...そんな事より小説書けって話ですね。数少ない読者様のために今日も脳を絞ります。
「ねぇ、優。ちょっといい?」
「ん、何?トイレでも行きたいの?」
「んなわけないでしょ。す、凄い言いにくいんだけどさ。あの...」
「何?何やらかしたの?」
「ーーった。」
「え?何て?」
「...迷った。」
という訳で、私達は絶賛道に迷い中である。
いや、妹紅が悪い。私が前を言った時も何度か迷って死にかけたりもしたけど、今回は完全に妹紅が悪い。だって妹紅、自信満々で『この辺りの事は詳しいから道案内は任せて!...優に任せたらすごい怖いし。(ボソッ)』とか言うから私が無理やりやるよりも良いかと思って任せたらこれだよ!つまり俺は悪くねぇ!
まったく、おてんば妹紅ちゃんは今に始まったことじゃないけどこういう真面目な時ぐらいは控えてほしいもんだね。恥ずかしがってる妹紅はすごい可愛いけどね。
「いや、違うんだって!ほんとに小さい頃はよくここ通ったんだって!」
「はいはい。聞き苦しい言い訳は分かったから取り敢えず進みましょうねー。」
「むー、信じてよー...。」
あ、ぷくーっと膨れた。こんな妹紅も可愛い。ほっぺを今すぐつつきたい...。
...って、そんな事考えてる場合じゃない。今は結構
しゃーない。また迷われたら困るけど、私が前を行くよりもよっぽどましか。もっかい妹紅に頼もう。
「おーい、もーーー」
後ろを向くと、下に落ちていく妹紅。あ、凄い顔してる。って、こんな所に落とし穴?んなわけない。私が通った時は落とし穴なんて無かった。じゃあ何か?分からないけど、とにかく妹紅がまずい!
「おぉぉぉぉぉぉこぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
全身全霊をかけて妹紅の方へと跳ぶ。だが、そんなふたりの間に突如として現れたのは...
「は?...穴?」
突如として空間が裂け、穴が現れる。その穴の中の数え切れない程の目が一斉にギョロり、とこちらを睨む。
これはやばい、と思ったのも束の間、優は穴に吸い込まれていった...。
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「ぐえっ」「ぐふっ」
2人とも強く背中を打ち付け、苦悶の声を漏らす。
いたた、と呟きながら立ち上がると、なんと辺りは和風の家に変化していた。正方形のような形の部屋で、4面には障子がついている。
「妹紅、大丈夫?」
「ん。まあ背中がジンジンするぐらいかな。」
「じゃあおけ。取り敢えずどっかに進もうか。」
「だねー。じゃあ何となく前で。」
妹紅の希望通り、前の障子を開ける。
「いや何これ。」
そこには、先ほどの部屋と同じような光景が広がっており、唯一違う点は私たちが居ない程度である。
「これは...どうする?」
「まあ、もう1回どれかに進もうか。」
そう言って、今度は右側の障子を開く。そこはまあ当然の如く同じ光景が広がっていた。あ、だめやん。これ無限ループやん。
「...優、いい事思い付いた。」
そう言って妹紅はニヤリと微かに笑う。私は知っている。この笑いは妹紅が何かやらかす時の笑いだ。
「妹紅?まさか実力行使とか言わないよね?」
「言うんですよそれが」
「やめて下さい誰かにすごい怒られる気がします。」
まあそれだけじゃなくて、人の家を勝手に壊すって言うのは人としてどうかと思うところもあるけどね。...私、人じゃあ無いんですけどね。そう考えると私ってますます人っぽいなぁ…と思う今日このごろ。
「私今、凄いイライラしてるの!」
「まあまあ。取り敢えず一方向にひたすら進んでみよう?壊しても解決しないこともあるよ。」
「むー、スッキリしないー。」
「はいはい。ストレス解消はまた今度。」
何とか妹紅の破壊衝動を抑え、次へと進む。妹紅はいつもは可愛いが、ストレスが溜まるとやばいのが玉に瑕だ。お陰で一回、...いや、二、三回は死にかけた。あの時の妹紅はまじ怖かったです。はい。目がギラギラしてていかにも血に飢えてますって感じでしたね。おお、こわいこわい。
まあ、ストレス溜まってるのは妹紅だけじゃないんですけどね。さっきから数えてたら、もう数十部屋は過ぎたはずのに、一向に景色が変わらない。最初は和室って綺麗だな〜的な感じだったけど、流石にそろそろ嫌気が差してきますわぁ...。
...と、やっと着いた感じがする。大体三十七部屋ってとこかね。え、なんで分かるかって?乙女の勘ってやつですよ。私、もう年が乙女ってレベルじゃないんですけどね。妹紅より
「さて、妹紅。行く?」
「モチのロンですよ。取り敢えず殴りたい。」
「どうどう、落ち着きましょうねー。」
そう言って、最後の障子を開ける。
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「あら、意外と早かったのね。」
そう言って、座布団から...って、え?今、座布団が回ったんですけど!?...ほう、私が知らない間に座布団は回るようになっていたというわけですかそうですか。
と、素朴な疑問は置いといて。
白い帽子に紫の服。すらっと伸びた背。うん。何か凄いこと出来ますよオーラが漂っておりますな。この間の幽香戦が軽くトラウマだから大物には会いたくないんですよ。ガクブルガクブル。
何はともあれ、会話をしよう。会話の力は偉大だ。1にコミュニケーション、2にコミュニケーション。実力行使?知らない子ですね。
「...あなたがこれ、仕組んだんですか?」
「そうだと言ったら?」
「取り敢えず謝ってください。あ、呼んだ事じゃないですよ、アポを取らなかった事です。お陰で横のーーーあ、申し遅れました。私は優、と言います。こっちは藤原妹紅ーーーんで、その妹紅がストレスでブチギレそうなんですよね。」
『殺す!』とか『ふーん。』みたいな反応が返ってくると思っていたのか、どうやら意外な反応だったようで、
「そうね。ごめんなさい。早く貴女に会いたかったの。でも、事前に言えば面白くないでしょう?」
「そのせいで私が死ぬと意味無いですけどね。」
「フフッ。笑えない冗談ね。」
「その笑いは何なんですか…。」
「...あー、あのさ。そろそろいい?」
「ん、どしたの?」「あら、何かしら。」
「結局用件は何なの?優に用事みたいだけど。」
そうだ、すっかり忘れていた。実際はこの人の家に招待されただけかもしれないけど、第三者から見ればこれは立派な誘拐にしか見えない。
「単刀直入に言うわ。」
単刀直入単刀直入って、大物は『単刀直入』...いや、四字熟語が好きなんですか?...私も使えば強く見られるかな?
「貴女...『楽園』に興味は無い?」
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その後、あらかた
妖怪も、人間も、神様までもが平和に暮らせる世界。その世界を紫の能力、『境界を操る程度の能力』を使って作るプロジェクト。それが、通称『楽園』という訳だ。
私が呼ばれた理由は主に二つ。
1、『楽園』の正式名称を考える。
2、大まかなルールを作る。
こんな『楽園』の大部分に関わる仕事を任されたのは何故かと問うと、「貴女に興味が湧いたから。」だそうだ。
まったく、そんな事で私なんかを選んでしまって良かったのか。もし私が断ったらどうするつもりだったのだろう。まあ、私は優しいから断りませんけどね。どやぁ...。って、紫が目を付けたのはそこの私のお人好しな所か。ガックリ。
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紫の発案した一大プロジェクト、『楽園』。
実際、興味はすごくある。今でこそ妖怪は恐れられているけど、そのうち人間も発展してくるだろう。そうなれば妖怪に居場所は無い。妖怪にとっては願ったり叶ったりな話だ。
でも、心のどこかで不安な気持ちもある。妖怪でも人間でも無い私に居場所はあるのか、と。また、あの記憶が呼び戻されるのか、と。
それでもきっと、私は楽園に住むのだろう。
妖怪に除け者にされても。人間に避けられても。
私はきっと、どこかで何かしらの居場所を見つけて、そこに住むのだろう。
それでももし、私が除け者にされなかったら。避けられなかったら。
私は心から笑い、その生活を楽しむだろう。
そんなちょっとした
うっす。やっと出てきました、幻想郷。
私はにわかなんであんまり知りませんが、出来るだけ色んなキャラを出そうと思っています。
なんで、著しいキャラ崩壊が起こると思われますが、ご了承ください。
それでは、また〜。