私は天使なんかじゃない   作:月詠ウサギ

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ヘブン

 

  展開は佳境へと進む。

  待ったなし。

  ここまで行き着いたのであれば人が出来るのはただ一つだけ。

 

  結末を紡ごう。

 

 

 

 

 

  スチールヤードの決戦。

  そこの場に現れたのはパラダイス・フォールズの奴隷商人達だった。

  連中がジャンダース・プランケットを偽ワーナーに仕立て上げて反乱軍を扇動、利用していた。どうやらパラダイス・フォールズはピットの街の状況を

  危惧していたらしい。治療薬が開発されれば奴隷の病死がなくなる。奴隷商人達にしてみれば商売上がったりだ。

  だから。

  だからパラダイス・フォールズは強硬手段に出た。

  いっそピットの街を奪い取ろうという作戦だ。

  街を運営するつもりだったのか略奪するつもりだったのかは分からない。

  その為の手段は軍事力による攻略&マリーを誘拐して交渉する、という二段構えの作戦を講じていた節がある。

  私の拉致、それは私をその為の道具として利用するつもり……だったのかな?

  確かにアッシャー側を掻き乱すだけの実力が私個人にはあった。

  だけど私はそのように演じなかった。

  私は私。

  誰の道具でもない。

  さあ、演じてあげましょう。私らしく。私のままに。

 

 

 

  アップタウン。

  私は舞い戻った。街は瓦礫の山になっていた。もちろん粉々という意味ではない。荒れ果てていた。

  どうやらミサイルランチャーの類を誰かが連射したらしい。

  私達は通りを隠れながら進んでる。敵はとりあえず見当たらない。

  通りに死体は少ない。

  というか、そもそも死体はない。

  そもそもアップタウンはレイダーの街。……ああ、兵士の街ね。

  ここに住んでる面々はスチールヤード決戦に全て投入されているので無人だった。奴隷商人の別働部隊は無人の街を侵攻したに過ぎない。

  だから死体がない。

  まあ、そういう理屈になる。

  それでもここにもわずかな戦力が残されていたはずだ。

  反乱画策して失敗した奴隷達はダウンタウンに追い立てられた。反抗する意思は当分ないだろう(作戦を実行するミディア死んだし)けど完全に

  アップタウンの備えをゼロにするとは考えられない。アッシャーは馬鹿じゃない。最低限の備えを維持するはずだ。

  親衛隊、それと予備兵力。

  それなりの備えはあったはず。つまり私達がスチールヤードから戻るまでは耐えられる。

  そう、踏んでた。

  「ボス。どうします?」

  「考えてる」

  問題がある。

  問題は私達の数だ。

  ストールヤード決戦にアッシャーが投入した全ての兵力が取って返せば奴隷商人の別働部隊はひとたまりもないだろう。

  数の上ではこちらは100に近い。

  アップタウン居残り部隊と連携して奴隷商人の部隊を挟撃、撃破出来る……はずだった。

  「くっそ。トロッグめっ!」

  スチールヤードで奴隷商人とドンパチやったのが結果としてトロッグの群れを引き付けたのだろう。それと血の匂いかな。

  突然トロッグの群れが襲撃して来た。

  アッシャーの軍は全員銃火器で武装しているから負ける事はないけど数が多過ぎた。アップタウンに取って返すのに時間が掛かる。

  アップタウンが襲撃されている以上、このロスは大きい。

  私はデュークに総指揮を任せてアップタウンに戻って来た。

  同行しているのはアカハナ、9名の部下、つまり私の部隊。それとシー&スマイリー。私を含めて計13名。

  私達は行軍をやめて物陰に隠れる。

  ヘブンが見える。

  そこに部隊が集結していた。敵の部隊だろう。ただ、よく見えない。

  数にしたら……30、いや40か。もしかしたら50いるかも。少なくともそれ以上はいないだろう。

  シーがぼやいた。

  「あーあ。ただ働きかぁ。やだなぁ」

  「この状況を解決したらきっとアッシャーがキャップくれるわ」

  「悪いけどあたしは口約束はしないの。前金ない以上は信用しないの。これ過酷なウェイストランドで生きる鉄則なわけよ」

  「ここ、ピット」

  「あっ。じゃあ鉄則の範囲外だね。手伝うってば。友達じゃん。手助けおっけー☆」

  「……」

  軽い奴だ。

  「でも報酬は貰うからね」

  「はいはい」

  「ボス、愚見ですがよろしいですか?」

  「どうぞ」

  アカハナはアカハナで堅苦しいなぁ。

  グリン・フィスと良い勝負かも。

  「PIPBOYで確認してみてはいかがですか?」

  「確認?」

  「どれだけの数がいるかは分かりませんが無線で連絡し合っている可能性もあるのでは?」

  「ああ。なるほど」

  確かにそれはそれでありえるだろう。

  飛び交う無線をPIPBOY3000で傍受すれば何かが掴めるかも知れない。情報があれば相手の状況が分かる。

  ピピっ。

  PIPBOYを操作する。

  すると音声が飛び込んで来た。相手の無線を傍受したらしい。

 

  『こちらアイス小隊。ストリートの制圧を完了しました。敵影は見当たりません。車両の鹵獲に成功、指令があるまで待機します』

  『報告します。我々はサード小隊です。狙撃位置に付きました』

  『ローグ中隊、突入準備完了。指示を待ちます』

 

  「……奴隷商人じゃ、ない?」

  傍受した無線の内容は奴隷商人らしくないものばかりだった。

  少なくとも訓練されている感がある。

  いずれにしてもこのまま出て行くのはまずいだろう。敵さんの部隊は完全に集結、突入準備が完了している。そんな状況の中のこのこ出て行くのは自殺行為。

  私はまだこの世に未練あります。

  むざむざと無謀な事をして自殺する気はない。

  さてさて。

  どうしたもんかな。

  「潜入すべきじゃないか、ミスティ」

  「潜入? スマイリー、確かにそれは一番だけど……どうやって?」

  ここまで死体を見ていない。

  それはつまりアッシャーの部隊は逃げたか、それともアップタウンの維持に必要な最低限の防衛兵力はヘブンに、屋敷に立て籠もっているかのどちらかだ。

  おそらく後者だろう。

  だからこそ敵さんは自部隊の集結の完了を待っていたのだ。

  全戦力で全力で潰す気だ。

  この場合、私達が連中の背後を衝くのも手だけどリスクが高い。狙撃部隊もいるのであればまともにぶつかるのはヤバイ。

  屋内での戦いに持ち込む方が、この場合は最善だろう。

  だけどどうやって屋敷に入る?

  普通に扉から入れれば一番だけど敵さんがそれを許してくれるとは思わないし思えない。

  「アカハナ、抜け道は?」

  「あるかもしれませんが俺には分かりません」

  「上手い飯作ってくれるなら俺が教えてやるぜ、ミスティ」

  「スマイリー、知ってるの?」

  「グルメに任せとけって」

 

 

 

  「出口はトイレかよ」

  「文句言うなって」

  スマイリーの先導で私達はヘブンに入り込む事が出来た。下水道から屋敷内部に到達。

  ただまあ、トイレにある排水溝ぶち破って中に入るという手段はどうなんだ?

  ……。

  ……何気に汚された気分です。

  おおぅ。

  だけど、まあ、とりあえず屋敷に入り込む事が出来た。

  まずは上々だ。

  問題は下水道を進んで屋敷に入り込む間にも時間は流れて至って事だ。屋敷内で銃声と怒声が響く。

  耳を澄ます。

 

  「ちくしょうっ! 入り込まれたぞっ! これ以上は許すなっ!」

  「押し返せ、親衛隊の意地を見せろっ!」

  「ぎゃあっ!」

 

  ふぅん。

  敵部隊の一部が屋敷に侵入したってわけだ。

  数の上ではそれほど劣勢ではないはず。少なくとも圧倒的な数の差で成す術もなく壊滅する、という展開ではないはず。敵が誰であろうともここに

  攻め入った目的はアッシャーの家族なのは確かだ。

  アッシャーの命、マリーの身柄、研究データの強奪、おそらくこの中のどれかだろう。

  いずれにしても奴隷王に関する事だ。

  上だ。

  上を目指そう。

  執務室か研究室か寝室か、まあ、そのどこかにアッシャーとその家族はいるだろう。

  侵入した敵はそこに向ったはず。

  根拠?

  あるわ。

  入り込んだまま姿を消したから。

  もしもアッシャーの手駒の壊滅を望むなら侵入しようとしている友軍と連携して戦うはず。なのにそれをせずに奥に消えたのであれば目的はアッシャーだ。

  多分相手さんも焦っているのだ。

  スチールヤードでトロッグと戦闘しているアッシャーの主力が舞い戻って来たら敵さんは成す術もないはず。

  あくまで敵さんが絶好調なのは主力不在という好機があるからであって戦力的に有利に働いているからではない。戦略的には有利だろうけどさ。

  ともかく。

  ともかく敵さんは主力が戻る前に決したいのだ。

  それならそれでいい。

  どっちにしてもアッシャーの救出が必要不可欠だろう。だけど入り込んだ連中がごく少数ならこんなにゾロゾロと引率する必要はない。

  「アカハナ」

  「はい。ボス」

  「敵の侵入を防いでいる連中と合流して。全員を連れてね」

  「全員を?」

  「そう」

  「シーリーンさんやスマイリーさんも、ですか?」

  「ええ。そういうわけだからシーとスマイリー、よろしく」

  2人は頷いた。

  どちらにも報酬の約束は取り付けてある。一応は報酬という名目が契約として成り立っている以上、文句は言うまい。実際2人は素直に頷いた。

  ただアカハナは納得行かないようだ。

  私は語気を強める。

  「命令よ」

  「命令には従いますが、しかし……」

  言い争うつもりはない。

  私は語気を強めつつ、断定的に一気にまくし立てる。

  「入り込んだのは少数、不意を衝けば1人で何とかなるわ。問題はここに入り込もうとしている連中の方よ。こっちの主力が戻る前に全部入られると

  面倒になる。籠城してる側の方が防御力が高いわけだからね。侵入しようとしている部隊の排除、そっちが急務よ。異論は?」

  「分かりました。命令に従います」

  「よし」

  指揮権をアカハナに任せ私は上層に向かうべく移動を開始する。

  私の武器は44マグナム一丁、インフィルトレイター。もう一丁の44マグナムはスチールヤードで落としたまま。全部終わったら探しに行こう。

  さて。

  「全部終わらせるわよ。問題は?」

  「ありませんボス」

  「ないよー☆」

  「皆が笑える結末にしようぜ、ミスティ」

  それぞれに役目がある。それをこなすだけだ。

  さあ終わらせようっ!

  「行動開始っ!」

 

 

 

  別行動して私は隠密で動く。

  物陰から物陰に。

  ただ屋敷内に、上階に敵の数は見当たらなかった。それはつまり防御を突破して入り込んだ敵は少数と見るべきか。

  そして目標がハッキリしているのも分かった。

  一目散に上層を目指したのだろう。

  そう。アッシャーの場所に。

  屋敷の下層からは銃撃音が響いてくる。今のところはまだ防衛に成功しているのだろう。ただ問題は相手の規模と兵装が分からないのが痛い。

  武装で劣れば敗北の可能性もあるわけだから。

  今、私達に必要なのはアッシャー家族の保護と敵の攻撃を持ち応える事だ。

  スチールヤードの主力が戻るまでは防戦一方でも構わない。

  敵の殲滅はその後だ。

  さて。

  「声が聞こえてくる。こっちか」

  怒鳴り合いが聞こえてくる。

  何を言い合っているのかは分からないけどアッシャーの執務室の方からだ。

  私は静かにそちらに向かう。

  隠密行動。

  執務室の扉は開いていた。中が見える。

  「あれは……」

  ぴたり。

  物陰に張り付き私は執務室の内を観察する。

  膝を付いているアッシャー、敵に羽交い絞めにされているサンドラ、マリーの泣き声も聞こえる。捕虜にされてるのかは分からない。姿がここからは

  見えないからだ。ただ泣き声があるのだから生きているのだろう。よかったよかった。

  問題は室内にいる敵だ。

  見覚えがある。

  黒い専用コンバットアーマーを着込んだ連中。

  タロン社だ。

  ……。

  ……何故タロン社がここにいる?

  奴隷商人と連動?

  まさか、それはないだろ。

  もしも両者が連動しての行動ならスチールヤード決戦の際に姿を現したはずだ。奴隷商人は自分達の不利を訴えて救援を要請したはずだ。

  その場合、タロン社は要請を快諾しただろう。何故ならスチールヤードにはアッシャーの主力が集結していた。

  つまりアッシャー郡の背後が衝けた。

  戦略的に考えるならそっちの方が有利なはずだし効率的だろう。あえて救援を無視しアッシャー抹殺もしくは拘束を強行したとしても軍の主力は残る。

  奴隷王が存在せずとも軍そのものは残るわけだから脅威は消えない。

  いずれ主導権争いで内部崩壊するにしてもだ。

  私なら挟撃してまず軍を潰す。

  なのにそれをしなかった。

  救援出す暇がなかったのか、タロン社が救援を蹴ったのか、それとも最初から無関係なのか。

  「無関係の可能性が高いかも」

  私は呟く。

  その可能性が濃厚だろう。パラダイス・フォールズとタロン社は同盟を組んでるとか聞いたようなうろ覚えな記憶はあるけど、今回はお互いに別行動であり

  たまたま双方の目標がピットだっただけ。偶然被っただけと考えた方が正しいのかもしれない。

  だが何故ここにいるのだろう。

  治療薬絡み?

  それはありえないだろ。

  いやまあ、断定は出来ないけどピットと繋がりがあるとは思えない。あくまで私見だけどさ。

  連中の武装を見る。

  腰にはトカレフTT-33、安全装置のない旧ソ連製の実用一辺倒の銃だ。

  こいつらが携帯している自動小銃も旧ソ連製だった。

  AK-107だったかな?

  AK-47の後継タイプだ。それもかなり後の時代。そういう意味では最先端だろう。出回っているタイプの火器としては性能が高い。

  旧ソ連製で統一されている。

  タロン社はしばらく見ない内に武装を一新したのだろうか?

  もしかしたらピットに攻め込んだ連中はエリート部隊なのかもしれない。今までの連中とは完全に武装の質が高い。

  連中の指揮官が膝を付くアッシャーに笑い掛ける。

  左手でマリーを抱いている。

  それでか。

  それでアッシャーは抵抗出来ないのだろう。

  赤ん坊を人質にする。

  私の感性ではそれは確実な悪だ。

  そしてマリーを人質にしているのは金髪のタロン社のメンバーだった。見覚えがある顔だ。カールだ。

  何故ここに奴がいる?

  奴はまだこちらに気付いていなかった。

  奴はアッシャーに言う。

 

  「奴隷王、お前にもお前の王国にも我々は興味がない。すぐに退散するよ、約束しよう」

  「何が目的だ」

  「お前の餓鬼とお前の女房、お前の研究していた治療薬のデータだ。つまりお前以外が必要ってわけだ。もちろん俺達にはその双方は必要ではない。依頼だよ」

  「どういう意味だ?」

  「そのままだ。リトルホーンが何故か治療薬にご執心でな。俺達タロン社は出資者の命令で動いているに過ぎん。まあ、出世にも影響するし確実にこなしたい」

  「くっ!」

  「おおっと動くなよ。タレットはここにいる軍曹がハッキングしてこちらが押さえてある。お前を殺すのは容易いんだぜ、奴隷王」

  「タロン社とは何なんだっ! 何故俺達に関るっ!」

  「理由は依頼だからだと言ったはずだ。ああ、自己紹介が遅れたな。俺はカール中佐だ。現在この特務大隊の指揮全権を任されている」

 

  中佐か。

  出世したもんだ。

  リトルホーンが誰かは知らないけどタロン社の出資に関っている人物らしい。

  それにしてもアッシャーはタロン社を知らないようだ。ミディアはスーパーミータントを知らなかったしウェイストランド限定なんだな、タロン社って。

  「んー」

  さてさて、どうしたもんか。

  室内にはタロン社のメンバーが8名。数としては大した事はないけどアッシャー家族。アッシャー自身もその例外ではない。私が踏み込めば殺されるだろう。

  タレットは相手に押さえられてるらしいし。

  一見鎮圧は問題ないように思えるけど……いや、鎮圧そのものは簡単だ。

  問題は死傷者を出さずに終わらせる事が困難だという事だ。

  人質のサンドラとマリーはある意味で商品、リトルホーンとかいう奴が治療薬完成の為に必要な商品だから殺す事はしないだろう。何故リトルホーンが

  治療薬の完成を狙っているのかは分からないけどさ。問題はアッシャーだ。彼は対象から外れている。

  タロン社としては殺しても問題ない人物だ。

  つまり。

  つまり私が踏み込めば連中はまずアッシャーを殺すだろう。私の気勢を殺ぐ為に。もちろんそれ以前に驚いてアッシャーに引き金を引きかもしれない。

  銃口は全てアッシャーに向いているからだ。

  ならば。

  「注意を逸らすか」

  ピピ。

  私はPIPBOY3000を操作する。

  前にタレットをPIPBOYで遠隔操作出来るように私は操作してある。パラメーターを調整、狙いはタロン社の……よし、狙いは4名だ。

  敵は8名いるけど4名に限定しておく。

  サンドラとマリーが人質だしタレットの機銃が当たる範囲内の敵は除外。タレットの命中精度はあまり高くない。

  少なくとも『サンドラを羽交い絞めにしているタロン社のメンバーだけ射抜く』という器用な事は出来ない。

  あくまで私の狙いは相手の隙を作る事でありタレットでの一掃ではない。

  タレットはあくまで手段の1つだ。

  「よし」

  まだタレットの起動はしない。

  ハッキングして沈黙させた軍曹がどいつかは知らないけど見た感じでは携帯用端末を持ってる奴はいない。

  直接備え付けのパソコンから沈黙させたのだろう。

  軍曹はここにいる。

  何故ならカールが『ここにいる軍曹が云々』と言った。この場にいるのだろう。

  口が軽いのは仕官としての最大のミスですよ、カール中佐閣下。

  さて。

  「あらカールじゃない。久し振りね。しかも中佐に出世なんて私も嬉しい限りよ。私と会ってから運が向いてきたんじゃないの?」

  「おお。これはこれは賞金首の赤毛じゃないか。お前のお陰で出生街道まっしぐらだぜ。はははっ!」

  私は右手で44マグナムを、左手でインフィルトレイターを手に室内に入る。

  一斉にタロン社のメンバーの視線は私に集中する。

  だけどすぐに発砲はしない。

  カールが目で制したからだ。それなりにカールとは因縁がある。カールにしてみれば有利な状況を楽しみたいのだろう。もちろんそれとは別に私が手にした

  銃を高く上に上げている。すぐに撃つ体勢ではない。私は膝を付くアッシャーの側まで来ると立ち止まり銃を床に捨てた。

  「降参するわ。降参」

  「ほう」

  カール中佐は目を細めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




タロン社襲来(=゚ω゚)ノ
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