んじゃ、とりあえず、
いぇえええがああああああああぁぁぁ!!!
こんなんですいませんでした。
「こいつは驚いた。まさか、使いがあんたほどのハンターだとはな。ギルドも人手不足かぁ?」
「まあ、そんなところだ。というわけで、荷物をまとめてもらおうか」
「断ると言ったら?」
「お前を戦闘不能にしてでも連れて行くだけだ」
「はっ、言うねぇ…」
こいつはギルドナイトの連中を束ねる超強いハンター、『エルジェ・パラディオ』っていう人の皮を被った化け物。年はもう30後半だろう。妻子持ちらしい。
「で、俺に勝てる勝算は?」
「お前を殺さない確率の心配をしろ」
「殺るか?おっさん」
「いいだろう。クソガキ」
家の表にて、ハンターvsハンターの殺し合いが始まる。
現在、俺の手にはアグニが握られている。一方、あちらはレイジングテンペストだろう。そこまではいいが、何か嫌な予感がする。
(なんだ、この胸騒ぎは…アグニの修理は終わったはず…)
「行くぞ!【緋色の閃光】!」
「…!こいよ、【無双の砦】!」
相手の三段突きを回避して、右手の剣を横に一閃。が、これは盾に阻まれる。
(っち、めんどくせぇ)
ランスは巨大な鎗と盾が特徴で、主に長期戦に適している。一方で片手剣は短期決戦型だと俺は思ふ。
「はあ!」
相手は盾で殴ってくるが、バックステップによって回避。仕切り直しで、次は俺の攻撃。
「らあ!」
少しの助走から、思いっきり跳躍する。そして上から投げナイフを投げる。
「!」
サイドステップでそれをかわされる。
振り返りざまの突きを盾で防ぐ、その瞬間
爆発が起きた。
「!?」
2撃目と3撃目も盾で防ぐがもう一度爆発に襲われる。
「…てめえ、まさかそいつ」
「そうだ。新しい属性『爆破』だ」
やっぱりか。俺は心の中で舌打ちをする。なにせ、たった2回の爆発で左手の感覚が無いのだ。
(これはちょっとマズイな…)
今更、引き返すこともできない。俺は相手の攻撃をかわすことに専念した。
ー1時間後
「はあ、はあ…」
「ふう、もう終わりか?砦ちゃん」(にやっ
この一時間、かわしていただけでない。相手が体力が減り、俺の体力は温存されるように戦っていたのだ。俺だって、ただ馬鹿みたいな力押しなんてしない。ハンターの基本はいかに相手を確実に仕留めるかにある。
「チェックメイトだ」
後ろに回り込み首にアグニを当てる。
「ジュッ」
「ぐっ!」
「あ、ごめん」
ちょっとやけどさせちゃった。てへぺろ(>ω<)>
「まあ、お前の負けだ。今日は帰ってくれ」
「…わかった」
そういうと、エルジェは立ち上がりファンゴ特急に乗り直すのであった。
ー翌朝
「瑞樹様に緊急の依頼です!」
「なんだ?」
ギルドに行くと受け付け嬢にいきなり言われた。
「えっと、なになに?」
『クエスト名[デストロイライジング]
達成条件[ジンオウガとジンオウガ亜種各2体の討伐]
場所[渓流]
制限時間[今日の正午まで]
特別条件[ソロで行くこと]
依頼主[村長]』
現在の時刻10:50
「時間がねええええぇぇぇ!」
時間に追われる闘いが始まる。
次回は鬼畜クエスト編です。
こんなんクリアできねえだろっていうのどうするか。
書いてる俺もわかりません(ドヤぁ