この世界の果てにあるものはきっと良いものだ   作:白宮仙狐

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新世界にて二人は一人だ

人の往来の激しい大通りを抜け、落ち着いた場所で考える。

 

「マリ、誰に聞けばいいと思う?」

 

「そうですね、まず手当たり次第に聞いていきましょう」

 

最もらしい答えを言う。

 

「そうだな、手当たり次第聞いてこう!」

 

二人は首都『 バルディカ 』に向かう。

また人の往来の激しい大通りに出る。

とても活気ある場所であるがここは首都から一番離れた街『 ビルディ 』

 

ガヤガヤと人の声が飛び交う

 

「らっしゃい、今日は取れたての魚が速達で届いたよ!!」

 

「ちょっと、そこの奥さんこの宝石は幸運を呼ぶものです。一ついかがですか」

 

商業者たちがセッセと商売をしている。

当たり前なのだが。

 

二人は街行く人に声をかけ始めた。

 

「すみません、ちょっと聞きたいことがあるのですが」

 

マリは上がシャツ、下がジーンズ風なエプロン姿の男性に声をかける。

 

「なんだ、こんな忙しい中声を掛ける奴は...」

 

その男はとても迷惑にそうか答えた。

 

「見かけねぇ服装だなどこから来たんだ?」

 

その男は手を休め質問に応じた。

 

「すみません忙しい中。私どもは遠く異国の方からやってきました」

 

マリは通訳した。

それもそのはず、空仙はまだこの世界の言葉を話せるはずもありません。

マリはAIのため周りの人の声を取り入れて解読し話すことができた。

 

「そうか通りで見たことのねぇ顔だと思ったよ」

 

少しばかり陽気なしゃべり方になる。

 

「すみません、休憩入ります」

 

その男は仲間に向かって言った。

 

「分かったよぉ」

 

仲間がそれに答える。

 

「じゃぁ何もしらねぇお前らに特別、知らねーことを答えてやる」

 

そう言って、石段に座り飲み物を飲み干す。

 

「ありがとうございます。では、まずこの世界がどうなってるか教えてほしいのですが」

 

「そうかお前ら何にも知らねぇみてぇだな。わかった教えてやる」

 

その男は嫌な顔せず質問に答えてくれた。

 

「まだ、俺の名前を言ってなかったな俺の名前はベネディクトよろしくな」

 

ベネディクトは二人に手を伸ばし握手を求めた。

 

「よろしくね」

 

「よろしくお願いします」

 

ベネディクトと握手をした。

 

「じゃぁ続きを話すぜ」

 

話をもとに戻した。

 

「まず、この世界の仕組みだが...この世界は二つ存在するだ」

 

ベネディクトのその言葉にマリのデータベースに衝撃が走った。

マリがそのことを空仙に伝えると。

 

「本当に!!、すごいね新世界は...」

 

「それで二つの世界とは?」

 

マリがベネディクトに聞く。

 

「でだ、この今いる世界が浮世と呼ばれるところ、別名『 アルカディア 』そして常世と呼ばれる世界、別名『 黄泉 』、まぁ表世界と裏世界と覚えればいいと思うが一応覚えときな」

 

「そうなんですか、データに加えました」

 

その口調にベネディクトはすこし疑問を覚えた。

 

「表世界の国の数は約50で裏世界の国の数は20で合計70だ」

 

「結構少ないんですね」

 

「遥か昔にたくさんの国があったて聞いたことがあるがほんとかどうかわからん」

 

「昔と言いますと?」

 

マリがその言葉に質問をした。

 

「そうだな、ある地殻調査で数十億年前の地層に人口物がでてきてそれが世界中で発見された。もしかしたら昔は、今の世界をも上まる超文明があったとまで言われているぞ」

 

「そうなのですか」

 

マリは驚いていた。

文明の発達がここまで早いとは考えていなかったのです。

 

「話を戻すがまず覚えておかないといけない国がある。まずはアスタリカ、この国は隣国だが世界を制する世界樹がある国だ」

 

「なぜ、世界樹があると世界を制することができるのですか?」

 

自分の疑問をベネディクトに話した。

 

「それはな世界樹は太古の昔、世界がまだなかったころにでき、この世界に緑、水、そして、生物を誕生させた。であれば世界樹は世界を壊滅させるほどの力もあるかもしれないから世界評議員達はこの世界樹を世界共通遺産にしたのだが実質あの力を使えるのは選ばれた者かアスタリカ精霊国 女王『 ユリア=ガイル=フレデリック 』。しかし、妙な噂を耳にしてな世界樹から人らしき者が世界八不思議の一つ、世界樹の門『 イルミンスール 』から出てきたらしい」

 

ベネディクトは驚いたように言う。

 

「どうして、そんなに驚くのですか?」

 

「そりゃあ驚くだろう何せ別名『 無力化の壁 』だぜ。どんな魔法も無力化するあの扉から人らしき者が出てくるなんてビッグニュースだよ」

 

「そうなんですか」

 

「でだ、次はここブラッディカ。ここは名の知れた国でなかなりの数の優秀な魔法使い、魔術使いを出した国だ。だがここの首都バルディカは近づかない方がいい」

 

なにやら 深妙に言うベネディクトにマリが

 

「なぜですか、私たちそこへ向かう途中なのですが」

 

「あそこは貴族たちと聖騎士のみが入れるところなんだ、だから君たちのような者が来たら即刻処刑される。あそこに入るには通行許可書が必要なのだが極稀に下りるくらいだ」

 

呆れたような雰囲気で言う。

すると考え込むマリ

 

「どうしましょう...」

 

するとベネディクトが

 

「なぜ首都バルディカに行きたいんだい?」

 

「私たちは学校を探してまして、首都に行けば良い学校がると思い...首都への道を教えて欲しくて本当は話しかけたのですが...」

 

するとベネディクトがいきなり

 

「あんたら学校を探してたのか、なら話は早い、私は休日はこうやって商売人をしているが本業が学園長だからな。ここで会ったのも何かの縁、どうだろう私の学園に来ないか?君たちが良いと言うのならだが...どうだろう?」

 

とても無邪気な声で話す。

二人は驚愕した...ベネディクトの声が少女の声になっていたのだから。

 

「あっ...やべ、つい興奮しすぎて魔法が解けちゃった...」

 

すると徐々に大男の体が見る見るうちに少女の体に変貌していく。

それを見ていた二人は

 

「「 これが...魔法 」」

 

と言った。

 

そして、その仲間の一人が来た

 

「あぁ~あ、学長。魔法が解けきってますよ」

 

仲間の一人が呆れた様子で答える。

 

「いい人材をみつけたのじゃ」

 

さっきと比べ物にならないくらいの美少女がそこにいた。

 

「えっ?、ベネ..ディクト...さんですよね...」

 

恐る恐るマリが言う。

するととても可愛い声で

 

「そうじゃ、わしがベネディクトじゃ。あと、ベネディクトはあの姿の時の名前..今は四代目、学園魔術都市学長『 ジェミニ=ホワイト=ダイアモンド 』これが本当の名前じゃ!」

 

ない胸を突き出しいかにも「えっへん」と言いそうな顔で言う。

マリが学長に

 

「なぜ、私たちをその学園..魔術都市?に呼ばれたんですか?。その理由を聞きたいのですがベネデ..ホワイト学長」

 

「ホワイトでいいのじゃ。それはのぉ、おぬし達からまだ開かれてない魔路を開かせたいと思ったからと学校を探していると聞いて、わしの思いとおぬし達の思いが一致したから言ったまでだが...嫌だったかの」

 

少し寂しそうに言う。

これを見たロリコンどもは必ず萌え死するくらいとてもキュートだ。

 

「待ってください、これまでの経緯をマスターに話しますから」

 

「マスターとな?」

 

「私の創造主です」

 

それを聞いた二人が空仙に飛びついた。

訳の分からない言葉に沈黙するだけの空仙。

それが分かったのか二人は空仙から離れた。

 

「うっうん、ま..まずじゃ二人を魔導船に乗せ直ちに戻るぞ」

 

咳払いをし、少し落ち着いた風に話す。

 

「そうですね、私の名前も言っておきますね。私は『 ジェミニ=ブラック=ダイアモンド 』学長の妹です。」

 

ブラックさんを見て思う人はいるだろう。

絶対に初め見た人はブラックさんのを方を姉だと思うだろう。

それくらい二人の雰囲気は全く違う。

 

「そう何ですか」

 

少し困惑するマリと空仙

 

「さて行くぞい」

 

いきなり空仙とマリが空中にとび上がった。

 

「いたいなんだ、これは!!」

 

「これは、魔法の一種かもしれません」

 

目の前がボヤケなにやら浮いてるところに出た

ここは、学園魔術都市最大戦闘母艦『 イージス 』の甲板だった。

物凄い暴風が四人を襲う。

 

「学長どこに転送してるんですか」

 

ほとんど暴風でかき消された言葉は微かに三人に届いた。

 

「仕方なかろう四人なんて単独でやったのは初めてだったんじゃったかぁ」

 

「えぇ?、なんて、聞こえませんよ学長ぉぉぉ」

 

すると甲板の扉が開いた。

 

「こんな機械じみた物が魔法で動いてるなんて...」

 

「そうですね、マスター。我々はとても貴重なものを見てるのかも知れませんね」

 

二人は感心し感動もしていた。

するとかわいい声で

 

「おぬしら、早う入らんか扉が閉まるぞ!!」

 

ほぼ聞こえなが少し耳に入る。

 

「やばいぞ、マリ!」

 

「YES、マスター」

 

二人は小走りをしてギリギリ間に合った。

そして艦内を案内してくれた。

 

「まずな、この魔導船イージスは遥か昔の古代の遺物なのじゃ。しかしいくら魔力を注ぎ込んでもうんともすんとも言わないのじゃ、故に我が学園魔術都市の総力をあげて今日完成したので試運転がてら行ったのじゃ」

 

自信満々に自分が作ったかのように話す。

 

「今日完成したのか、すごいね」

 

「そうですね、マスター」

 

するとマリが

 

「この形状、この内部構造からして帝国アイギスの最終決戦用戦艦エンドです」

 

マリが空仙の耳元で囁く。

そして小声で

 

「そうなか、通りで帝国風な彩色だ。まぁ奇麗だからいいのだが」

 

「どうしたのじゃ、二人でボソボソしゃべってなにか欠点でもあったのか?」

 

二人でボソボソ話していると後ろからホワイト学長が空仙に向かって飛びついてきた。

今、かたぐるま状態だ。

 

「わっ!」

 

すこしよろける空仙

するとブラックさんが

 

「学長、だめですよそんな失礼なことしては」

 

ホワイト学長を捕まえようとするが

 

「いやじゃいやじゃいやじゃぁぁぁ、わしはここが良いのじゃ」

 

わがままを言う学長。

すると空仙が紳士的態度をとる。

 

「別にかまいませんよ、もうすぐ生徒になるので」

 

マリに翻訳してもらい言ってもらう

 

「そうですか、申し訳ございません」

 

深々と謝るブラックさん

 

ホワイト学長を乗せて艦内を案内してもらった。

 

 

...それから二時間後...

 

「ここが今日泊まる部屋です」

 

ここまで来るのにとても時間が掛かった。

 

「ふぅ~、疲れた結構なか広いんですね」

 

「そうですね、マスター私も少し疲れました」

 

二人はとても疲れた様子でベッドに横になる。

 

「お疲れ様です。後程お呼びにしますのでそれまでは部屋の中、艦内どこでも言っていいですが動力室は機密事項のためまだ見ていただけるわけにはまいりません。それ以外であればどこにでも行ってよろしですよ」

 

「じゃぁのぉ~」

 

二人が帰る瞬間

 

「ちょっと待ってくれないか」

 

二人を止める空仙

 

「なんじゃ、何か用か?」

 

ホワイト学長が要件を聞いた

 

「なんなんだ、あの巨大な穴は...」

空仙が指さす方向にとてつもない巨大な穴が開いていた。

それは底がないような感じすら漂わせる。

 

「そうか、まだあの話途中じゃったな。まず国から言うぞ、アスタリカ、ブラッディカそれと今向かう学園魔術都市『 ジャンパング 』最後に帝国『 ギラ 』この四つの国が表の世界の主要な国じゃ。で、あの穴なんだが同じ穴が世界で確認されている」

 

「ではあの穴は一体何なんですか?」

 

少し二人の顔が強張る

 

「あの穴は...世界で七つ確認されたことから...『 虚無の目 』と言われている」

 

するとブラックさんが言った。

 

「そして、この穴の中から何かが出たと言われていています」

 

「それでじゃ、我々世界評議会はこの出た者の行方を捜し、そしてこの出てきた奴らの名前を『 大罪人 』と呼んでいるのじゃ。そして、運よく大罪人が出るときの映像を入手できたのじゃが」

 

「みたいか?...」

 

ホワイト学長は深妙に聞いた。

そして答えは当然YESだった。

 

「ならばついてくるのじゃ」

 

艦内の通路を歩き、多目的室につく

 

「よし、一度しか見せないからちゃんと見るのじゃぞ」

 

そして映像魔石から映像が映し出されたがとてもじゃないが姿までは確認できないほど映像は荒れていた。声も途切れ途切れで聞こえてくる。

 

「..はど..い.た..を破..な人...い」

 

次の場面にかわる。

それも前と同じでほとんど映像は荒れており、声も途切れ途切れ...

 

「..と約..た。ま..うって...み..るね」

 

ここで映像は切れていた。

 

「ここまでが大罪人の映像はここまでじゃ」

 

「何かわかったか、マリ」

 

しかしマリは首を横に振った

 

「そうか、どこかで聞いたことのある声だったが...気のせいか」

 

「では空仙さんマリさん、何か用がありましたら館長室まで来てください」

 

ブラックさんとホワイト学長は館長室に行った。

 

「私達も部屋に戻りましょう」

 

「そうだな...」

 

二人は部屋に戻った。

 

 

...数分後...

 

 

誰もいなくなった室内にはポツンと映像魔石が置いてある

するとさっきまでの映像の続きが映った。

まだ映像は続いていたのだ。

その映像だけは声だけだったがはっきりと聞こえた。

 

「団長、永い間お持たせしてすみません。今約束の場所に行きますね」

 

映像魔石は壊れた。

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございました。

今回からゆっくりと内容を進めてきます。

プロローグがとても急ぎすぎたのでこれからは徐々に進めて行こうと思います。
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