ラブライブ! オーブ‼︎   作:ベンジャー

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光ノ魔王獸 マガゼットン
風ノ魔王獸 マガバッサー
登場。


第1話 『その名はオーブ』

薄暗い・・・・・・夜の森の中、そこでは1体の光の巨人と、1体の魔獣・・・・・・「光ノ魔王獣 マガゼットン」が激しくぶりかりあっており、光の巨人はマガゼットンの放った火球を喰らい吹き飛ばされてしまう。

 

『グゥ、ウア!?』

『ゼッ・・・・・・トン』

 

倒れ込んだ光の巨人の首をマガゼットンは掴みあげるとそのまま光の巨人の腹部を殴りつけようとするが光の巨人はマガゼットンの腕をどうにか振りほどいて回し蹴りを喰らわせる。

 

『シュア!』

 

そしてそんな彼等の戦いの様子を、1人・・・・・・「青い目をした少女」その光景を見つめており、少女は光の巨人に向かって何かを叫んでいるようだった。

 

するとマガゼットンは光の巨人へと向かって先ほどよりも強力な火球を撃ち込もうとするが光の巨人はそれに対し、巨大な大剣を出現させ、マガゼットンの火球を切り裂いた。

 

『ハアアア、シュア!!』

 

そして光の巨人はその大剣で円を描くように振るうと大剣にエネルギーが集まり、マガゼットンに向かって強力な光線として発射し・・・・・・その直撃を受けてマガゼットンは身体中から火花を散らす。

 

すると光の巨人が握っていた大剣が消滅し、マガゼットンは火花を散らしながら・・・・・・爆発、そしてその爆発は周囲一帯を巻き込み、あの少女もその爆発に巻き込まれてしまう。

 

それから爆発が収まると・・・・・・その中央部には傷だらけでボロボロの男性が立っており、息を荒げつつも腰にあるカードケースのようなもに1枚のカードを収納した後、彼はこの焼け焦げた場所を見回した。

 

「俺の・・・・・・せいで・・・・・・。 俺の・・・・・・うわあああああああああああ!!!!!」

 

そして男性は両手で頭を押さえ、悲痛な叫びをあげるのだった・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

「んっ、うぅ・・・・・・また、あの夢だ・・・・・・」

 

ここは「高坂家」という一家が経営する和菓子屋「穂むら」そこに暮らす高坂家の長女、茶髪のサイドテールが特徴的で「自分が夢の見た少女とよく似た青い瞳」をした少女、「高坂 穂乃果」が上体だけを起こして起き上がると、穂乃果は未だに重い瞼を手でこすりながら先ほどまで見ていた夢の内容を思い返していた。

 

「ホントによく見るなぁ、あの夢・・・・・・」

 

彼女はあの光の巨人と巨大な怪物が戦い、その戦いに1人の少女が巻き込まれてしまうという夢をよく見ていった。

 

特に、何時も黒いモヤがかかって顔はよく見えなかったが、あの夢の中で悲痛な叫び声をあげる男性を見ると、穂乃果はなぜだか何時も胸が苦しく、辛く、悲しい気持ちとなり、どうしてだか分からないが何時もそんな感覚に見舞われていた。

 

なぜあんなにも自分がよく見るあの夢はこんなに悲しい気持ちになるのか、自分が決まって同じ夢を何度も見るのは何か意味があるのだろうかと疑問に思い、少しばかりそのことについて考え込む穂乃果だったが・・・・・・。

 

(う~ん、それよりも眠い・・・・・・)

 

元々頭の出来がよくないこと、未だに眠気が強いことから彼女は自分が幾ら考えたところで答えなんてできないだろうと思い、穂乃果は再び布団の中に潜り込むとそのまま二度寝を決め込む。

 

しかし、穂乃果が二度寝を決め込んだ直後・・・・・・。

 

「朝食の時間だオラァ!!」

 

と言いながらドアを蹴破ぶるような真似をしながら穂乃果の扉を開くと、彼女と同じように髪の色が茶髪で彼女の兄でもある青年「高坂(こうさか) 紅葉(もみじ)」が現れ、穂乃果を起こす為に彼女の部屋へと入って来たのだ。

 

「気持ちよさそうに呑気に寝やがって。 おい、学校遅れるぞ!」

「うーん、後3000万年後までぇ~」

「どんだけ長い時間寝るつもりだよオイ!? 早く起きないとまた海未に怒られちまうぞ? お前だけが怒られるならまだしも『あなたがちゃんと起こさないのも悪いんですよ!』なんて言われて俺まで怒られるんだからな?」

「う~ん、もう・・・・・・分かったよぉ~。 ふあぁ・・・・・・」

 

欠伸をしながら穂乃果はどうにか起き上がるのだが・・・・・・彼女の頭は髪がボサボサで寝癖ばかり、紅葉はそんな彼女は溜め息を尽きつつ彼は「早く顔洗ってこい、髪直すの手伝ってやるから」と言うのだが・・・・・・。

 

穂乃果は未だに眠そうな顔をしていて目を離したらすぐにまた寝てしまいそうな雰囲気があったため、紅葉は穂乃果の手を引っ張って洗面所まで連れて行き、顔に水をかけてやったおかげで未だに半分寝ていた穂乃果は驚いてようやく完全に目を覚まし、いきなり冷水をかけられたことに穂乃果は怒ったが・・・・・・。

 

「何時まで経っても起きない穂乃果が悪い」

 

と軽いチョップを頭に受けながら言われてしまい、穂乃果は「ぐぬぬ~」という声をあげるだけで何も言い返すことができず、途中で顔をひょっこり覗かせた紅葉と穂乃果の妹である「高坂 雪穂」は「またお姉ちゃん、お兄ちゃんに起こして貰ったの?」と呆れたように言われてしまう。

 

「うぅ~。 そもそも学校が早い時間にあるのがいけないんだよ!」

「無茶を言うなよ。 ほら、髪直してやるからこっち来い」

「はぁ~い」

 

それから髪を直して穂乃果は部屋に戻って学校の制服に着替え、朝食を食べた後、紅葉と一緒に家を出た後に穂乃果の幼馴染み兼親友でもある2人の少女・・・・・・「園田 海未」と「南 ことり」と道中で合流して学校へと向かって到着し、教室に向かうため4人は廊下を歩くのだが・・・・・・その途中掲示板に貼られてある張り紙のある文字が4人の目に止まったのだ。

 

その文字というのが・・・・・・「廃校」の2文字、それを見た瞬間穂乃果と紅葉は「はぁ!?」と声をあげ、海未やことりも目を見開いて驚いた表情を見せた。

 

「廃校って・・・・・・!」

「つまり、学校が無くなるってことですか!?」

 

穂乃果はその張り紙を見た瞬間、せっかく高校生活で受験も無くて1番遊べる時期である2年生になったばかりなのに・・・・・・いきなり廃校、学校が無くなってしまうという事実があまりにも衝撃的過ぎて・・・・・・大ショックを受けてしまう。

 

穂乃果がどのくらいショックを受けたのかというとゼットンに破れたウルトラマンみたな倒れ方をするくらいにショッキングな出来事であり、そしてその倒れそうになった穂乃果をことりと海未が慌てて支え、2人は穂乃果の名を何度も叫ぶように呼ぶのだが・・・・・・穂乃果の耳には全く入ってこなかった。

 

「わ、私の・・・・・・! 輝かしい高校生活がぁ~!」

 

そのまま「がくっ!」と気を失った穂乃果を見て紅葉は・・・・・・。

 

「誰かゾフィーさん呼んできてくれ! 命持って来てって!」

 

なんてことを口走ったりしていたが、穂乃果が今の言葉を聞いてたら「勝手に殺すなぁ!」と怒っていたところだろう。

 

「こんな時になに言ってるんですか紅葉!? ゾフィーって誰ですか!?」

「もしかして紅葉くんも紅葉くんでパニくってる!?」

「妹が目の前で倒れたらそりゃ慌てるだろ!!」

 

兎に角、穂乃果はただショックを受けてその衝撃が強すぎたせいで気を失っただけなので保健室に連れて行こうということになり、保健室に寝かせた後、紅葉達は教室で授業を受け・・・・・・3時間目くらいの授業の終わり・・・・・・休み時間に暗い顔をした穂乃果が教室に入ってきたのだ。

 

尚、紅葉が穂乃果達と同じ教室にいるのは穂乃果とは兄弟とは言っても「同い年」だからだ、つまり、紅葉の方が高坂家の子供になるのが早かったということである。

 

未だに元気が無さそうな穂乃果を心配してことりが「穂乃果ちゃん、大丈夫?」と心配そうに尋ね、穂乃果も「うん・・・・・・」と頷くが・・・・・・やはり誰がどう見ても穂乃果に元気はなく両手で顔を覆い隠しながら学校が無くなることを泣きながら嘆いていた。

 

「穂乃果ちゃん、凄い落ち込んでる。 そんなに学校、好きだったなんて・・・・・・」

「違いますよことり、あれはきっと勘違いしてるんです」

「う、うぅ! どうしよう! 全然勉強してないよー!!」

 

いきなり立ち上がったかと思うと穂乃果はそんなことを叫びながら蹲り、ことりはそんな穂乃果の言葉に「えっ・・・・・・?」と疑問を浮かべて首を傾げた。

 

「だって学校無くなったら別の高校入らなくちゃいけないんでしょ!? 受験勉強とか編入試験とか!」

 

穂乃果のその言葉を聞いた瞬間、海未とことり、紅葉は顔を見合わせて「やっぱりか・・・・・・」という顔を浮かべ、ことりは今回の「廃校」についてのことを説明しようとするのだが・・・・・・。

 

「おい、まだ言うな。 面白いから少し黙ってようぜ?」

 

なんてことを小声でことりと海未にこっそり悪戯っ子のような笑みを浮かべながら伝える紅葉、それに対して海未とことりは「えぇー」という感じであまりノリ気ではなかったが・・・・・・。

 

「あの涙目の顔を見てみろ、捨てられた子犬みたいで可愛いし、もう少し見ていたいと思わないか?」

「「それは確かに」」

(このほのキチ共が・・・・・・。 まぁ、良いけど。 ノってくれるみたいだし)

 

尚、穂乃果は未だに廃校のことでわんわん泣いており、紅葉達の会話は全く耳に入っていない。

 

取りあえずことりは一旦穂乃果に落ち着くように言うが穂乃果は「海未ちゃんやことりちゃんにお兄ちゃんは良いよー! そこそこ成績良いし、でも私はー!!」と自分の学力の低さに今ほど絶望したことないと言いたげな程泣きじゃくる。

 

「そこそこって・・・・・・まぁ、俺は確かにそこそこだけど海未やことりは結構勉強できる方だろ? 特に海未」

「普段から勉強してないからそういうことになるんです!」

「今は海未ちゃんのお説教なんか聞きたくないよー!!」

 

流石にそろそろ本当のことを言おうかと思い、海未は「先ずは落ち着きなさい」と声をかけた後、紅葉が「俺達が卒業するまで学校は無くならねえよ」と穂乃果に伝えられ、それを聞いた穂乃果は「へっ?」とつい気の抜けた声が思わず出てしまう。

 

そこで丁度予鈴が鳴り、一度話は中断となって続きは昼食を中庭で食べながら行うこととなり、そして廃校と言ってもそれは今いる生徒が全員卒業してからの話であり、早くても3年後らしい。

 

「要するにお前の早とちりって訳だ」

「なんだぁ、良かったぁ~」

 

それを聞いた穂乃果はほっと一安心し、穂乃果と紅葉は購買部の購入したパンに2人はほぼ同じタイミングでかじりつくようにして食べるのだった。

 

「「いやぁ、今日もパンが美味い!」」

「太りますよ・・・・・・? っていうか、あなた達食に関するところはホントよく似てますよね?」

「「食べる物が美味しいんだから仕方が無い」」

 

廃校の話に戻るが、つまり廃校になるのは早くても3年後ではあるのだが・・・・・・それはつまり、今の1年生には後輩ができないことを意味しており、そのことに少し寂しさを穂乃果達は感じるのだった・・・・・・。

 

その時、穂乃果達の元にこの学校の生徒会長でもある金髪の少女「絢瀬 絵里」と紫の髪をした少女「東條 希」が現れ、絵里は「ちょっと良いかしら?」と穂乃果達に、正確にはことりに話しかけてきたのだ。

 

「だ、誰・・・・・・?」

「生徒会長ですよ」

「何時もお勤め、ご苦労様です生徒会長さん」

 

穂乃果達は絵里に話しかけられて少し驚きながらも立ち上がったのに対し、紅葉は特に慌てた様子もなく立ち上がり、笑顔を見せながら礼儀正しく絵里と希に挨拶をし、絵里はまさかそんな丁寧に挨拶されると思っていなかったのかちょっとだけ驚いたような表情を見せたが・・・・・・すぐに「えぇ、ありがという」と返した後、再びキリっとした表情へと切り替え本題に入る。

 

「南さん、あなた確か理事長の娘よね?」

「は、はい」

「理事長・・・・・・なにか言ってなかった?」

「いえ、私も・・・・・・今日知ったので・・・・・・」

 

それを聞いた後、絵里は「そう、ありがとう」とだけ言い残しその場を立ち去ろうとするのだがそこで穂乃果が「本当に学校、無くなっちゃうんですか!?」と問いかけると絵里は「あなた達が気にすることではないわ」と返されるのだった。

 

「気にするなって言われてもなぁ・・・・・・」

「ごめんなぁ~、ちょっとキツい言い方で」

 

希がボソっと紅葉に苦笑しながら両手を合わせて絵里の代わりに軽く謝罪した後、希は絵里について行くように彼女もその場を後にするのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから放課後、学校中を見て周り穂乃果達は廃校をどうにかすることが出来ないのかと考え、廃校に関する詳しい情報などを集めどうすれば廃校の危機を脱することができるのか、それをみんなで考えようということになったのだ。

 

先ず廃校が決まるのは入学希望者が定員を下回った場合、廃校にせざる終えない場合であり、入学希望者が定員を逆に少しでも上回れば廃校にはならないということで穂乃果はならばこの学校の良いところをアピールして生徒達を集めれば良いのだと考えたのだが・・・・・・。

 

「良いところって例えばどこです・・・・・・?」

「えっと、歴史がある!」

「あぁ・・・・・・! 他には?」

「他に・・・・・・!? えっと、伝統がある!」

 

見回りを終えた後、教室に戻って来てそんなことを言う穂乃果に、海未は呆れたような視線を送りながら「それは同じです」と返し穂乃果は頭を抱えて悩んだ結果・・・・・・「ことりちゃ~ん!」とことりに話を振るうのだった。

 

「うーん、強いて言えば~古くからあるってことかなぁ?」

「ことり、それ・・・・・・穂乃果が言ってたのと同じ内容だからな? 言い方変えただけだからな?」

「ことり、話聞いてましたか?」

 

結局殆ど穂乃果と同じことを言い出すことりに紅葉、海未、穂乃果はなんとも言えぬ表情になるが・・・・・・「あっ、でも部活動では少し良いところ見つけたよ!」とことりは様々な部活動の記録が記されている紙を取り出したのだが・・・・・・。

 

珠算関東大会六位、合唱部地区予選勝利賞、そして最後はロボット部書類審査で失格・・・・・・最後の1つだけ「良いとこ?」という感じだが特に目立ったようなものはなかった。

 

「考えて見れば、目立つところがあればもう少し生徒も集まってる筈ですよね」

「うん、そうだね・・・・・・。 家に戻ったら、お母さんに聞いてもう少し調べてみるよ」

 

その時、目立つところが何も無くて落ち込んでいた穂乃果がボソッと「私、この学校が好きなんだけどな・・・・・・」と小さく呟いたのだ。

 

「私も好きだよ?」

「私も・・・・・・」

 

そんな暗い雰囲気になる3人を見かねたのか、紅葉はそっとポケットからハーモニカにも似た楽器、「オーブニカ」を取り出すと紅葉はオーブニカを吹き、綺麗なメロディーを奏で始める。

 

教室でいきなり音楽をそんな風に鳴らすのはどうなのかと思うかも知れないが、意外にもこのメロディーは教室内では人気があり、誰も文句を言うものはいなかった。

 

そしてそれを見た穂乃果はそのメロディーに合わせるように、彼女は紅葉の隣である歌を口ずさんだ。

 

「相変わらず、綺麗な音色ですね」

「穂乃果ちゃんの歌と合わせるとさらによくなるね」

 

先ほどまで少しだけとはいえ暗い表情を見せていた穂乃果達は自然と笑みを浮かべ始める。

 

「まだまだ時間はあるんだ。 慌てることはない、湿気たツラすんのはまだ早いだろ?」

「うん、ありがとうお兄ちゃん・・・・・・。 やっぱりその曲を聴くとなんだか元気になるよ!」

 

笑顔を取り戻し、満面の笑みを浮かべる穂乃果の頭を紅葉は優しく撫でる。

 

「お前はそうやってバカみたいに笑ってる方が似合う」

「もう、一言余計だよ!」

 

しかし、紅葉が余計な一言を口にし、それに当然、穂乃果は頬を膨らませて紅葉に怒るのだった。

 

すると、穂乃果は紅葉の肩に寄りかかり、そのまま彼女はオーブニカのメロディーを再び歌い始め、そんな自分に寄りかかり穂乃果の姿を見て、紅葉は一瞬脳裏にある光景が思い起こされる。

 

『お兄さん!』

「っ・・・・・・」

 

それは自分のことを「お兄さん」と呼ぶ少女と、森の中で今の自分と穂乃果のように一緒にオーブニカでのメロディーを奏でている時の光景・・・・・・。

 

その光景を思い出した紅葉は、胸が苦しくなるのを感じ、彼は自分の頭を抑える。

 

(最近、こんなのばっかりだな。 記憶が戻ってから時折・・・・・・。 なんで『あの娘』と、穂乃果の姿が・・・・・・重なり合うんだ)

「お兄ちゃん?」

 

そんな紅葉の様子のおかしさに気付いた穂乃果が首を傾げながら、心配そうに彼の顔を覗き込むと、それに気付いた紅葉は「すまん」と謝り、席を立つ。

 

「どこか具合でも悪いんですか?」

 

そんな紅葉の姿を見て、海未もどこか体調でも悪いのだろうかと尋ねて来るが紅葉は「そういう訳じゃない」とだけ応える。

 

「体調が悪いとかじゃないんだ。 ただちょっと、なんでか分かんないけど、ふっと昔あった辛いこと思い出してな・・・・・・」

「「辛いこと?」」

 

苦笑しながらも紅葉は別に体調が悪いわけではないので心配しなくて良いと伝え、それに戸惑いつつも辛いことなら無理に聞き出さない方が良いだろうということもあり、海未やことりもそれで納得するのだが・・・・・・。

 

「えいっ」

 

穂乃果だけは・・・・・・そんな紅葉を放っておかず、彼女は突然後ろから紅葉の背中に抱きついたのだ。

 

「うおっ!? 何してるんだ穂乃果?」

「んっ? ハグだよ!」

 

満面の笑顔でそう応える穂乃果だが、なぜハグがいるのかというのが疑問な訳で・・・・・・。

 

「だって、お兄ちゃん急に元気がなくなるから・・・・・・こうしたら、元気出るかなって!」

 

だから別に気にしなくて良いと紅葉は言ったのだが、話を聞いていなかったのだろうかと疑う紅葉達だったが・・・・・・。

 

別に話を聞いていないという訳ではないらしく、むしろは話はちゃんと聞いていたらしい。

 

「だって、お兄ちゃんが悲しい顔するの・・・・・・私いやだもん! だから、こうしたら元気出るかと思ったんだけど・・・・・・」

「そっか、ありがとな、穂乃果。 もう大丈夫だ」

 

穂乃果は彼女なりに、自分のことを励まそうとしている姿を見て紅葉は思わず笑ってしまい、穂乃果を優しく自分から引き離すと、彼女の方へと振り返って頭を撫でるのだった。

 

「おかげさまで、元気になった」

「そう? なら良かった! えへへ~」

「俺は良い妹を持ったよ」

「兄妹仲良いのは微笑ましいことこの上ないのですが・・・・・・あなた達、廃校のこと忘れてませんよね?」

 

そこで海未からの指摘が入り、紅葉と穂乃果は2人揃って「あっ!!」と驚愕した声を出すのだった。

 

そしてそんな2人に苦笑を浮かべるとことりと、呆れる海未であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから穂乃果と紅葉は家に帰宅し、2人は家の居間に入るとそこでは雪穂が先に帰っていてくつろいでいたのだが・・・・・・。

 

穂乃果の方はりまだ廃校のことが少しショックなようで、そんな元気がない穂乃果を見て雪穂は気を効かせたのか分からないが穂乃果に「チョコ食べる?」と尋ねてきたのだ。

 

「あんこ入りだけど?」

「ありがとう・・・・・・んっ!? ってこれあんこ入ってんじゃん!!」

「言ったよ!?」

「あぁんもう!! あんこ飽きたー!!」

 

そのままその場に倒れ込んで穂乃果は腕をバタバタさせ、雪穂は「白あんもあるよー?」なんて言っていたが穂乃果は「もっと飽きたー!!」とさらに腕をバタつかせる。

 

「和菓子屋の娘があんこ飽きたとか言うんじゃないの! お店に聞こえるじゃない!」

「うぅ、はーい、ごめんなさーい」

 

そんなことをしていたものだから、母親にそう言われ、穂乃果はと怒られてしまった。

 

「俺は未だに飽きないがなぁ、これ。 宇宙一美味い和菓子屋のあんこだと思うぞ俺は?」

「お兄ちゃん表現がちょっとオーバー過ぎじゃないそれ・・・・・・?」

 

雪穂が紅葉のオーバー過ぎる表現に若干引いてしまったが、彼女はすぐに再び寝転がって雑誌を読み始め・・・・・・その時、穂乃果は雪穂のすぐ側に「UTX」と書かれた学校のパンフレットが置かれており、穂乃果はそれを手に取って読み始める。

 

「これなに?」

「あー、UTX? 私、来年受けるんだー」

「ふーん」

 

穂乃果はパンフレットをパラパラと捲りながら読み始め、その隣で紅葉がパンフレットを覗き込み、2人は声を揃えて「へぇ、こんなことやってるんだ」と感心し雪穂曰く今1番人気がある学校でどんどん生徒を集めているらしい。

 

「「へぇー・・・・・・ってんっ?」」

 

そこで穂乃果と紅葉は先ほど雪穂が言ったある言葉に、今さらながら気がつき、穂乃果は襲いかかるように雪穂に飛びかかってそれを見た雪穂は慌てて退いたために背中に壁を打ち、穂乃果は雪穂の両サイドを両手で壁をバンっと叩いて逃げ道を無くす。

 

「ひい!?」

「って雪穂アンタ音ノ木坂受けないの!?」

「時間差過ぎだよ!!」

「穂乃果、壁ドンは今更古いと思うぞ・・・・・・」

「お兄ちゃんはどこを気にしてんの!?」

 

穂乃果は母を呼んで「雪穂が音ノ木坂受けないって言ってるよー!!」と叫ぶのだが・・・・・・既に母は承知済みらしかった。

 

「ウチはお婆ちゃんもお母さんも音ノ木坂でしょー!!?」

 

さらにそう叫ぶ穂乃果だったが・・・・・・そこで雪穂が口を開いた。

 

「っていうかさ、無くなっちゃうんでしょう? 音ノ木坂?」

「えっ、もう噂が!?」

「みんな言ってるよ? そんな学校、受けてもしょうがないって。 お姉ちゃんの学年なんて2クラスしかないんだよ!?」

 

それに対し、穂乃果は「でも3年は3クラスあるし!」と返すが・・・・・・「1年生は?」と聞き返されると穂乃果は言いづらそうに「1・・・・・・クラス」とぎこちなく答え、徐々に追い込まれていく穂乃果。

 

「それって来年は0ってことじゃん」

 

雪穂にそう言われてしまい、穂乃果は一瞬言葉に詰まるが・・・・・・。

 

「で、でも私とことりちゃんと海未ちゃん、それにお兄ちゃんで学校が無くならないように考えてるもん! だから無くならない!」

「はぁ、頑固なんだから・・・・・・。 でも、どう考えてもお姉ちゃんがどうにかできる問題じゃないよ?」

 

流石に、穂乃果はそれ以上雪穂になにも言い返すことができず言葉を詰まらせたが・・・・・・今まで黙っていた紅葉が雪穂と穂乃果の2人の間に立つといきなり2人の頭を両手で撫で始めた。

 

「いきなり何すんのさ・・・・・・」

「いや、どっちも面倒くさい妹達だと思ってな。 穂乃果は頑固で雪穂は素直じゃないんだからそりゃ面倒くさいだろ?」

 

穂乃果が頑固だと言うのは分かるが自分が素直じゃないってどういうことだと首を傾げる雪穂に対し、紅葉は苦笑いを浮かべながら「本当は行きたいんだろ?」と問いかけ、雪穂は「はい?」と声を漏らした。

 

「穂乃果もお前も、昔から音ノ木坂の生徒達に憧れの眼差しを何時も向けてたのを覚えてるよ、そしてそれは今もお前等の中にあるってのもな。 本当はUTXよりも音ノ木坂に行けるんだったら行きたいんじゃ無いのか?」

「それは・・・・・・そう、かも・・・・・・しれないけど・・・・・・」

「どうにかできないなんて言われたら、余計にどうにかしちまいたくなる。 お前のためだ、意地でも廃校になんかさせねえ。 だから音ノ木坂受けろ、雪穂」

 

そんな紅葉に対し、雪穂は自分が言ってる言葉が割と滅茶苦茶なことに気づかないのだろうかと少しだけ呆れたが・・・・・・取りあえず、「まぁ、考えとくよ」とだけ返事を返し、雪穂は自分の部屋へと戻ろうと居間を出て行くのだったが・・・・・・。

 

その時の雪穂の表情はどことなく・・・・・・嬉しそうだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝・・・・・・。

 

「お兄ちゃん起っきろー!」

「ぐはぁ!?」

 

気持ちよく眠っているところを穂乃果に飛びつかれて無理矢理叩き起こされた紅葉は額に青筋を浮かべながら抱きついてる穂乃果を無理矢理引き離し、「なにすんだ!?」と怒鳴るが・・・・・・「良いから行くよ!」と言って紅葉の腕を掴んで起こし、紅葉はなにが何やら分からず困惑気味だった。

 

フッと紅葉は部屋の時計を見てみると「午前7時」を時計の針は指し示しており、穂乃果にしては随分と早起きだなと少し感心してしまった。

 

「ってちょっと待て、一体どこに行くんだよ?」

「UTXだよ! 一体音ノ木坂とどう違うのか・・・・・・もしかしたら廃校を阻止できるヒントあるかもしれない!」

「まぁ、参考にするっていうのはアリだな。 でもそれにしたって穂乃果が早起きだなんて・・・・・・お兄ちゃん嵐が起きないか心配だよ」

 

そんなことを言われて穂乃果は「ぷぅー」っと頬を膨らませて「ひどーい!」と軽くぽかぽか紅葉をたたくが、「ほら、UTX行くんだろ?」と言われて穂乃果は叩くのをやめて「うん!」と頷き紅葉に学校の制服を投げ渡す。

 

「じゃあ下で待ってるから早く着替えて行こう!」

「はいはい」

 

そして紅葉は着替えを終え、2人で早めに朝食を取った後に海未とことりに先に学校に行っておくようにとだけメールを送った後、2人はUTXへと向かうことになったのだった。

 

それから2人がUTXへと辿り着くとそこはビルのように大きく、中もなんだか最新設備といった感じで穂乃果も素直に「凄い」と思わず声を漏らしてしまい、さらにUTXに備えられた巨大なモニターにはアイドルのような3人が「UTX学園へようこそ!」と言った感じで映っており・・・・・・音ノ木坂と比べるとやはりかなり目立つ学校だった。

 

「あの3人・・・・・・確かパンフレットにも載ってたよな?」

「有名人かな?」

 

するとその時、穂乃果の隣に黒髪でツインテールで・・・・・・サングラスとマスク、もう春なのに厚着にマフラーをした不審者・・・・・・もとい小柄な少女が現れ、穂乃果と紅葉は流石にぎょっと驚いてしまう。

 

(無言の腹パンされそうな格好・・・・・・いや、する方か?)

「あ、あのー」

(えっ!? 話かけるのか穂乃果!?)

 

不審者スタイルの少女に話しかける穂乃果に紅葉は驚き、一方で話しかけられた少女は少し不機嫌そうな感じで「なに!? 今忙しいんだけど!?」と返されてしまう。

 

「あの、質問なんですけど・・・・・・あの人達芸能人かなにかなんですか?」

 

恐る恐る、穂乃果が不審者少女に尋ねると不審者少女は「はぁ!?」と驚きの声をあげ、穂乃果は思わず「ひぃ!?」と怯えた声を出してしまう。

 

「アンタそんなことも知らないの!? そのパンフレットに書いてあるわよ! どこ見てんの!?」

「す、すみませぇーん!」

「A-RISEよ、A-RISE。 スクールアイドル」

 

不審者少女の言葉に穂乃果は不思議そうに「アイドル?」と首を傾げると不審者少女曰くスクールアイドルと言うのはその名の通り「学校で結成されたアイドルグループ」とのことでそれを聞いて穂乃果と紅葉は「へー」と感心の声をあげ、A-RISEと呼ばれたアイドルのライブ映像が丁度流れ始めそれを見ると・・・・・・。

 

周りにいた人々はライブを見て歓声をあげ、そして穂乃果もそのライブを見てなにか衝撃を受けたような感覚となって思わずパンフレットを落としてしまい、紅葉はあまり表情こそ変化は無かったが・・・・・・一瞬なにかを思いついたような表情を見せた後、隣にいる穂乃果へと声をかける。

 

「穂乃果・・・・・・俺と同じこと考えてるか?」

「うん・・・・・・」

 

そして穂乃果と紅葉はお互いに互いを指差し・・・・・・。

 

「「これだ!!」」

 

と2人声を揃えて言い放ったのだ。

 

その直後、2人は急いで学校へと向かってその場を立ち去り・・・・・・。

 

しばらく経つとA-RISEのライブ映像が終了し、UTXの周りにいた人々もその場を次々と去って行く。

 

その中に混じってライブを観ていた2人の少女「小泉 花陽」と「星空 凛」も流石にこれ以上は学校に遅れてしまうため急いで学校へと向かおうとするのだが・・・・・・。

 

その途中、角を曲がったところで花陽がコーヒーカップを持った紳士風の格好をした男性とぶつかってしまい、男性が持っていたカップの中からコーヒーが飛び出し、服にかかってしまう。

 

「ぴゃあ!? あっ、ご、ごめんなさい!」

「かよちん大丈夫!?」

「わ、私は大丈夫だけどこの人が・・・・・・!」

 

花陽は頭を下げて男性に謝るが男性は特に気にした様子は無く、男性は笑顔を浮かべて「いえ、気にしないでください」と言ってその場を立ち去ろうとするが当然、花陽はそれでは申し訳なくて仕方が無いとなにかお詫びをと言うのだが・・・・・・。

 

その時、突然「ゴオォ!」という大きな風が吹く音が鳴り・・・・・・先ほどまで晴天だった空がいきなり曇り始めたのだ。

 

「ぴゃっ!? さっきまであんなに晴れてたのに・・・・・・」

「変な天気だね・・・・・・嵐でも来そうにゃ」

「ふーん。 でも、僕は嵐が好きですけどね・・・・・・。 退屈な世界から心を解き放ってくれますから。 それに、嵐が来てくれた方が地球も嬉しそうでしょう、地球の洗濯をしてくれるんですから」

 

花陽と凛は「不思議なことを言う人だな」と男性を見て思い、さらにその時・・・・・・一瞬雷が鳴り響き、その際に一瞬男性の背後に異形な姿をした怪物のようなものが映ったのだが・・・・・・。

 

花陽と凛は雷の光で思わず目を瞑ってしまい、再び目を開けるとそこにはあの男性がどこにもいなかったのだ。

 

「あれ? あの人どこ行ったんだろ?」

「なんか不思議な人だったにゃー」

 

だが本当におかしな天気で雨でも振り出しそうなため、花陽と凛は急いで学校へと向かおうとするのだが・・・・・・突然、目の前に「竜巻」がまるで落下してくるように落ちて来たのだ。

 

「にゃああああ!!?」

「ひゃあああ!!?」

 

いきなりの出来事に花陽と凛は思わずその場で尻餅を突いてしまい、よく見れば空には巨大な暗雲が出来ていてその中心には巨大な穴のようなものがあり、その中の中から次々と竜巻のようなものが街中に放たれていたのだ。

 

一方でその異変には学校に登校中だった紅葉や穂乃果も気づいており、穂乃果はあんな台風見たことないと驚きを隠せないでいた。

 

「あれは、風ノ魔王獣の仕業か・・・・・・」

「ふぇ?」

「いや、こっちの話だ。 穂乃果は先に学校に行っておいてくれ」

「えっ!? でもお兄ちゃんは!?」

 

穂乃果の問いかけに対し、紅葉は苦笑いしながら「忘れ物しちまった」と返して穂乃果の返答を待たずにどこかへと駆け出していき、穂乃果は「どこ行くのー!?」と叫ぶが紅葉の耳には全く入っておらずすぐにその場からいなくなってしまう。

 

「もう、お兄ちゃんったら!」

 

そして紅葉は人気の無い場所へと向かい、どこからか「オーブリング」と呼ばれるアイテムを取り出すと腰にあるカードホルダーからカードを1枚取り出し、それをオーブリングにリードさせる。

 

「ウルトラマンさん!!」

『ウルトラマン!』

 

するとカードは光の粒子となり、それが光の巨人・・・・・・「ウルトラマン」が姿を表す。

 

「ティガさん!」

『ウルトラマンティガ!』

 

さらに紅葉は別のカードを新たに取り出してそれをリードさせると同じようにカードは粒子となり、超古代の光の巨人「ウルトラマンティガ」が姿を現す。

 

「光の力、お借りします!」

『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ! スペシウムゼペリオン!』

 

そしてオーブリングを高く掲げるとオーブリングの左右が展開され、ウルトラマンとティガの姿が紅葉を中心に重なり合い紅葉はウルトラマンとティガの姿を合わせたような形態・・・・・・「ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン」へと変身したのだ。

 

戦闘BGM「スペシウムゼペリオンのテーマ」

 

『俺の名はオーブ! 闇を照らして・・・・・・悪を討つ!!』

 

また、離れた場所でオーブの登場を見た穂乃果はというと・・・・・・。

 

「光の、巨人・・・・・・!?」

 

オーブの姿を見た穂乃果は脳裏に自分のよく見る夢の中に出て来る光の巨人を思い浮かべ、その光の巨人と少しだけ似ているように見えるオーブの登場に、彼女は驚きを隠せないでいた。

 

オーブは上空の巨大な穴のある暗雲を見上げるとそこに向けて両目から隠れた敵を見つけ出す光線「透視光線」を放ち、敵のいる場所を確認。

 

敵を確認したオーブは両腕を広げてエネルギーを貯めて放つ「スペリオン光輪」を右手に出現させ、それをさらに巨大化させて空の中にいる敵へと投げつける。

 

『スペリオン光輪!!』

 

投げたスペリオン光輪は嵐を切り裂き、そのままこの竜巻を発生させている「元凶」へと直撃させるとそれは悲鳴をあげながら地面へと落下し、そのためは各地で発生していた竜巻は収まりその「元凶」が姿を現した。

 

『やはり風ノ魔王獣、マガバッサーだったか!』

 

それは青い鳥のような姿をした怪獣・・・・・・「風ノ魔王獣 マガバッサー」であり、オーブはマガバッサーに向かって駈け出すとマガバッサーにストレートキックを叩きこむ。

 

「グアアア!!」

 

オーブの攻撃に多少たじろいたマガバッサーだったがマガバッサーはすぐに自身の巨大な翼を振るってオーブを叩きつけた後、その嘴でオーブの肩を突いて引き離す。

 

『グオ!?』

「ギシャアアア!!」

 

オーブはジャンプして跳び蹴りをマガバッサーに喰らわせようとするがマガバッサーは空中へと飛び立ってオーブの跳び蹴りを回避し、マガバッサーは急降下キックをオーブへと喰らわせてオーブは蹴り飛ばされてしまう。

 

『ウアッ!?』

 

倒れ込んだオーブに向かってマガバッサーは何度も足でオーブを踏みつけ苦しめるが・・・・・・一瞬の隙を突いて立ち上がるとオーブはマガバッサーの足を掴み身体の赤い部分を発光させて「ウルトラマンティガ パワータイプ」の力を使いマガバッサーを地面へと強く叩きつけ激突させる。

 

『ウオリャア!!』

「ギシャアアア!!?」

 

そのまま倒れ込んでいるマガバッサーに殴りかかろうとするオーブだったがマガバッサーはオーブの攻撃を避けて立ち上がり、空中へと飛び立ってオーブの周囲を高速で飛び回る。

 

『ッ・・・・・・!』

 

どこから攻撃が来るか分からず、オーブは一瞬マガバッサーの姿を見逃してしまい隙を生んでしまいマガバッサーはその瞬間を逃さずオーブの背後から体当たりを繰り出して突き飛ばす。

 

『ジュア!?』

「うわぁ、すごーい」

 

一方・・・・・・オーブとマガバッサーの戦いを穂乃果は思わず感心の声を漏らしながら、2体の戦いを少し興奮気味に見ていたのだ。

 

「なんだろう、あれ・・・・・・!?」

「・・・・・・ウルトラマンオーブ・・・・・・」

「ほぇ?」

 

いつの間にか、穂乃果の隣に花陽と凛が先ほど出会った男性が立っており、穂乃果は不思議そうに男性を見つめる。

 

「ウルトラマン・・・・・・オーブ?」

「あぁ。 輝く銀河の星、光の戦士だ。 分かりやすく言えば・・・・・・正義の味方、ってところかな?」

「正義の味方・・・・・・なんか、カッコいいですね!」

「果たして、そうかな・・・・・・?」

 

するとその瞬間、不意に大きな風が巻き起こり、思わず穂乃果を目瞑り、風が止んだのを感じて目を開くと・・・・・・そこには既に、ラグナの姿が無くなっていたのだった。

 

「あ、あれ!? あの人・・・・・・どこに行ったんだろう?」

 

男性が消えたことに穂乃果は疑問に思いつつも、彼女は再びオーブとマガバッサーの戦いに目を向けるのだった。

 

そして、オーブと戦うマガバッサーはというと・・・・・・。

 

マガバッサーは巨大な翼を大きく羽ばたかせて突風を起こしオーブを近づけさせずにいた。

 

『グゥ・・・・・・ウォ・・・・・・!?』

 

どうにか踏ん張るオーブだが・・・・・・その時、マガバッサーの起こした突風のせいで穂乃果の後ろの方に建っていた巨大なビルが破壊され、大量のビルの瓦礫が彼女目がけて落ちて来たのだ。

 

「えっ、きゃあああああああ!!!!?」

『っ!? 穂乃果!!?』

 

オーブはマガバッサーの突風攻撃を右に飛ぶことでなんとか抜けだし、スピードに優れた「ウルトラマンティガ スカイタイプ」の力を使い、素早く穂乃果の元まで走り出す。

 

そして、ビルの瓦礫が穂乃果に降り注ぐ寸前・・・・・・オーブが穂乃果を手の平の上に乗せ、オーブはすぐさまそこから離れた場所に移動し、ゆっくりと穂乃果を地面に降ろすのだった。

 

「・・・・・・助けて、くれたの?」

 

穂乃果の言葉に、オーブはゆっくりと首を縦に振って頷くと、オーブは立ち上がり、再びスカイタイプの力を使ってすぐさまマガバッサーの元まで行き、オーブはマガバッサーに向かって駈け出すが・・・・・・。

 

再びマガバッサーは翼をはためかせて突風を起こし、そのマガバッサーの起こし突風は強力でオーブは吹き飛ばされてしまう。

 

さらにマガバッサーはオーブが吹き飛ばされたその隙にマガバッサーは再び雲の中に隠れ・・・・・・竜巻を使ってオーブを攻撃しようと考えるのだが・・・・・・。

 

『こうなったら・・・・・・!』

 

インナースペース内にいる紅葉は新たなカードを取り出し、それをオーブリングにリードさせる。

 

『マックスさん!』

『ウルトラマンマックス!』

 

カードをリードさせるとそれは粒子となり、最強最速の巨人「ウルトラマンマックス」が現れる。

 

『ティガさん!』

『ウルトラマンティガ スカイタイプ!』

 

そして再びティガのカードをリードさせ、ティガが姿を現すが・・・・・・先ほどとは違いティガは紫色の姿「スカイタイプ」がその姿を見せ、紅葉はオーブリングを再び掲げる。

 

『速いやつ・・・・・・頼みます!』

『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ スカイダッシュマックス!』

 

するとオーブの姿が変わり、「ウルトラマンティガ スカイタイプ」と「ウルトラマンマックス」を合わせたような姿・・・・・・「ウルトラマンオーブ スカイダッシュマックス」へと変わる。

 

『輝く光は疾風の如し!!』

 

スカイダッシュマックスとなったオーブはマガバッサーを追いかけて空中へと飛び立つとその速さはマガバッサーを上回り・・・・・・あっという間にマガバッサーを追い越すとそのままマガバッサー目がけて高速で接近し、拳をマガバッサーの顔面に叩き込む。

 

『グアア!?』

 

体制を崩したマガバッサーにすかさずオーブは腹部に連続蹴りを次々に叩き込んでいき・・・・・・マガバッサーは地面へと激突する。

 

『ギシャアア!!?』

『スペシウムゼペリオン!』

 

そしてオーブは再び「スペシウムゼペリオン」へと戻り、地面に降り立つが・・・・・・その時、胸のカラータイマーが赤く点滅し・・・・・・フュージョンアップが解けそうになる。

 

『グゥ・・・・・・最後の勝負だ、気合い入れないとな。 ファイトだ! 俺!』

 

そしてオーブは立ち上がったマガバッサーを見て右腕、左腕の順番に両腕をL字に広げてエネルギーを貯めた後、十字に組み直して放つ必殺光線「スペリオン光線」をマガバッサーに向かって発射。

 

『スペリオン光線!!』

「ギジャアアアアアア!!!!?」

 

スペリオン光線の直撃を受けたマガバッサーは悲鳴をあげ、身体中から火花を散らしながら倒れ爆発したのだった。

 

そしてマガバッサーを倒したオーブは空中へと飛び立って去って行くのだった。

 

「わーい! やったぁ! 勝ったぁ! 助けてくれてありがとう、オーブ!!」

 

穂乃果はオーブが勝ったことにぴょんぴょん跳ねながら喜び、助けてくれたことにも彼女はお礼を言うのだった。

 

またオーブは紅葉の姿へと戻り、マガバッサーの破片がある場所へと行くとオーブリングをその破片に向かってかざすとその破片が粒子となり・・・・・・1枚のウルトラマンのカードへと変わった。

 

「マガバッサーを封印していたのは、ウルトラマンメビウスさんでしたか。 お疲れ様です」

 

紅葉はそう言いながらメビウスのカードに笑顔を向けて労いの言葉を送り、カードホルダーへとしまうと「急がないと学校遅れちまうな!」と慌てて学校へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでねそれでね! そのウルトラマンオーブっていうのが怪獣をバーンってやってドカーンってやってぐわーってやって凄かったんだ!」

 

学校では当然と言えば当然であるが・・・・・・今朝あったオーブとマガバッサーの戦いが話題となっており、穂乃果は実際にその光景を目にしたため、海未とことり、紅葉にそのことを興奮気味に話していたのだが・・・・・・正直、興奮しすぎてるせいか穂乃果がなにを言ってるのかサッパリ分からない3人だった。

 

「それよりも、穂乃果・・・・・・海未やことりに話があるんだろ? 今日は今朝の騒動のせいで学校は午前中までだから早めに話しとけ」

「話・・・・・・?」

「あっ! そうだった!」

 

紅葉に言われて穂乃果は「ハッ」となって慌てて自分の鞄の中を漁ると、出てきたのはスクールアイドルが載っている雑誌であり、海未とことりは不思議そうにそれを見る。

 

「アイドルだよアイドル! こっちは大阪のスクールアイドルでこっちは福岡のスクールアイドルなんだって! スクールアイドルって最近どんどん増えているらしくて人気の娘がいる高校は入学希望者もどんどん増えてるんだって! それで私、考えたんだ・・・・・・ってあれ? 海未ちゃんは?」

 

穂乃果が気がつくといつの間にかその場に海未がおらず、海未はいつの間にかこっそり教室を出ていることに気づき穂乃果は海未を呼び止める。

 

「わ、私はちょっと用事が・・・・・・」

「良い方法思いついたんだから聞いてよー!」

 

そんな穂乃果に対し、海未はどこか呆れたように溜め息を吐くと「私達でスクールアイドルをやると言い出すつもりでしょ?」と穂乃果の考えを当て、穂乃果は「海未ちゃんエスパー!?」と驚くが・・・・・・そこまで言われたら誰だって気づく。

 

「だったら話は早いね! 今から先生のところに行ってアイドル部を・・・・・・!」

「お断りします・・・・・・」

「なんで!?」

 

穂乃果は必死に「一緒にアイドルやろう!」と食いかかるが・・・・・・海未は「そんなことで本当に生徒が集まると思いますか!」と言い放たれてしまう。

 

「その雑誌に出てるアイドルはプロと同じくらい努力し、真剣にやってきた人達です! 穂乃果みたいに好奇心だけで始めても上手く行く筈がないでしょ!」

 

さらに怒鳴られてしまい、彼女の指摘に穂乃果は何も言えなくなってしまう。

 

「ハッキリ言います、アイドルは無しです!!」

「でも、現状これしかないんじゃないか? 他に良い方法があるなら聞くけど・・・・・・」

「それは・・・・・・でも、やっぱりこんなの無茶ですよ紅葉!」

 

そう言い換えされ、紅葉は頬をポリポリと軽くかいた後、海未に言葉を返した。

 

「無茶かもしれないけど・・・・・・無理じゃないだろ」

「っ・・・・・・」

「せめてもう少しだけ考えてやってくれないか? ことりも頼む」

 

紅葉は海未に頭を下げ、海未は「やめてください頭をあげてください!」と慌ててしまう。

 

「ま、まぁ・・・・・・そんな風に頼まれたら。 少しだけですよ? 少しだけ、考えるくらいは・・・・・・」

「うん、ま、まぁ・・・・・・ちょっと考えてみようかな?」

「感謝するよ・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、穂乃果と紅葉は屋上に行き・・・・・・穂乃果はまさか海未に断られるとは思っていなかったため彼女は少しだけ落ち込んでいた。

 

「良い方法だと思ったんだけどなぁ・・・・・・」

「でもまぁ、2人とももう少しだけ考えてみるって言ってくれたしまだ希望はあるさ」

「うん・・・・・・」

 

するとその時、どこからか誰かの歌声が聞こえ・・・・・・紅葉と穂乃果は「んっ?」と首を傾げ、その歌を釣られるように歌が聞こえる方向へと向かっていくと・・・・・・。

 

歌が聞こえるのは音楽室からであり、扉についてある窓を穂乃果と紅葉は覗き込んで中の様子を見ると・・・・・・そこで赤い髪の少女・・・・・・「西木野 真姫」がピアノを弾きながら歌を歌っていた。

 

「綺麗な歌声だな」

「うん、すっごく綺麗!」

 

そして曲が一通り終わると真姫は「パチパチパチ」という音が聞こえ、「んっ?」と音のした方を見るとそこでは紅葉と穂乃果は拍手をしており真姫は思わず「う゛ぇえ!?」と驚きの声をあげてしまう。

 

「すごいすごいすごーい! 感動しちゃったよ!」

「べ、別に・・・・・・」

「歌上手だね! ピアノも上手だね! それに、アイドルみたいで可愛い!」

 

穂乃果に「可愛い」と言われた瞬間、顔を真っ赤にする真姫・・・・・・。

 

すると真姫は椅子から立ち上がって教室を出ようとするが・・・・・・。

 

「あ、あの・・・・・・いきなりなんだけど、あなたアイドルやってみたいと思わない!?」

「・・・・・・なにそれ、意味分かんない!」

 

穂乃果の勧誘にごもっともな返答をした真姫は今度こそ教室へと出て行き、紅葉は「そりゃ普通そうだわな」と苦笑し、穂乃果も「だよねー」と苦笑していた。

 

 

 

 

 

 

 

一方・・・・・・海未とことりはというと・・・・・・海未は今日は午前中で終わりだが、少しくらいなら弓道部の部活に出れるかと思い練習していたのだが・・・・・・。

 

どうにも海未は練習に身が入らず、今はことりと気分転換も兼ねて2人で外を歩いているところだった。

 

「はぁ・・・・・・紅葉と穂乃果のせいです、全然練習に身が入りません」

「それってスクールアイドルにちょっとは興味があるってこと?」

「あっ、いえ……それは! でも、やっぱり上手く行くとは思えません」

「・・・・・・でも、こういう事って何時も穂乃果ちゃんが言ってたよね」

 

不意に、ことりがそんなことを言うと彼女は昔……穂乃果が大きな木を登ってみようと言いだした時のことを話しだしたのだ。

 

「私たちがいつも尻込みしちゃうところを何時も引っ張ってくれて」

「そのせいで散々な目に何度もあったじゃないですか! 大体穂乃果は何時も強引すぎます!」

 

ことりに話を振られ、当時のことを思い出しながら海未は穂乃果に対しての不満を口にするが……。

 

「でも海未ちゃん、後悔したこと……ある?」

「っ!」

 

ことりにそう聞かれ、海未は木に登った時に見た綺麗な景色を思い出したのだ。

 

確かに、ことりの言う通り、穂乃果には強引なところがある。

 

でも彼女は絶対に自分達に後悔なんてさせなかった。

 

あの時見た景色が、幼い頃に見た景色にも関わらず鮮明に覚えているのが何よりの証拠だろう。

 

だからこそ、海未はことりの言葉に何も反論できなかった。

 

それが事実だからだ。

 

そしてそのまま海未はことりに案内された場所に辿り着くとそこには穂乃果が1人、紅葉の手を借りながらも一生懸命にダンスの練習をしているのを見つけ、穂乃果は何度コケても立ち上がり練習を繰り返していたのだ。

 

「ワンツースリーフォーファイブシックスセブンエイト・・・・・・」

「うわっとっと!?」

 

紅葉はリズムを取るために手を叩いて穂乃果を手伝っていたが、ダンスをしている穂乃果はターンを決めようとしてバランスを崩し、お尻を強く打ってしまう。

 

「ねぇ、海未ちゃん、私・・・・・・やってみようかな?」

「えっ・・・・・・?」

「海未ちゃんはどうする?」

 

笑みを向けられながらことりにそう尋ねられた海未は戸惑う表情を見せるが・・・・・・何気なく、再び視線を穂乃果の方に向けると・・・・・・。

 

穂乃果はダンスの練習をしてまた転んで、お尻を打ってしまう姿が見え、そんな穂乃果を見て、海未はなぜだか自然と身体が動き・・・・・・涙目で倒れている穂乃果に手を差し伸べたのだ。

 

「あっ・・・・・・海未ちゃん?」

「紅葉がいるとはいえ、ダンスの練習を1人でしていては意味がありませんよ。 やるなら、3人でやらないと!」

「っ・・・・・・! 海未ちゃん・・・・・・」

 

そんな海未に穂乃果は目尻に涙を溜めつつ嬉しそうな笑みを浮かべ、それに紅葉もとても嬉しそうな顔を見せる。

 

「よし、そうと決まれば・・・・・・じゃあお前等! 行くか!」

「行くって・・・・・・どこに?」

「決まってんだろ、部活申請だよ!」

 

そう言って紅葉は穂乃果と海未の腕を掴んでぐいぐい引っ張り、ことりはそんな3人を見て嬉しそうに笑いながら穂乃果と海未の背中をぐいぐい押すのだった。

 

「ちょっとことり押さないでください!?」

「お兄ちゃん引っ張らないでよ~!」

 

 

 

 

 

 

 

それから生徒会長室で絵里にスクールアイドル部設立を認めて貰うために部活申請書を提出したのだが、部活を設立するにはせめて紅葉を入れても後1人必要とのことで新しいメンバーを見つめてその場は立ち去ろうとした穂乃果達だったが・・・・・・。

 

去ろうとする穂乃果を絵里が呼び止め、彼女はなぜこの時期に部活をやろうと彼女達が言いだしたのかを尋ねてきたのだ。

 

「待ちなさい。 どうしてこの時期にアイドル部を始めるの? あなた達2年生でしょ?」

「廃校をなんとか阻止したくて・・・・・・。 スクールアイドルって、今凄い人気があるんですよ! だから!」

 

穂乃果はその理由を話したのだが……それでは例え部員を集めても部を認めることができないと絵里は言い放ってきたのだ。

 

「えっ、どうして・・・・・・?」

「部活生徒を集めるためにやるんじゃない。 思い付きで行動したところで状況は変えられないわ」

 

そんな風に、穂乃果達の言葉は絵里に一蹴されてしまったのだった。

 

「変なこと考えてないで残り2年自分のためになにをするべきか、よく考えるべきよ」

 

しかし、そんな絵里の言葉に、紅葉が反論する。

 

「変なことかどうかは、やってみないと分かりませんよね?」

「・・・・・・なにが言いたいの?」

「なにもしなければ確かに状況は変わりません。 でも、なにもやらないよりかはマシだと思うんです。 少なくとも、なにかが変わるのは確かだと思いますから」

 

絵里の言葉にそう言葉を返す紅葉だったが、絵里は厳しい顔つきで「それでもこんなものは認められないわ」と相変わらずアイドル部設立は認めようとはせず、穂乃果達もそれに不満げな表情だったが紅葉だけは口元で笑みを作って余裕げな表情だった。

 

「みんな今日は帰って日を改めよう。 それと生徒会長?」

「なによ?」

「ピリピリすんのは分かるけど、し過ぎるのは身体に毒ですよ? 糖分摂取した方が良いと思います。 でないと頭に白髪生えちまいますよ?」

「生えないわよ!!」

 

机をバンっと叩く絵里に紅葉は「逃げろー」と言いながら穂乃果達の背中を押して生徒会室を出て行った。

 

「あははは、紅葉くんって面白い子やねー」

「どこがよ、全く・・・・・・」

 

絵里の隣にいた希の言葉に呆れながら、彼女はふて腐れた様子で椅子に座り込むのだった。

 

 

 

 

 

 

 

その後・・・・・・紅葉はそうでもなかったが穂乃果達はまさか部活が認められないなんて言われるとは思っていなかったため、3人は落ち込んだ様子で校門を出るとこのままでは部室も講堂も借りれず、アイドルとしての活動ができないことに思い悩むが・・・・・・。

 

「まだチャンスはあるさ。 諦めるにはまだ早い、だろ? 穂乃果?」

「・・・・・・うん! だって、私・・・・・・可能性感じたんだもん! 私、やっぱりやりたい! やるったらやる!!」

 

きっとチャンスはまだあると信じ、絶対にやってみせると穂乃果は強く、宣言するのだった。




オマケ

紅葉
「サブタイを探せ! のコーナー~」

穂乃果
「うぇーい!(ぱちぱちぱち」

不審者少女
「いやその前に言いたいことあるんだけど? 私だけ他の娘達と違って名前の表記不審者少女のままなんだけど!?」

紳士風の男性
「俺も出てないぞ?」

不審者少女
「いや、アンタはまだマシでしょうが!」

紅葉
「今回の隠れたサブタイはウルトラマンガイア第7話『地球の洗濯』だ!」

不審者少女
「いや、無視してんじゃないわよ!」

穂乃果
「花陽ちゃんと凛ちゃんと会話する紳士風の男性の台詞の中にあった台詞だよ!」
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