エンジェルプリキュア   作:k-suke

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終焉の闇
第22話 新春 究極バトル


 

 

明日香「新年、明けましておめでとうございます!!」

 

心美「おめでとう明日香!」

 

恵「おめでとうございます」

 

聖歌「今年もよろしくお願いします」

 

晶「こちらこそよろしくお願いします」

 

未来「明けましておめでとう。お兄ちゃん」

 

グルト「おめでとうグル」

 

新年を迎えた私達は、みんなで初詣に来ているのだ。

 

この神社は結構有名なところで、隣町からもお参りに来る人が多く、かなり賑わっていた。

 

 

明日香「いや〜去年はホントに色々あったよね」

 

私はプリキュアとして戦った去年を回想していた。

 

心美「ホント、非常識な一年だったよね」

 

聖歌「でも、嬉しい事もいっぱいありました。こんなに友達がいっぱいできたんです」

 

恵「そうね。自分を見つめ直す、いい出会いだったわ」

 

晶「自分をより成長させてくれる年でもあったわね。今年もそんな年だといいけど」

 

そんな事を言い合いながら、私たちはお参りを行った。

 

 

 

 

明日香「今年こそ、フェアリーゾーンを復興させられますように」

 

私はパンパンと手を叩いてそうお祈りした。

 

 

心美「柔道部が県大会でいい成績を残せますように」

 

恵「学校や町内がもっともっと奇麗になりますように」

 

晶「生徒会にいい人が入ってきますように」

 

聖歌「読みたい外国語の本が、和訳出版されますように。未来さんは何をお祈りしてたんですか? 聞こえませんでしたけど」

 

私達がめいめいのお願いをしている中、未来はぼそぼそと呟いていたのでよく聞こえなかった。

 

 

未来「私は…、あの二人にもう一度会えますように、かな。叶わないと思うけど、それが一番の望み」

 

未来はどこか俯いた感じでそう言った。

 

 

心美「そっか、憧れの人達だったんだよね」

 

明日香「でもさ、三が日が明けたら学校に行けるし、それでその人達の事を調べようよ。もしかしたら、すごーく遠いところに引っ越しただけなのかもしれないし」

 

私は未来を励ましたつもりだった。

 

すると未来は私を馬鹿にするようにため息をつきながら言った。

 

 

未来「そんな遠いところだとどのみち会えないじゃない。いくら飾り物でも、もうちょっと頭使いなさいよ。考えが足りないというか、なんというか」

 

 

 

心美「あんたさ、その口の悪さなんとかなんないの? グルトあんたも言ってやんなよ、憧れの人が泣くってさ」

 

心美ちゃんが相変わらずの未来の口の悪さに呆れたようにグルトに振った。

 

 

 

グルト「というよりも、あの二人の影響の賜物だと思うグル…」

 

ため息をつくグルトを見て、疑問が出た。

 

 

聖歌「一体どんな人達だったんでしょうか…」

 

晶「まあいいわ、それよりおみくじでも引きましょう」

 

恵「賛成! えーっとおみくじ売り場はあっちね」

 

 

するとおみくじ売り場から小学校高学年ぐらいの男の子とその妹らしき子が歩いてきた。

 

男の子「ひとみ、お前はどうだった?」

 

女の子「中吉だよ。裕紀お兄ちゃんは?」

 

男の子「大吉だ。俺の勝ちだな」

 

女の子「いいもん。お姉ちゃんが帰って来たんだからそれだけで大吉だもん」

 

男の子「まあな。早く姉ちゃんとこに行こうぜ」

 

 

 

私達はそんな会話を聞いてしみじみと感じていた。

 

未来「いいわね。のほほんとしてて」

 

心美「あんなのを私達は守ったのよね」

 

聖歌「はい。大変でしたけどよかったなって思います」

 

恵「やり遂げたって達成感もあるしね」

 

晶「ええ。今までのどんなことよりもそれを感じるわ」

 

明日香「もう、あんな奴らが出てこないといいけど。フライシアのこともあるし気になるなあ」

 

グルト「まあまあ。そんな事忘れて、早くおみくじ引くグル」

 

明日香「そうだね、えーっと一回200円か」

 

 

そうして私達7人は(グルトの分は私が引いた)おみくじを引いた。

 

 

その結果

 

 

 

心美(末吉)「微妙ね」

 

聖歌(吉)「悪くはないですけど」

 

恵(吉)「あんまり良くもないわね」

 

晶(末吉)「年の始めとしてはあまりいい幸先ではないわね」

 

未来(小吉)「願い事…努力次第。待ち人…会う事は叶う。まあ、気休めにはなるか」

 

明日香(吉)「グルトはどうだった?」

 

グルトのくじをのぞいた私は顔が引きつった。

 

 

 

『大凶』

 

 

 

グルト「友人関係に亀裂あり…。隠し事が暴露される…。大切な物は失われる…」

 

グルトは真っ青になりながらおみくじを読み上げていた。

 

 

心美「今時、正月そうそう大凶なんて入れる普通?」

 

聖歌「ま、まあまあ。所詮くじですから」

 

恵「そうね。あまり気にしない方がいいわよ」

 

みんなも必死にフォローしており、私もなんとか空気を変えようと辺りを見回した。

 

 

明日香「あっ、ほらほら見て見て。トリムだよ。いっぱい飛んでる」

 

晶「やっぱり、くじなんて当てにならないわね。新年早々ついてるわよ」

 

そうして私達はトリムを十匹近く捕まえて、エンジェルクリスタルに入れた。

 

 

 

未来「大分、トリムも集まってきたし。もうすぐ願い事が叶えられるわ」

 

グルト「みんな、ありがとうグル。フェアリーゾーンが復興したら真っ先に招待するグル」

 

明日香「ありがとう、楽しみにしてるよ」

 

心美「フェアリーゾーンかあ、どんなとこなのかな? 全然知らないんだよね」

 

聖歌「そうですね、興味あります」

 

グルト「グルト達みたいな妖精がいっぱいいる所グル。みんな平和を愛する仲間達グル」

 

恵「へえーっ、奇麗なところみたいね。楽しみだわ」

 

晶「ええ、多くの人達が仲良くやれる国。すごく興味あるわ、生徒会の運営に応用できそうだし」

 

そんな事を言いながら私達は笑い合っていた。

 

 

 

 

 

 

「…デ〜ストロ〜イ…」

 

 

 

 

 

心美「ねえ、なにか聞こえなかった?」

 

聖歌「聞こえました。不気味な声でした」

 

恵「ねえ、なんとなく予想ついてるんじゃない?」

 

晶「ええ、これだけ続くとね」

 

未来「こうなりゃ、とことんやったろうじゃない。お兄ちゃん、隠れててね」

 

明日香「さあ、来い!!」

 

 

 

 

 

 

すると私達の目の前に黒いモヤのような物が現れた。

 

それがだんだんと人の形のようになっていくのを見て、私達は確信した。

 

まただ、と。

 

心美「さあ、今度はいったいどんな奴よ!」

 

 

???「おやおや、よく私達のことはよくご存知だと思いますよ。プリキュアの皆様方」

 

その妙に礼儀正しい、それでいてうさんくさい話し方には聞き覚えがあった。

 

晶「!! あなたはブラックムーンの」

 

レッドビー「ええお久しぶりです。わたくしは十六夜のレッドビー改め終焉のレッドビーです。他の皆さんもあなた方にご挨拶がしたいようですよ」

 

 

???「久しぶりだな、プリキュア」

 

黒いモヤは、次に見覚えのある黒い蛾の姿をした怪物となった。

 

恵「満月のモスブラック!!」

 

モスブラック「否。今のわしは終焉のモスブラックだ」

 

 

さらにモヤは形になり続けていた。

 

未来「汁ベエに筋タロウ!! アンタ達まで!!」

 

汁ベエ「そ〜さ。終焉の汁ベエと」

 

筋タロウ「終焉の…筋タロウだ…。久しぶりだなプリキュア」

 

 

聖歌「とすると、まさか…」

 

A(アリス)・テレス「当たり前だ。私をなめてはいけない。新たに生まれ変わった、終焉のA・テレスをな」

 

今まで倒してきた組織のボスや幹部達が復活したのを見て、私達は驚いた。

 

 

明日香「どうして!? あなた達は私達が倒したはず」

 

 

 

レッドビー「確かに、わたくしどもは、一度あなた方に破れ、地獄に堕ちました」

 

モスブラック「しかし、その堕ちた地獄で抱き続けた恨みの念を受け取った物がいた」

 

筋タロウ「それが…終焉の…デストロイ…」

 

汁ベエ「そ〜いつの力で我が輩達は、こ〜して地獄からでてくることができたのさ〜」

 

A・テレス「この恨みの力を思い知らせてくれる!!」

 

 

心美「上等よ!!」

 

聖歌「私達は何度でも戦います!!」

 

恵「この世界を汚すやつらなんて許さない」

 

未来「何度蘇っても必ず倒す」

 

晶「それが、プリキュアの使命よ」

 

明日香「みんな、行くよ!!」

 

私達はキュアブレスを掲げて変身した。

 

明日香・心美・聖歌・恵・晶「「「「「プリキュアパワー、サモンアップ!!」」」」」

 

『サモン、ゴールドパワー』

『サモン、フレイムパワー』

『サモン、ウッドパワー』

『サモン、ラウンドパワー』

『サモン、ウォーターパワー』

 

 

 

私たちはオレンジ、赤、緑、黄色、青の五色の鮮やかな光に包まれて変身した。

 

 

 

ゴールド「金に輝く明日への希望 キュア・ゴールド!!」

 

フレイム「真っ赤に燃える心の炎 キュア・フレイム!!」

 

ウッド「新緑の映える聖なる木々 キュア・ウッド!!」

 

ラウンド「黄色に染まった恵みの大地 キュア・ラウンド!!」

 

ウォーター「命育む青き結晶 キュア・ウォーター!!」

 

 

「「「「「絆の生んだ奇跡の力!! エンジェルプリキュア!!」」」」」

 

 

 

 

未来もシャイニングパレットをタッチペンのようなもので操作した。

 

未来「シャイニング・トランスフォーメーション!!」

 

『トランスフォーム』

 

するとパレットから声が出て、同時に発せられた七色の光に包まれ、光の羽根を舞い散らしながら、変身した。

 

ライト・ウイング「清らかな光溢れる正義の翼 ライト・ウイング」

 

 

 

 

レッドビー「変身したところで同じですよ」

 

モスブラック「貴様らの力など、わしらの前では通用しない」

 

余裕たっぷりというように、レッドビーとモスブラックが言い切った。

 

フレイム「一度倒されといてずいぶん余裕ね」

 

ラウンド「何かパワーアップでもしたのかしら」

 

 

筋タロウ「その言葉…そっくり返す…」

 

汁ベエ「ま〜さか、お前さん達だけの力で我が輩達に、勝てると思ってるのかね〜」

 

ウォーター「どういう意味?」

 

ウッド「私達だって、戦いを続けて強くなってるんですよ」

 

筋タロウと汁ベエの言い様に少し引っかかった。

 

 

A・テレス「愚かさは全く変わっていないな。身の程知らずとはこのことだ」

 

ライト・ウイング「ふざけんじゃないわよ!! 死に損ないの分際でどっちが身の程知らずよ」

 

ゴールド「私達の力を見せてあげるよ」

 

 

そうして私達は復活した敵と戦い始めた。

 

 

 

 

 

 

レッドビー「食らえ、蜂爆弾」

 

レッドビーは赤黒い光弾をラウンドに向けて連射してきた。

 

ラウンド「プリキュア・サンド・ソーサー!」

 

ラウンドは砂の盾を展開して、攻撃を防いだが、連射される弾に防戦一方になってしまった。

 

レッドビー「おやおや、防ぐだけでいっぱいいっぱいのようですね」

 

ラウンドはレッドビーの攻撃に歯を食いしばって耐えていたが、やがて限界が来た。

 

赤黒い光弾がソーサーを突き破りラウンドに直撃した。

 

ラウンド「そんな!! ああーっ!!」

 

レッドビー「馬鹿の一つ覚えという奴ですね。キュア・ラウンド」

 

ラウンド「くぅぅ」

 

 

 

フレイム「もう一回地獄に行きなさい!!」

 

フレイムがモスブラックに向かっていった。

 

モスブラック「小娘が!!」

 

フレイムはモスブラックとうまく組合い、得意の一本背負いに入ろうとした。

 

モスブラック「甘いわ!!」

 

逆に技をかけ返され、大きく投げ飛ばされた。

 

フレイム「うわーっ!!」

 

モスブラック「ふん、柔よく剛を制すか。しかし、最低限度の力もなしに言える台詞ではないな」

 

 

 

ウォーター「これでどう? プリキュア・ウォーター・バレット!!」

 

筋タロウに対して放たれた大量の水の弾丸だったが、

 

筋タロウ「無駄だ…」

 

なんと筋タロウは仁王立ちのまま、すべての弾丸の直撃を受けきった。

 

ウォーター「な!」

 

筋タロウ「次は…こちら…行くぞ…」

 

筋タロウのパンチを咄嗟にウォーターはガードするも、防ぎきれず殴り飛ばされた。

 

筋タロウ「手数で…補えるほどの…力も無いくせに…」

 

 

ウッド「私の鎖は蔦。水分を吸い取れるはず…。プリキュア・アイビィ・チェーン!!」

 

蔦の鎖が汁ベエに絡み付き動きを封じた。

 

汁ベエ「こ〜れで、我が輩の水分を吸い取るつもりかい。浅知恵だねえ」

 

すると、汁ベエは全身をゲル状にして、あっさり脱出した。

 

ウッド「ああ!!」

 

驚いているウッドにゲル状になった汁ベエはそのまま体当たりをした。

 

ウッド「キャアアア!!」

 

 

 

A・テレス「くらえ!! 最大ミサイル!!」

 

A・テレスは巨大なミサイルを乱射してきた。私とライト・ウイングは必死にかわしたが、それで手一杯になってしまい近寄る事も出来なかった。

 

ライト・ウイング「くっ、こんなに威力あったっけ」

 

ゴールド「前は何とかなったのに! パワーアップしてる!?」

 

A・テレス「違うな。元々貴様らが弱いだけだ。細裂ハリケーン」

 

口の部分のスリットから強烈な風が発生し、私達は吹き飛ばされた。

 

 

 

 

 

一度倒したはずの相手なのに、私達はみんな手も足もろくに出なかった。

 

フレイム「くっ。こいつら、強くなってる」

 

ラウンド「地獄でパワーアップしたと言う事かしら」

 

ウッド「でも、負けられません」

 

ウォーター「プリキュアの使命があるんだから」

 

ライト・ウイング「ここで終われば、全部が無駄になる」

 

ゴールド「絶対に、勝つんだから」

 

私達は気持ちでは負けていなかったが、体がなかなか言う事を聞かなかった。

 

 

レッドビー「無駄ですよ。いつもわたくし達一人一人に数人掛りで戦っていたのをお忘れですか? 一対一では所詮あなた方の力など知れた物なのですよ」

 

筋タロウ「貴様達…だけでは…勝てない…」

 

モスブラック「しかし奴め。なかなか来んな」

 

汁ベエ「こ〜のまま見過ごすつもりかね〜」

 

A・テレス「いや、来たようだ」

 

怪人達が何か話していると思うと、何かが風を切り裂いて飛んでくる音が聞こえてきた。

 

 

 

 

フレイム「何? 何が来るの?」

 

ラウンド「まさかアイツら、はじめからそれを待ってたの!?」

 

そして、私達の前にその飛んできた物が着地した。

 

 

 

ライト・ウイング「!! サイボーグのF(フライ)・シア!!」

 

そう、飛んできたのはサイボーグのF・シアだった。

 

 

ウォーター「よ、よりによってこんな時に…」

 

ウッド「さ、最悪です…」

 

突然現れたF・シアに私達はおそらく真っ青になっていただろう。

 

しかし、F・シアは怪人達の方を一瞥すると、馬鹿にしたように話し始めた。

 

 

F・シア「おーおー、妙な気配がするから何かと思えば。死に損ないどもが雁首そろえて集まって、ご苦労なこって」

 

 

そしてA・テレスの方を見やり続けた。

 

F・シア「A・テレス、テメエの傲慢さと身の程知らずな野望は、今後のいい反面教師になりそうだ。礼を言ってやるよ」

 

A・テレス「貴様…」

 

A・テレスが肩を振るわせているのにも気付かない振りをしてそう言い終えると、F・シアの体は光り出し、その光が収まった時にいたのはカマイタチの風ライシアだった。

 

 

フレイム「え?」

 

 

 

風ライシア「汁ベエに、筋タロウ。テメエらの陰険な考えは、今思い出しても反吐が出る。 ヘドロみてえな関係を絆などとぬかす価値観にもなあ」

 

風ライシアは汁ベエと筋タロウに対して、吐き捨てるようにそう言った。

 

 

汁ベエ「よ〜くも、ぬけぬけと…」

 

筋タロウ「許せん…」

 

 

 

さらに光り出すと新月のフライシアがそこにいた。

 

フライシア「レッドビーにモスブラック。お前らの脳筋丸出しの頭には、笑いを堪えるので一苦労だったぜ。な〜んせこの姿になって新月のフライシアとすり替わったあたしに最後まで気付かねえぐらいなんだからな」

 

レッドビー「黙りなさい…」

 

モスブラック「貴様…よくもよくも…」

 

 

フライシアの言葉に私達は驚いた。

 

ウォーター「何? 何言ってるの? じゃあ、一体アイツは…」

 

 

 

フライシア「あれ? ってことはだ…。な〜んだ、テメエらただの馬鹿の集団じゃねえか」

 

フライシアは少し考えるような仕草をすると怪人達を指差しながらケラケラと

笑っていた。

 

その言い草に、肩を振るわせていた怪人達も我慢の限界に来たようだった。

 

 

レッドビー「言わせておけば!! 蜂爆弾」

 

レッドビーは赤黒い光弾をフライシアに向けて連射した。

 

 

 

 

 

 

 

フライシア「…ソーサー!」

 

 

 

するとフライシアは、顔色一つ変えず、静かに左手を前に出すと、薄い円盤のような物を発生させ光弾をあっさり防いだ。

 

フライシア「はぁぁ!!」

 

さらにその円盤をフリスビーのように投げつけ、A・テレスの腕を切り落とした。

 

 

A・テレス「ぬぅ! おのれ…」

 

ラウンド「何? い、今のは!?」

 

 

 

 

 

 

フライシア「…チェーン!」

 

 

 

続いてフライシアは右手から光の鎖のような物を発射し、怪人達の足を絡めとると鎖を引っぱり全員をひっくり返した。

 

と思うと、その鎖に電撃のような物が走り、怪人達にダメージを与えた。

 

 

「「「ギャアアアア!!」」」

 

 

 

 

フレイム「ちょっと、あれって!?」

 

ウッド「私達の技によく似ています!!」

 

 

ラウンドやウッドの必殺技によく似た攻撃をするフライシアに私達は戸惑っていた。

 

 

ライト・ウイング「あ…ああ…。まさか…まさか…」

 

グルト「何で…気付かなかったグル!!」

 

 

 

 

 

ダメージを受けて動けない怪人達を前にフライシアは一呼吸置いて言った。

 

フライシア「さあーて。遠慮ももういらねえわけだし、せっかく年も明けたんだ。心機一転して、一応様式美に乗っ取りますかね」

 

そう言うとフライシアはひと際大きく光り輝いた。

 

 

その光が収まったときそこにいたのは、一人の高校生ぐらいの振りそでを着た栗色の髪の女の人だった。

 

フレイム「え? なんなの?」

 

ウォーター「女の人…?」

 

ゴールド「!! あ、あの人は!!」

 

そう、その人は私が過去に飛ばされた時に出会ったあの女の人だった。

 

 

筋タロウ「貴様は…!!」

 

汁ベエ「く〜、その顔だ〜けは二〜度と見たくなかった〜」

 

 

「けっ、そりゃお互い様だ。行くぜ化け物ども!!」

 

その人は顔の前で両手首を交差させると、信じられない言葉を発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「プリキュアパワー、サモンアップ!!」

 

 

ゴールド・フレイム・ウッド・ラウンド・ウォーター「「「「「えっ?」」」」」

 

 

『Summon, lightning cyclone power. Explosion, ultimate power』

 

 

 

 

 

私達の驚いた次の瞬間、彼女目掛けて雷が落ちてきたかと思うと、続けて彼女を中心に竜巻が発生した。

 

その稲光と暴風に私達は思わず目をつぶってしまった。

 

そして、うっすらと目を開けていくと、そこにいた存在に思わず目を見開いた。

 

 

 

 

 

銀色のラインの入った金色のゴスロリ衣装。

 

背中まで伸びた銀メッシュ入りの美しい金髪。

 

稲妻を模したようなデザインのティアラにイヤリング。

 

そして右手の銀色、左手の金色のブレスレット。

 

 

驚きのあまり声一つでず、混乱していた私達の頭に、その人が次に発した言葉はとどめを刺した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「闇を裂く究極の閃光 キュア・アルティメット!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

続く

 

 

 

 

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