前回、慌てた様子で部室に「大変! 大変ですー!!」と入ってきた花陽。
紅葉はそんな花陽を「良いから落ち着いて話してくれ?」と言い、彼女は言われた通り息を整えてから何が大変なのかを紅葉達に説明した。
「大変です!! ラブライブです!! ラブライブが開催されることになりました!!」
「うぇ!? ラブライブ!?」
「なに!? ラブライブだと!?」
花陽の知らせを聞いて驚いた様子を見せる穂乃果と紅葉だが……次の瞬間2人はほぼ同時に首を傾げる。
「「ってなに?」」
「今の2人の驚き方なんにゃ……?」
その後、部室のパソコンを使って花陽直々に「ラブライブ」とは何かを説明されることとなり、花陽が言うには「ラブライブ」とはつまりは「スクールアイドルの甲子園」であり、エントリーしたグループの中から、ランキング上位20組までがライブに出場しナンバーワンを決める大会だというのだ。
「噂には聞いていましたが、遂に始まるなんて……!」
と花陽どこか感激した様子を見せ、穂乃果は「へぇー」と感心した声を出す。
「スクールアイドルは全国的に人気ですし……」
「盛り上がること間違いなしにゃー!」
「今のアイドルランキングから上位20組となると……。 1位のA-RISEは当然出場として……2位3位は………? ま、正に夢のイベント! チケット発売は何時でしょうか!? 初日特典は……!?」
花陽は興奮した様子でラブライブの大会ホームページを見つめ、そこで穂乃果と紅葉が「って花陽ちゃん、見に行くつもり?」と問いかけるとその瞬間花陽の目つきがキリっとしたものに変わり、「当たり前です!!」と勢いよく立ち上がる。
「これはアイドル史に残る一大イベントですよ!? 見逃せません……!」
と穂乃果と紅葉にそう言いながら普段の気弱そうなイメージから一変した花陽が迫ってくる。
「ちょっ、怖いです花陽ちゃん」
「アイドルのことになると、キャラ変わるわよね」
「凛はこっちのかよちんも好きだよ!」
すると穂乃果は「なんだぁー、 私てっきり出場目指して頑張ろうって言うのかと思ったー」と苦笑い。
そしてそれを聞いて花陽は「ええぇぇ!!?」と驚きの声をあげて隅っこの方へと素早く移動する。
「そ、そんな……! わ、私達が出場だなんて恐れ多いです!!」
「キャラ変わりすぎ……!」
またもたキャラが一変する花陽に真姫はツッコミを入れる。
「凛はこっちのかよちんも好きにゃー!」
「まぁ、でもあの流れなら出場すると言うのかと思うよな……」
「でもスクールアイドルやってるんだもん、目指してみるのもいいかも!」
とことりが発言し、「って目指さなきゃダメでしょ!!」と穂乃果も便乗するように言い放つのだが……。
「そうは言っても現実は厳しいわよ?」
そう真姫に言われてしまい、それは海未も理解しており、今度は彼女が椅子に座ってパソコンを見て今の自分達の順位を確認する。
「確か、先週見たときはとてもそんな大会に出られるような順位では……あっ! 穂乃果、ことり!!」
海未が慌てた様子で穂乃果とことりの名を呼んで3人がパソコンを見ると順位がそれなりに上がっており、まさかそんなに上がっているとは思わなかった真姫は「嘘!?」と驚いて立ち上がる。
「急上昇のピックアップスクールアイドルにも選ばれてるよ!」
「ホントだぁ~! ほらコメントも!! 『新しい曲格好よかったです』『7人に増えたんですね』『いつも一緒懸命さが伝わってきて大好きです!』」
穂乃果がこの前投稿したPVの動画のコメントを読み上げ、それを聞いて凛は「うわぁ~、もしかして凛達人気者!?」と嬉しそうに声をあげる。
「……そのせいね」
と小さく真姫が呟き、凛は「えっ?」と首を傾げると真姫は最近あったことを話し始めた。
なんでも真姫が言うには以前、学校を帰ろうと校門を出ると他校の女子生徒が真姫が出てくるのを待っており、彼女はその他校の生徒に校門を出るなり「あ、あの! 一緒に写真良いですか!?」と頼まれたそうなのだ。
その時真姫は突然のことに驚いて「えっ、いや……!」と少しパニクってしまったのだが、落ち込んだ女子生徒の様子を見て結局一緒に写真を撮ることになったのだという。
*
「出待ち!?」
場所は屋上に映り、穂乃果は「私そういうの全然ない」と落ち込む。
「でもそういうこともあります! アイドルと言うのは残酷な格差社会でもありますから」
という花陽の説明を受けてさらに落ち込む穂乃果だがそんな穂乃果をと紅葉が励ます。
「何時か出待ちに会う日がきっと来るよ、穂乃果可愛いんだから!」
「うぅ、お兄ちゃぁ~ん」
励まされた穂乃果は紅葉に抱きつき、「よしよーし」と彼女は頭を撫でられるのだった。
「でも、写真なんて真姫ちゃんも随分変わったにゃー!」
「わ、私は別に……!」
凛からの指摘を受けて顔を赤くする真姫、そんな真姫の顔を見て凛は「あっ、赤くなったにゃー!」とからかうように言うと真姫は頬を膨らませ凛にチョップを叩きこんだ。
「痛いよぉ~!」
「アンタがいけないのよ!」
そこへ屋上の扉が勢いよく開いて何より興奮した様子のにこが慌てて現れる。
「みんな! 聞きなさい!! 重大ニュースよ!」
「ラブライブですね、知ってます」
「えっ? あっ、うん……知ってるんだ……」
紅葉に速攻でにこが持って来た重大ニュースがラブライブであることを見抜き、見抜かれたにこは少し肩すかしを喰らってテンションが若干下がってしまうのだった。
*
それから紅葉達はラブライブに出場するためのエントリーの許可を貰うために生徒会室へと来ており、穂乃果は生徒会室の扉をノックしようとするのだが……。
「どう考えても答えは見えてるわよ?」
そう真姫に指摘され、穂乃果は生徒会室の扉を叩くのを躊躇してしまい、紅葉も「多分そうだろうな」と考えるが……。
「それでも! 誠心誠意頭下げて頼めばなんとか……!」
「でもきっと『学校の許可ぁ? 認められないわぁ』って言われるに決まってるにゃ!!」
突然の凛の絵里のモノマネに紅葉は「ブフォ!?」と吹き出してしまい、余程ツボったのか膝をついて床を手でバンバン叩いていた。
「いやウケすぎ!!」
「認められないわぁ?」
「ブフォ!!?」
凛が同じネタでさらに笑わせに来るものだから紅葉はお腹を抱えて笑い出すが、真姫に「いい加減にしなさい!!」と凛と紅葉は注意されるのだった。
「でも、今度は間違いなく生徒を集められると思うんだけど……」
すると後ろの空き教室の扉が開いてなぜかそこにいたにこが顔を出す。
「そんなのあの生徒会長には関係ないでしょ? 私達のこと目の敵にしてるんだから」
というにこのその言葉に花陽は「ど、どうして私達ばかり……?」となぜ絵里があんなに自分達に突っかかって来るのか疑問に思う。
「それは……あっ! もしかして学校内での人気を私に奪わるのが怖くて……!」
「それは無いわ」
「ツッコミ早ッ!?」
真姫にそうバッサリと言われ、彼女はにこのいる空き教室の扉をそっと閉めるのだった。
「もう許可なんて取らずに勝手にエントリーしてしまえば良いんじゃ無い?」
真姫はそう提案するのだが……。
しかしラブライブの出場条件には絶対に学校の許可が必要であり、勝手にエントリー登録することは出来ないのだと花陽が説明し、そこで次に真姫が「じゃあ直接理事長に頼んでみるとか……」と提案を出す。
それを聞いて穂乃果は「えっ? そんなことできるの?」と疑問に思い、首を傾げる。
「確かに部の要望は原則生徒会を通じてとありますが理事長のところに直接行くことが禁止されてる訳では……」
海未がそう説明し、真姫の言う通り提案ならばラブライブにエントリー出来る可能性も高くなるとのこだった。
「いや、でもやっぱり一応生徒会長と話を通してから……話せば分かって貰えるかもしれないし……!」
「でもこっちの方が許可を貰える可能性は高いでしょ? 取りあえずは理事長のところってことで紅葉先輩。 丁度ことり先輩っていう親族もいることだし」
真姫にそう言われ、紅葉は少し不満……というよりもどこか申し訳無さそうな表情を浮かべつつ「まぁ、しょうがないか」ということで一同は理事長室へと向かうことになったのだった。
*
そんな訳で一同は理事長室へと行くことになったのだが……。
「うっ、なんか……さらに入りにくい緊張感が……!」
とこんな感じで穂乃果は理事長室をさらに入りづらく感じるのだが「そんなこと言ってる場合?」と真姫に言われ、「分かってるよ!」と穂乃果は理事長室の扉を叩こうとした時、扉が開いて部屋の中から希がひょっこりと顔を出したのだ。
「あっ、お揃いでどうしたん?」
「わぁ! 生徒会長も……!?」
希がさらに扉を開けると絵里も一緒にいたらしく、絵里の姿を見てにこは「タイミング悪ッ!」と小さく呟き、絵里は「何の用ですか?」と穂乃果達に尋ねる。
「理事長にお話があってきました!」
「……各部の理事長への申請は生徒会を通す決まりよ?」
真姫の言葉に絵里はそう返し、真姫はムスっとした表情を浮かべる。
「申請とは言ってないわ!! ただ話があるの!!」
そんな真姫をなだめるように彼女の肩に穂乃果は手を置いて「真姫ちゃん、上級生だよ?」と注意し、それに対し不満げな表情を見せながらも真姫は反省する。
すると「トントン」という音が聞こえ、音のした方に視線を向けるとそこには理事長が立っており、「どうしたの?」と尋ねてきたのだ。
それから1年組だけを部屋の外に残して一同は理事長室へと入るとラブライブのことを一通り説明を行う。
「へぇ、ラブライブね~」
「はい、全国的に中継されてることになっています」
「もし出場出来れば学校の名前をみんなに知って貰うことになると思うの!」
海未とことりが理事長にそう説明するのだが……
「私は反対です!!」
と真姫の予想した通り絵里は彼女等が大会へとエントリーすることを反対したのだ。
「理事長は学校の為に学校生活を犠牲にするようなことはすべきではないとおっしゃいました。 であれば……!」
「そうねぇ、でも良いんじゃ無いかしら? エントリーするくらいなら?」
理事長は絵里にそう言い放ち、それを聞いて当然絵里は納得できないといった顔を浮かべる。
「ちょ、ちょっと待ってください!! どうして彼女達の肩を持つんです!?」
と問いかけるが理事長は「別にそんなつもりはないけど?」と否定する。
「だったら、生徒会でも学校を存続させるために活動させてください!」
「う~ん、それはダメ」
その答えに対し絵里は「意味が分かりません!!」と言うのだが……。
「そう? 簡単なことよ?」
「……っ!」
「えりち」
すると絵里はそのまま理事長室を出て行き、「ふん、ざまぁ見ろってのよ!」とにこは勝ち誇ったような表情を浮かべるのだが……。
「ただし、条件があります!」
その理事長の言葉に穂乃果は「条件?」と首を傾げる。
「勉強が疎かになってはいけません、今度の期末試験で1人でも赤点を取るようなことがあったら……ラブライブへのエントリーは認めませんよ? 良いですね!」
その理事長の出した条件に穂乃果は「ええぇぇ!!?」と驚きの声をあげ、それを見て紅葉は「あっ……」と小さく呟き頭を抱える。
「ま、まぁ流石に赤点は無いから……大丈夫……か、と……」
ことりが周りを見てみるとそこにはへたり込んだにこと壁に手をついた穂乃果と両膝と両手を床につく凛達のどんよりとした姿があるのだった。
(いました、赤点候補者3名が……)
取りあえず、紅葉は自分のすべきことはと思いポンっと穂乃果の肩に手を乗せる。
「ファイトだよ、穂乃果、にこ先輩、凛ちゃん……」
「逆にその台詞が今少し辛い……」
それは精一杯のエールを送ることだった。
*
「大変申し訳ありません!」
「ません!!」
部室に戻るとそこには頭を下げて謝る穂乃果と凛の姿があった。
「小学生の頃から知っていましたが……穂乃果……」
と海未から呆れた視線を向けられるがすぐさま穂乃果は「数学だけだよ!」と言葉を返す。
「ほら、小学校の頃から算数苦手だったでしょ!?」
「7✖4?」
「……26?」
「惜しいな、あと2つ。 28だ、穂乃果……」
花陽の問いかけに間違った答えを言う穂乃果に一同はなんとも言えない顔を浮かべ、花陽は凛は何が苦手なのかを聞くと「英語! 凛は英語だけはどうしても肌に合わなくて……」と答える。
「た、確かに難しいよね?」
「そうだよ! 大体凛達は日本人なのにどうして外国の言葉を勉強しないといけないの!?」
文句を言う凛に対し勢いよく立ち上がって「屁理屈は良いの!!」と彼女を睨み付けて怒鳴る真姫。
そんな真姫に凛は「にゃ~、真姫ちゃん怖いにゃ~」とそんな真姫の様子にビビってしまう。
「これでエントリー出来なかったら恥ずかしすぎるわよ!!」
確かに折角絶対にエントリーを認めなさそうな生徒会長である絵里を突破したというのに今更赤点だからエントリーできないというのは恥ずかし過ぎるだろう。
「そ、そうよ! 全くその通りよ! 赤点なんか絶対取っちゃダメよ!」
するとそこで真姫に同意するように凛や穂乃果をにこが注意するのだが……彼女は教科書を逆さに持っており、明らかに動揺していた。
「にこ先輩、教科書逆です……」
「うえ!? こここ、これは! べべべべ、別に動揺とかじゃなくて……! そもそもにっこにっこにー! の私が赤点なんて取る訳ないでしょ!?」
にこは紅葉にそう言って誤魔化すものの誰の目から見ても動揺しているようにしか見えず、海未にもそう指摘された。
「兎に角、私とことり、紅葉は穂乃果の! 花陽と真姫は凛の勉強を見て弱点強化をなんとか底上げしていくことにします!!」
しかしそれではにこの勉強を見る者がいないのではないかと思い、真姫がそのことに関して疑問を口にするが……。
「だから言ってるでしょ! にこは……!」
とまた動揺して教科書を逆さに持ってるにも関わらず誤魔化そうとするがそこで部室の扉が開き、希がひょっこりと顔を覗かせる。
「それはウチが担当するわ」
「希! って言ってるでしょ!? にこは赤点の心配なんて……!」
あくまでも「赤点なんて取らない」と言い張って強気に出るにこに希は素早く彼女の胸を鷲掴みにし、希はニヤリとした笑みを浮かべる。
「嘘つくとワシワシするよ?」
と脅し、それによってにこは「ひい!?」と小さな悲鳴をあげて遂に観念。
「分かりました、教えてください……」
そしてようやく素直に希に勉強を頼むのだった。
「よし、これで準備はできたね! 明日から頑張ろー!」
「おー!!」
「今日からです!!」
明日からやろうと言い出す穂乃果と凛に海未は厳しい口調でそう言い放ち、一気にテンションの落ちる穂乃果と凛だった。
それから穂乃果、凛、にこの3人に全員で勉強を教えることとなったのだが……。
「あー! 白いごはんにゃー!!」
と途中で凛は窓の外を指差して花陽がそれに引っかかり真姫にチョップされて注意されたり、あと1問というところで穂乃果は力尽きて眠ってしまったり、にこは問題の答えを「にっこにっこにー?」と言って誤魔化して真面目に答えない彼女にお仕置きとして希にワシワシの刑に会っていたりと……。
本当にこれで大丈夫なのかとかなり不安になる光景が広がっていた。
「はぁ……。 あれで身についているんでしょうか?」
不安は残るものの海未はこれから弓道の練習があるので一応この場は紅葉達に任せて自分は弓道の部活動へと向かうことにするのだった。
*
弓道の部活が終わり、穂乃果達は先に家に帰って勉強しているそうなので今日は海未は1人で帰ることになったのだが……。
バッタリと校門辺りで紅葉と会い、海未は首を傾げて「紅葉? 帰ったのでは?」と尋ねると彼は「あぁ、ちょっと先生に頼まれごとされてな」と答える。
「では一緒に帰りましょうか」
「おう」
そんな恋人のようなやり取りに周りの男子生徒から鋭い視線を向けられたが……紅葉と海未は一向に気にした様子を見せず、2人は一緒に校門を出ると不意にどこからか聞き覚えのある歌声が聞こえてきた。
気になった紅葉と海未は曲のした方に視線を向けるとそこにはμ'sのファーストライブの時の動画を見ている中学生くらいの1人の少女が立っていた。
それに思わず気になった海未がこっそりと動画を覗き込むと動画にはサイトにも上がっていないところも流れており、それに少しだけ驚いていると少女は海未の存在に気づき「うわぁ!?」と驚きの声をあげる。
「あっ! ごめんなさい!!」
「えっ……? あっ! 園田 海未さんですよね!? μ'sの!!?」
少女がそう尋ねてくると海未は「いえ、人違いです!!」と慌てて誤魔化そうとするがすかさず紅葉が海未の頭に軽いチョップを入れられてしまう。
「誤魔化すな」
紅葉に注意されたのと少女の悲しそうな表情を見て彼女は「いえ、本物です……」と本人であることを認めて観念するのだった。
「ですよね!」
「そ、それよりその映像は……?」
海未が先ほど少女の見ていた動画のことについて尋ねると少女が言うには自分の姉が撮影して来てくれたらしく、海未は「お姉ちゃん?」と首を傾げる。
するとそこで「亜利沙」と誰かが少女を呼ぶ声が聞こえ、視線を声のした方へと向けるとそこには絵里がこちらに向かって歩いて来ており、亜里砂と呼ばれた少女は絵里の姿を見て「お姉ちゃん!」と嬉しそうに声をあげる。
だが、そこで絵里も海未と紅葉の存在に気づき、2人の姿を見るや険しい表情を浮かべる。
「あなた達……」
「生徒会長……」
*
それから一同は公園に立ち寄ることとなり、海未と紅葉はそこで亜里砂からあの動画を撮影してくれたのは絵里であることを教えて貰ったのだった。
絵里、海未は公園のベンチに座り、紅葉は立ったまま少しだけ話をすることになったのだったが……。
その前に亜里砂が自販機で飲み物を購入してきて持って来て貰い、3人は「ありがとう」と言って受け取るのだが……受け取ったのは飲み物ではなくおでん缶だった。
「ごめんなさい、向こうの暮らしが長かったからまだ日本に慣れていないところがあって」
「向こう?」
「えぇ、祖母がロシア人なの。 亜里砂、それは飲み物じゃないのよ?」
絵里は亜里砂にそう教えると彼女は「ハラショー!」と驚くのだが……紅葉に関しては美味しそうにおでん缶を食べていた。
「俺は全然これで良いんだけどな……」
それから絵里は「別のを買って来て貰える?」と亜里砂にお願いし彼女は元気よく「はい!」と返事をして別の飲み物を買いに行くのだった。
(ハラショー……これを聞くと、エックスさんの仲間のあの娘を思い出すな)
「それにしても……あなた達に見つかってしまうとはね?」
「前から、穂乃果達と話し合っていたんです。 誰が撮影してネットにアップしてくれたんだろうって。 でも! 生徒会長だったなんて……! あの映像が無ければ私達は今、こうしてなかったと思うんです。 あれがあったから、見てくれる人も増えたし、だから……!」
と海未がそこまで言いかけたところで絵里は彼女の言葉を遮って「やめて」と言い放ち、それを聞いて海未は「えっ?」と呟く。
「別にあなた達の為にやった訳じゃないから。 むしろ逆、あなた達のダンスや歌がいかに人を惹きつけられないのか、活動を続けても意味がないって知って貰おうと思って……」
絵里はその為にあの動画をアップしたのだが……絵里の考えていた結果とは正反対のものとなり、無くなるどころか逆にメンバーが増えるなど完全に想定外だった。
「それでも、私は認めない。 人に見せられるものになってるとは思えない、そんな状態で学校の名前を背負って活動してほしくない。 話はそれだけ」
そう言って絵里は立ち上がり、その場から去ろうとするのだが……。
「待ってください!!」
即座に海未も立ち上がって絵里を呼び止める。
「じゃあ、もし私達が上手く行ったら……人を惹きつけられるようになったら……認めてくれますか?」
海未が絵里にそう問いかけるのだが……それでも彼女の答えは……。
「無理よ」
「どうしてです?」
「私にとっては……スクールアイドル全部が素人にしか見えない。 1番実力があるというA-RISEも……素人にしか見えない……!」
それを聞いて海未は悲しげな表情を浮かべて「そんな……」と呟き、絵里は亜里砂と合流して一緒に帰ろうとするのだが……そこで海未が絵里を追いかけてきたのだ。
「あなたに……あなたに私達のこと……そんな風に言われたくありません!!」
「海未、ちょっと落ち着け」
そこで紅葉が海未の肩を掴んで落ち着くように言うのだが……海未は紅葉を睨む。
「あなたはあんな風に言われてなんとも思わないんですか!?」
そう海未は怒鳴るが……紅葉は「思わない訳じゃない」とだけ答える。
「でも、会長があそこまで言うってことはそれだけの理由があるんでしょう。 だけど……穂乃果、海未、ことりはたった1人の観客のためにも最後までライブをやり抜きました。 そしてそんな奴等を中心に、花陽ちゃんや凛ちゃんに真姫ちゃん、そしてにこ先輩は集まりました」
紅葉の言葉に絵里は「なにが言いたいの?」と問いかける。
「どうして認めてくれないのか、その理由をハッキリと言って欲しいんです! あいつ等ならそれをしっかりと受け止められると思います。 だから、ちょっとだけ……一度みんなで話し合ってみませんか?」
「……そんなの……」
その時のことである、突如として「ギャオオオオオオ!!!!!」という獸の鳴き声のような声が聞こえ、一同が声のした方へと顔を向けるとそこには透明ではあったが……明らかに巨大な「何か」が立っていたのだ。
やがてその「何か」は徐々に姿を現していき、「月ノ輪怪獣 クレッセント」へと実体化するとクレッセントは暴れだし、紅葉は急いで海未達に逃げるように言い放つ。
「は、ハラショー! 本物の怪獣!?」
「みんな逃げろ!!」
紅葉に言われた通り、海未、亜里砂、絵里は急いでその場から逃げるのだが……そこで海未がいつの間にか紅葉がいなくなっていることに気づき、海未は「紅葉!?」と辺りを見回すが……やはり彼の姿はどこにも無かった。
「紅葉どこに!!」
海未は急いで紅葉を探しに行こうとするが絵里に腕を掴まれて引き止められる。
「離してください!!」
「ダメよ!! 今は逃げないと……! 彼ならきっと無事よ!!」
「でも!!」
一方で紅葉は隙を突いて海未達から離れて人気のないところに行っており、紅葉は「海未、すまん」と謝罪しながらオーブリングと「ウルトラマン」のカードを1枚取り出してカードをオーブリングにリードさせる。
「ウルトラマンさん!!」
『ウルトラマン!』
続いて紅葉はカードホルダーから「ウルトラマンネクサス ジュネッス」のカードを取り出し、さらにそのカードをオーブリングにリードさせる。
「ネクサスさん!!」
『ウルトラマンネクサス!』
そして紅葉はオーブリングを掲げる。
「光の絆の力……お借りします!!」
『フュージョンアップ!』
すると紅葉を中心に「ウルトラマン」と「ウルトラマンネクサス ジュネッス」の姿が重なり合い、ウルトラマンとネクサスの力を融合させた姿「ウルトラマンオーブ スペシウムシュトローム」へと変身する。
『ウルトラマンオーブ! スペシウムシュトローム!』
光の中から現れたオーブは暴れるクレッセントにすかさずドロップキックを叩き込み、オーブは大地に降り立つ。
『受け継がれてゆく魂の絆!!』
オーブの蹴りを喰らったクレッセントはすぐさま起き上がってオーブに向かって駈け出して行くがオーブは避けると同時に素早くクレッセントの背後に回り込んでチョップを叩き込んでクレッセントはフラつくが……クレッセントは即座に振り返って目から光線をオーブに向かって発射。
オーブは両腕を交差して防ぐが……光線が直撃した両腕からは火花が走り、ダメージを受けてしまう。
『ウオッ!?』
「キシャアアアア!!!!!」
その隙を突いてクレッセントは体当たりをオーブに繰り出して突き飛ばし、オーブは空中へと吹き飛ばされてしまいクレッセントは駆け出して吹き飛ばされたオーブが落ちてくる瞬間を狙いさらにまた体当たりを炸裂させ、オーブは地面へと倒れ込む。
そのまま倒れ込んだオーブを何度も踏みつけるクレッセントだが……オーブは何とかしてその足を掴みあげて持ち上げ投げ飛ばす。
『デヤアアア!!』
「キシャア!?」
投げ飛ばされて倒れ込んだクレッセントにオーブは掴みかかって持ち上げてからさらに投げ飛ばし、倒れ込んだクレッセントに跨がってチョップを叩きこもうとするのだが……。
クレッセントは目からの光線を放ってそれをオーブに喰らわせ、オーブはそれによって退いてしまう。
「グルアアアア!!!!」
立ち上がったクレッセントは膝を突くオーブに蹴りを叩き込んで吹き飛ばすが……オーブはなんとかすぐに立ち上がる。
ファイティングポーズを取って身構え……突進してきたクレッセントを両手で掴んで受け止め、膝蹴りをクレッセントの腹部に叩きこんだ後、アッパーカットをクレッセントの顎に炸裂させる。
「お願いします!! オーブ!! 早く怪獣を……倒して……。 私の友達がいなくなって……危ないかもしれないんです!!」
戦闘BGM「theme_from_ultraman」
そこで海未のその言葉を聞いたオーブは彼女に向かって頷くと気合いの入れたストレートキックをクレッセントの腹部に叩きこむ。
『フウゥ……ハァ!!』
「ギシャア!!?」
すると蹴られた部分を手で押さえつつクレッセントは目から光線をオーブに放つ。
しかしオーブはそれを飛び退いて回避し、両腕の赤い部分が発光し、両腕から光の刃のようなものが飛び出すとオーブは両腕を勢いよく前に突き出して光の刃を放つ「スペロームアタック」を繰り出し、刃はクレッセントを斬りつける。
『スペロームアタック!!』
「グルアア!!?」
さらにオーブは空中に浮かぶとそのまま飛んでクレッセントに突っ込み、クレッセントの身体を掴むとそのまま上空へと投げ飛ばす。
そして素早く投げ飛ばしたクレッセントに追いつくと下から何発ものを拳を叩き込んでクレッセントを吹き飛ばし、最後にクレッセントに掴みかかって地面に投げ落とす。
「ギシャアア!!!?」
地面に落とされたクレッセントはフラつきながらも立ち上がるが……、弱ったところを狙いオーブは胸と両手から二種類の光線を発射する「ウルトラフルバースト」を放つ。
『ウルトラフルバースト!!』
「ギシャアアアアア!!!!!?」
そしてクレッセントはオーブのウルトラフルバーストを喰らい、火花をあげながら爆発したのだった。
『あの怪獣、マイナスエネルギーの……? なぜあの怪獣は現れたんだ……?』
クレッセントが倒されたことを確認するとオーブはそのまま飛び去って姿を消すのだった。
『シュアアア!!』
またその頃……。
別の場所ではラグナがダークリングを掲げて立っており、ダークリングの中央部分に黒い霧のようなものが集まるとそれが1枚のモヤのようなものが描かれたカードに変換され、それを手に持ったラグナは不敵な笑みを浮かべていた。
「クフフ……。 やっと実体化したか、待っていたぞ? この時を……」
*
「もう!! どこ行ってたんですか紅葉!! 心配したんですよ!!」
クレッセントを無事に倒し終え、海未達の元へと帰ってきた紅葉だったが当然海未は勝手に姿を消した紅葉に怒鳴り声をあげていた。
「本当にすまない、心配をかけた!!」
そんな海未に紅葉は頭を下げて謝罪し、そんな彼に対して絵里もどこか呆れたような視線を浮かべていた。
「あなた、人を心配させるのが得意みたいね」
「えっ? どういうことですか?」
絵里のその言葉に海未が反応して首を傾げ、紅葉は「しー! しー!」と口に指を当ててジャスチャーするが……絵里はそれを無視して少し前に侵略宇宙人に入らずの森で襲われた時のことを説明すると……当然ながら海未はさらに激怒。
「あなたって人は!! なんであの入らずの森に行ったんですか!! しかも生徒会長まで巻き込んで……!! しかも侵略宇宙人と戦った!!? なんて無茶を……!!」
(ダレカタスケテー……!)
ガミガミガミガミと怒鳴る海未に紅葉は涙目になり、そんな2人の光景を絵里に呆れたのか「はぁ」と溜め息を吐く。
「亜里砂、帰るわよ」
絵里は亜里砂に声をかけて2人で帰ることになり、亜里砂も「うん!」と頷くのだが……その前に亜里砂は先ほど自販機で買ってきた2つの缶をそれぞれ海未と紅葉に手渡した。
「あの、海未さん! 紅葉さん! これ、ちょっと覚めちゃいましたけど……飲みますか?」
そこで海未は一旦紅葉に怒鳴るのをやめて缶を受け取るのだが……缶には「おしるこ」と書かれており、海未と紅葉はそれを見て思わず笑みを浮かべてしまう。
「あの! 亜里砂、μ's……。 海未さん達のこと、大好きです!!」
亜里砂はそれだけを海未に伝えて海未に笑顔を見せた後、絵里の元へと戻り、一緒に自宅へと帰るのだった。
「言っちゃった……」
「えっ……?」
「ううん、亜里砂ね、来年……音ノ木坂に入学したら……」
亜里砂がそこまで言いかけ、絵里は「んっ? なに?」と尋ねるのだが……。
「ううん、なんでもない」
と亜里砂は答えるのだった。
*
とあるハンバーガーショップにて……。
「にっこにっこに~♪」
「だから次ふざけたらワシワシMAXだって言った筈やん?」
そこでは希に勉強を教えて貰っているにことは彼女に勉強を教えている希がおり、希は両手を広げて構える。
「待って!! 違う、ふざけてるんじゃなくてこうすると答えが思いつくの!」
とにこは言うのだが……いかにも怪しい……。
「本当に?」
「そうなの! キャラチェンジすると脳が活性化するって言うの? にこでぇ~す♪ よぉーし今日はこの問題を解いちゃおうかな~! えーっと、ここにここを代入してぇ~……」
がしかし、結局は回答に詰まってしまい……「にこ分かんないよ~」と最終的に笑って誤魔化そうとするがその直後に素早く後ろに回り込まれた希に胸をワシワシされお仕置きされることに。
「お仕置きやで~!」
「いや! いやあああああ!!!?」
「なに遊んでるんですか、2人とも……」
するとそこへ紅葉と海未がやってきたことに希とにこは気づき、海未は真剣な表情を浮かべており、希に「聞きたいことがあるのですが……」と彼女に海未は絵里のことを聞こうと思ったのだ。
それからにこの勉強を今日はこのくらいにしてにこ以外の3人は希がこれから神社のバイトということもあり神田明神で話すこととなり、海未は公園であったことを希に説明した。
「A-RISEの歌やダンスを見て素人みたいだと言うのは幾らなんでも……」
「……えりちならそう言うやろうね、そう言えるだけのものが……えりちにはある」
希のその言葉に海未は疑問に思い、「どういうことですか?」と問いかけると希は「知りたい?」と海未に尋ね……彼女は首を縦に振った。
*
翌日、昼休みにやる予定だった勉強を穂乃果、凛、にこの通称「スマイル組」が「身体を動かして頭をスッキリさせよう!」という建前でスッポかして屋上にいた3人を希がワシワシでお仕置きするということがあったりしたが……兎に角無事に連れ戻すことに成功。
部室に戻った希は机に「今日のノルマはこれ!!」と大量の課題を置き、それを見たスマイル組は「鬼……」と小さく呟く。
「んっ? まだお仕置きが足りない娘がおる?」
希が3人にそう尋ねると素早く笑顔を見せて「まっさか~!」と態度を一変させるのだった。
するとそこで海未は立ち上がり、これから何か少し用があるということでことりと紅葉に穂乃果の勉強を頼むのだが……。
「悪い、俺も少しこれから行きたい場所があってな。 ことり、1人になっちゃうけど頼めるか? なるべくすぐに帰る」
「うん、分かったよ。 紅葉くん、海未ちゃん」
それから海未と紅葉の2人は部室を出て行き、2人はある場所へと向かうことになったのだが……2人とも辿り着いた場所は同じ「生徒会室」であり、海未と紅葉は少し驚いたように互いに顔を見合わせる。
「もしかして……考えてること一緒……?」
「そのようですね……」
そのことに2人は苦笑するが……。
すぐに2人は気を引き締めて海未が生徒会室の扉をノックしようとするのだが……その時、後ろから「順番があるんやないの?」という声が聞こえ、2人が後ろを振り返るとそこには希が立っていたのだ。
「希先輩!」
「ショック受けたんやろ? えりちの踊りに?」
「……自分達が今までやってきたことは何だったんだろうって思いました。 悔しいですけど、生徒会長がああ言いたくなる気持ちも分かりました」
実は紅葉と海未は昨日、幼い頃からバレエをやっていた絵里の動画を見せて貰い、それを見た2人はそのバレエの彼女のダンスにとても魅入られ……そのことから絵里があそこまで言いたくなる気持ちを理解することができたのだ。
「だから謝ろうと思うたん?」
「いえ……。 ダンスを教わりたいと思いました!」
「悔しいって思うってことは……それだけ会長のダンスが素晴らしいってことですからね」
そんな海未と紅葉の言葉を聞いて希はクスリと笑みを浮かべる。
「もし今のみんなが先輩の半分でも踊れるようになったら……本当の意味で人を惹きつけられるのにって!!」
「……ウチが睨んだ通りや。 あなた達ならそう言うと思ってた。 でも、それなら先にやることがあるんとちゃう? 試験まであと五日よ?」
希はそれだけを海未と紅葉に言い残して生徒会室へと入って姿を消し、その言葉を受けた海未と紅葉は互いに顔を見合わせ、絵里にダンスを習うのは穂乃果、凛、にこが赤点を回避してからだと理解し、2人は急いで部室に戻るとそこにはグッタリとしつつも勉強を続ける穂乃果達の姿があった。
「う、海未ちゃん……。 お兄ちゃん……」
「今日から穂乃果の家に泊まり込みます!! 勉強です!!」
海未は一差し指をビシっと穂乃果に向けてそう言い放つと穂乃果は「鬼~」と涙目になり、紅葉に救いの眼差しを向けるが……。
「すまんな、今回ばかりは俺も甘い顔はできない。 俺も厳しくするからな!!」
「えぇ!!? そんなぁ~」
紅葉の言葉を受けて穂乃果はさらに泣きそうになり、それを見た紅葉は罪悪感にかられるが……今回ばかりはやはり甘い顔はできない……しかし……。
「赤点回避したらなんかご褒美やる」
「ホント!?」
「って結局甘い顔してるじゃありませんか!!」
当然ながら海未に結局甘い顔をしている紅葉をツッコミ、紅葉は「赤点回避したらだよ!?」とあくまで赤点回避が前提であることを強調する。
*
数日後……にこと凛はなんとか赤点を回避することに成功し、今は部室で穂乃果が来るのを一同は待っている状態だった。
しばらく待っていると部室に穂乃果が部室へと入ってくる。
「……どうだった?」
「今日で全教科帰って来ましたよね!? 最終テストは……?」
真姫と海未がそう穂乃果に尋ね、次に全員が「どうなの!?」と穂乃果に問いかけると彼女は「もう少し良い点が取れてたら良かったんだけど……」と言いつつ鞄を漁り、そこからテスト用紙を取り出してみんなに見せるとそこには「53点」と書かれており、赤点は見事に回避され、穂乃果は笑顔でピースをする。
「じゃーん!」
「よっしゃあ!! 流石の俺の妹だ!!」
紅葉は穂乃果が赤点回避に成功したことを喜んで何時もより荒々しく彼女の頭を撫でる。
「えへへ~♪ よーっし、今日から練習だぁ~!!」
赤点も回避し、穂乃果は張り切ってみんなで全員赤点を回避したことを理事長に報告しに行くことになり、穂乃果は理事長室の扉をノックするのだが……中からは返事が無かった。
「扉は開いてるな」
紅葉はそっと理事長室の扉を開け、海未、ことり、穂乃果と一緒に理事長室の様子を伺うとそこでは何か絵里と理事長が話し合っているようだった。
「そんな! 説明してください!!」
「ごめんなさい、でもこれは決定事項なの。 音ノ木坂学院は……来年度より生徒募集をやめ、廃校とします」
それを聞いた穂乃果は目を見開き、驚きの顔を見せる。
「廃……校……!?」
紅葉
「サブタイを探せ! のコーナー!!」
にこ
「今回は海未が言ったウルトラマンコスモス55話『最終テスト』よ!!」
穂乃果
「うぅ、どこでもテストってあるんだねぇ」
紅葉
「コスモスのこの回も結構難しい感じのテストだったもんなぁ」
にこ
「はぁ、ホントにね……」
マイナスエネルギーの怪獣を後回しにしたのはなるべく怪獣を唐突な感じや不自然に出したくないためです。
ラブライブとウルトラマンをクロスするとなるとどうしても出すタイミングなんかも考えるようになるので。
マガバッサーはマガパンドンも唐突に出した感はあるかもしれませんが、アレはラグナが裏で糸を引いていましたし、クレッセントが出現したのも理由があります。
プリズ魔なんかはかなり唐突に出しましたが、プリズ魔はむしろ唐突に出てきても違和感ないですし。