楓「むみ入荷しました。」   作:イオリ・マエステラ

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第5話

ミシェル「むみむみむみむみむみむみぃ~~~!!!!!」パァァァァァァァァ

 

 

楓「こ、この光は…いったい!?」

 

 

?『か…えで…かえで………』

 

 

楓「えっ!?」

 

 

楓父『楓…大きくなったね…』

 

 

楓「あ、あぁ…お父様……」

 

 

楓母『楓ちゃん…本当に立派になったわね…』

 

 

楓「お母様…どうしてお二人が……」

 

 

楓父『お前のお友達が私たちを呼んでくれたんだよ』

 

 

楓「ミシェルが?」

 

 

ミシェル「えへへ♪ミミ、頑張っちゃった♪」

 

 

楓「ミシェル…ありがとうございますわ!」

 

 

楓母『うふふ、楓ちゃんにいいお友達ができてよかったわ』

 

 

楓父『あぁ、引っ込み思案な子だから心配していたが、杞憂だったようだな』

 

 

楓「もぉ~いつの話をしてますの!」

 

 

楓父『はは、すまんすまん。親にとって子供とは、いつまで経っても可愛い子供のままなのだよ』

 

 

楓母『楓ちゃん、こっちにいらっしゃい』

 

 

楓「え、あっ…」

 

 

~優しく暖かい手がそっと頭を撫でた~

 

 

楓母『本当はもっとこうしててあげたいの…けど』

 

 

楓父『あぁ、物事には必ず終わりがある…』

 

 

楓「もう…さよならしなきゃいけないのですか…?」

 

 

楓父『そうだ。短い時間であったかもしれないが、同時にかけがえのない時間だった』

 

 

楓母『楓ちゃん…生まれて来てくれてありがとう…お母さんたちはいつもあなたの事を見守っているわ』

 

 

楓「お父様…お母様……ワタクシ…ワタクシ!お二人に会えて本当に幸せでしたわっ!!!!!」

 

 

~最後の言葉を聞き届け、楓の父と母は光の粒となり消えていった~

 

 

楓「……………………」

 

 

ミシェル「……………………」

 

 

楓「ミシェル…ありがとうございますわ……あなたのおかげでワタクシ、もう一度お父様とお母様に会えました…」

 

 

ミシェル「よかった…楓ちゃんの願い、叶えることができて……」

 

 

楓「………ミシェル?」

 

 

~振り向くとミシェルは足元から少しずつ光の粒へと変わっていた~

 

 

楓「そ、そんな!!!まさかあなた…あなたまで!!?」

 

 

ミシェル「むみぃ~ミミたちはね、人の願いを叶えるのがお仕事なの♪でも、誰のお願いでも叶えられるわけじゃない…楓ちゃんが愛たっぷりで育ててくれたから、ミミの声が聞こえたんだよ?」

 

 

楓「あ、あぁ……待って!あなたが居なくなってしまったらワタクシ!!!」

 

 

ミシェル「楓ちゃん…目が覚めてもミミのお友達でいてくれるかな…?」

 

 

楓「友達だなんて…あなたはワタクシの家族でしょう!!!?」

 

 

ミシェル「!!ありがとう…本当にありがとう…ミミね、楓ちゃんに会えて…本当に…本当に!」

 

 

『幸せだったよ』

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

楓「ミシェルぅぅぅぅ!!!!!!」ガバッ

 

 

楓「ハァ…ハァ………?」

 

 

~いつもと変わらない自分の部屋がそこにはあった~

 

 

楓「ゆ、夢…?ワタクシ夢の中で………」

 

 

楓「涙…ワタクシ……なんで泣いてるのかしら…」

 

 

~ふと部屋の隅に目をやると、空っぽのケージが飛び込んで来た~

 

 

楓「………?ワタクシ、ペットなんて飼ってたかしら……?」

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

リポーター『テレビの前の君たちにビッグニュースのお知らせだっ!!世界一可愛いと言われているハムスターがなんと日本に上陸だぁっ!!!お求めは近くのペットショップまでっ!!!急げ急げ~(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎』

 

 

~ペットショップ ジョカ~

 

 

ヴィンセント「あ~も~忙し忙しい!なんだってこんのクソ忙しいタイミングでバカ売れのハムスターなんて仕入れたの!」

 

 

ブラッド「いや、仕入れたのは兄さんじゃ」

 

 

ヴィンセント「あぁん!?なめてんじゃねーぞおるぁ!!」ムチピッシャ-

 

 

ブラッド「あばばばばば(^q^)」

 

 

楓「……………………………」

 

 

ヴィンセント「ん…どうした、何かあったか?」

 

 

楓「なんだか忘れてはいけない事を忘れてしまったような気がして…」

 

 

ヴィンセント「忘れてはいけない事?」

 

 

楓「えぇ…ワタクシの大切な友達との…いえ、家族との約束だったような…」

 

 

ヴィンセント「そうか…まぁ、なんだ。本当に大切な事なら、そのうちちゃんと思い出せる。だから、そうしょげるなって、な?」

 

 

ブラッド「に、兄さん…やっぱあんた最高だよ(号泣)」

 

 

ヴィンセント「けっ、褒めても何も出ないつーの!さ・て・と、今日はお前らに大事なお知らせだ」

 

 

ブラッド「お、なんだなんだー?」

 

 

楓「?」

 

 

ヴィンセント「最近めちゃくちゃ忙しいからな、強力な助っ人を雇ったのさ!入ってきな!」

 

 

楓「!!」ダッ

 

 

ブラッド「お、楓お前とおんなじぐらいの女の子じゃないか…」

 

 

ガバッ

 

 

~見知らぬ女の子だった…そう、初めて会うはずなのにワタクシはその子に抱きついていた~

 

 

「えへへ、ただいま楓ちゃん…♪」

 

 

「おかえりなさいっ!!!」

 

 

~おしまい~




~あとがき~

ここまで読んでいただきありがとうございます!

昔飼っていたハムスターのことを思い出しつつ、今回は書いてみました。

今は家に猫がいるので、ハムスターを飼いたくても飼えなかったりします(苦笑)

さて、《楓「むみ入荷しました。」》いかがだったでしょうか!

少し駆け足気味になってしまったかもしれませんが、少しでも面白いと思えてもらえたなら幸いデス♪

それでは、また次の作品でお会いしましょう。

By イオリ・マエステラ
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