ボルボ西郷大暴れ
白咲町には3つの中学校がある。
1つ目は白咲中学校。
次に白咲ヶ丘方面に位置する白咲ヶ丘中学校。
最後に町外れに存在する外白咲中学校。
この3つだ。
この白咲の中学生達はあまり他の中学生達とつるもうとはせずその自分達が通っている中学校内で交流関係を作り出し形成していく。
よって他校の生徒とは小学の時からの幼馴染等と言った古くからの付き合いでなければ分からないのが殆んどなのだ。
……しかしつい最近になりどういうわけか
「オラァ!」
バギィ!
「グフッ!」
白咲中の生徒達の暴力騒ぎが町の所々で目撃され始めた。
暴力を振るう標的は他校のみ為らず自分の学校の生徒でさえ例外ではなかった。
何故、白咲中の生徒達が暴力沙汰を引き起こすようになったかは未だに謎である……
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葛飾署からの異動命令から3日後……
「おお、ここが白咲町か」
「中々平和そうには見えるな今の所は……だが」
「何故僕まで……」
白咲の地を踏んだのは……両津勘吉、ボルボ西郷、凄苦残念(旧名 法条政義)の3名だ。
二人とも両津が伝令を言い渡された同日に其々の課で指令を受けたらしい。
「そうだ。わしも思ってたんだ残念!悪ガキ共の世話がお前に務まるのか~?」
「なんでも……僕は先輩とボルボさんのお目付け役兼白咲署への情報協力をするようにと、指名されたみたいでして……」
「お前が俺と両津のお目付け役か。俺らが無茶を踏むと読んでの上からの判断だろうがお前では止められないと思うぞ」
「それもそうですね……ハハハ」
「ま、取り敢えず飯だ!腹が減ってはなんとやら。食うぞお前ら!」
両津が景気よく告げた。
「おう!」
「まだ時間も有りますしね」
「お願い!辞めてぇ!!」
さぁ!飯屋を探そう!とした一行の脚が引き止められる。
「なんだ?」
声がした方を見ると一人の男子生徒が二人の男子生徒に袋叩きにあってそれを一人の女子が止めようと必死に訴えかけていた。
良く見ると暴行を働いてる男子と痛めつけられてる生徒の制服が違う。
「両津」
「あぁ、分かってる。あの暴れてる奴等と痛めつけられてる奴とその後ろの女の制服が違う事はな」
「暴力行為を働いてる生徒達の制服は確か白咲中の服ですよ……あちらの男の子と女の子は外白咲中ですね」
両津は残念の記憶力に感心した。
東大法学部出の頭は伊達ではない。
「成る程……葛飾署の言う通りこの案件には白咲中の生徒が関わってたわけか、ボルボ……行け!」
「任せろ!」
「残念!わしらはあの倒れてる奴の介抱をするぞ!」
「はい!」
…………
「うぉら!死ねやぁ!」
「くっ……」
もう完全に戦意喪失している男子生徒を甚振る手を一向に辞めぬ白咲中の生徒。
もしもここで俺が死んだら……
彼が大切な仲間達と高校に行くと言う夢が永遠に絶たれてしまう。
たった一度きりの今世で出会った最高の奴等との夢を……。
(みんな、もしも俺がこんなクズ共にぶっ殺されちまったらごめんな)
男子生徒は覚悟を決め目を閉じた。
「んだぁ!目なんて閉じやがって!」
生意気だぞこら!等と言う自分勝手な罵声をどんどん浴びせ、更に強く殴られた。
後ろでは相変わらず仲間の女子生徒が辞めて!と叫んでいる。
恐らくは涙や鼻水で顔がぐちゃぐちゃ何だろうなと男子生徒は想像する。
(綺麗な顔だってのに……俺と一緒につるんでたが為にか……)
ブン!
風を切る音がした。また無慈悲な拳が自分に直撃するのだろうか。
「おっと」
パシッ!
「なに!?」
(え?……)
少年の予想は裏切られた。
「こんな拳では人を殺すのに何発も必要だぞ。それと腰が甘い!無駄な力が入り過ぎている」
見ず知らずの坊主頭の男性が自分に向けられた拳を止めていたのだ。
拳を止められた生徒は激昂した。
「てめぇ!なに勝手な事してんだ!?マジ殺すぞ!」
「ほう、やってみろ」
うがぁぁぁ!と言う怒り狂った声を上げ生徒は何度もボルボに拳や蹴りを繰り出したが、全てかわされ全く当たらなかった。
「小僧。こんな事で自分が強くなったとでも思って居たのか?」
「……るせぇ!はぁはぁ……何で当たらねぇ!」
「出直して来るんだな、フン!」
「うぉ!」
ボルボは生徒を軽々と持ち上げジャイアントスイングの容量でグルグル回す。
「うぉぉぉぉぉぉぉ!」
「やめてくれぇ!俺の負けだ!」
「どりゃああああああ!」
「うひょおおおお!」
ブン………ガシャーン!
生徒は『発多理商会』と書かれた建物の硝子をぶち破り中に放り込まれた。
中からはなんだいあんた!?スタントマンかい!?と驚く声がする。
「全くこれで少しは懲りたかな……お前も俺の『説教』が必要か?」
もう一人の男子生徒はひっ!と声を挙げると、一真く~んと投げ飛ばされた生徒の名を呼び肩を貸してその場から立ち去って行った。
「嘘でしょ……」
「すっげ……」
殴られてた男子生徒と女子生徒は一部始終をポカーンと
見ていた。
「おい!大丈夫かお前」
「……あ、あぁはい!何とか無事です」
駆け付けた両津に男子生徒は問題なく答えた。
一先ず彼等は傷が付いた男子生徒の介抱の為にも今し方ボルボがぶち壊した発多理商会に詫びも兼ねて場所を貸してもらう事にした。
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軍人のボルボが適切な処置を施す中、両津達は二人からこの町について聞いていく事にした。
「先ずは助けてくれてありがとうございます。俺の名前は菊地英治って言います。こっちは……」
「ヨハ……津島善子よ。本当にあの時は英治がどうなるかと……ありがとうおじ様達」
英治が苦笑している理由が両津達には分からなかった。
「そうだなわしらも自己紹介から行くかわしは両津勘吉けいさーー
「先輩!」
(おっと、そうだな。警戒感を持たれん為にも本職は伏せた方が良いか……気を取り直して)
「警察の方何ですか?」
「ち、違うぞ!計算!そう計算塾を開きに白咲町に来てね!実は私計算のギネス記録保持者なんだ!な、残念!」
「え?えぇ……まぁ……」
「目が泳いでるわよ二人とも……それに両津さんのズボンのポケットに入ってる警察手帳のマークが見えてるし」
「し、しまった……」
「先輩しっかりしてください……」
「両津の馬鹿野郎……」
三人は事情を話す事となった。
今回出てきた復讐教室のキャラは越知一真と川本大輔
僕らのシリーズは菊地英治
ラブライブ!サンシャイン!!はヨハネ(津島善子)となっています。
あくまで不定期投稿ですので次の話まで期間が空いてしまう事も有ることを御理解下さい。
藤沢彩菜は次話か次の次辺りに登場させる予定です。