せ!」

 

「おう!(ガサッ)ん?」

 

 

 

城ヶ崎を探し始めて、ヒメコが早々に見たものとは…

 

 

 

 

「危ないボッスン!!!」

 

「え!?」

 

 

件のペンキ仮面が、今まさに、ボッスンにペンキをかけようとしている光景だった。

 

すかさずヒメコはボッスンの首を掴み引っ張る。

 

 

「ぐえぇぇ!!?」

 

間一髪、ペンキを被ることを免れた。

 

 

「ゲホォ!!…お、お前、首が…締ま……」

 

「大丈夫かボッスン!?ボッスン!!?」

 

「ゲホッ!だ、大丈夫だから、いいからヤツを追え!!」

 

「了解!どこやぁ!!」

 

とりあえずは、先ほどペンキ仮面がいた場所へと走り出すヒメコ。

 

 

「逃がさへんでえ!!!(サッ)ってうあ!?」

「おわ!?」

 

 

角を曲がろうとしたときに、誰かにぶつかってしまった。

 

 

「いったぁ~…一体何や…って、あ!!お前!!!!」

 

「あ!?スケット団!?」

 

 

ヒメコがぶつかったのは、先ほどのバカップルの男の方だった。

 

 

「ヒメコ!大丈夫か!?」

 

「ゴメン、ボッスン!逃げられてもた……ったく、ホンマにお前は空気読まれへんやつやなあ…!」

 

 

怒りの矛先は追跡をジャマした男に向かう。

 

 

「え!?ナニ!?ボク何かした!?」

 

「うるさいわ!!死にさらせボゲェ!!!!」

 

 

 

うぎゃああああああああああ…………

 

 

再度、彼の悲鳴が響き渡った…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…つーことはお前、あれからずっとここに居たのか?」

 

「うん、あの後(キミたちのせいで)ユミちゃんにフラれてね……」

 

「「い、いや、あれはスイッチが……」」

 

 

多少なりとも罪悪感を感じているボッスンとヒメコ。

 

 

「フラれてからずっと、池に移る自分の姿を眺めていたんだよ……水の中で恋に溺れたボクの姿をね……そして、悟ったのさ、逃がした魚は大きかったと…かつてのこの池のように鯉(恋)を失ったんだ…………とね」

 

「いちいちウマイこと言おうとせんでええ!!…って、ボッスン?どないしてん?」

 

 

何やら思案顔のボッスンが気になり、声をかけるヒメコ。

 

 

「……何で狙われなかったんだろう…」

 

「あん?どういうことや?」

 

「いや、何でコイツは標的にならなかったんだろう…ってな」

 

 

その時、

 

♪チャラッ・チャラッ・ズッ~ン

 

 

「あ、スイッチからメールだ」

 

「ボッシュートやん、何やその着メロ…」

 

「別にいいだろ?さて、内容はと…」

 

 

 

スイッチ

 

オツカレ~〔*-▽-〕/♪

 

城ヶ崎の調査オワタ!\(^▽^)/

色々情報仕入れたょ――!

あとで報告しマー(*`∀`)bース!!

"b((((≧▽≦)))))q"

シェイク♪シェイク♪

 

 

 

「コイツ、メールやとテンション高いの何でなん!?ごっつ腹立つんやけど」

 

その直後、さらにメールが

 

 

マァマァ(*^o^)ノ"(--;)

そんなに怒らないで

(キラクニイコウ)

(。ヽ∀・)>"

 

「何で会話んなっとんねん!!」

 

 

再びメール

 

 

実は近くに

居たりして☆

|・ω・*)チラ

 

 

「「居ったんかい!!!!!」」

 

 

「ボッスン、ヒメコ、何かあったのか?」

 

「ハルトも戻ってきたか。よし、とりあえず部室に戻ろう」

 

 

各々の情報を整理するために、一旦部室へと戻ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~開盟学園 放課後 スケット団部室~

 

 

『…という訳で、城ヶ崎が小学校の頃、標的にイタズラをして逃げるという遊びが流行って問題になったことはあったらしい』

 

「そうか、ご苦労スイッチ」

 

「だが、ボッスンがペンキかけられそうになったとき、オレは城ヶ崎から目を離していなかった。ということは、城ヶ崎はペンキ仮面ではないということになるが…」

 

「なるほどな…」

 

 

スイッチが調べてきた情報と、ハルトの尾行による情報を聞き、考え込むボッスン。

 

 

「どや、ボッスン?何か分かったか?」

 

「いや、もう少し。もう少しで繋がりそうなんだ…」

 

 

そう言ってボッスンはゴーグルに手をかけ、

 

 

「だから今からそいつを…繋げる!」

 

 

「(ゴーグルを?)あの、繋げるってなにを…」

 

事情を知らない哲平が尋ねるが、

 

 

『今は話しかけないほうがいい』

 

「え?」

 

「"集中モード"。ボッスンはゴーグル着けると集中力がごっつ上がりよんねん、めっちゃ疲れるらしいけど」

 

「ああ。この時のボッスンは、割とスゲェぞ」

 

 

「……(装……着!!)」

 

 

―――ギュンッ!――――

 

 

 

 

 

キイィィィィィィィィン…………

 

 

 

 

「(す、すごい!ピリピリしてて、完全に集中状態なのが伝わってくる…)」

 

 

 

 

 

そして、数十秒後。

 

 

 

 

 

―――ギュンッ!―――

 

 

 

「……ぶはぁ!?ッゲホッ!ゲホ!…」

 

「ボッスン!大丈夫か!?」

 

「答えは出たか?」

 

「ぐあー!!疲れたー!!…ああ、じゃあ作戦を指示する!」

 

 

 

ボッスンが考えた作戦とは?

 

 

 

 

 

 

「全員、帰ってよし!!」

 

 

 

「「『「………はあ?」」』」

 

 

 

 

 

To be continued...




原作コミックで言えば、第1話がまだ終わってないんですよね…


次話でペンキ仮面編は終了です。


もうちょっとオリキャラを上手く活躍させたいです……
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