戦闘パートを少し入れるつもりでしたが、戦闘導入部で区切ることにしました。
次回のパートで戦闘自体は終わらせるつもりですのでご了承ください。
では、本編をお楽しみください。
魔理沙
「咲夜に中国じゃないか!?何なんだよいきなり!?今日は別に本とか借りに来た訳じゃないぜ?」
中国(?)
「中国言わないでください!私には、紅美鈴って名前があるって何回も言ったじゃないですか!と言うか、いつもは名前で読んでくれてたのに!」
魔理沙
「はは。すまんすまん。様式美だから言わなきゃならんと思ってな。」
咲夜
「美鈴。魔理沙と漫才やってる場合じゃないわよ。初めて見る殿方が貴方達についていけずに固まってるから。」
美鈴
「あ!す、すみません咲夜さん!」
ちょっとした芸を見ている気分だったが、一緒にいた給仕服を着た女性が二人のやり取りを止め、一先ず場が落ち着いた。
咲夜
「家の者がお見苦しい所を見せてしまい申し訳ありません。私は十六夜咲夜。この館、紅魔館のメイド長を務めています。以後お見知りおきを。ほら、美鈴。貴方も自己紹介しなさい。」
美鈴
「そうですね。礼を失しました。申し訳ありません。私はこの紅魔館の門番をしています紅美鈴と言います。どうぞよろしくお願いします。」
ショウ
「これはどうもご丁寧に。私はショウ・ウィンガードと言う者です。こちらこそよろしくお願いします。恐らくは外来人だと思いますが、記憶を無くしていますので、詳しくは私にもわかりません。」
二人の女性から至極丁寧な自己紹介を受け、此方も調子を合わせて自己紹介をした。
すると、魔理沙、アリスから合わせるように言葉が出る。
魔理沙
「と言う訳なんだ。こいつの記憶の手掛かりになるかと思ってレミリアに会いに来たんだよ。いつもみたいに本とか借りに来た訳じゃないんだぜ。会わせてくれよ?」
アリス
「私からもお願いするわ。ショウの記憶を戻す切欠になるかもしれないし。どうかお願い。」
咲夜・美鈴
「・・・申し訳ありませんが、それはできません。」
三人
「!?」
紅魔館の主レミリア・スカーレットに会わせて欲しいと言う願いは、二人には聞き入れてもらえなかった。
咲夜
「先程にも伝えましたが、今は誰も紅魔館に入れるなとお嬢様から命令されています。申し訳ありませんがお引き取りください。」
美鈴
「私達にも理由はわかりませんが、ふざけて言っている訳ではないようです。ならば、私達はお嬢様の命令に従うまでです。ショウさんの現状には同情しますが、こればかりはどうにもなりません。」
ショウ
「そういう事なら仕方ないな・・・日を改めるよ。無理を言ってしまいすみませんでした。咲夜さん、美鈴さん。」
事情があるなら仕方ないと諦めるショウだったが、彼女達の言葉に魔理沙、アリスが噛みついた。
魔理沙
「入れないってどういう事だよ!?理由が分からなきゃ納得できないぜ!」
アリス
「こうも一方的に言われると流石にカチンと来るわね。せめて、立ち去らせる理由ぐらい教えてくれても良いんじゃないかしら?」
あからさまに敵意を露にする二人に対し、紅魔館側の二人も威圧感を高めて言葉を発した。
咲夜
「悪いけど、こればかりはどうにもならないわ。言っておくけど、無理矢理入ろうとするならこっちにも考えがあるわよ?あと、理由はわからないから悪しからず。」
美鈴
「お願いですからやめてください。私も見知った方々やショウさんみたいないい人に暴力は振るいたくありません。」
二人が放った言葉に遂に魔理沙が切れてしまう。
魔理沙
「あくまで話さない気かよ!なら、直接確かめて・・・」
魔理沙が二人に対し攻撃しようと懐から八卦炉を取り出そうとした瞬間だった・・・
咲夜
「まあ、魔理沙ならそう言うわよね。悪いけど痛い目を見てもらうわよ。」
すでに魔理沙の眼前に無数のナイフが迫っていた・・・
魔理沙
「な!?やば!?」
予想していない攻撃に全く反応出来ず、硬直してしまっていた魔理沙は思わず目を閉じる。だが、そのナイフは魔理沙には届かなかった。
何かに打ち払われ、魔理沙に向かっていたナイフは全て地面に落ちる。
咲夜
「え?」
美鈴
「な!?」
ナイフを退けたのは、一瞬の間に魔理沙とナイフの間に割り込み、剣を構えていたショウだった。
ショウ
「おい・・・いくらなんでもナイフはやりすぎだ。確かに魔理沙にも悪い所はあったが、彼女達は俺の友達で大切な仲間だ。傷つけるつもりなら容赦しないぞ・・・」
ショウは確かな敵意を持ち、咲夜と美鈴を見据えている。
さすがのショウも、魔理沙を攻撃された事に対し、怒りを隠す気はなかった。
咲夜
(反応出来る時間なんて殆どなかったはず・・・何者なの?)
美鈴
(咲夜さんの能力使用のナイフにいとも簡単に反応してみせた・・・この人、強い!?)
初めて会った外来人の実力を目の当たりにし、警戒心を高める二人。
対して、攻撃を受けそうになった魔理沙と見ていたアリスは、怒りを露にして戦闘体制をとる。
魔理沙
「助かったぜショウ!おい!咲夜!美鈴!そっちがその気ならもう容赦しないぜ!」
アリス
「いきなり攻撃とはやってくれるじゃない?覚悟はできてるのよね?」
咲夜
「仕方ないわね。美鈴。多少怪我させてもいいから追い返すわよ。前衛は任せたわ。」
美鈴
「やむを得ませんか・・・わかりました咲夜さん。援護お願いします!」
四人共に戦闘体制になる。
ショウ
「あくまでも戦うつもりか・・・」
それを確認したショウも剣で指先に傷をつけドライブを起動させた。
ドライブの影響によりショウの周りに大量の魔素が発生する。
ショウ
「ならば遠慮はしない!魔理沙、アリス!俺が前に出る。援護してくれ!」
魔理沙
「オッケー!任しとけ!」
アリス
「了解よ!」
ショウと美鈴は地面を蹴り互いに相手へ向かい、アリスは人形を展開、魔理沙は箒に跨がり空中へと飛翔し八卦炉を構え、咲夜は両手に無数のナイフを持ちこちらの様子を窺う。
ショウ、魔理沙、アリスの三人と美鈴、咲夜の二人による戦いの火蓋が切って落とされた。
to be continue
第3話パート2終了です。
次回のパートで咲夜・美鈴戦は終了予定です。
なお、ショウの新しい技等が登場する予定ですが、資料集更新は第3話終了後になります。
次回更新は出張の関係で遅くなりそうです。
今回は余り地元から遠くないので、まだ前よりはましですけどね。
では、次回更新までしばらくお待ち下さい。
ありがとうございました。