弾幕ごっこは長くなるので前後編構成です。
オリ主のスペルカード初登場になりますが、性能はかなりの鬼畜仕様になっています。
あと、アリスについては殺す気満々なので、仕様はルナティックか、それ以上になっています。
では、本編をお楽しみください。
お互いの開始の合図で双方距離をとる。
遂に、ショウにとって初めての弾幕ごっこが始まった。
アリス
「まずは小手調べね。避けてみなさい!」
アリスが声を出すと同時に複数の人形がアリスの周りに展開され、人形それぞれから鮮やか色の弾が放たれる。
数が多くスピードも速い。
少なくとも、この前の妖怪達の弾幕とは比べ物にならないレベルの物だった。
「いきなり飛ばしてくるな。だが、そう簡単にやれると思うなよ!」
腰から剣を引き抜き自身の指先に傷を入れ、ドライブを起動させる。
「罪の聖櫃『クライムアーク』起動!」
ショウの叫びと共に体から大量の魔素が放出される。
その魔素を自身に纏わせ、身体能力を強化、同時に剣にも魔素を纏わせ、アリスに向かって剣を振り抜いた。
「行け!!」
振り抜いた剣先から無数の刃状の魔素が放たれる。
ショウが考えた弾幕。
それがこの刃状にした魔素を利用した弾幕だった。
魔素自体の毒性はドライブ能力で無効にしているので、人体に影響はなく暫くの間なら毒性も戻らない。
長時間放置するとどんな影響が起こるかわからないが、少なくとも2、3時間位ならドライブ影響下に置いておけるので問題はない。
弾幕ごっこ用なら十分な代物だ。
ショウが放った弾幕は、アリスの弾幕とぶつかり相殺していく。
アリスは、ショウの身体の変化に驚きはしたものの、いまだに余裕の表情を崩さない。
アリス
「へえ、只の人間じゃないとは思っていたけど、面白い能力ね。僅かだけど毒の臭いがするってことは・・・障気かしら?さしずめ『障気を操る程度の能力』ってところかしらね。」
「まあ、似たようなものと思ってもらえればいい。あと、毒性は消してあるから心配はないぞ。こちらが出した条件を自分で破るつもりはないから安心してくれ。」
アリス
「あら?案外紳士なのね。乙女の首元に剣を突きつける血も涙もない外道だと思ってたわ。」
「さっき俺が言ったことの意趣返しかよ・・・仕方ないだろ?命狙われてて黙ったままやられるなんてできるわけない。正当防衛だっての。」
アリスが言った障気というのは毒性がある霧のことだと魔理沙から聞いた。
まあ、似たようなものなのであえて訂正しなかった。
アリスが放った弾幕を相殺しながら、撃ち漏らした弾幕についてはかわしたり、切り払っていた。
すると、アリスから声が上がる。
アリス
「埒があかないわね。なら、そろそろ本番と行こうじゃない。行くわよ。貴方にかわせるかしら?」
「!?来るか!?」
アリスは懐からカードを取り出した。
そのカードを掲げ、カードの名前を叫ぶ。
それと同時にカードから光が放たれた。
アリス
「蒼符『博愛のオルレアン人形』!!」
アリスの叫びに呼応するようにカードが強く輝き、それと同時にアリスの周りの人形達から先程とは比べ物にならない程大量の弾幕が、まるで絵画を見ているような美しい軌跡を描いてこちらに飛来してきた。
弾幕は、一定の時間で色を変化させながら、次第に眼前を埋め尽くすほどの数になっていく。
ショウはその弾幕の美しさに一瞬意識を奪われたが、直ぐに意識を戻し、弾幕の隙間を探す。
この時ショウは魔理沙の言葉を思いだしていた。
魔理沙
『スペルカードを回避不可能な高難易度仕様にするのは暗黙の了解で禁止だぜ。』
(つまり、いかに回避が難しくても絶対に回避不可能な弾幕じゃない。必ず突破口がある筈だ!)
ショウは眼前の弾幕を凝視し、突破口を探す。
すると・・・
「見つけた!この位置なら行ける!」
徐々に広がっていく弾幕の間に僅かだが隙間が幾つかある。
ならば、隙間を少し広くしてやれば抜けられると当たりをつけた。
ショウは見つけた隙間に向かって走りつつ、魔素を左手に集める。
そして、向かった隙間に近づいたところで上に跳躍し、上空から先程の隙間に向かって左手を振り抜いた。
「行け!『シャドウファング』!!」
刃状にした魔素を飛ばし隙間付近の弾幕を纏めて吹き飛ばす。
吹き飛ばしたあと、飛ばした魔素は地面に突き刺さり消滅した。
『シャドウファング』自体の殺傷能力は極めて高いが、弾幕を吹き飛ばすのみにとどめているので厳密には反則じゃない。
吹き飛ばした分隙間が大きくなり容易に回避が可能になったので開いた隙間に飛び込み、撃ち漏らした邪魔な弾幕を切り払いスペルカードの弾幕をやり過ごした。
アリス
「な!?あんな力業で私のスペルカードをやり過ごした!?く、馬鹿力ね!」
さすがに正面からパワーで押しきり弾幕を減らすやり方をとるとは想像していなかったようで、悔しさが顔に出ているアリス。
「危ないところだった・・・余りにも弾幕が綺麗だったから一瞬目を奪われたぞ。反応が遅れたらやばかったな。さて、そろそろこちらも使わせてもらおうか!」
アリス
「そう?なら見せてもらいましょうか?あなたのスペルカードがどれほどのものかを。」
ショウはポケットからスペルカードを1枚取り出し、自分が思い描く弾幕を強くイメージする。
そして、それが形になり白紙のスペルカードに絵柄が浮かび、発動の準備が整った。
「喰いちぎれ!」
それを確認し、気迫を込めてカード名を宣言した。
「闇牙『キリングラッシュファング』!!」
光がカードから放たれたと同時にカードからどす黒い霧が吹き出し、その霧が無数の刃状になりアリスに向かって猛スピードで向かって行く。
アリス
「速い!?く!?」
かなりのスピードに反応が遅れたアリスだったが、間一髪で弾幕をかわした。
しかし・・・
「それで逃げられると思うな・・・」
かわしたアリスの後方に飛んでいった弾幕は、形を崩して霧に戻り、再びアリスの方へ向かって行く弾幕へと変化する。
このスペルカードの特性は、ターゲットに対して飛来し、かわされたり撃ち落とされた場合に最初の霧の状態に戻り、再びターゲットに向かう弾幕に変化する特性を持っていた。
アリス
「な!?ホーミングタイプ!?しかも、再度狙い直すタイムラグがないなんて・・・く!?反則スレスレの難易度じゃない!?」
アリスはショウのスペルカードの特性に四苦八苦していた。
しかし、元々頭が良いのか直ぐに対応し始める。
そして・・・
アリス
「ここよ!相打ちしなさい!」
タイミングを合わせ回避し、ショウのスペルカードの弾幕同士でぶつかる位置に調節して見せた。
だが、それがこのスペルへの最適解かは別問題だった。
「見事と言う他ないが・・・その回避方法は、最悪の悪手なんだよ・・・」
ショウの言葉が耳に届くのとほぼ同時にぶつかり合った弾幕に変化が現れた。
ぶつかり合った弾幕同士が共鳴し始める。
やがて、ぶつかり合った弾幕はひとつの巨大な弾幕になり、先程のスピードとは桁違いな速度でアリスへと飛来した。
アリス
「そんな!?」
あまりのスピードにさすがのアリスも反応しきれず、弾幕はアリスの右腕に直撃した。
アリス
「きゃあ!?こ、こいつ!?只の素人じゃない!?」
これでアリスの残機は残り1、枚数は共に2枚となった。
先に被弾したことが悔しいのか、アリスの声には怒りが込められている。
アリス
(く、こいつ・・・想像よりかなり強い。先に被弾するなんて想定外よ!ただ・・・これだけ強いなら、手違いがあっても違和感はない。さあ・・・そろそろ死んでもらうわよ!)
「なんとか第一段階は突破か・・・あとは、詰めさえ誤らなければ、なんとかなる・・・か。」
アリス
「貴方がここまで出来るなんてね・・・だけど、勝つのは私よ!さあ、終わりにしてあげる!」
アリスの顔に一層の殺意にも似た闘志が宿る。
先に弾幕を当て有利になったショウだが油断している様子はない。
お互いの思惑が交差し、弾幕ごっこは佳境を迎える・・・
to be continue
パート4終了です。
ご覧の通りオリ主のスペルカードはかなりの鬼畜仕様です。
詳しい内容は資料集で説明しますが、要するに反則スレスレのスペルカードです(笑)
他のオリ主のスペルカードも似たようなものが多数あります。
ただ、余りにもチート臭いスペルカード案が多くなったため、後に東方キャラに叱られるはめになる予定です。
次回で弾幕ごっこは終了し、資料集の後目的地の紅魔館に到着する予定です。
ちなみに、すでにフラグが立ってる臭い主人公ですが、各話で少なくとも1、2人に立てやがるたらしになります。(多い時は登場キャラの6、7割に立てるときも・・・)
しかも、本人は朴念人仕様の為、いずれ血の雨が降ります。
最初に言っておきますが、血の雨を降らせるのは東方キャラではありませんよ?
では、次回更新までしばらくお待ちください。
ありがとうございました。