城下町のダンデライオン 長男のドタバタ生活   作:てこの原理こそ最強

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光がアイドルになります




第4話

ーとある日ー

 

今日いつも通り晩ご飯を作ろうとリビングに入ろうとしたとき、友達の家に行っていた光が帰ってきてすぐ自分の部屋に入ってった。ここまではいいのだが、いつもはリビングでテレビを見るためすぐに出てくる光が出てこない。なっかあったんか?それともなんか企んでんのか?

そう思って2階へ上がってみると岬と遥の部屋へ入っていく光が見れた

 

「何してるんだろうね」

「あぁまったくだ…うおっ!いたのか遥」

「うん、とりあえず見てくるよ」

 

遥は光の様子を見に行った

少ししてオレも行ってみると、光が遥の前に正座させられていた

 

「光だって勝手に自分のものを弄られたら嫌だろ?」

「ごめんなさい…オーディションに着ていく服がなくて」

「オーディション?」

「あたし王様になりたくて人気取るにはどうしたらいいか考えて、アイドルになったらいいんじゃないかって思って」

「アイドル?」

「そういうことか」

「兄さん」

「ダメかな…?」

「いいんじゃないか?協力してやれよ遥」

「僕なの!?」

「だってなーオレじゃ…「神にぃ何やってるの?」でき…岬!?」

「遥に何かようだった?それともわ・た・し?♪」

「バカなこと言ってないで料理やるぞ。オレも手伝ってやるから」

「はーい♪」

 

オレは岬とリビングに向かう。去り際遥に「よろしくな」というアイコンタクトをとっておいた

 

 

 

その後光は遥の指導の下いろいろ頑張って一次審査を突破し、今日はいよいよ二次審査の日らしい。今日はオレも付き添いで来ている

 

「ようやく二次審査だぞ、光」

「うん」

「まぁそんな硬くならずに頑張ってこい。名前を貸してくれた友達にも感謝しろよ?」

「うん」

「じゃあ行っておいで」

「はい、コーチ」

 

と緊張して行ったみたいだがなぜかすぐ戻って来た

 

「計算外だった…身分証明書を出さなくちゃいけないなんて」

 

ありゃりゃ…だがこの様子じゃ王族だとはバレてないな。どうやら光が小学生だとバレたらしい。このオーデション中学生からだからな……ん?オレか遥が保護者のフリして付き添えばよかったんじゃ…言わない方が賢明だな

 

「帰ろうか」

「うん……」

 

急に元気をなくし落ち込んでいるように見える光に遥が声をかけ駅の方へ向かう

 

「ごめん、ちょっとトイレ」

「あ、オレも」

「うん、ここで待ってるね」

 

とオレと遥がトイレへ寄って戻ってみると、光がいなかった

 

「あれ、どこ行った?」

「光!」

 

オレと遥は手分けして探すことにした

そしてあるビルから光と男性2人が出てくるのが見えた

 

「光!」

「あ、神くん」

「このバカ!どこ行ってたんだ!心配したんでぞ!」

「ごめん、ちょっとスカウトされてて」

「スカウト?知らない人について行っちゃダメだろ!」

 

光に注意していると男性2人がオレの正体に気づいたのか

 

「し、神様!」

「ひ、光ちゃん…君、名字は…」

「あれ、言ってなかったっけ…?」

「とりあえず遥に電話して合流したあと帰るぞ」

 

 

ー帰宅後ー

 

男性の2人が客間に入った途端父さんの前に跪いた

 

「陛下!知らなかったとはいえ光様には大変失礼な態度を取ってしまったことを深くお詫び申し上げます!」

 

メガネをかけた人が謝っている。ハゲたおっさんはずっと頭を伏していた

 

「しかしながらこれもなにかのご縁!光様にはアイドルとして天性の才能を感じざるを得ません!どうか!光様のアイドル活動にご賛同願えないでしょうか!?」

「うん、いいよ」

 

父さん軽いな!いいのかそんな簡単で

 

「やったー!さっすがパパ、話がわかるー」

 

あーりゃりゃ、父さん軽すぎて2人が呆然としちゃってるよ…まぁ父さんが許すならオレは何も言うまい。だが…

 

「光…どこに行く……」

「えっ…?」

「そこに座れ…お説教の時間だ」

 

アイドルになるのを許してもらって終わりだと思ったか?残念、オレからのお説教タイムの始まりだ

 

その後オレは小1時間ほど光に説教した

 

 

 




ー余談ー

テレビでは光がアイドルとしての現役アイドルのさっちゃん?と一緒に写っているのが放送されていた

「年齢を若くサバ読むのはあるけど上って珍しいよね」
「まぁね」
「かわいい衣装だね」
「茜もアイドルやるか?」
「やりません…」
「ていうか選挙目的に始めたのに、年齢偽ってたら意味なくね?」
「あ…」

オレの指摘に固まる光


などとは正直どうでもいい。光がやりたいのならオレは応援する
だが問題はこの状況だ

「だー!もう!いつも言ってんだろ!奏!岬!腕にへばりつくな!」

今オレはソファに座ってテレビを見ているんだが奏と岬が両腕にへばりついてくる。しかも膝の上には栞が乗っている

「兄様ダメ…?」
「いや、栞はいいんだよ」
「栞はよくてなんで私はダメなんですかお兄様?岬は離れなさい」
「そうだよ神にぃ、あたしもいいじゃん!かなねぇこそ離れなよ」
「お前らは歳を考えろって」

そうこうしていいるとオレの話そっちのけで奏と岬の言い争いが始まった

「勘弁してくれ」

最終的に離してはくれなかった

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