色を持たない機竜   作:怠惰ご都合

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前回から2ヶ月位で投稿できる事に驚きながら、お久しぶりですと挨拶から。あけましておめでとうございます。
(既に3月ですが一応今年初の投稿なのでこれで合ってると信じてます)


家族を守る為に

 あれから暫くして。

 “隊長”と呼ばれた男は《ワイアーム》に乗り、もう一人は《ドレイク》に乗り、攻撃していた。

 対する義姉(ロッサ)さんは僕を背後にしているためにロクに立ち回る事もできず、《ラミア》の装甲は削られていった。

 

 「・・・・・・義姉(ロッサ)、さん」

 

 「大丈夫。きっと私が、なんとかするから」

 

 そう答える彼女だが、事態はそう簡単になんとか出来るレベルではないだろう。

 機攻殻剣(ソード・デバイス)を抱きしめて震える僕を背に、彼女は男二人を前に立ち続ける。

 

 「隊長ぉ、あんま壊しちゃダメっすよぉ?」

 

 「わかってるっての。ったく、んな信用ならねぇってのかよ」

 

 「くっ・・・・・!?」

 

 男二人が軽口を叩いてる隙に彼女は機竜息砲(キャノン)を地面に向かって放った。

 土煙が視覚を塞いでいるのを機に、僕を乗せて飛翔しようとした。

 

 「おいおい、どこに行こうってんだ強気な姉ちゃん。そんなにボロくなった機竜じゃロクに動けねぇだろうによぉ!?」

 

 僅かな隙をついて僕を抱えて飛び立とうとした時だった。

 それを《ワイアーム》の男が見逃すはずもなく、装備していたワイヤーを《ラミア》の脚部に巻き付けた。

 

 「へっへへへぇ。やっと捕まえたぜぇ俺の神装機竜!」

 

 「ちょっと隊長、後で俺にも使わせて下さいよぉ!?」

 

 「わかってらぁ・・・よっと!」

 

 既に自分が勝ったつもりでいるのか、正面の二人はそんな事を言い合っている。

 そしてワイヤーを思い切り振って、《ラミア》を地面に叩きつけた。

 

 「・・・・・きゃっ!?」

 

 「うわっ・・・・・がっ・・・・だっ!?」

 

 宙に投げ出された僕は、マトモに着地することもできず、森へと転がり込んでしまった。

 

 「ちっ、面倒くせぇなぁ。おい、見てこい」

 

 「えぇ、隊長が雑にやった結果じゃないですかぁ」

 

 「バッカお前、さっきの見てたろ。あのガキ、ずっと機攻殻剣(ソード・デバイス)を大事そうに抱えてたあたり、まだ扱えねぇ。それに、多分今のでどっかに放り出したろうよ」

 

 「おおぉっ!それじゃあ隊長、今のって狙ってやったんですかぁ!?くうぅっ、流石ぁ!?」

 

 「ったりめぇだろ!ホレ、わかったらさっさと拾ってこいっての」

 

 「うっす!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「うぅ・・・・ぐっ、がはっ!?」

 

 苦しい。

 投げ出され転がったあと、草木がクッションになったとはいえ、それでも息が苦しい。

 

 「がっは・・・・っ!?」

 

 そしてさっきまで持っていたはずの機攻殻剣(ソード・デバイス)がなくなっている。

 恐らく、転がった拍子にどこかで放してしまったのだろう。

 急いで探さなければ、そう思っていても体は思うようには動かない。

 

 「・・・・って言ってもなぁ、隊長割と手加減しないからならホントにどこまで吹っ飛んだんだよ」

 

 声からして、《ドレイク》の男だろう。

 このままだと見つかる。

 とはいえ、機攻殻剣(ソード・デバイス)も近くには見当たらないし、探そうにも動けないし。

 

 「はぁ、さっさと隊長んとこ戻りたいってのによ・・・・・・っと、見つけた。んだよ、機攻殻剣(ソード・デバイス)ねぇじゃねぇかよ!?やい、どこにやった俺の機攻殻剣(ソード・デバイス)!?」

 

 「・・・・知らな・・・・がはっ!?」

 

 「んだよ、答えらんねぇのかよ。もういいや、俺の目的は機攻殻剣(ソード・デバイス)だけだし、お前動けないなら余計な手間増えないだろ。おい、そこから動くんじゃねぇぞ!?」

 

 勝手に呆れた男はそう言うと、ガサガサと草木を分けて遠ざかっていった。

 どうすれば、いやあの男の口振りからするに欲しいのは機攻殻剣(ソード・デバイス)だけだし何もしなければ、・・・・・違う。それじゃあ義姉(ロッサ)さんが傷ついてまで、守ってくれた意味がない。やっぱり自分の力であの男を、あの二人を倒すしかない。

 

 「・・・・はぁ、はぁ、よし」

 

 なんとか落ち着いてきた。

 このまま静かに動きながらアレを早く見つけないと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「一体どこまで。・・・・くっそ早く見つけないといけないってのに」

 

 静かに動きながら探すも、なかなか見つからない。

 

 「あぁ、あのガキ!?どこ行った!?動くなって言ったのに!がああぁっ!?」

 

 まずい、動いていることがバレた。

 恐らく中々見つからない事にイライラして、一旦戻ってきたのだろう。

 それでも、僕がやることは変わらない。

 あの男よりも先に見つけるだけだ。

 

 「どこに、どこで・・・・っ!」

 

 「っしやぁ!ヘヘ、やっと見つけたぜぇ。俺の神装機竜っ!?」

 

 見つけた、そう思ったがあの男も同じなようだった。

 

 急げ、早く。

 

 「・・・・これで俺も、神装機竜でデカい顔が出来るってモンだぜ!」

 

 急がないと、義姉(ロッサ)さんが。

 

 「どんなだろうなぁ、まぁ《ワイバーン》で空を飛ぶのもありだしなぁ!?」

 

 もう少しなんだ。

 手を伸ばして、掴め。

 あの男よりも先に。

 

 「見ーつけた・・・・あぁ?んだよ、違うじゃねぇかよ。ただのコインかよ紛らわしい」

 

 なんとか、先に見つけることに成功した。

 幸い、この男は光の反射を頼りに探していたようだ。

 あとは適当なものにすり替えておいて、バレないようにここを離れるだけ・・・・・

 

 「なーんて、そんな手に引っかかるとでも思ってたのかよぉ!?」

 

 「・・・・ぐぁっ!?」

 

 突如、背中を蹴り飛ばされた。

 

 「最初から知ってたっつの。こちとら《ドレイク》だぜ?探索レーダーに関しちゃ、目視よりも高性能だろうが」

 

 つまり、見つけたと叫んだあそこから全てバレた上での事だったと。

 

 「さぁさぁ、早く諦めて渡しな。今なら痛い思いしなくて済むから・・・・よっ!」

 

 「・・・・・・っ!?」

 

 「おぉっといけねぇ!嬉しくてはしゃいじまった」

 

 今度は風圧で吹き飛ばされた。

 

 僕が《ビフロスト》を使えてさせいれば、最初からこんなことにはならなかった。

 義姉(ロッサ)さんはあそこまで傷つかなかったのに。

 どうして僕は何もできないんだろう。

 なんで、いつも頼ってばかりなんでだろう。

 迷惑かけてばかりで、自分では何もできないのはどうしてだろう。

 きっと(ハミア)だったならとっくに解決して、こんな所にいないだろうに。

 

 「まぁこの辺にしとかねぇと、また手放されでもしたら汚れちまう。って訳だ、もらってくぜぇ!?」

 

 変わりたい、ただその一心で機攻殻剣(ソード・デバイス)を握り締めたその時だった。

 ある一文が、脳内に浮かんだ。

 

 「どうせ、お前には扱えねぇってのに何をそんなに必死に抱えてんだよ。ほら、早く寄越せっての!?」

 

 恐怖はある。

 もし、召喚できなかったら?

 マトモに動かせなかったら?

 家族を助けられなかったら?

 

 それでも何もしないよりは遥かにマシだ。

 『今の状況を変えれるなら、』そう願って僕はソレを唱えた。

 

 「・・・・・・欲せよ。希望を望みし万物の長。内に秘めし色をその身に映せ、《ビフロスト》」」

 

 現れたのは想像していた通りの綺麗な純白色の機竜。

 今は相応しくないけれど、目家族を助ける為なら僕は何度でも背伸びしよう。

 

 「・・・・接続(コネクト)開始(オン)

 

 操縦桿が手に馴染む。

 かつて(ハミア)が使っていた装甲機竜(ドラグライド)だけど、家族を護るために、この状況を切り抜けるために・・・

 

 「今だけは、力を貸して」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「さっさと寄越せっつってんだろぉ!?」

 

 《ドレイク》が直線的に突っ込んでくる。

 ただ避けるだけじゃあダメだ。

 取り敢えず、できる限りの対応をしないと。

 周辺で浮遊している4つの《空挺要塞(レギオン)》も今の状態だとロクに扱えないと判断して、二本ある機竜牙剣(ブレード)とそれぞれ融合させ、鎌にする。

 

 「ソレがなんだってんだよおぉっ!?」

 

 しかし男は構うことなく接近してくる。

 

 「・・・・せいっ!」

 

 「はっ、んなモンに当たるか!」

 

 左の鎌を横に振るうも躱される。

 このまま引き戻したとしても、防がれて相手のペースに引き込まれるだけ。

 近距離では大きな鎌は不利。

 だから、そのまま左の鎌を放す。

 そして、空いた手で機竜息銃(ブレスガン)を引き抜く。

 

 「遅えって!」

 

 迫る機竜牙剣(ブレード)を右の鎌で防ぐ。

 鎌が大きいから僕と男の間には少しの距離が生まれた。

 その距離を利用して、機竜息銃(ブレスガン)を構えて発砲。

 

 「・・・しゃらくせぇっ!」

 

 男はバックステップで距離を取り、木を盾にする。

 これでは機竜息銃(ブレスガン)も意味がない。

 せっかく撃っても当たらない。

 寧ろ使わない方がマシだ。

 でもそれは、汎用機竜(・・・・)での話だ。

 

 「ヘ、こんな障害物だらけなトコで発砲しても意味ねぇだろうが!」

 

 そう、確かにこのままだと意味がない。

 それに飛翔型の《ビフロスト》と迷彩の効く《ドレイク》、どっちがこの森で有利かなんて言うまでもないだろう。

 だったら、障害物をなくしてその前提を変えればいい。

 この《ビフロスト》は神装機竜、この状況をなんとかする位はできるはず。

 さっき手放した鎌で周囲の木を刈っていく。

 

 『・・・・んなっ!?っクソ!』

 

 驚いた男は慌てて迷彩を使って背景に溶け込む。

 《空挺要塞(レギオン)》を融合させてあるからこそできる訳だが、これ以上相手に手の内を見せる事はない。

 だから、ここで倒したい。

 とはいえ。隠れている相手をむやみに探すのも危険。

 《空挺要塞(レギオン)》を全てもとに戻してそのまま周囲を警戒するために操作する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 少しずつ、探索範囲を広げて、自分と《空挺要塞(レギオン)》の距離がある程度空いた時だった。

 

 「・・・ひひ、隙だらけだぜっ!もらったあぁぁぁ!」

 

 後ろから男の声が聞こえた。

 声の大きさからして距離はそんなにない。

 寧ろ近づいている。

 恐らく飛びかかって来ているのだろう。

 この距離間なら機竜牙剣(ブレード)でくるだろう。

 しかし《空挺要塞(レギオン)》を引き戻そうにも、機竜牙剣(ブレード)で防ごうにも間に合わないだろう。

 とはいえ、このまま受ければ無事では済まない。

 だから・・・・・・・《ビフロスト》を解除した。

 

 「な・・・・・っ!?」

 

 装甲機竜(ドラグライド)と人間には身長差がある。

 当たり前だが、装甲機竜(ドラグライド)の方が遥かに大きい。

 目の前にあったはずの機竜が突然解除されれば、搭乗していた者はその場に着地することになる。

 すぐにバレる簡単な手口だが、やられた側からすれば、突然消えたように見えるだろう。

 しかも相手が速度を出していれば尚更だ。

 だから、ソレを狙った。

 

 「クソっ、一体何が。どこ行きやがった!?」

 

 目の前で、獲物を見失った男の《ドレイク》が立ち止まった。

 ここしか・・・ない。

 

 「・・・・接続(コネクト)開始(オン)

 

 静かに呟いて、再び《ビフロスト》を召喚する。

 

 「どこだ・・・・どこにっ・・・・・があっ!?」

 

 未だに慌てる男の背後、正確には《ドレイク》のコアに機竜牙剣(ブレード)で衝撃を与えて、男ともども機能を停止させる。

 

 「・・・しょ、っと」

 

 倒れた男を抱えて、義姉(ロッサ)さんのところに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「だからぁ、さっきから言ってんだろうが。大人しく渡せばいいってよぉ!それともあのガキ待ってんのか?ハハハッ、無理無理!今頃アイツにやられてんだろうよう」

 

 「・・・・ッ!」

 

 「逃げんなって、何度も言わせんな。さっきすげぇ音がしたろ、きっとアレでガキを仕留めたんだよ」

 

 そんなとき、ガサガサと何かが木々を掻き分ける音が大きくなってくる。

 

 「ほらよく聞けアイツだ。にしては珍しく騒がしくねぇな。ったく、遅ぇじゃ・・・・あ?」

 

 「探してる人ならホラ、伸びてるよ」

 

 「チッ、何かやってやがる。どうせ浮かれた拍子にし頭打って気絶でもしたんだろ」

 

 「・・・・僕が、倒したとか思わないんだ?」

 

 「ハッハハハハ!ぬかしやがる!お前、さっきまでこの姉ちゃんの後ろでガタガタ震えてたじゃねぇかよ。そんなお前が倒しただぁ?ますます信じられねぇな!」

 

 「逃げ、て。こいつは私だけでなんとかする・・・だから」

 

 「って、この姉ちゃんは言ってるけどよぉ、どうするよ?」

 

 これで、“はいそうですね”と言って逃げる・・・・そんなバカな事をするつもりはない。

 せめてこんな場面位は、自分でなんとかしてみせる。

 

 「お断り。どうせ去るならアンタを倒してからだ」

 

 「言うじゃねぇか!さっきまで怯えてたガキが・・・・・よぉっ!」

 

 《ワイアーム》の男はそう笑うと、一気に距離を詰めてきた。

 目と鼻の先まで来たと思ったら機竜爪刃(ダガー)を突き立ててきた。

 

 「・・・・・・こ、のっ!?」

 

 かろうじて右の機竜牙剣(ブレード)で防ぐ事には成功した。が、いくら神装機竜とはいえ、扱い慣れていない状況で防ぎ続けるには無理がある。

 力比べは不利だ。

 

 「・・・っ!」

 

 「ヘヘ、よく防げたじゃねぇか。でもいつまで持つか・・・・・な!?」

 

 男の言うとおり、確かに力比べは不利だ。

 だから、極力行わない。

 まずは、機竜爪刃(ダガー)を防いでいる機竜牙剣(ブレード)目がけて、《空挺要塞(レギオン)》をぶつける。

 機竜牙剣(ブレード)の先端を揺らすことで、相手の機竜爪刃(ダガー)を上から抑え込むことに成功した。

 長い得物は横方向からの衝撃に弱い。

 だから、今回は敢えてソレを狙うことで、少しでもこっちを有利にする。

 

 「考えたじゃねぇか、機竜爪刃(ダガー)を抑え込むことで俺の動きを封じる。んで、この距離だと遠距離用の武装は使えない。でもそれは、お前も一緒じゃあねぇのかよ!」

 

 「・・・・・」

 

 「それともまた無理矢理、軌道を変えるか?この状況で、んな操作ができるとは思えねぇけどな!」

 

 男の言うとおり。

 さっきは不意打ちで成功しただけ。

 もう一回やっても防がれるか避けられて反撃されるだけ。

 

 「おぉっ!?」

 

 今度は機竜牙剣(ブレード)の先端に《空挺要塞(レギオン)》を融合させて鎌の形状にする。

 融合させたことで刀身が少し曲がったが、それでも相手には届かない。

 だから再び《空挺要塞(レギオン)》をぶつけることで推進力として相手に斬りつける。

 

 「があっ・・・・くそっ、やるじゃねぇかよ」

 

 全力で距離を取る《ワイアーム》。

 それでも、今の攻撃で右腕を破壊することには成功した。

 

 「・・・・なっ!?」

 

 まだ終わりじゃない。

 鎌を投げ捨てることで、男の気を引きつけその隙をついてライフルを構える。

 

 「オイオイ、そいつぁ無茶ってモンだろう・・・・が!」

 

 再び《ワイアーム》の機動力を活かして接近してくる男。

 直撃しないようにジグザグに寄ってくる。

 確かにこれでは狙いようがない。

 だから、もう一回気を引く。

 相手を狙えないなら狙える状況にすればいい。

 

 「ぐあぁっ!?」

 

 さっき投げ捨てた鎌を操作して背後からぶつける。

 少しでも動きが止まった隙にライフルで《ワイアーム》の左腕の関節部を撃つ。

 着弾したと同時にライフルをその場に投げ捨て、接近して近くで浮いている鎌を持ち、そのまま薙ぎ払う。

 

 「・・・・がっ!?」

 

 相手の意識がなくなったのを確認して機竜を解除。

 すぐに義姉(ロッサ)ヘ駆け寄る。

 

 「・・・・守るつもりが、守られちゃった、わね。凄いじゃない。神装も使わず、《空挺要塞(レギオン)》だってあんなに使いこなして」

 

 「・・・・違う」

 

 「それに比べて私は終始押されっぱなしで、ロクに反撃もできず、その上あなたを危険な目に遭わせて」

 

 「・・・違うんです」

 

 「・・・・」

 

 「本当は、恐かっただけ。戦うのも、痛い思いをするのも・・・・でも一番嫌だったのは家族が傷つくことで」

 

 「・・・・・」

 

 「それを見たくない・・・そんな理由なんです。さっきのだって考えるよりも先に体が反応しただけだし、なんならあそこまでやるつもりもなかった。本当に偶然なんです」

 「・・・・そう」

 

 「でも、あの時戦おうと思ったのは、守ってもらってばかりは嫌だったから。だから、義姉(ロッサ)さんの・・・・せい、じゃ・・・・ない、」

 

 段々と体が重くなってくる。

 まだ、伝えてないことだってあるのに、視界が暗くなっていく。

 

 「ハミア!?どうし・・・・・・・・・・ちょっと!聞こえ・・・・!?」

 

 義姉(ロッサ)さんの声が、途切れ途切れで聞こえる。

 あぁ、結局カッコつかないなぁ。

 

 

 




ハミアが投稿ごとに成長していることに感動してますのは他でもない私です。
(もはや変わり過ぎなレベルですけど)
一応次回辺りでハミアの自分探しも終わらせようかと思っています。
えっ、《ラミア》の神装ですか?・・・・・なんとかします。
それではまた次回。
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