城下町のダンデライオン 長男のドタバタ生活 作:てこの原理こそ最強
こんな話書いてほしいとかあったら言ってください!
みなさんこんにちは、櫻田神です
いきなりですが今日オレは兄妹全員で海にきています。
「それ〜」
「よっとー」
光と岬がビーチバレーをしている
光は白を基調として青のボーダー柄のビキニ
岬は黄緑のビキニにショートパンツを履いている
その向こうでは茜と修が砂浜に座っている
茜は布の部分が黒で紐の部分が赤いビキニ
修は黒の海パン
そのまた向こうでは奏がビーチチェアみたいなのに寝そべっていて遥がパラソルの下で本を読んでいる。
奏は紫のビキニで下にはパレオを巻いている
遥は緑の海パン
オレはというと葵と栞、輝と砂の城を作ったり貝殻探したりしています
葵は白のビキニ
栞は葵とおなじがらのワンピース型水着
輝はえんじ色の海パン
とそれぞれみんなにあった水着を着ている
ちなみにオレはカーキ色の海パンだ
「ねー、スイカ割りしようよ!」
「いいねー」
「絶対私が割る!」
「スイカ割っちゃうの…?」
「栞!僕に任せておけ!」
どうやらスイカ割りをするみたいだ
その横で遥が本に何か書いていたから気になって見てみた
「これ何の予測だ?」
「兄さん、スイカを割る確率」
「えっ!栞が80%!?」
奏も気になったのかのぞいてきた
「まぁ確率であって絶対じゃないからね」
奏は不気味な笑いをする
スイカ割りの方は既に始まっていて輝が1番手のようだ
「たー!!!」
はずれ
「こっちか!」
またはずれ
「おのれすばしっこいやつめ!」
いやいやスイカは動かんだろ
「うー…僕はスイカさえ割れない…やはりジャッカルを解放すべきだったのか」
「輝ー、もっと力を抜かないと」
次は光のようだ
「えーい!」
はずれ
「いっけないはずしちゃった♪てへ」
「ここで無理にアイドルっぽくせんでもいい」
「こういう積み重ねが大事って松岡さんが言ってたもん」
光は…オレら以外誰もいないのにやる必要ないだろ
次は岬か…なんか嫌な予感……
「はぁー!…あれ…?」
勢いよく振りかぶりすぎてすっぽ抜けてこっちに飛んできた!!!
オレはとっさに能力で砂を操りバットを防ぐ
「ごめん!大丈夫!?」
「危うく怪我するとこだったぞ…」
「ごめん…もし神にぃが怪我したらあたしがつきっきりでみてあげるね♪」
と言って抱きついてくる
今日は水着だから直に!!!急いで引き離す!
さてスイカ割りの方は…茜か
「茜ちゃん頑張って!」
「ファイトです姉上!」
「う、うん!」
歩き出す茜
「姉上、もっと右です」
「えっ?右?」
「その調子だよ!」
「あー今度は行き過ぎです!」
「ちょっと左」
「えー!えっと行き過ぎで〜ちょっと左!?」
せっかく光と輝が教えてくれてるのに…てか振り回されすぎだろ
「えいっ!」
案の定はずれ
その後修、葵、オレと続いたが誰も当てられなかった。というかオレらは栞に割らせるためにわざとはずしたからな
次は奏なんだが周りの声なんか聞こえないかのように全くブレない足取りでスイカに向かっていく。そしてスイカの前に直立しバットを振り上げる
「とりゃー!」
バットはスイカに当たった…が、スイカは割れない。根性あるなー
「まったく…大人気ないぞ奏」
「すいませんお兄様、ちょっと遥の余地を崩してみたくなったんです」
「奏もまだまだお子様だったってことだな」
オレは奏の頭を撫でる
「なっ!///子供扱いしないでください!///」
「いやいや、こんなことで対抗心燃やしちゃうなんて奏ちゃんは子供だよ(フフッ)」
「そんなことありません!///」
顔を赤くしながらオレの胸をポカポカ叩いてくる。ちょっとからかいすぎたか
「あはは、ごめんごめん」
「もう知りません!」
頬を膨れさせてそっぽを向く奏。まぁ少ししたら治るだろ…そう思いスイカ割りの方に目をやると栞がバットをスイカにそっと当てた
「あれじゃ割れないわね」
その瞬間、スイカは綺麗にパカっと割れた
「うそっ!?」
「よしっ!」
「ちょっと綺麗すぎない?」
「スイカさん…」
その後みんなで美味しくいただきました
少し休憩をして光がまたビーチバレーをやると言い出したので、光、岬、茜でやっていると光がボールを飛ばしすぎてしまいそれを茜が追っていく
「待て茜!その先はダメだ!」
「大丈夫だいじょう…ほべっ!」
茜が何かにぶつかった
「いたー…なにこれ?」
「気づかれちゃったな修」
「そうだな、ここは南の島なんかじゃない…近所の近くに建てたプレハブの中だ」
『えー!』
「騙してたの!?」
「それは違うんだ岬…オレら兄妹が海なんて行ったら警備とか大変なんだ」
「それは…」
「少しでもオレ達にバカンスを楽しんでほしいっていう父さんの気持ちもわかってほしいんだ」
そう言いながら頭を撫でる
「わかった・・」
「ありがと」
「でももう少しバレない努力をしてほしかったよ!」
光がプンプンして言ってきた
「安心しろ。砂と海水は本物だ」
「ならいっか」
修の説明に丸め込まれた光
そうするとプレハブの壁を叩き始めた
「でもほんとよくできてるね。テレビ局でこんなの見たことあるよ」
輝まで叩き出し、茜がひと叩きした瞬間プレハブが壊れて開いてしまった
「いやー!見ないでー!」
「大丈夫だぞ茜」
「え?」
「こんなこともあろうかとオレが能力使って見えなくしといた。前にも見たろ?透明人間、あれと同じ」
「でも恥ずかしい!」
「なら…よっ!」
オレはさらに能力で風を使ってプレハブを戻す
「これでいいか?」
「神ちゃんありがと!」
まだしばし楽しい時間は続いた
ーその夜ー
「海楽しかったー、神ちゃんありがとね!」
「おう」
今日のことを茜と話していると遥の声がしてきた
「あーもう…またこんなに増えてる」
「遥なにしてるのかな?」
「なんだろうな」
「行ってみよう」
「勝手に入っちゃ…」
「えっ!」
「岬か?こんなときに声かけ…うわー!!!!」
「ぎゃー!!!」
バタンッ!
遥は茜にビックリするのと同時に見ていたパソコンを閉じる
「ね、姉さん…いつからそこに…」
「い、今さっき…かな」
「見た…?」
「え…?」
「見た!?」
「み、見てない…」
「見たね!」
遥はめちゃくちゃ焦ってるな
「遥、入っていいか?」
「神兄さん、うん」
「ねぇ遥、見間違いかな?今…」
「その前に茜、ノックもしないで入ったことを謝んなさい」
「うっ…ごめん遥」
「ていうかいたなら止めてよ兄さん!」
「止める前に入っちゃったし…すまん」
「それで今、私の写真があったように見えたんだけど…」
「今のは…あれだよ…ほら、姉さんのそっくりさん…だよ」
無茶だな…茜にもそれは効いてないぞ
「遥、それは茜には言えないことなのか?」
「それは…」
遥が言葉を詰まらせていると
「もしもし岬?遥が…」
「あー待って!誰にも言えないことなんだ!できればこのことは忘れてh…」
茜が携帯で岬にかけようとする
「少し時間をください!」
まだ遥は岬に弄られてるからなぁ
「時間切れ」
「もうひとこえください!」
「遥がどうしたの?」
「ぎゃー!!!」
岬がいきなり入ってきて遥が変な声を出す
「なんでもないぞ、ちょっとコンビニで炭酸買ってきてくれないか?そしたら風呂のあと髪梳いてやるぞ〜」
「ホントー!行ってきまーす!」
遥のために岬の追い出し成功
「ありがとう兄さん」
「む〜」
「わかった…言うよ」
そう言ってパソコンを開く遥
「姉さんはネットとか使わないから知らないと思うけど、これは数ある櫻田家のファンサイトの1つで…」
「え?」
「アップされる姉さんの画像を僕が削除申請してたんだ」
「つ、つまり…?」
「ファンサイトっていうのは僕らのファンが非公式に開いているサイトで撮った写真をアップしたり、僕達のことでおしゃべりしたりできるもので…娯楽の一環として国は容認してるけど、恥ずかしがり屋の姉さんには見れないだろうって隠してたんだ」
「おしゃべりって例えば?」
「まぁ可愛いとか、ここが好きだとか…見えただの見えなかっただの…」
「見えったって何が…はっ!」
感づいたのか顔を真っ赤にする茜
「茜がスカートで飛び跳ねまくるからだな」
「私もうお外行けないよー!!!」
まぁこれを機に少し注意してくれればいっか
ー余談ー
「神にぃ♪お願〜い♪」
「はいはい」
オレはさっき約束した通り岬が風呂に入ったので髪を梳いてやる
「岬はいつもは髪縛ってるけど解くと長いよな」
「そうだねー手入れとか大変なんだよ」
会話をしながらやっていると
「どういうことですかお兄様?」
「ん?これ…」
「どういうことってーあたし達には普通だよねー♪」
なんか体をピクピクさせてる奏に喋ろうとすると岬が遮る
「かなねぇ邪魔しないでよー神にぃ早く続き〜♪」
「み・さ・き〜…」
「まて奏、これはほんとに約束したことなんだ」
奏はまだ納得してないみたいだが一応引いてくれた
「ん〜♪神にぃうまいね」
「そっか?」
「うん!これから毎日頼もうかな〜」
「それは勘弁してくれ」
「冗談だよ、でもたまにはお願いね♪」
オレに変な仕事ができてしまった
その後奏に問い詰められ、奏にもたまに梳いてあげることになってしまった…