短編集。   作:ゆ☆

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まさかの続きです。

意味不明ですがそれでもよかったらどうぞ。


相模南という女2

あの好きなものを嫌いだという作戦を実行してからというものここ最近は気付いたら至る所に相模の姿を見る。

 

学校帰りにふらっと寄ったコンビニでたまたま出くわしたり

 

ベストプレイスで昼食をとってる最中にたまたま相模が通りかかったり

 

果ては、数学の時間寝てて次の授業が移動教室なのに誰も起こしてくれなかった時にたまたま通りかかったらしい相模が何故か顔を真っ赤にして怒って、罵倒されながら起こされたりした。

 

 

もはやこれは偶然なのか疑問を覚え始めてくる。

 

 

そこで俺はあることを考えついた。

 

 

それは、、独り言で行き先を言えばそこに相模が現れるんじゃないだろうかと。

そしてもし現れたら、隠れてその姿を目撃してやろうじゃないか。

 

独り言を言うとかちょっと危ないやつに見えるかも知れないから小声でボソッと言うか。

小声でボソッと言うのはボッチには備え付けのスキルだからな。

 

 

☆☆☆

 

 

さぁ、作戦決行しようか。

 

 

まずは本当に現れるのかの実験だな。

 

 

「さてと、もう昼だしいつもの場所に行くか」

 

 

と呟き、ベストプレイスに移動する。

そして現れてもいいようにいつもの場所が見渡せる物陰で昼食をとろう。

 

 

来ないなぁ。なんだか馬鹿らしくなってきた。そろそろいつもの場所に戻るかと立ち上がったその時、相模が現れた。

 

 

マッカンと自分の飲み物片手にキョロキョロしている。

 

 

もしや、これはビンゴなのか?

 

 

いや、しかし1回だけだと偶然の可能性も捨てきれないな。

もはや飲み物を2本持ってるからいつかの由比ヶ浜と一緒で友達との罰ゲームで飲み物を賭けていただけかもしれないしな。

 

 

何回か試すしかないか?

 

 

 

☆☆☆

 

 

何日かかけて試した結果

 

 

来たり来なかったりだった。

 

 

むしろ来ない時の方が多い。

 

やはり偶然なのか?

 

 

最後に1回だけ試して止めるか。

なんだか自意識過剰で恥ずかしくなりそうだしな。

 

 

「んー今日は帰りに図書館に寄って行くかー」

 

といつもとは違い普通に話すくらいのボリュームで独り言を言ってみた。

 

 

視線を感じるが無視だ。

 

 

まぁ今日は図書館開いてないんだけどな。

 

 

☆☆☆

 

 

最近は勇気を出して偶然を装って比企谷の後をつけている。

 

1回目は本当に偶然だったんだけどなんだか隠れて会ってるみたいでドキドキしてしまい癖になってしまった。

 

 

我ながら気持ち悪いとは思うけどあのドキドキは誰にもわからないだろう。

 

 

あいつの行動パターンを見ていると昼食時はどこかに行ってるらしい。

 

それを知るために、いつもは友達と昼食をとっているけどあれこれと理由を付けて校内を探し歩いた結果テニスコートを眺めることができる、非常階段の下で昼食をとっていることがわかった。

 

 

あいつの観察を隠れてするのは本当に面白いけどやっぱり間近で顔を見るとドキドキして何物にも代え難いものがある。

 

 

ある日移動教室なのに寝ている比企谷が居た。

どうやら、結衣ちゃんや戸塚君は先に向かっていて気付かなくて起こしてもらえなかったらしい。

 

周りは既に誰も居なく、ウチだけだった。

 

こ、これ起こした方がいいよね…。

 

 

うわっ近くで寝顔見ると普通にイケメンに見える…。

目意外は案外イケてるじゃんこいつ。

 

なんだかいつもより余計にドキドキする。

 

 

「ね、ねぇ起きなって」

 

身体を少し揺らしてみたが起きなかった。

 

辛抱強く揺らして声をかける。

 

「ちょっと!起きなきゃやばいよ?」

 

 

「おう…。」

 

その甲斐あってか起きたみたいだった。

 

 

「ってなんで相模?」

 

 

「なんでって、たまたま通りかかったらあんたが寝てたし遅刻したら次の授業の先生怒ると恐いから起こしてあげたんじゃん。そんくらいわかれし馬鹿じゃないの?」

 

ついドキドキのせいか早口になってしまう。ついでに余計な一言まで言ってしまい自己嫌悪に陥りそうだった。

 

 

「お、おう。悪いな。サンキュ」

 

 

「別に?あんたのためじゃないけどね」

 

ふいにお礼を言われて安っぽいツンデレ気味になってしまった。

 

 

そんなこんなで最近は勇気を出して比企谷と接触を試みている。

 

まぁまだ話しかけたりは出来てないけど…。

 

 

ある日、あいつがボソッと独り言を言っていた。

 

 

どうやら昼食を食べにあの場所に行くらしい。

 

何を独りで話していたかはわからないけどあいつの行動パターン的にはあそこで間違いないだろう。

 

 

よし、今日は勇気を出してあいつがよく飲んでいるあのコーヒーを差し入れしてあげよう。

 

…そろそろ友達に怪しまれそうで別の意味でドキドキする…。

 

 

適当に理由をつけ自販機に寄った後あの場所へ行ってみたが、居ない。

 

もしかしてウチの読みは外れたんだろうかと思っていると目立たない物陰からあいつのアホ毛が見えた。

 

流石にあの場所まで行ったら怪しまれそうだから今日は断念するしかないようだ。

 

 

 

それからもあいつは何かを言っていて、それをよく聞いてみると行き先を言っているようだった。

 

ウチはそこで感づいてしまった。

 

もしかして、ウチがストーカー紛いのことをしてるのバレてる?と。

 

そういえばこの間からあいつは自分が行き先をつぶやく癖に行ってみると居なかったりする時があったのはそういうことなのだろうか。

 

 

そこからは一種の戦いのように感じた。

 

自分の欲求を抑え、あいつのいるところに行かないように気をつけた。

まぁ、たまにその欲求に負けるけどバレてないよね…?

 

 

流石に自分でもこれ以上はやばいと思い最後にしようと思った。

 

その日も比企谷は独り言を言うのかと思いきや普通のボリュームで行き先を言っていた。

 

これが自分へのメッセージに感じる辺りだいぶ拗らせているかもしれない。

 

 

☆☆☆

 

 

あいつより早く学校を出て図書館に向かうと、図書館は閉まっているようだった。

 

うぅ…どうしよう。

閉まってることを教えてあげた方がいいんだろうか。

 

ここまで来たからには一言くらい話して終わりたい。

 

そう決めて比企谷が来たら、図書館閉まってるよ。って伝えてあげよう。

 

 

しかし、待てども待てども比企谷は来なかった。

辺りはもう暗い。

 

後10分待って来なかったら帰ろう。

 

と、その前にお花を摘みに行こう…。

 

 

お花を摘み終わり、ベンチに戻るとあの甘いコーヒーと紙が置いてあった。

 

 

「こんな寒いところにずっと居ると風邪引くぞ。比企谷」

 

と書いてあった。

 

 

完全にウチの負けだった。

 

 

しかし、こんな些細な優しさがとても嬉しく感じてしまう。

 

ウチがストーカー紛いのことをしてるのがバレていることなどもうどうでもよくなってしまった。

 

 

バレててもあいつに会いたかっただけなのかもしれない。

 

もしかしたら引かれてるかもしれない。

 

その時はいっぱい謝ろう。

いっぱいいっぱい謝って文化祭のことも謝ろう。

 

 

 

甘いコーヒーを握ると、とても暖かくてそれはどこかあいつの暖かさのように感じた。

 

 




続きを書いてみましたがやっぱり駄文になってしまいました…。
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