城下町のダンデライオン 長男のドタバタ生活 作:てこの原理こそ最強
こんにちは、櫻田神です。今オレは双子の妹の葵と葵の小さい頃からの友達の静流、菜々緒、卯月の4人と下校している。だが葵がいつもとは違う。サングラスとマスクを装備している。あぁ今日は"あの日"か
「葵、大丈夫?」
「(コクコク)」
「葵の花粉症ってランダムにくるよね」
「気をつけてくださいね」
「(コクコク)」
葵は3人が言うことにただただ頷くだけだ
「そういえば、神は大丈夫なの?」
「オレか?まぁ」
「双子でも体質が違うんですかね」
「頭のよさを全部葵に持っていかれたからな。体の丈夫さはくれたのかもな」
「テストで毎回学年2位が何言ってる。嫌味か!」
葵以外でそんなバカな会話をし、途中で別れ帰宅した
「ただいまー」
「ただいま」
「あ、神にぃ〜♪」
「うぉっ!シャウラか」
「こらー!」
「やっぱりみんな始まってたんだ。ブレイクアウト」
「なんでこんな能力の暴走期間があ」
修が一瞬出てきたがまたどっかへ瞬間移動してしまった
「はーい、みんな部屋に戻って。ご飯できたら呼ぶから」
『はーい』
「輝ー庭行くぞ」
「はい兄上!」
ブレイクアウト期間。それは能力が暴走して自身で制御できなくなる期間のことだ。オレ達王族は能力があるのだが、その中で一番危険なのが輝だ。ちなみになぜかオレはこの期間中でも能力の制御ができる。だからこの期間中はオレが輝の面倒を見ている。
「いつも申し訳ありません!兄上」
「気にするな。みんなはこの期間中何かしらはできるけど輝は我慢するだけ。それはかわいそうだからな」
「ありがとうございます!」
輝はオレが作った岩をひたすら殴って壊す。壊れた岩は庭の土に戻しているから何かが壊れて何かがなくなるということはなくなる
「とりあえず50個置いとくからなくなったらまた呼んでくれ」
「はい」
おれはそう言って母さんの手伝いをしに行く
「母さん、手伝うよ」
「あら神君。別に大丈夫よ」
「今日はいつもより量多く作らなきゃいけないんだろ?手伝うよ」
「ふふっ、ありがとう」
今日は能力の制御が効かない。ということは岬が増えている。さらにはブブがいるからかなりの量を作らなきゃいけない
料理中ふと母さんが話しかけてきた
「神君いつもありがとうね」
「どうしたんだ?急に」
「ん?いつも助かってるからね」
「長男だからな」
「ところで、神君は奏と岬と栞の誰と結婚するのかしら?♪」
「…へっ!?」
「あら、気づいてないわけじゃないんでしょ?」
「…オレ達は兄妹だぞ」
「王様になればどうとでもなるわよ♪」
「…」
まったく、何言ってるんだ母さんは…
「兄上ー!」
「あいよー、ちょっと行ってくる」
「はいはい」
そのニヤケ顔はやめてくれ
ー夕飯ー
「みんなー、ご飯できたから降りてらっしゃい」
『はーい』
ようやく夕飯ができた。かなりの量作ったので足りないなんてことはないはずだ
オレは両隣に輝と茜を座らせた。なんでかって食器を壊されたくないからな
『いただきまーす』
「ブレイクアウト明日には治るよね」
「多分、いつも期間は1日だからね」
「明日はお仕事なくてよかった」
「ほれ輝」
「兄上…自分で食べられます」
「ダメだ。今日は我慢しろ。ほれ茜も」
「えー!?」
「あたりまえだ」
『神にぃ!』
「ん?どうした岬ーズ」
「略さないで!輝とあかねぇだけズルい!あたしにも!」
「あたしもあ〜んされたいわ〜」
「お兄様!私にもお願いします!」
「お前らは自分で食えるだろ」
輝と茜は能力の暴走で食器を壊す可能性があるからオレが食べさせていたら岬とシャウラ、奏が訳のわからないことを言い出した
「兄様…」
「どうした栞?」
「栞も欲しい…」
「…ほれ」
「ありがとう♪あむ♪」
『あー!!!』
栞に上目遣い+涙目でお願いされたら断るなんてできません!というかそんなことどこで覚えてきたんだか…
ー余談ー
コンコン
「はーい」
「葵、オレ。入っていいか?」
「神君?いいよ」
「失礼」
オレは寝る前に葵の部屋を訪ねた
「どうしたの?」
「いや、お前は能力の暴走大丈夫かなと思ってな」
「あー、うん。大丈夫だよ」
「ならいい。もしなんかあったらオレに言え。葵の"本当の能力"オレには効かないの覚えてるだろ?」
「うん、ありがと」
「じゃあおやすみ」
そう言って部屋をあとにする
葵には悪いが葵の本当の能力が暴走したらそれこそヤバいことになるからな
「さて、寝るか…ん?」
布団が盛り上がっている
「ベル…」
そこには岬の分身のベルが寝ていた。まったく…
ブレイクアウト期間、早く終わんねぇかな