和樹「それでは、皆さん無事に服を着られたので順番に買い物の方に行きます先ずは織田様、豊臣様、前田様の3人で次に足利様、明智様、大友様、立花様、の4人ですその次に伊達様、毛利様、小早川様、の3人で最後に徳川様、長曽我部様、の順で行きますので宜しくお願いします。後ヨシモトには悪いんだけど、皆さんの買い物が終わる迄待っといて欲しいな!そこの棚にある本や道場を好きに使っても構わないから。」
ヨシモト「はい!分かりましたわ!」
先程の買い物で敬語無し+名前を呼ぶ事をヨシモトに言われたばかりなので俺は極々自然に名前を呼んでしまった…それがいけなかった。
ノブナガ「おい!和樹!何故今お嬢の事を名前で呼んだのじゃ!しかも敬語も無くそれならばワシの事も名前で呼べ!敬語もいらん‼」
ノブナガが言い出したそれを皮切りに他の武将が一斉に自分も名前で呼べと敬語も要らないと言い出した。
その言葉を前の買い物途中で言われた俺からしたら物凄く困るのだ…何故なら先程のヨシモトの件でも自分では正直納得出来てない部分もある。
いくら戦国武将とは言え彼女達は歴とした女性なのだ、しかも自分よりも年端もいかない異性ばかりだ。
いきなり馴れ馴れしく名を呼べる訳でも崩した話し方も出来る訳がない。
和樹「はぁ…(ヨシモトの時はつい勢いで了承してしまったが、出来る事なら名字呼びに戻したい位だ…(あの頃みたいな後悔はもう二度としたくない)先ず織田様の質問に御答えします…自分は基本的に異性とは関わりたくないと思っています。」
ヨシテル「ならば何故⁇ヨシモト殿を名で呼び話し方を崩しているのですか?」
ミツヒデ「そうだ…それに貴殿は我々を住まわすと言っていただろう、もし異性と関わりたくは無いと言うならば我々を追い出すはずだ」
和樹「そうですね…明智様の仰る通りです。只それをしなかったのは間接的に皆さんを知っていたからなんだと思います」
ソウリン「間接的にってどう言う事ですか⁇」
和樹「少し前にゲームと言う物を皆さんに見せましたね。他にもパチンコと言う遊戯や色々な物で皆さんの事を知っていました。」
ドウセツ「その娯楽が合ったから私達に此処に居て良いと言ったのですね」
和樹「結局只の自分の自己満足なんですよ……呆れてしまうでしょう?」
ヨシモト「そんな事はありませんわ⁉私は和樹さんに名で呼ばれ話してくれた事がとても嬉しかったんですのよ‼」
和樹「嬉しかった⁉どうして‼」
ヨシモト「………和樹さんはご存知だとは思いますが知っての通り私は今川家の長女として駿河の国を民を護る為日々戦に明け暮れていましたわ…ですが誰も私をヨシモトとしては、只1人の人間として見てくれなかったのです。唯一私を見てくれて慕い共に戦ってくれたのはイエヤスさんや他の皆さんですけど…」
イエヤス「お姉様…」
ノブナガ「まぁ…お嬢の言うてる事は間違ってはおらん。」
ヨシモト/ヒデヨシ「「ノブナガさん…。/お館様。」」
ノブナガ「それを言うならワシも似た様なもんじゃ!…そもそもワシ等は戦国の世で殺し合って領地を奪い合いながらこうして今も生きてこれとる…ワシやお嬢、各国の大名となる者は皆…似た様な経験は有るのかもしれんのぅ。」
ノブナガの言葉に静かに頷く者や俯く者もいる。
ヨシテル「確かに…私も将軍と言う立場ですのでヨシモト殿の様に似た様な心うちになった事も有ります。…ですがそれでも私達の生きていた時代はそんな事すらも考えさせてくれる時間はありませんでした。………国をそして民や愛しい者や家族それに自分に忠義を尽くしてくれる家臣を守る為それを表に出す事は中々難しく有りました。」
ヨシモト「ですから男性の中でも分け隔てなく私と対等に話してくれたり優しくして頂いた事が私は一番嬉しく思います」
俺は何て馬鹿だったんだろうか…ヨシモトが皆さんが俺と仲良くしてくれようと寄り添って来てくれていたのに俺は自分で勝手に壁を作っていたんだ。異性がどうこうとかじゃないんだ。
和樹「ヨシモト…ありがとう!それに皆‼こんな俺で良ければ仲良くして欲しい!」
ノブナガ「何を当たり前の事を言っているんじゃ?元からワシ等はそのつもりなのだからのぅ」
和樹「そっか!それじゃ改めてノブナガ、ヒデヨシ、トシイエ、買い物に行こうか!」
3人「おう‼」
そしてまたショッピングモールに着いた。
和樹「それじゃあこれから皆の布団を買うよ!」
ノブナガ「布団か…ワシに合う布団があれば良いのぅ」
ヒデヨシ「あはは…はぁ…お館様…」
トシイエ「うわ⁉人がいすぎだろ⁉」
和樹「それじゃ3人で各自気に入った布団があれば取って来てくれ俺は他の皆の分を選んで来るから」
3人「おう!」とそれぞれ別れた。
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30分後2人共布団を持って戻って来た。
ヒデヨシ「かっちゃん!持ってきたよ!」
トシイエ「オイラはこれが良いぜ!」
ヒデヨシ「あれ?お館様は?」
トシイエ「んあ⁇何だよ…てっきりヒデヨシと一緒だと思ってたのに?オイラも見ては無いけどさ?」
ヒデヨシ「えー⁉私も見て無いよ⁈トッシーと一緒に居るもんだとばかり思ってたから…どーしよ」
和樹「マジか…」
3人で探しに行くかと話していると丁度ノブナガが戻って来た。
ノブナガ「待たせたのぅ‼ワシはこれにするのじゃ‼」
と言って持ってきた布団はかなり派手な赤色がベースで金の刺繍が入った布団を持って来たのだ…家臣の2人は何とも言えない表情をしていた。
ヒデヨシ/トシイエ「「お館様……」」
和樹「取り敢えず決まったのなら3人共それで良いのか?」
3人「おう‼」
そして会計し家に着くように配達にして貰った。
ノブナガは先ほど言った通りかなり派手な布団なのだが、対して家臣の二人は自分が好きな色の布団にしていた。例えばヒデヨシは黄色が好きなのか黄色の布団を選んでいたしトシイエも茶色と白のストライプの布団を選んでいた因みに俺が選んだ皆の布団は各自の色を思い浮かべながら選んだ。
和樹「さて…とこれで買い物は終了だ!」
ノブナガ「なんじゃ?もう帰るのか?…つまらんのぅ」
ヒデヨシ「そうだよ!もっと見て回ろうよ!」
和樹「あ〜まぁそうしてやりたいのは山々何だけどな(苦笑)」
ノブナガ「⁇サルよお主偉く騒ぐのぅ?何かあるのか?」
ノブナガに言われてヒデヨシは慌てて口を開く。
ヒデヨシ「えっ⁈そっそんな事ありませんよ⁉…あははっ!」
和樹(ふーん…成る程ね。)俺はヒデヨシが焦っている理由が分かった。それは…ヒデヨシの丁度背中側にあるカレー屋が先程から鼻先を擽る良い匂いが漂っているのだ。
するとトシイエも気付いたのか陰で密かに笑っている。多分あの様子じゃあノブナガも気付いているだろうそれを表情に出さず意地の悪い笑みを向けながらヒデヨシと話している。これではヒデヨシが可哀想だそろそろ助け船を出してやるか…
和樹「そこまでだノブナガ!あんまりヒデヨシをいじめてやるな」
ヒデヨシ「へっ⁈」
ノブナガ「くくっ!やはり和樹も分かっていたか!」
和樹「そりゃ…まぁな!因みにトシイエも気付いていたぞ」
ヒデヨシ「そっそうなんですか~‼うぅ~!//////」
和樹「ヒデヨシ悪いけどもう少し我慢してくれるか?まだ買い物をしなきゃ行けないんだ。もし我慢出来たら飛びきり旨い夕食を食わしてやるよ!」
ヒデヨシ「本当に⁉やったね‼じゃあしっかり待ってるから早く帰りましょう!」
ノブナガ「全く…現金な奴じゃのぅ」
トシイエ「ヒデヨシは本当に食いしん坊だなー!」
和樹「確かにな。」
先に行っているヒデヨシを背中越しに3人で話しながらゆっくり後を追う。
その後荷物を置き3度目の買い物に向かう。
次はヨシテル達だ、車に乗り込んで貰いまたショッピングモールに行くその途中にヨシテルが話し掛けて来た。
ヨシテル「すみません、私達全員の我が儘を聞いて貰ってありがとう!」
和樹「はは!構わないよ!」
ソウリン「和樹さん‼今から向かうしょぴんぐもーるに南蛮の物がありますか⁉」
ドウセツ「ソウリン様……しょぴんぐもーるではなくショッピングモールで御座います。それに南蛮の店には行きませんのでそこは悪しからず」
ソウリン「うぅ~!//良いじゃ無いですか‼少しだけね?ね‼」
ドウセツ「何度言われましても駄目な物は駄目で御座います。それに買うのは私ではなく和樹様になるのですから無駄な出費は避けねばなりません」
ソウリン「あっ…そうですよね私ったらつい調子の良い事言ってすみません!ドウセツもごめんね」
和樹「俺は大丈夫だよ!ソウリンが南蛮の物を好きなのは良く分かってるから、ドウセツも余り手厳しくしないでやってくれないか?」
ドウセツ「しかし…」
ヨシテル「良いではありませんか?見るだけでもね?」
ドウセツ「ヨシテル様…分かりましたソウリン様見るだけですよ?」
ソウリン「はい!ありがとうドウセツ‼ヨシテル様‼」
こういったやり取りを見てると何だか微笑ましくなる。普通はソウリンが主君でドウセツが付き人の立場なのだがまるでドウセツが母親でソウリンが娘みたいで娘を甘やかす父親がヨシテルで……おっとこれは思うだけに留めて置こう言えばソウリンからは特に反感を買ってしまうな。
気付けばショッピングモールに着いていた早速入れば4人は人の多さに圧倒されている俺はもうこの表情を(今回の分を入れて)3回も見ている…まだ後2回この表情見る事になるのだろう決して嫌では無いのだが、ワンパターン化になって来ている感じがする。
ミツヒデ「それで沢井よ我々は何を買うのだ?」
和樹「ああ!それは皆の茶碗やコップに箸を買おうと思う何で4人には自分の色の物を持って来て欲しい」
ドウセツ「成る程それで識別する為ですね」
和樹「その通り!俺は他の皆の分を選んで来るから決まったら各自持ってきてくれ」
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10分後
和樹「それじゃあ買って帰ろうか!」
4人「はい!」
そうして3回目の買い物が終わった。