機械神聖帝国 ティア・ストラン 海底基地マシンランド
10サイのA・テレスが威風堂々といったようにある宣言をした。
A・テレス「よいか、プリキュアに関するわたしの研究は、すべて終わり、今や奴らとの戦いを完結させる時が来た。これより総攻撃をしかける!」
そしてF・シアを見やると彼女に告げた。
A・テレス「サイボーグのF・シア、貴様にはこの作戦にて最も重要な仕事をしてもらう」
F・シア「いえす」
M・キュリー「総統閣下、わたしへのご指示は? わたしは何をすればよろしいのでしょうか?」
同席していながら自分を一瞥すらしないA・テレスにM・キュリーは不安げに尋ねた。
A・テレス「ん、そうだな。F・シア、M・キュリーに大切な話がある。お前は席を外していろ」
F・シア「いえす」
F・シアは変わる事ない機械的な返事をして司令室から出て行った。
M・キュリー「総統閣下、大切な話とは?」
M・キュリーは期待を込めて尋ねた。
しかし、A・テレスの言葉に、彼女は凍り付いた。
A・テレス「うぬぼれるな!! よいか、F・シアを我が傘下として以来、おまえの存在は奴を完全なる僕とするための道具にすぎなかった。貴様を痛めつけるほど、それを目の当たりにしたF・シア の記憶には、わたしに対する恐怖が刻まれ、忠実なる僕となっていった。恐怖による支配こそが、何ものにも勝る力なのだ!」
M・キュリー「そんな!! わたしは閣下の命令に従って、働き続けたのです! なのに…」
彼女は血を吐く思いでそう訴えかけた。が
A・テレス「口ごたえはいい! 裁断ショック起動!!」
裁断ショックの電撃を受けてしまった。
苦しみ膝をつくM・キュリーに、A・テレスは吐き捨てた。
M・キュリー「お前に出来る事はただ一つ。下手に出しゃばり、邪魔だけはするな。おまえはわたしの失敗作だと言う事を忘れるな」
その言葉に、M・キュリーは静かに肩を震わせていた。
未来の部屋
私達は、今日も今日とて放課後に未来の部屋に集まっている
明日香「もうすぐクリスマス。みんなでパーティやろうよ!!」
十二月も半ばに入り、めっきり冷え込み始めたこのごろ。私はそう提案した。
未来「私はいいんだけどさ。そのパーティどこでやるの?」
未来が答えは分かっていると言いたげにジト目で質問してきたため、私は頬を掻きながら引きつった笑顔で答えた。
明日香「あはは、ここじゃ駄目?」
その言葉に未来は大きなため息をついた。
心美「明日香、あんたね…」
聖歌「もう少し、場所を考えてみても…」
恵「ほぼ毎日入り浸ってる私達が言える台詞じゃないけど…」
晶「未来も一人暮らしで大変なのですから…」
みんなも呆れ返るような言葉とジト目で私を見てきた。
さっきトリムをたくさん捕まえたいい気分が台無しになってしまったと後悔した。
その重い空気に耐えられず、私はなんとか雰囲気を変えようと辺りを見回すとテレビのリモコンが目に入った。
明日香「あっ、そっそうだ。なんかクリスマス特集とかやってないかな」
取り繕うようにテレビを着けると、バラエティの画面になった後、画面に急に砂嵐が走った。
未来「あら、故障かしら? 参ったわね」
未来がそう言いながらバンバンとテレビを叩くと突然テレビにA・テレスが映った。
心美「A・テレス!!」
聖歌「なんでテレビに!?」
私達の驚きをよそにA・テレスは話し始めた。
A・テレス「ごきげんよう。下等生物、人類の諸君。これから諸君の作ったくだらない機械を使って、あることを伝えたい。私の名は、機械神聖帝国ティア・ストラン総統、10サイのA・テレスである。明日より、諸君ら人類は我々の支配下に置かれることになる」
恵「なんですって!!」
晶「電波をジャックしているみたいね」
未来「そんな事分かるわよ。にしても勝手な事を!!」
憤慨している私達に語りかけるかのように、さらにA・テレスは続けた。
A・テレス「聞いているか、プリキュアよ。明朝の総攻撃開始を、ここに宣言する。言っておくが、これは降伏勧告でもなければ脅しでもない。せいぜい恐れおののいて、待っているがよい」
そう言い終えると、A・テレスの姿はテレビから消え、何事もなかったように元の番組が映し出されていた。
機械神聖帝国 ティア・ストラン 海底基地マシンランド
M・キュリーは裁断ショックにより受けたダメージで破損した箇所の修理を行っていた。
だが、腕の配線が一部焼き切れてしまっているらしく、細かい部分がうまくいっていなかった。
M・キュリー(自分の修理すらままならないとは、私も堕ちたものだわ。以前総統は、完全に破壊された私をデータ収集用だとしても修復してくれた。しかし、今の私にはその価値すらもないという事ね。一体何のために修理をしているのやら)
自分自身を修理しながらM・キュリーは途方もない惨めさを感じていた。
そんなM・キュリーのもとにF・シアは突然現れた。
F・シア「貸シテミロ」
F・シアはそう言うと工具を取り上げ、M・キュリーを修理しはじめた。
M・キュリー「何のつもり? 私を修理などしても何の得にもならないわよ」
M・キュリーは自嘲気味にそう言った。
するとF・シアは、抑揚のない声で答えた。
F・シア「オマエモ、コノ前ニヤッタ。アノ時ト同ジダ」
以前、自分がF・シアを修理した事を思い出し、一瞬ハッとするM・キュリーだったが、すぐに何かの思いを振り切るように手を振りほどいた。
F・シア「ドウシタ? マダ途中ダ」
そのM・キュリーの態度にF・シアは戸惑っていた。
M・キュリー「わたしとおまえとは、違うわ。あれは、憐みだった。おまえは、わたしと違う。記憶を抜かれた、哀れな木偶の坊にすぎないのだから」
M・キュリーは自身に言い聞かせるようにそう言い放った。
未来の部屋
恵「ついに来たわね、決戦の時が」
心美「聖歌、アンタ怖いんじゃない?」
心美ちゃんが聞くと聖歌ちゃんは笑顔で返した。
聖歌「だいじょうぶ、怖くありません。みんながいるから」
未来「そう言う心美は、相当気合い入ってるわね」
心美「当然! ティア・ストランを、A・テレスを倒すって約束だからね」
心美ちゃんの言葉に、私達は先日のマシンロイドのことを思い出していた。
晶「友達との大切な約束、ですものね」
明日香「どんなことがあったって、私達はこの世界を守る。他に友達になってない色んな人だっているんだろうし」
私はそこで一区切りして続けた。
明日香「それに、絶対フェアリーゾーンを復興させてみせるよ」
グルト「ありがとうグル。そうなったら仲間達にもみんなを紹介するグル」
みんなもその言葉に笑顔で頷いた。
明日香「よーしそうと決まれば」
そこで私は今後の方針を提案した。
明日香「今日はみんな、早く帰って、早く寝て、明日早く起きよ」
その言葉に全員なぜかずっこけていた。
心美「あのね… 遠足行くんじゃないんだから」
恵「緊張感台無し…」
聖歌「でもまあ、確かに明日に備えてそうしたほうがいいかもしれません」
晶「すべては、明日にかかっている。少しでも体力を温存しましょう」
かくして今日はお開きとなった。
帰り道に町中を歩いていたが、誰も特に慌てている様子がなかった。
明日香「なんでみんな慌ててないんだろ。あんな宣言されたのに」
すると道行く人の話が聞こえてきた。
通行人A「あの放送みたか?」
通行人B「頭のおかしい奴もいるもんだよな」
通行人C「誰が本気にするかってんだ、馬鹿だよな」
心美「誰も本気にしてないってことか」
聖歌「ネットニュースでも悪質な愉快犯だって報道されてます」
恵「こういうの聞くと、のんきって感じするわね」
晶「でも、却ってその方がいいわ。本当に何も起きないようにするんだから。私達の手で」
晶さんの言葉に私達は力強く頷いた。
翌日 未明 とある海岸
朝日が上ると同時に、海から何かが現れた。
それはゾーゾの大群と、それを率いるサメのような姿のマシンロイドだった。
そのマシンロイド シュートの
N・ボマパルト「行くぞー!! 決戦の時は来たれり!! 我らが総統A・テレス様の命により、愚かな人類に鉄槌を下す。A・テレス様の辞書に不可能の文字はない。かかれー!!!」
そのままゾーゾ達は、街へ進撃しようとしていた。
ウォーター「待ちなさい!!」
フレイム「絶対そんなことさせないわよ」
ゴールド「みんな、いくよ!!」
私達は一斉にゾーゾに向かって行った。
フレイム「うおりゃー!!」
ラウンド「だあぁー!!」
フレイムやラウンドはパワフルにパンチを打ち込んだり、投げ飛ばしたりしていた。
ウォーター「はっ! やっ! たっ!」
ウォーターは冷静にそして的確にゾーゾを一体ずつ倒していった。
ゴールド「やぁー!!」
ウッド「えぇーい!!」
私やウッドはうまく攻撃をいなしつつ、攻撃をしていった。
ライトニング「だだだだだぁぁ!!!」
ライト・ウイングは雄々しく、そして派手な技でゾーゾを一網打尽にしていった。
一方的にゾーゾが打ち負かされるのを見て、マシンロイドがこっちへと向かってきた。
N・ボマパルト「いい気になるなよ、プリキュア。このシュートのN・ボマパルトが貴様らを地獄へ送って…」
何かそのマシンロイドが言いかけていたようだが、その口を蔦の鎖が封じ、砂の丸鋸が両腕を切り落とし、水の弾丸が全身を穴だらけにしたところで、火の玉の直撃で大爆発を起こした。
ゴールド「やったね!」
ライト・ウイング「今更これぐらいどうってことないわね」
ほっと一息ついたその時、海の方から電撃が飛んできた。
ラウンド「プリキュア・サンド・ソーサー!」
でも間一髪でラウンドが防いでくれた。
その電撃の飛んできた先を見てみると案の定だった。
フレイム「来たわね」
ウォーター「F・シア…」
F・シア「ぷりきゅあ、でりーと」
ラウンド「しつこい奴ね、ホントに」
ゴールド「F・シア! 今日こそは決着をつけるんだから!!」
するとF・シアは地面すれすれを飛んで体当たりを仕掛けてきた。
なんとかかわすもすぐに方向転換して、上から横からと体当たりを繰り返してきた。
私達はさすがにすべてをかわしきれず、何度か体当たりを受け傷だらけになった。
フレイム「くっ、やっぱり強い!」
私達にある程度ダメージを与えたのを確認するとF・シア は一度距離を取った。
F・シア「受ケロ、ふらい・さんだー」
F・シアは指先から強烈な電撃を発射してきた。
「「「キャアアア!!」」」
ダメージの蓄積した私達は膝をついてしまった。
するとただ一人立っていたライト・ウイングが檄を飛ばしてきた。
ライト・ウイング「馬鹿!! ここで倒れてどうすんの、まだ先があるのよ!!」
そして、ライト・ウイングは光の羽根が舞い散らせて、F・シアを攻撃した。
ライト・ウイング「受けなさい! ジャスティス・フェザー」
光の羽根がF・シアに当たると小さな爆発が起きた。
一つ一つは小規模の爆発とはいえ、何発も受けたF・シアはひるんだ。
ウッド「今です! プリキュア・アイビィ・チェーン!」
その隙に蔦の鎖がF・シアの足を絡めとると、ウッドは鎖を思いっきり引っ張った。
バランスを崩して倒れたF・シアに私は追い打ちの必殺技を炸裂させた。
ゴールド「もらった、プリキュア・ゴールド・ブレイカー!!」
私の必殺技でF・シアは大ダメージを受けて大きく吹き飛んだ。
ウッド「やりました」
ウォーター「でも、まだ先があるわ」
ゴールド「うん、A・テレスを倒すまで、このまま一気にいく!」
私たちプリキュアは、金色に輝くキュアブレスを掲げ、大きな光の玉を作った。
ライト・ウイングもまたシャイニングパレットに力を込めだした。
ゴールド・フレイム・ウッド・ラウンド・ウォーター
「「「「「悪しきを砕く、絆の生んだ奇跡よ! プリキュア・エンジェリック・シンドローム!!」」」」」
ライト・ウイング「汚れた魂を浄化する正しき光を受けなさい!! ライト・ウイング・サンシャインフラッシャー!!」
私達の必殺技が、F・シアに決まった。
と思ったのだが
F・シア「ヌ、ヌ…。ガアアー!!」
なんと、F・シアは気合いでそれを跳ね飛ばした。
さらに同時に私達に向けて何か光線らしいものを発射してきた。
ライト・ウイング「な、なんですって!?」
光線を浴びた私達は全身に電撃が走るようなしびれを感じていた。
それが収まった時、変身が解除されていた。
見るとF・シアも膝をついている。
心美「相打ちってか。やるじゃない」
私もそう思ってもう一度変身しようとして凍り付いた。
明日香「な、なにこれ!? キュアブレスが石みたいになってる!?」
そうカラフルな腕輪だったキュアブレスがただの石みたいに灰色になっていた。
未来「な、なんで? シャイニングパレットが…」
見ると未来のシャイニングパレットもただのパレットになっていた。
明日香・心美・聖歌・恵・晶「「「「「プ、プリキュアパワー、サモンアップ!!」」」」」
未来「シャイニング・トランスフォーメーション!!」
私達はもう一度変身しようとしたが、何の反応もなかった。
恵「なんで? 変身できない!?」
聖歌「そ、そんな!?」
愕然としていると、轟音と共に大きな波しぶきが上がった。
A・テレス「ハッハッハッ。アーハッハッハッ!!」
海が割れ、A・テレスが高笑いしながらこっちへやって来た。
明日香「A・テレス…」
ダメージを受けて膝でなんとか体を支えているといった状態のF・シア に、A・テレスは声を満足そうにかけた。
A・テレス「よくやった、F・シア。我が指示どおり、プリキュアの変身機能を封印したようだな」
晶「変身機能を封印!?」
A・テレス「そうだ。F・シアの記憶から得た情報や、貴様達とマシンロイドの戦いで得たデータをもとに、プリキュアの戦闘データを我が才能ブレインで解析した」
晶「なんですって」
A・テレス「そして、わかったのだ。貴様たちプリキュアのパワーを御するのは困難なこと。だが、パワーの源たるブレスレットやパレットの機能を停止させる事は決して不可能ではない」
未来「そんなことがあるもんか! アンタなんかがプリキュアのパワーを停止させるなんて出来るわけない!!」
未来が激高して叫んだが、A・テレスはそれを一刀の元に切り捨てた。
A・テレス「我が才能ブレインの解析力を侮るな!! 事実、私はF・シアにそれを行わせたのだ。こいつは私の指示を忠実にこなしたというわけだ」
そう言うとA・テレスは膝をついて今にも倒れそうなF・シアを一瞥すると続けた。
A・テレス「己の全てのエネルギーを、犠牲にしてな」
心美「アンタって奴は…」
A・テレス「もはやおまえたちはただの小娘。私と戦う術はない。終幕をはじめようか、プリキュアどもよ」
聖歌「う、あ…あ…」
私達はF・シアを犠牲にするようなやり口に怒りが込み上げていた。
とは言え、変身できない今、どうする事も出来ないのも事実だった。
A・テレス「我が力をたっぷりと味わうがいい、細裂ハリケーン」
口の部分のスリットから強烈な風が発生し、私達を吹き飛ばしてしまった。
「「「わあーっ!!」」」
A・テレス「まだまだ行くぞ、最大ミサイル」
地面に叩き付けられた私達をいたぶるかのようにわざと狙いを外したミサイルが飛んできた。
確かに直撃こそしなかったが、爆風でさらに大きく吹き飛ばされてしまい、私達はみんな傷だらけのボロボロだった。
明日香「イタタ…」
恵「これじゃ、勝ち目ないわ…」
そんな私達を見てA・テレスは満足そうに言い放った。
A・テレス「恐怖を覚えるであろう? プリキュアよ。そうだ、もっと怖れろ、戦慄しろ! 恐怖こそがすべてを統率できる唯一のものなのだ。 それを身をもって理解できたであろう」
未来「くっ、誰が…」
未来も悔しそうに呟いたが、立ち上がろうとするだけでやっとだった。
A・テレス「プリキュアよ、貴様らはなかなか興味深い存在だった。だが、もう貴様らには用は無くなった。グランドフィナーレだ」
すると、A・テレスの甲冑のような鎧の胸の部分が大きく開いた。
A・テレス「これは、10個ある10サイのひとつ、『災厄デストラクション』だ。私が今日までほとんど攻撃を仕掛けなかったのは、この最大の兵器の開発に注力していたからだ」
すると胸の部分にエネルギーのようなものが集中していった。
A・テレス「地殻変動が起こるほどの大出力ビーム砲にて、おまえたちを塵芥に変えてやる。おまえたちの変身機能を封印し、完全な状態で一撃必殺の災厄デストラクションで幕引きをする。すべてわたしのシナリオ通りだ。安心しろ、おまえたち亡きあと、人類はわたしが統率し、ティア・ストランの栄華を築いてやる。さらばだ」
明日香「まだだよ、あきらめるもんかー!!」
わたしは気合い一発立ち上がった。
心美「こんな終わり方、絶対認めない!!」
聖歌「大切なものがあるんです!!」
恵「まだまだ、やり足りない事だってあるんだから!!」
晶「これからも大切な人達と歩んでいきたいの!!」
未来「この世界は私達が絶対に守る!!」
するとみんなも傷だらけにもかかわらず立ち上がった。
A・テレス「無駄だ、変身できぬ貴様達に何が出来る? 災厄デストラクション発射カウントダウン」
その時だった。
何か暖かい光がキュアブレスから、未来のパレットから溢れ出た。
明日香「これって!?」
心美「まさか!?」
未来「一か八かよ!!」
私達はキュアブレスを掲げると五色の光が溢れ出た。
明日香・心美・聖歌・恵・晶「「「「「プリキュアパワー、サモンアップ!!」」」」」
『サモン、ゴールドパワー』
『サモン、フレイムパワー』
『サモン、ウッドパワー』
『サモン、ラウンドパワー』
『サモン、ウォーターパワー』
未来「シャイニング・トランスフォーメーション!!」
『トランスフォーム』
未来のほうもパレットがシャイニングパレットにもう一度変化し、鮮やかな七色に光に包まれた。
そして私達は変身完了とともに間髪入れず必殺技を放った。
ゴールド・フレイム・ウッド・ラウンド・ウォーター
「「「「「悪しきを砕く、絆の生んだ奇跡よ! プリキュア・エンジェリック・シンドローム!!」」」」」
ライト・ウイング「汚れた魂を浄化する正しき光を受けなさい!! ライト・ウイング・サンシャインフラッシャー!!」
A・テレス「何だと? おのれ、災厄デストラクション発射だ」
しかし、それが発射されるより一瞬早く私達の必殺技が炸裂した。
すると、災厄デストラクションと私達の必殺技のエネルギーがぶつかり合い、キノコ雲が発生するほどのとてつもない大爆発が起こり、私達は大きく吹き飛ばされた。
その大爆発の余波で地面には巨大なクレーターが出来ていた。
グルト「今の爆発…、プリキュア、大丈夫グル〜?」
未来の部屋では、グルトが異常を察知していた。
大爆発に吹き飛ばされた私達はかなりボロボロになっていた。
ゴールド「アイタタタ… みんな大丈夫?」
ウッド「なんとか生きてます…」
ラウンド「ギリギリだったけどね」
ウォーター「変身できたのが幸いだったわ」
フレイム「なんでもう一度変身できたんだろ?」
ライト・ウイング「きっと、プリキュアの力が、私達の諦めない気持ちに答えてくれたんだと思うわ」
ゴールド「行こう。私達6人の絆がある限り、絶対に負けないってアイツに見せてやろう」
私の言葉にみんなは拳を握り、力強く頷いた。
一方、A・テレスは、F・シアを蹴り飛ばすなどして、当たり散らしていた。
A・テレス「この使えぬポンコツめがっ!」
そう吐き捨てながら、エネルギーを使い果たしたF・シアを粗大ゴミの様に踏みつけていた。
A・テレス「貴様が中途半端な事をした所為で、貴重な災厄ディストラクションが破壊されてしまったではないか!! 裁断ショック発動!!」
裁断ショックの電撃がF・シアを襲い、F・シアは苦しみながら謝罪した。
F・シア「申シ訳アリマセン…」
その言葉を聞いて鬱憤が晴れたのか、A・テレスは、落ち着きを取り戻した。
A・テレス「ふん、もうよいわ。このわたし自らの手でプリキュアの息の根を止めるという、ミッションが増えたにすぎん。所詮あやつらなど、虫けらも同然なのだ」
ゴールド「そんな事はないよ!」
A・テレス「む、プリキュア」
フレイム「私たちは、アンタなんかに負けはしない!」
ウッド「辛い事や困難を乗り越えて、私たちは強くなってきました」
ウォーター「わたしたちは何度倒れても、絶対に諦めない!」
ラウンド「そして、この世界を汚そうとするアンタの野望を、打ち砕いてみせる!」
ライト・ウイング「私達の力を、あなたに見せてやる!」
ゴールド「金に輝く明日への希望 キュア・ゴールド!!」
フレイム「真っ赤に燃える心の炎 キュア・フレイム!!」
ウッド「新緑の映える聖なる木々 キュア・ウッド!!」
ラウンド「黄色に染まった恵みの大地 キュア・ラウンド!!」
ウォーター「命育む青き結晶 キュア・ウォーター!!」
「「「「「絆の生んだ奇跡の力!! エンジェルプリキュア!!」」」」」
ライト・ウイング「清らかな光溢れる正義の翼 ライト・ウイング」
ゴールド「教えてあげるよ、A・テレス! 私たちのこの絆がある限り、プリキュアは無敵なんだから!!」
A・テレス「生意気なことを言う小娘どもが!! 絆などという不合理なものは恐怖の前にはなんの意味もないという事を、恐怖の権化である私が教えてくれる!!」
続く
怪人紹介
シュートのN・ボマパルト
サメをモチーフにしたロボット
名称モチーフはナポレオン・ボナパルト (Napoléon Bonaparte)