私は天使なんかじゃない   作:月詠ウサギ

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冷たい王国

  各地にはボルトテック社による史上最高の知識の結集であるボルトが点在する。

  核シェルター。

  それは表向きの建前であり本当はそうではなかった。

 

  ボルト。

  避難した住民をモルモットとして扱う実験施設。

  それも軍用。

 

  悪意渦巻く冷たい王国。

  それがボルトの実情であり真実。

 

 

 

 

 

  『やあ愛しきアメリカよ。ジョン・ヘンリー・エデン大統領だ。対話の時間だ』

 

  『もっと大切な事を話し合うべきだ』

  『目下の問題は私の大統領としての任期だ』

  『私がどのように最高権力者に任命されたのか疑問が上がっている事は私も承知している』

  『いずれにせよ私は選挙で選ばれたのだ』

 

  『もちろん私には答える義務がある』

  『アメリカ国民よ。私は選挙で選ばれたのだ』

  『民主主義の基本は投票権では、なかったかな?』

  『残念ながら国家の安全の観点から選挙の過程の詳細を話す事は出来ない。それを理解して欲しい』

 

  『だが私は誓おう』

  『私が大統領である理由はこの偉大な国の然るべき人々の任命を受けたからだ』

  『私は適切な方法で選ばれた国民の代表だ』

  『もちろんその時が来て私の任期が終わればアメリカは新しい大統領を選ぶ事が出来る。それが民主主義でありアメリカ流だ』

  『そして新しい大統領は我々にとって相応しい、偉大で、力強いアメリカに発展させていくだろう』

 

  『親愛なるアメリカ国民よ。共に誇ろうではないか』

  『我々の民主主義をっ!』

  『永遠の民主主義をっ!』

 

  『だがアメリカ国民よ。今はお別れの時間だ。世界でもっとも偉大な国に、かつての栄光を取り戻すのだ』

  『例えエンクレイブでも簡単には片付かない仕事だ』

  『ではまた会おう』

  『エデン大統領から、さようなら』

 

 

  ビッグタウンの一件から3日。

  私達一行は南西に進む。

  その場所にはスミス・ケーシーのガレージがあるらしい。パパの残した手掛かりによるとそこはボルト112がある。

  つまりガレージはボルト112を隠す為の偽装という事になる。

  ……。

  ……あー、もしかしたらそうではないのかもしれない。

  つまり。

  つまり元々ボルトの上には何らかの施設があったかもしれないという事だ。カモフラージュの為か管理の為かは知らないけどね。元々ボルトの上

  に建物があってもおかしくない。101や106が洞穴の中にあったのは、核戦争で建物が吹っ飛び、地形が変動したからかもしれない。

  ともかく私達はそこを目指す。

  私達。

  それは私、グリン・フィス、アンクル・レオ、クリス、ハークネス、カロン。

  計6名だ。

  思えば結構大所帯になったものだ。

  おっさんスカベンジャーのケリィとその飼い犬ドッグミートは……そういや挨拶もせずにビッグタウンに放置してきたなー。

  まあ、いいか。

  さて。

  「ここよね?」

  「ふむ。確かにここだな、一兵卒」

  ビッグタウンの一件から3日。

  歩いて。

  歩いて。

  歩いて。

  ついでに襲い掛かってきたレイダーの集団とかタロン社の小隊とかが襲って来た。まあ、当然返り討ちにして物資回収しましたけどね。あいつら

  結構良い連中よね。物資をわざわざデリバリーして来るんだからさ。

  既に私達の前に敵はない。

  攻守ともに完璧。

  チームワークは……まあ、微妙ですけどね。何しろハークネスとカロンはクリスの部下だ。私の判断や指示では動いてくれない。そういう意味合いで

  は連携という点では少々問題ありではあるわね。

  それにしてもタロン社は面倒。

  小部隊の連戦とはいえ、ああもしつこく襲ってくると面倒だ。

  クリスが言うにはこの辺りにタロン社の最大拠点であるバニスター砦があるらしい。だからこそ部隊がそこら中に展開しているのだろう。

  厄介この上ない。

  ともかく。

  ともかく私達はスミス・ケーシーのガレージに到着した。

  ここにパパがいる。

  「一兵卒。お義父様に挨拶に行くぞ」

  「……私と結婚する気?」

  「べ、別に結婚したいわけじゃないんだからねっ! あ、あんたがどうしてもって言うから仕方なくなんだからねっ!」

  「……」

  「ぷんぷんっ!」

  「……」

  面倒な性格な奴。

  ガチャ。

  私はクリスを無視してスミス・ケーシーのガレージの扉を開く。

  そして……。

 

 

  室内はモールラットの巣窟だった。

  化けネズミだ。

  ただ全部死んでいた。全身穴だらけ。つまり誰かがここにやって来てモールラットを全て射殺したのだ。

  それは誰が?

  私達に前に来た奴だ。

  「パパ」

  そう。

  それはきっとパパだろう。

  タイミングとしては合うと思う。パパがボルト112を探してここに来た。その際に襲って来たモールラットをすべて排除した、と見るのが普通だろう。

  ともかく。

  ともかく余計な戦闘は回避できた。

  楽でいい。

  「構えは解かないで進むわよ」

  「御意」

  見た感じ邪魔者は排除出来ている感じだけど気は緩めない。私達は武器を手にしたまま、つまりすぐにでも戦闘に移行できる構えをしたまま

  室内を探索。幸いそんなに広くはなかった。ま、まあ、アンクル・レオのでかさで広く感じないのもあるけど。

  スーパーミュータントっているだけで存在感あるもんなぁ。

  その奴が口を開く。

  「ミスティ、何もないぞ。車とバイクだけだ」

  「そうね」

  車とバイクがたくさんあるだけ。

  なるほど。

  ガレージって個人のガレージではないんだ。ここって整備工場的な感じなのかな。

  使える車とかバイクはあるかな?

  正直移動する手段が欲しい。

  世界って広いもん。

  「ほおー」

  感慨深そうに唸ったのはハークネス。

  私は聞き返す。

  ハークネスやカロンはクリスの部下だけどこの程度のコミュニケーションは普通にこなせます、一応念の為に補足しておくけどさ。

  「どうしたの?」

  「この車とバイクはガソリンだ」

  「へー」

  私も興味を持つ。核エンジンの乗り物が旧文明の主流であり液体燃料で動く代物は時代遅れ。しかし核エンジンに比べて安全ではある。まあ、燃料

  交換とかの手間が頻繁にはなるけど使う側としては安全だ。

  ガソリンも爆発するけど核よりは安全だ。

  使えるのかな?

  「クリス」

  私は彼女目配せをした。

  修理を頼むとなると彼女の指示が必要になるからだ。そういう意味では面倒な指揮系統ではある。

  単一ではないからね。

  理解したのかクリスは口を開いた。

  「いいだろう。この場でお前を愛してやろう、一兵卒☆」

  「アホかボケーっ!」

  ……分かってませんでした。

  もうやだよぉ。

  こいつのキャラ性。正直な話疲れます。

  「ちっ。ツンデレめ」

  「……」

  ツンデレで済まさないでください。

  「ハークネス曹長、使える車体を修理せよ。……余計な邪魔が入らんとも限らん。タロン社とかな。カロン准尉もここで待機、この場を防衛せよ」

  『御意のままに』

  頷く2人。

  問題はないだろう。この2人がいればタロン社の部隊が来ても大丈夫。

  別にパパの捜索に対してタロン社は組織的に邪魔を入れているわけではないけど私の首を取る為にここ最近しつこい。

  ここに突撃してくる可能性はゼロではない。

  2人がここに留まれば問題はないだろう。

  私達は奥に進む。

  ……。

  ……だけど奥の部屋は行き止まり。特に何かあるわけではない。これって期待外れな展開?

  ここじゃなかったって事?

  「一兵卒、床を見ろ」

  「床?」

  「そこだ」

  「あっ」

  溝がある。

  ははぁん。これはハッチか。巧妙に床にカモフラージュしてるけどこの下にあるってわけか。

  どこかにスイッチがあるはず。

  ああ、あった。

  丁度アンクル・レオの近くだ。壁にスイッチがある。

  「それ押して」

  「分かった」

  ポチ。

  ビー、ビー、ビー。

  警告音が鳴り響きそれと同時に床が……いや、ハッチが開いた。ビンゴだ。その下には地下に続く階段がある。そして目を凝らしてみると下の

  階層にもモールラットの死骸がたくさん転がっている。死骸は新しい。

  ここに来た人は最近って事だ。

  よし。

  「進みましょう」

  仲間を促す。

  車とバイク、使える車体の修理をするハークネスと後備として待機しているカロン。

  後方の防備は充分だろう。

  躊躇う事無く進める。

  

  

  そこにはあった。

  巨大な歯車のような扉がそこにはあった。その扉の中央には『112』と記されている。ここはボルト112。

  当たりね。

  そしてモールラットを討伐したのはここに来たであろうパパだ。

  パパはボルト112を探していた。

  つまり。

  つまりパパがいる可能性はほぼ確実だ。モールラットの大量の死骸の新鮮さ(というのもおかしいけど)からも分かるように来たのは最近。

  まだ居る可能性がある。

  幸いな事にボルト112の扉の開閉装置は生きている。

  扉を開閉。

  ボルト112内に進む。

  「ふぅん」

  ここは生きてる。

  ボルト112はまだ稼動していた。

  いやまあボルト106も稼動はしていたけど実質的には崩壊していた。ボルト106の監督官の日記を読む限りではここは音信不通になったという事に

  なってたけど壊滅していたわけではないらしい。通信施設が壊れたから音信不通だったのかな?

  まあ、ここの施設の状況は知った事じゃないけどさ。

  ただ……。

  「主、静かですね」

  「ええ」

  そう。

  静か過ぎる。ボルト101のような生活感は感じない。というか進んでも進んでも人がいない。

  まさかボルト106のように妙なガスが出てるんじゃないでしょうね?

  幻覚見てない事を祈ります(泣)。

 

  ウィン。ウィン。ウィン。

 

  「……?」

  何の音だろ?

  何かが稼動しているような音だ。足を止めて私はクリスと顔を見合わせた。彼女は頷く。空耳ではないらしい。

  何か来る。

  「ようこそ。ボルト112へ」

  女性の声。

  だがそれは人間ではなかった。

  ロボブレインっ!

  そいつはキャタピラを持つ、円形のゴミ箱のような図体をしているロボットだった。正式名称はロボブレイン。

  両腕に強力なレーザー兵器が内蔵されている。

  ロボとしては初期のものだ。

  当時の技術ではロボットに自我……つまり独自に戦況を把握出来る能力を付加する事が出来なかった。擬似的な人格を付随出来なかった。

  その結果として人の脳を移植したロボットが開発された。

  それがロボブレイン。

  脳の移植はあくまで被験者からの『ボランティア』であり『献身的な奉仕』として記録にはあるものの、実際には当時の囚人達の脳を勝手に抉り出し

  てロボットの頭脳として内蔵したに過ぎない。

  その為か戦闘兵器としては高性能ではなかった。

  何故?

  ほぼ確実に暴走するからだ。

  だけど……。

  「ボルト112へようこそ。センサーの感知結果によると、予定より202.3年遅れでのご到着となっております」

  「はっ?」

  どうやらこのロボブレインは正常らしい。

  攻撃の意思は見られない。

  「先にお進みになる前にボルトテックのボルトスーツにお着替えください。スーツを紛失された場合は私が新たなスーツを配布いたします」

  「はっ?」

  意味が分からない。

  フレンドリーなのはいい。無駄な戦闘をせずに済むからね。

  だけどボルトスーツを着ろって何?

  とりあえず受け取るものの意味がまるで分からない。私達を誰かと勘違いしているのだろうか?

  聞いてみる。

  ロボブレインは人間の脳を内蔵されているので自我がある。

  会話は可能なはずだ。

  「一体どういう意味?」

  「着替えが終わったら階段を下りてメインフロアへ進み、指定されたトランキルラウンジへお入りください」

  「トランキル……はあ?」

  「ボルト112スーツをご着用ください。装備の損傷を避ける為に他の服飾装備は全てお外しください。その上でトランキルレーンにお入りください」

  「ちょっと……」

  「ご協力ありがとうございます」

  「……」

  駄目だ。

  完全に自分の言いたい事だけを話している。会話として成り立たないのは暴走しているのではなく、おそらくはこのロボブレインの使役者、つまりここ

  のボルトを管理している奴の意向なのだろう。そいつが誰かは知らないけどね。

  Drブラウン?

  ああ、それはない。パパの残した資料をジェファーソン記念館で調べたけどブラウンは200年も前の人物。

  つまり全面核戦争の時代の人物だ。

  生きてるはずがない。

  今このボルト112を管理しているのは誰かは知らないけど、ともかくロボブレインはそいつの指示で動いているに過ぎない。

  質問は無駄ってわけだ。

  私達は奥に進む。

  もちろん警戒は怠らない。

  ボルト112はボルト106とは異なり今だ生きている。清掃も行き届いているし設備も万全の状態だ。

  つまり。

  つまりこの施設は稼動している。

  

 

  「……うっわ……」

  思わず私は息を飲んだ。

  そこには。

  そこにはたくさんのポッドがあった。ここがトランキルラウンジとかいう場所でありあのポッドのような球体の装置がトランキルレーンとかいうモノなの

  だろう。見た感じ中には人が入っている。つまりスーツに着替えてあそこに入れという事なのだろう。

  だけど何故に?

  じーっと球体の中を見る。

  人がいる。

  そしてその人の真ん前には、丁度顔の前にはテレビのようなものがある。

  角度的によく見えないけど何かの街並みが映し出されている。

  クリスも中を覗く。

  私がテレビを見ているのに対してクリスは中の人、おそらくは被験者であろう人物の顔を見ている。

  それから彼女は合点したかのように頷いた。

  聞いてみる。

  「何か分かったの?」

  「一兵卒よ、被験者の眼球の動きからして夢を見ていると推察する。ここのボルトでは精神世界の実験をしているのだろう。住民を使ってな」

  「なるほど」

  「詳しくはマトリックスをよく見るといい。多分同じような現象だろう」

  「はっ?」

  マトリックスって何?

  まあいいか。

  ともかく原理や理屈は何となく分かった。ここの研究テーマの理由は分からないけどさ。こんな実験して何の意味があるのかは不明。だけどある程度

  の研究の中身は分かったからよしとしよう。ポッドから離れる。

  ふぅむ。

  ポッドは軽く100はある。

  ただし中に人が入っていないものもある。そしてポッドの間をロボブレインが数体行き来している。よく見ていると一つのポッドをロボブレインは開いて中の

  人物を引き摺りだした。私が動こうとするとクリスが阻む。食って掛かろうかとも思うものの意味は分かった。

  その者は死んでいるようだ。

  ふぅむ。

  つまりは死んだ被験者を引き摺りだしてはどこかに捨ててくる……のだろう。実験には使えないから。

  そして私達はその補充人材らしい。

  いやまあ正確には私かな。

  ボルトスーツを貰ったのは私だけだからだ。

  ……。

  ……正直な話、トランキルレーンとやらは物騒この上ないらしい。

  補充のモルモットになるつもりはない。

  わざわざなる必要もない。

  だけど私は見た。

  ポッドの1つにパパがいたのだ。他の被験者のように球体の中でテレビをじっと見ている。破壊して引っ張り出そうかとも思ったものの、精神が戻って来な

  い可能性もある。ポッドに泣き縋りそうになったけど、堪える。

  今はそんな事をしている場合ではない。

  「アンクル・レオ」

  「なんだ?」

  「クリスを留めておいて。覗かないようにね」

  「分かった」

  クリスに裸を見せてたまるか。

  私は物陰に隠れてボルトスーツに着替える。なにやらアンクル・レオと争うクリスの声が聞こえる。……そこまで見たいのかー(汗)。

  やれやれだぜー。

  物陰で着替え完了。

  私は自分の装備を持って仲間の前に戻る。

  武器も外した。

  不必要だからだ。

  精神がどこかに飛ばされるのであれば物理的な装備は無意味。その程度の知識もあるし、知識があるからこそ事実を受け入れやすい。

  「あれ?」

  私の従者も着替えていた。

  多分ロボブレインからボルトスーツを貰ってきたのだろう。

  「主。自分も行きましょう」

  「グリン・フィス」

  頷き合う。

  万が一の際にクリスとアンクル・レオはここで待機。

  妙な展開になった場合にはロボブレインが敵に回る可能性があるわけだから責任ある任務だ。待機はね。

  「あとの事は任すわ、クリス」

  「任せておけ」

  「任せる」

  「仮想世界が背徳と悦楽の世界だと判明したら私も参戦するからな。……何に参戦するかは、分かるだろう?」

  「……」

  すいません。まるで分かりません。

  本当に任せて大丈夫かな?

  うーん。

  少し自信がないかも。

  ともかく私とグリン・フィスはそれぞれ別々のトランキルレーンに入る。

  そして……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「……?」

  気がつくと街にいた。

  外だ。

  閑静な街並み。

  確か私はボルト112のトランキルレーンとかいうポッドに入ったはず……まさか空間転移したわけではあるまい。つまりこれは仮想空間?

  それはありえる。

  妙な画像を見ていたら意識が飛んだし。

  つまり?

  つまりここは仮想世界なのだろう。

  凄い技術だ。

  ……。

  ……というか戻れるんでしょうね?

  意識だけは機械のシュミレーションの中に取り込まれてしまった。

  何気にまずいかなぁ。

  「えっ?」

  な、何これ?

  今気付いたけど視点が低い。PIPBOYを見ようとするものの腕には装着されていない。あるのは妙なセンスの腕時計だ。それもレトロな腕時計。

  短針と長針がある時計なんて実物で見たのは初めてだ。

  いやまあここは現実ではなく仮想なんだけど。

  時計にはボルトテック社のキャラクターの絵柄が記されていた。

  子供っぽい時計。

  それもそのはずだろう。

  何故なら今の私は子供になっている。鏡がないからなんとも言えないけど腕は19歳のものではない。

  「うーん」

  取り乱す?

  いいえ。

  意外に冷静でいれる。何故ならここが仮想世界だと知っているからだ。仮想世界に現実世界の姿が反映されるとは限らない。つまりこれがこの

  世界で構築された私のキャラクターなのだろう。武器もなく子供の姿の私。

  グリン・フィス?

  いない。

  彼も姿が変わっている可能性は大……てか確実に異なる姿だろう。だとしたら視認しても分かりづらい。相手にしてもそうだ。

  その時……。

  「よお。今日は天気がいいと思わんか?」

  「……」

  おっさんだ。

  おっさんが声を掛けて来た。

  この世界のグリン・フィスの姿かとも思ったけど、そうではないようだ。完全にどこかの田舎町のキャラを演じている。

  どうやら他の面々は個性というのが消されているらしい。

  この箱庭を仕切ってる奴のね。

  おっさんは続ける。

  「なあ、ベティと話してこいよ」

  「……? 誰それ?」

  「お前の事を遊び場で待ってるぜ。楽しんで来いよっ!」

  「……」

  やれやれ。

  妙な展開そうだなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あと4話で第一部完です。
パパ探し終了(=゚ω゚)ノ
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