城下町のダンデライオン 長男のドタバタ生活   作:てこの原理こそ最強

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今回はオリジナル展開です



第12話

 

さて本日はクリスマスイヴ2日前の12月22日。ということはオレと葵の誕生日まであと2日ということになる。そこでオレは葵には誕生日プレゼントを、みんなにはクリスマスプレゼントを買いに行こうと思っている

 

「葵ー、今日の放課後空いてないか?」

「空いてるけど、どうしたの?」

「なんだーデートのお誘いか?」

「んなわけねぇだろ、静流。オレら兄妹だぞ?」

「でもお2人が並ぶとほんとの夫婦みたいですよ?」

「卯月ちゃん!?」

「このー私の葵を取りやがって!」

「おいおい菜々緒ー、言ってくれんじゃねぇか。いくら昔からの付き合いだからって葵の恥ずかしいことはオレの方が知ってるぞ?」

「えっ!?」

「ほー言ってくれんじゃん。じゃあ聞かせてもらおうか」

「いいぜ。葵の…」

「神君!!!」

 

調子に乗りすぎたか。葵からストップがかかった

 

「もしあれだったら3人もくるか?」

「お2人がよければ私は大丈夫です」

「いいねー。神が葵に変なことをしないか見張ってやるよ」

「神になんか奢ってもらおうぜ」

 

こいつらは…卯月はこの2人とよく一緒にいれるよな

 

「じゃあ放課後よろしくな」

 

 

 

ー放課後ー

 

さっき約束した通り大型デパートにきた

 

「さて、みんなにはオレの弟達や妹達へのプレゼント選びを手伝ってもらいます。奢るのはそのあとでな」

『はーい』

 

年齢的に下から行くことにした

 

「栞はなにがいいかねぇ」

「栞ちゃんはまだ小さいからね」

「栞なら神君があげればなんでもいいと思うよ?」

「んー、卯月はなにもらったら嬉しい?」

「なんで私に聞くんですか?」

「小さいからだろ」

「えー!ひどいです!」

 

静流が言ったことに怒る卯月。いや結構あってるんだが…

栞にはクマのぬいぐるみにした

 

次は輝だ

 

「輝は変身セットとかかな」

「輝君のことはよく知らないからなにも助言できないな」

「大丈夫大丈夫」

 

輝にはオレが言ったようにアニメの変身セットにした

 

次は光だ

 

「光ちゃんかー」

「なんか自由って感じだから逆に難しい」

「そうですねー」

「お菓子セットとかでいいかな」

「そんな単純なのでいいのかな」

 

光にはお菓子詰め合わせセットにした

 

次は遥だ

 

「本だな」

「本じゃない?」

「本なんてどうでしょう」

「小説本かな」

「そうだね」

 

全員一致で本にした

 

次は岬だ

 

「これは神君が選んであげて」

「なんでだ?」

「いいから。私達は茜の選んでるから」

「わかった」

 

なぜか岬のはオレが1人で選ぶことになった。あいつなに欲しいのかなー?あ、あいついっつも髪結んでたな。オレはそう思い岬には何種類かのヘアゴムとシュシュにした

 

「おーい、茜のはどうなった?」

「真っ赤な手袋にしようと思うんだけど」

「どうだ?」

「いんじゃないか?サンキュー」

 

茜には手袋にした

 

次は奏だ

 

「正直一番難しいな」

「そうだね」

「卯月は同じ生徒会としてなんかわからないのか?」

「そういう話はあまりしないので…」

「そっか」

「でも神さんが選んだ方がいいと思います!」

「またか!?」

「そうだね、神君お願い」

「り、了解…」

 

なぜか奏のもオレが1人で選ぶことになった。奏か…全然浮かばん!あ、そういえばあいつこの前使い古したマフラーがダメになったって言ってたな。ということで無難ではあるがマフラーにした

 

次は修だ

 

「修君はサッカーやってるからそっちのものでいいんじゃない?」

「そうですね」

「というとタオルとか?」

「それだけだとなんか寂しいかな」

「じゃあリストバンドでも買うか」

 

修には部活用のタオルとかリストバンドにした

 

 

 

買い物を終えてとあるカフェに入った

 

「みんな今日はありがとな。約束通り奢るよ。1人3個までなら許す」

「そこはどれだけ食ってもいいぞ!じゃないの?」

「まぁまぁ菜々緒さん」

「今日はこの辺で勘弁してやるよ」

「しーちゃんまで」

「すまんね…」

 

そして1つ目のケーキがきたときに

 

「ところでもしもらえるとしたら2人はなにがいいんだ?」

「あ、それ私も気になる」

「どうなんですか?」

「うーん、なんだろ…」

「オレは新しい包丁かな」

「あんた誰を殺す気よ!」

「ちげーよ!家事用だよ!」

「なーんだ」

「葵さんは?」

「私はマグカップとかかな」

「へー、さすが葵。神とは違う」

「どういう意味だ!」

 

そんな会話を続けていると2時間が過ぎていた

 

「そろそろ帰るか」

「そうね」

「じゃあ神以外はまた明日な」

「明日も集まるのか」

「はい」

「ほんと仲良いな」

「もちのろんよ」

 

みんなはそれぞれ帰って行った

 

「オレ達も帰るか」

「…そだね」

 

葵は少し元気がない

 

「なぁ葵」

「なーに?」

「お前さ、あいつらは自分が王族だから友達になってくれたんじゃないかなんて考えてないよな」

「っ!どうして…」

「お前と何年一緒にいると思う。生まれてから人生の半分以上一緒にいるんだ。なにに悩んでるかぐらいわかる。でもな葵。あいつらは本当に心から葵のこと友達になってくれたと思うぞ?」

「そうだね」

「考えすぎなんだよ」

 

笑顔になった葵の頭をクシャクシャに撫でる

 

「もう、やめてよー」

「あははは、じゃあ帰るぞ」

「うん!」

 





ー余談ー

12月24日、この日は妹達が密かにクリスマスパーティー兼誕生日パーティーをオレと葵には内緒でやってくれている…ようだが実はもうとっくにバレている
オレと葵からみんなにプレゼントを渡すとそれぞれ違いはあれど喜んでくれた

パーティーも終わりみんなが部屋に戻る中オレは葵の部屋に行った

コンコン
「葵ー」
「神君?どうぞー」
「失礼。葵、誕生日おめでと」

オレはそう言って葵に包装完璧な箱を渡す

「えっ…ウソ」
「ウソってひでーな」
「え、あ、ごめん…でも」
「いいから開けてみ」
「う、うん」

そこにはマグカップがあった

「これ私が言ってた…」
「あぁ。実はあの会話オレがお願いしたんだ」
「えっ?」
「葵には本当に欲しいものをあげたくてな。まぁなんだ…使ってくれ」
「ありがと!」

葵にも無事渡せてよかった
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