おかしな点があればお知らせください。
11月14日、読み仮名等を修正しました。
俺の名前は天野鬼弱。
18歳童貞、彼女いない歴=年齢、趣味はラノベ集めとゲーム、好きな物は東方project系のゲームや同人誌、職業は現役高校生...だった。
なぜ「だった」と過去形になっているかというと、
...現在進行形で死にかけているからである。
「大丈夫ですか!?聞こえますか?しっかりしてください!!」
薄れ行く視界に映る、俺を心配して呼び掛けている女性の顔を見ながら
(どうしてこうなったんだっけ?)とぼんやりと考えていた。
...ことは数十分前に遡る。
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「よーし、本日の学校終了っと、にしても今日も寒いね~。」
季節は冬、受験生にとっては受験シーズンであり、一部を除きとても忙しい日々を送っていた。
「いや~他の人達は大変だね~。俺はもう就職先が決まったから
彼はその時はもうすでに就職先が決まっており、受験勉強をする必要も無く、のんびりと下校していた。
「そうだ!今日は新しいラノベの発売日じゃん!欲しかった本も含めて纏めて買っちゃおう!」と思い立ち、
彼は本を買いにアニ〇イトへ行くことにした。
キングクリムゾン!!
「いや~、やっぱりアニ〇イトはいいね~。欲しかった物が全部手に入ったよ~。」
欲しかった物を買い、彼はホクホクとした顔で帰路についていた。
「ついでに新しく東方projectの〈弾幕アマノジャク〉を買っちゃった。プレイが今から楽しみだな~。」
平穏な日常、町行く人々、その日もいつもと同じように一日が終わる...はずだった。
それは、彼が人通りの少ない横断歩道渡っている最中だった。
ふと車道の方を見ると、一切スピードを緩めずに突っ込んでくる車が見えた。
その車は、丁度道路を渡っていた女性に向かって走って行った。
車は信号が赤だというのに走るのを止めず、女性を跳ねそうになり、彼は反射的に女性を突き飛ばし、
........気付けば彼は宙を舞っていたのだった。
――――――――――――――――――
ここまでの経緯をぼんやりと思い出しながら、彼は何故このようのことをしたのかを考えていた。
しかし、すぐに考えることを止めた、否、止めざるをえなかった。
何故ならば、車に直撃したであろう腹や腕が激しく痛み出したからである。
「――――――っ!―――――――!?――――!!」
女性が何か言っているようだがくぐもっていてよく聞こえない。
(ああ、こりゃ死ぬな...。)
ぼんやりとそんなことを思いながらも、彼の頭には痛みと共に様々な事が駆け巡っていた。
(ああクソッ、メチャクチャ痛い。事故で死ぬってこんなに痛いものなのか...。)
《確認しました。「痛覚無効」獲得.......成功しました。》
(運がなかったのか?運があればあの現場に出くわさなかったかもしれないしな~。ま、飛び込んだ自分が悪いんだけど...。)
《確認しました。エクストラスキル「強運」の獲得......成功しました。》
(この状態だと死なないほうがおかしな。生きて家に帰れるとしても、余程の運があるか、何らかの奇跡でも起こらなきゃあり得ないな...。)
《確認しました。エクストラスキル「強運」をユニークスキル「豪運」に進化させます......成功しました。》
(とゆうかもし俺が死んだら、せっかく俺が中心になって計画した『先生へのサプライズパーティー』ができないじゃん...。)
《確認しました。ユニークスキル「奇策士」の獲得......成功しました。》
(〈弾幕アマノジャク〉、せっかく買ったのに...、鬼人正邪が直感と反則アイテムを使って不回避弾幕から逃げ切るってやつ...やりたかったな...。)
《確認しました。要望より記憶や情報を用いて新しい肉体を作成......成功しました。続いてユニークスキル「反転者」とユニークスキル「超直感」の獲得......成功しました。》
(...さっきからうるさいな......まっ、死ぬってことは意外と寂しくないんだな...........。)
そんな考えを最後に、「天野鬼弱」という「人間」は、その生涯の幕を閉じた..........。
to be continued........