仮面十二/五/二十一 三つの世界と九つの枢要大罪 聖と罪の戦い   作:lOOSPH

12 / 39
決戦の時

・・・ ・・・・ ・・・・・

・・・・・・・ ・・・・・・・・・


12、いざ、決戦が始まるその時が

異世界に落とされた少年少女たち

 

ある場所において

二つの少年少女が

 

ある存在と対峙していた

 

「さあ・・

 

 始めようじゃねえか!

 

 来いよくそったれども!!」

 

命令の大総統

 

彼がそう言うと

周りからまたしても

 

マモノの大群が押し寄せていく

 

「そんな・・・

 

 あんなに倒したのに

 まだこんなにいるの!?」

 

「これじゃあきりがねえぞ・・・・」

 

無尽蔵に現れる敵の大群に

その場にいる段々と疲れを見せ始めていく

 

だがマモノたちは

そんなこと気にも留めずに

 

一同に再び向かっていく

 

「うおっと!

 

 どっちにしても・・・・」

 

「やるしかないよね・・

 

 おらああああ!!」

 

一同はそれでも

一気に向かっていく

 

「道は私たちで切り開く!」

 

雪子がそう言うと

マモノの大群を炎で一掃していく

 

「確かに敵は多い・・・

 

 だが大元をたたけば

 こっちの勝ちだ!」

 

すると

 

雪子の攻撃によって

開いた道の先に

 

命令の大総統が見えてきた

 

「フン・・」

 

命令の大総統は

右手にはめている

 

突型の刀を

ヒュンと音を立てて振り下ろすと

 

そのまま向かっていく

 

「そっちから向かってくるのなら

 

 望むところだ!」

 

明彦は向かってきた命令の大総統の攻撃を

ボクシングで鍛えた胴体視力でかわす

 

そのうえで攻撃を繰り出していくが

 

敵もその一撃を

予想よりも素早い動きで

 

かわしていく

 

「こいつ・・・・

 

 できる!」

 

「フン!」

 

そこに武器を一気に突き出していく

 

そこに盾がその突きから

明彦を守った

 

「な!?」

 

「おりゃあああ!!!」

 

完二が楯をそこから

勢いよく振るい

 

敵に攻撃を仕掛ける

 

不意を突かれたのか

いい響きの音があたりに響く

 

命令の大総統は効いたのか

顔の部分をマントで覆った左手で覆う

 

「すまない

 

 助かった」

 

「お礼は後っす」

 

だがそこに命令の大総統は

再び武器を突き出していく

 

「おっと!」

 

もう一度楯で攻撃を受ける完二

 

するとそこに

氷が命令の大総統の足元を

 

凍らせていく

 

「油断したな!」

 

「っ!

 

 こんなもの!!」

 

すると命令の大総統を

足元を凍らせている氷が

 

ミシミシとひび割れていく

 

「ぺルクマァ!」

 

するとそこに

更に攻撃が加わっていき

 

足元のみならず敵の右側も

凍り付いていく

 

「なるほど・・

 

 俺に反撃に転じさせないように

 俺の動きを封じる作戦と言うわけか・・

 

 でも残念だな・・」

 

すると

 

命令の大総統の体を凍らせていた氷が

彼の右腕に集まっていく

 

「何!?」

 

「クマ!?」

 

すると巨大な氷の刃が

完成する

 

「俺はあいにく

 水の扱いには慣れてるんでね

 

 この程度抑圧にもならないもんでな」

 

するとそれを

勢いよく振るっていく

 

「はあ!」

 

その刃に向かって

アイギスが銃弾を放つと

 

氷にひびが割れていき

 

一同はその大振りを

かわすとと同時に氷は砕け散る

 

だがその勢いで

周りに激しい霧状の物が注がれ

 

辺りの視界を遮っていってしまう

 

「周りが見えない・・・

 

 これはまずいことに・・・」

 

とそこに

 

「フン!」

 

その中から

刃を突き出してきた

命令の大総統

 

それを使って

攻撃を仕掛けていく

 

「があ!」

 

かすったものの当たってしまう天田

 

「この!」

 

荒垣はすかさず

攻撃を仕掛けていくが

 

すぐに姿を

くらませてしまう

 

コロマルも

それを見て低くうなっていく

 

「こうなったら・・・

 

 イオ!」

 

「ジライヤ!」

 

二つの風がもたらしたことで

霧は晴れて視界が見えるようになっていく

 

「そこか!」

 

そこに攻撃を

仕掛けていくが

 

命令の大総統は

それを右手を一振りすることで

 

何と払ってしまうのだった

 

そこに銃による

攻撃が何度も打ち付けられていく

 

「やああ!!!」

 

有紀がそこに

攻撃を繰り出しているのだ

 

だが有紀の攻撃は

意に返している様子はなく

 

攻撃を受けても平然としている

 

「目障りな・・」

 

と武器を振るいつつ向かっていく

 

そこに空中から

切りかかっていく由奈

 

だがそれをいともたやすくいなされてしまった

 

「ちぃ!」

 

命令の大総統はそれを受けて

後ろの方へと高く飛んでいく

 

「まったく・・

 

 こんなことで

 余計な力を使われたくねえが・・

 

 まあいい・・

 

 お前たちに更なる絶望を味合わせてやるよ」

 

そう言って両腕を

大きくふるう

 

すると

 

背中から三対六枚の翼が広がり

更に腰のあたりから三尾の尾が伸びていく

 

「あれは・・!?」

 

「まずい!

 

 急いで攻撃を!!」

 

「もう遅い・・

 

 はああああ!!」

 

すると周りに

黒いオーラのようなものが広がっていき

 

辺りを包み込んでいく

 

「フフフフ・・

 

 ハハハハ・・

 

 はーっはっはっはっはっ!!」

 

そこには翼を広げて

宙に浮きあがっている命令の大総統の姿が見える

 

その姿はどこか

天使のようにも見える

 

だが醸し出す雰囲気が

天使と言うイメージを感じさせていない

 

まるでそれは悪魔のような雰囲気だ

 

「この・・・・」

 

順平が召喚器をこめかみに突き付けて

引き金を引く

 

だが

 

「・・・あれ!?」

 

「ちょっと順平!?

 

 こんなときにふざけないでよ!」

 

「いや・・・・

 

 そういうわけじゃ・・・・」

 

ほかの面々も

それぞれペルソナ召喚を試みるが

 

なぜだか召喚ができない

 

しかもそれだけではない

 

「あれ!?」

 

有紀の持っている銃から

弾丸が出なくなってしまっている

 

「これはいったい・・・」

 

「無駄だ!

 

 この空間の中じゃ

 お前らはまともに戦うことも出来ねえ・・

 

 一か八かだったがどうにかなったようだな」

 

翼をゆっくりとはためかせ

尾を不気味なほどにゆっくりと動かしつつ

 

一同に向かっていく

 

「ラルヴァフィールドを

 広げられましたね・・」

 

由奈は手に持っている槍を見つめながら

やや焦りを見せてつぶやく

 

「ラルヴァフィールド?」

 

「ラルヴァエネルギーで構築されている

 疑似的なフィールドです

 

 このフィールドにおいては

 すべての能力の源、エーテルの濃度が

 

 極端に薄くなってしまいます

 

 エーテルの濃度が低いと

 能力を発動させることができなくなってしまいます」

 

由奈は説明していく

 

「つまり今このラルヴァフィールドが

 広がっている限り

 

 お前たちは能力は使えなくなるということだ」

 

命令の大総統はそう言いながら

一同に歩み寄っていく

 

「でもどうなってるの?

 

 私たちの力に

 エーテルとかそんなの

 

 関係ないはずなのに・・・」

 

「ぐう・・」

 

「まさか・・・

 

 この世界で

 ペルソナ能力が使えるように

 なったのは・・・

 

 使うことができるのは

 そのエーテルの力によるものだったのでは!?」

 

「そうか・・・

 

 それで影時間でもないのに

 ペルソナ能力がつかえたということか・・・」

 

「そうだったんだ・・・」

 

「でもそれってつまり・・・」

 

「この空間内では

 俺達はペルソナが

 使えないということか!?」

 

直斗の推測を聞いて

驚愕する一同

 

悠の言葉に一同は確信する

 

自分たちの能力は

封じられてしまったということに

 

「さあ・・

 

 始めようじゃねえか・・

 

 ここからが本当の絶望の始まりだぜ」

 

と武器を一同に向ける命令の大総統

 

すると大総裁は

翼を上げて一同から一気に距離を取り

 

武器を振るう

 

すると水の斬撃が放たれて行き

一同を通り抜けていく

 

『そんな・・・』

 

『っ!

 

 アナライズが

 できなくなってる・・』

 

バックアップの二人の方にも

影響が出ているようだ

 

「どうすんの・・・

 

 武器の方は幸い

 使えるみたいだけど・・・」

 

「今までの戦いを見ると

 それは難しいみたいだし・・・」

 

「な、なあ・・・・

 

 何かいい方法はねえのかよ!」

 

順平は由奈に聞く

 

「残念ながら・・

 

 罪徒を倒すのは基本

 この空間を広げられる前に

 

 決着をつけるのが基本ですし・・」

 

「最悪ここは退いた方がいいかもね・・・」

 

満身創痍な様子を見せる二人

 

それを見て一同は不安に駆られていく

 

「じゃあ・・

 

 打つ手がないってことじゃないですか・・!?」

 

「くそったれ・・・

 

 敵を目の前にして逃げるなんて

 割に合わねえけど・・・」

 

すると

 

「フフフフ・・

 

 まさかと思うが

 俺がそんなことさせると思うか?」

 

命令の大総統はそう言って

不気味にうごめく尾をゆっくりと

 

動かしていく

 

するとその尾は

一同のうち三人を拘束していく

 

「うお!?」

 

「きゃ!」

 

「しまっ・・」

 

湊、真琴、悠の三人だ

 

「有里君!?」

 

「くそ!

 

 人質なんて卑怯な真似しやがって!!」

 

「人質・・?

 

 おめでたい奴だな」

 

「なんだと・・・・」

 

「くっ

 

 ペルソナが

 使えたら・・」

 

苦虫をつぶすようにつぶやく一同

 

「アリの大群を全滅させるには

 群れを率いる女王を潰せばいい

 

 つまりお前たち三人だ・・」

 

「っ!」

 

ぎちぎちと尾で体を締めていく命令の大総統

 

「リーダーを救出するであります!」

 

「ダメ!

 

 下手をしたら三人にも

 当たっちゃう!!」

 

銃を撃とうとするアイギスを

雪子が止める

 

「このまま何もできないなんて・・」

 

「ここまできて・・・・

 

 今更引けるかあああ!!!!」

 

明彦は向かっていく

 

「待て明彦!

 

 考えもなしに突っ込むな!!」

 

美鶴は制止するが

明彦は聞かずに突っ込んでいく

 

だがその目の前に

真琴が突き出される

 

「っ!」

 

「人間っていうのは

 こうすると弱いんだよな・・

 

 本当にバカとしか

 いいようがないぜ!」

 

とそのままそれを

明彦にぶつけて吹っ飛ばした

 

「ぐう・・・・」

 

「くそ

 

 せめてペルソナが使えれば」

 

なすすべがない一同

 

すると

 

「っ!?」

 

命令の大総統に向かって

何かが投げつけられてきた

 

それを武器で切り裂く大総統

 

「な、なんだ!?」

 

「誰・・!?」

 

一同も命令の大総統とともに

その何かが飛んできたほうを向く

 

そこにいたのは

 

「そこまでだ・・・」

 

刀を手に持った

一人の少年だった

 

「だ、誰なの・・・!?」

 

その疑問を言い終わる前に

二人の少女が言う

 

「当夜・・・!?」

 

「当夜!?」

 

有紀と由奈は少年の名前を言う

 

「聖徒だと!?

 

 馬鹿な・・

 

 俺のしもべが

 聞いたところだと

 

 向かってきていると

 聞いたのはここにいるガキどものみ・・

 

 ほかにも仲間がいるなど報告を

 受けていないぞ!」

 

「そりゃ当り前さ・・・

 

 だって俺がここに来たのって

 ついさっきだし・・・

 

 城の中にいたマモノの残りも

 みんな俺が倒させてもらったしな」

 

それを聞いて驚愕する命令の大総統

 

「みんな!?

 

 まさか・・

 

 門番・・

 

 門番はいったいどうした!?」

 

「倒させてもらったよ

 

 甲冑蟹二体に

 ハンターハウンド12体

 

 甲冑蟹に苦戦したおかげで

 ちょっと時間食ったけどな」

 

当夜の返答にさらに驚きの表情を見せる

 

「さあて・・・

 

 やっとここまで来たんだから

 一気に決めさせてもらうぜ」

 

と刀の柄を手にする当夜

 

「馬鹿め!

 

 こっちには

 人質がいるんだよ

 

 もしもその刀を抜くようだったら

 こいつらを・・」

 

「はあああ!!!」

 

当夜は言い終わる前に

素早く懐に入り

 

激しい鍔鳴りの音が響く

 

「・・・・何!?」

 

その音とともに

三人を拘束していた尾が

 

バラバラに切り裂かれる

 

「馬鹿な!?

 

 この俺が人間ごときの

 動きについていけなかったというのか!」

 

「逆にあんた調子乗りすぎ」

 

三人は地面に降りて

急いで体勢を立て直す

 

「これで思いっきり

 戦えるぜ」

 

と再び刀を構える当夜

 

「フン!

 

 貴様の実力は

 認めてやる・・

 

 だがたかだか貴様一人

 

 どうやってこの俺と戦うつもりだ?」

 

と翼を大きく広げていく命令の大総統

 

だが気のせいかその翼の動きが

どこかぎこちないものになっているようだ

 

「うん?」

 

由奈は気になり

少し風を起こす

 

すると確かに風は吹いた

 

「これは!?

 

 能力が多少ですが

 使える!」

 

「なんだって!?」」

 

「それってつまり・・・」

 

「ぺルシナも使えるってこと!?」

 

「よっしゃ!

 

 だったら反撃できるぜ」

 

「でも・・・

 

 どうしてそんなことが」

 

「深く考えている暇はないぞ」

 

「これを好機ととり

 一気に攻めるであります」

 

コロマルもワンと一声鳴く

 

「幸いにも

 体力もそれなりにあります」

 

「そうだな」

 

立ち上がるSEESの面々

 

「こっちも行けるな」

 

「もちろんだ」

 

「まだ戦えるしね」

 

「私も頑張る」

 

「おっしゃ!

 

 一気に片付けるっすよ」

 

「クマもまだいけるクマよ」

 

「ですが油断しないでください

 

 敵の力が弱くなったわけでは

 ありませんから・・・」

 

捜査隊メンバーも立ち上がる

 

すると少年は

一同を止める

 

「な、なんだよ・・・・!?」

 

「おい?」

 

「・・・・・・」

 

当夜は黙って手を横に突き出し

命令の大総統をにらみつけている

 

「フフフフ・・

 

 足手まといはいらないとでも

 いうつもりか?

 

 俺を舐めるんじゃねえ!」

 

と刃を勢いよく

突き出していく大総統

 

当夜はそれを刀で受け止める

 

ぴしぴしと音を立てて

当夜の刀にひびが入っていく

 

「・・・いまだ!

 

 翼を狙え!!」

 

「何?」

 

当夜はそう言うと

 

「待ってましたぁ!」

 

「一気に決める!」

 

そういうと

後ろの方から複数の影が

飛び出していきそれぞれの攻撃が

命令の大総統の翼に炸裂していく

 

「ぐああああ!!」

 

それを受けて

翼の機能が機能しにくくなり

 

辺りに広がっていた

ラルヴァフィールドが一気に晴れていく

 

そして命令の大総統の翼に

攻撃を加えたその一団は

 

SEESと捜査隊の前に降り立つ

 

「今度は何だよ・・・・!?」

 

陽介がつぶやくとその一団のうち

黒いコートを着ている少年がつぶやく

 

「安心しろ・・・・

 

 俺達は敵じゃない」

 

「作戦大成功!」

 

「これでもうあの空間は張れない

 

 後は一気に本体をたたく!」

 

と一同は身構えていく

 

「っちぃ・・

 

 まったく次から次へと

 邪魔が入りやがって・・

 

 俺の翼を少し壊した程度で

 粋がってんじゃねえ!」

 

と羽織っていたマントを

大きく翻していく

 

「どいつもこいつも

 まとめてぶっ潰してやるぜ!」

 

「望むところ!」

 

とヒビの入った刀を捨てると

当夜は右腕を構える

 

「聖痕・・・

 

 解放!」

 

と右腕の聖痕から

放たれた光が当夜を包みこみ

 

両手に剣を構えた姿で対峙する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前の罪・・・

 

 この俺が断罪する!」

 

この言葉とともに更なる戦闘が開始されるのであった・・・ ・・・・ ・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   




三つの運命が混じりあう

・・・ ・・・・・・・・・

・・・・ ・・・・・・・・

・・・・・ ・・・・・・・・
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。